節電も夏までは一段落なので、しばらくはエネルギー問題について考えてみたいと思います。
再生可能エネルギーを推進する人々は、なぜバイオマス発電は良くて、天然ガスなどの火力は駄目だと言うのでしょうか。どちらも何かを燃やして発電していることには変わりないのに。どちらも二酸化炭素を出すのに。その理由は、バイオマスは今地上にある二酸化炭素を回しているだけですが、LNGや石油などの燃料は何億年も昔に閉じ込められた二酸化炭素を現代に取り出しているからです。
今回の電力騒ぎで、皆様、よく「電気は貯められない」という話を耳にすると思います。実際、電気に限らずエネルギーを人工的に大量に蓄えるのはあまり簡単な事ではありません。身近な例外は電池や揚水発電ですね。あとは、子供の頃理科の実験で、電気を流して水素を発生させたことがあるのではと思いますが、水に電気を流して作った水素を貯めておけば、エネルギーを蓄えることができます。しかし、どれも大量のエネルギーを蓄えるには少々不便だったり物足りなかったりします。
しかし、この難しい問題に対して、生物は非常に上手な解決法で対応してきました。皆様ご存じの光合成は、太陽エネルギーを使って、二酸化炭素から炭水化物や脂肪を作ってエネルギーを蓄える仕組みです。植物がこうして作ったエネルギーを動物が食べて自分の体を作り、その動物をまた別の動物が食べて…、という食物連鎖ができています。全ての生物の体の殆どは元はといえば太陽のエネルギーにたどり着くのです。
大昔に埋蔵されて長い時間をかけて液化天然ガスや石油となった燃料は、大昔の生物の死骸です。これは、何億年も昔の太陽エネルギーのなれの果てです。これを今取り出して燃やすということは、大昔の太陽エネルギーで現代を暖めていること、大昔の二酸化炭素を現代に放出していることになります。それで良いのか、と考えさせられるものがあります。
一方、バイオマス燃料は現代の生物の死骸や排泄物を燃料としています。ということは、これは、現代の太陽エネルギーを現代に還元しているだけです。また、二酸化炭素にしても現代の二酸化炭素を現代に戻しているだけになります。つまり、一旦植物に光合成されなければ、単にその場で地球を温めるために使われたはずの太陽エネルギーを違う形で取り出しているに過ぎないことになります。バイオマスとして発電に使われないなら、発酵のような形でなんとなく熱に戻るエネルギーを発電に利用しているだけなので、問題が無いんですね。
蛇足のエコな話ですが、地方で育った方の中には、秋に落ち葉が腐食を始めているところがほんのり暖かいのを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、春から夏にかけて植物が自分の体を作るという形で蓄えた太陽エネルギーを、発酵・腐食という形で放出しているんですね。人口が増えて多数の森林が開拓されて市街地になったことで、地球全体として春夏に植物が太陽エネルギーを蓄え、秋冬にそれを放出する力が減ったことが、地球温暖化、というか、夏は極端に暑くて、冬は極端に寒い最近の気候の原因ではないかと思うことがあります。まあ、エアコンの影響ほどではないと思いますが。
再生可能エネルギーを推進する人々は、なぜバイオマス発電は良くて、天然ガスなどの火力は駄目だと言うのでしょうか。どちらも何かを燃やして発電していることには変わりないのに。どちらも二酸化炭素を出すのに。その理由は、バイオマスは今地上にある二酸化炭素を回しているだけですが、LNGや石油などの燃料は何億年も昔に閉じ込められた二酸化炭素を現代に取り出しているからです。
今回の電力騒ぎで、皆様、よく「電気は貯められない」という話を耳にすると思います。実際、電気に限らずエネルギーを人工的に大量に蓄えるのはあまり簡単な事ではありません。身近な例外は電池や揚水発電ですね。あとは、子供の頃理科の実験で、電気を流して水素を発生させたことがあるのではと思いますが、水に電気を流して作った水素を貯めておけば、エネルギーを蓄えることができます。しかし、どれも大量のエネルギーを蓄えるには少々不便だったり物足りなかったりします。
しかし、この難しい問題に対して、生物は非常に上手な解決法で対応してきました。皆様ご存じの光合成は、太陽エネルギーを使って、二酸化炭素から炭水化物や脂肪を作ってエネルギーを蓄える仕組みです。植物がこうして作ったエネルギーを動物が食べて自分の体を作り、その動物をまた別の動物が食べて…、という食物連鎖ができています。全ての生物の体の殆どは元はといえば太陽のエネルギーにたどり着くのです。
大昔に埋蔵されて長い時間をかけて液化天然ガスや石油となった燃料は、大昔の生物の死骸です。これは、何億年も昔の太陽エネルギーのなれの果てです。これを今取り出して燃やすということは、大昔の太陽エネルギーで現代を暖めていること、大昔の二酸化炭素を現代に放出していることになります。それで良いのか、と考えさせられるものがあります。
一方、バイオマス燃料は現代の生物の死骸や排泄物を燃料としています。ということは、これは、現代の太陽エネルギーを現代に還元しているだけです。また、二酸化炭素にしても現代の二酸化炭素を現代に戻しているだけになります。つまり、一旦植物に光合成されなければ、単にその場で地球を温めるために使われたはずの太陽エネルギーを違う形で取り出しているに過ぎないことになります。バイオマスとして発電に使われないなら、発酵のような形でなんとなく熱に戻るエネルギーを発電に利用しているだけなので、問題が無いんですね。
蛇足のエコな話ですが、地方で育った方の中には、秋に落ち葉が腐食を始めているところがほんのり暖かいのを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、春から夏にかけて植物が自分の体を作るという形で蓄えた太陽エネルギーを、発酵・腐食という形で放出しているんですね。人口が増えて多数の森林が開拓されて市街地になったことで、地球全体として春夏に植物が太陽エネルギーを蓄え、秋冬にそれを放出する力が減ったことが、地球温暖化、というか、夏は極端に暑くて、冬は極端に寒い最近の気候の原因ではないかと思うことがあります。まあ、エアコンの影響ほどではないと思いますが。