このGWは普通に電気が使え、普通に電気が使えることがこんなにもありがたいものかと改めて実感しました。しかし、この夏は厳しそうですね。いったいいつまでこの電力不足は続くのでしょうか。
普通に考えて、今停止している刈羽などの原発を再稼働させることは殆ど不可能だし、ましてや新設は全く不可能です。60Hz-50Hz変換変電所を増設するにしても、今日のニュースで中部電力、関西電力も原発の幾つかを停止し、おそらく今の日本の状況では再開は不可能であることを考えれば、これもあまり期待できません。火力は今でもめいっぱい、びっくりするほどの増設は無理ですし、CO2的にも問題があって、いつまでも火力に頼り続ける訳にもいきません。水力や揚水発電の増設はダム建設が必須であることから、作るにしても10年単位となります。大物では、あとは、地熱発電がありますが、日本では実用化されている数は少ないですね。場所も選べません。
小型の発電機では風力、太陽光、小型水力、バイオマスといったところですが、規模や電力の安定供給に問題があり、一気に解決という訳には生きません。小型水力、バイオマスでは原発分はまかないきれず、風力は規模の問題のみでなく、稼働の安定性に大きな問題があります。米国ではほぼ一年中安定して風が吹いている所に風力を置いていますが、日本ではそういうところは非常に少数です。日本にそういうところがあるとするとビル風くらい?
太陽光ですが、太陽エネルギーを純粋にエネルギーとして計算すれば、原発はおろか世界の全電力をまかなうだけのエネルギー量を持っているのだそうです。しかし、現状ではそれを全部電気にはできません。問題は3つ。1つは十分なパネルが設置されてないこと。もう1つは、電気を貯められないこと。最後は太陽光パネルの効率が低いことです。
現状の補助金システムでは太陽光パネルが関東地方中に設置されるのには20年はかかりそうです。太陽光パネルの設置には200万円~300万円程度かかり、補助金は現状ではあまり大きくはなく、よほど気持ちが大きくなっていないと、つまり家の新築や大規模な改築で出て行く金額の規模が太陽光発電システムよりも遙かに大きい場合以外はなかなか導入の思い切りが付かないのではと思います。思い切って設置費用の7割くらいの補助金を出して3年程度で元が取れるようにすれば導入に弾みが付くと思いますが、今の日本政府にはそれだけのお金を出す余裕はなさそうですね。
蓄電池の技術は日進月歩ですので、今は電気が蓄えられない事が問題となっていますが、数年あれば、家庭単位では昼間に太陽光で発電した電力で夜の電気をまかなうことは可能になるように思います。ただ、曇りの日には発電できないのはいかんともしがたいように思います。1週間の間、曇りと雨が続いてもその前に蓄えた太陽光による電力でまかなえるようになる技術が実用化されるのは30年ではきかないように思います。
最後に効率ですが、太陽光発電は今は効率10%ちょぼちょぼ程度と言われていますが、全く違う方法で70%を超えるようにする方法も提案されているようですが、まだまだ実用化にはほど遠い技術のようです。これも10年20年といった先のことでしょうか。効率が上がらないなら、太陽光を一旦全て電気にはせず、利用の最終形態に直接変換してしまう方法もあると思います。つまり、太陽光でお湯を沸かすような方法です。ただこれも、今まで実績が無いだけにこれから開発するにしても実用化まで10年20年はかかるでしょう。
蛇足ですが、天候の影響のない宇宙にパネルを置くかパラボラミラーを置いて、電力や光を地球に送るという技術の検討が進んでいます。実現すれば確かに電力の問題をかなり根本から解決できると思いますが、私は個人的にはこの技術は絶対に実用化されないと思います。少なくとも、地球上に国や民族という概念が有る内には。なぜかと言うと、この技術を兵器に転用するのは、原発でできたプルトニウムで原爆を作るより遙かに簡単だからです。ほんの少しレンズやアンテナの向きを変えるだけで一瞬のうちに他国の中枢の建物を焼き尽くすことができるのですから。自国がいくら平和利用だけのつもりであっても隣国が許しません。ある程度以上の高さには制空権は存在しませんから、よその国から大反発されるようなものを宇宙空間に置くことは難しいと思います。
報道などでは、電力不足は次の冬にも起こりそうだとか、本などではあと3年は終わらない、などと書かれていますが、こんな状況を見ると、3年どころか10年は続きそうな気さえします。
では、どうしようもないのかというと、そうでもないかも知れません。ここまでに書いた話は供給を回復させる話でしたが、供給が回復しないならば、需要の方を調整すればよいのです。しかし、3年で関東地方中の電気製品が省電力商品と入れ替わるとは思えませんし、また、製品自体の極端な省電力化も難しいでしょう。私が個人的に思う電力不足を3年で解消する方法は、スマートメータの大規模な導入と、時間単位の電力料金の設定です。
アメリカでは10数年前に電力が自由化されて新規事業者が大量に現れ、値引き合戦をした結果、電力の品質が落ちた、つまり、年がら年中停電するようになったそうです。これを解消するために、スマートメータを導入して、電力使用のピーク時間帯には電気料金が高くなるような料金体系を導入している事業者がたくさんあるのだそうです。米国ではスマートグリッドの主目的はピーク電力の抑圧であり、スマートメータの導入率も非常に高いそうです。
一方、日本のスマートメータ導入数はまだ全国規模で数10万程度。殆ど入っていません。いまの電力使用量の測り方は皆様ご存じの通り、1ヶ月に1ぺん、前の月との差を測るだけの非常に原始的なやり方です。これでは、電力使用のピーク時間帯に電力料金を高くすることなど不可能です。
しかし、スマートメータを導入すれば、そういったことが可能になります。ピーク時間帯だけ電力料金を高くし、今日使った電気料金をその場で確認できるようになれば、電力使用の時間帯をずらそうとか、この時間は節電しようとか、そういう気にさせられて、全体でピーク電力を押さえられるようになります。
3年で今の状況から脱却する方法はこれしかないように思いますが、いかがでしょうか。
普通に考えて、今停止している刈羽などの原発を再稼働させることは殆ど不可能だし、ましてや新設は全く不可能です。60Hz-50Hz変換変電所を増設するにしても、今日のニュースで中部電力、関西電力も原発の幾つかを停止し、おそらく今の日本の状況では再開は不可能であることを考えれば、これもあまり期待できません。火力は今でもめいっぱい、びっくりするほどの増設は無理ですし、CO2的にも問題があって、いつまでも火力に頼り続ける訳にもいきません。水力や揚水発電の増設はダム建設が必須であることから、作るにしても10年単位となります。大物では、あとは、地熱発電がありますが、日本では実用化されている数は少ないですね。場所も選べません。
小型の発電機では風力、太陽光、小型水力、バイオマスといったところですが、規模や電力の安定供給に問題があり、一気に解決という訳には生きません。小型水力、バイオマスでは原発分はまかないきれず、風力は規模の問題のみでなく、稼働の安定性に大きな問題があります。米国ではほぼ一年中安定して風が吹いている所に風力を置いていますが、日本ではそういうところは非常に少数です。日本にそういうところがあるとするとビル風くらい?
太陽光ですが、太陽エネルギーを純粋にエネルギーとして計算すれば、原発はおろか世界の全電力をまかなうだけのエネルギー量を持っているのだそうです。しかし、現状ではそれを全部電気にはできません。問題は3つ。1つは十分なパネルが設置されてないこと。もう1つは、電気を貯められないこと。最後は太陽光パネルの効率が低いことです。
現状の補助金システムでは太陽光パネルが関東地方中に設置されるのには20年はかかりそうです。太陽光パネルの設置には200万円~300万円程度かかり、補助金は現状ではあまり大きくはなく、よほど気持ちが大きくなっていないと、つまり家の新築や大規模な改築で出て行く金額の規模が太陽光発電システムよりも遙かに大きい場合以外はなかなか導入の思い切りが付かないのではと思います。思い切って設置費用の7割くらいの補助金を出して3年程度で元が取れるようにすれば導入に弾みが付くと思いますが、今の日本政府にはそれだけのお金を出す余裕はなさそうですね。
蓄電池の技術は日進月歩ですので、今は電気が蓄えられない事が問題となっていますが、数年あれば、家庭単位では昼間に太陽光で発電した電力で夜の電気をまかなうことは可能になるように思います。ただ、曇りの日には発電できないのはいかんともしがたいように思います。1週間の間、曇りと雨が続いてもその前に蓄えた太陽光による電力でまかなえるようになる技術が実用化されるのは30年ではきかないように思います。
最後に効率ですが、太陽光発電は今は効率10%ちょぼちょぼ程度と言われていますが、全く違う方法で70%を超えるようにする方法も提案されているようですが、まだまだ実用化にはほど遠い技術のようです。これも10年20年といった先のことでしょうか。効率が上がらないなら、太陽光を一旦全て電気にはせず、利用の最終形態に直接変換してしまう方法もあると思います。つまり、太陽光でお湯を沸かすような方法です。ただこれも、今まで実績が無いだけにこれから開発するにしても実用化まで10年20年はかかるでしょう。
蛇足ですが、天候の影響のない宇宙にパネルを置くかパラボラミラーを置いて、電力や光を地球に送るという技術の検討が進んでいます。実現すれば確かに電力の問題をかなり根本から解決できると思いますが、私は個人的にはこの技術は絶対に実用化されないと思います。少なくとも、地球上に国や民族という概念が有る内には。なぜかと言うと、この技術を兵器に転用するのは、原発でできたプルトニウムで原爆を作るより遙かに簡単だからです。ほんの少しレンズやアンテナの向きを変えるだけで一瞬のうちに他国の中枢の建物を焼き尽くすことができるのですから。自国がいくら平和利用だけのつもりであっても隣国が許しません。ある程度以上の高さには制空権は存在しませんから、よその国から大反発されるようなものを宇宙空間に置くことは難しいと思います。
報道などでは、電力不足は次の冬にも起こりそうだとか、本などではあと3年は終わらない、などと書かれていますが、こんな状況を見ると、3年どころか10年は続きそうな気さえします。
では、どうしようもないのかというと、そうでもないかも知れません。ここまでに書いた話は供給を回復させる話でしたが、供給が回復しないならば、需要の方を調整すればよいのです。しかし、3年で関東地方中の電気製品が省電力商品と入れ替わるとは思えませんし、また、製品自体の極端な省電力化も難しいでしょう。私が個人的に思う電力不足を3年で解消する方法は、スマートメータの大規模な導入と、時間単位の電力料金の設定です。
アメリカでは10数年前に電力が自由化されて新規事業者が大量に現れ、値引き合戦をした結果、電力の品質が落ちた、つまり、年がら年中停電するようになったそうです。これを解消するために、スマートメータを導入して、電力使用のピーク時間帯には電気料金が高くなるような料金体系を導入している事業者がたくさんあるのだそうです。米国ではスマートグリッドの主目的はピーク電力の抑圧であり、スマートメータの導入率も非常に高いそうです。
一方、日本のスマートメータ導入数はまだ全国規模で数10万程度。殆ど入っていません。いまの電力使用量の測り方は皆様ご存じの通り、1ヶ月に1ぺん、前の月との差を測るだけの非常に原始的なやり方です。これでは、電力使用のピーク時間帯に電力料金を高くすることなど不可能です。
しかし、スマートメータを導入すれば、そういったことが可能になります。ピーク時間帯だけ電力料金を高くし、今日使った電気料金をその場で確認できるようになれば、電力使用の時間帯をずらそうとか、この時間は節電しようとか、そういう気にさせられて、全体でピーク電力を押さえられるようになります。
3年で今の状況から脱却する方法はこれしかないように思いますが、いかがでしょうか。