接戦を浦和Lが制した。
31分(YouTube 46:32~)

 中央を細かく繋いで突破、増矢選手がゴール
44分(YouTube 59:04~)

 塩越選手のロングボールを守屋選手に菅澤選手が競り勝ちドリブルから同点
58分(YouTube 1:30:18~)

 猶本選手がパス回し中の守屋選手からボールを奪い、白木選手が決勝点。

試合を通して中盤でのボールの奪い合いが演じられ、ほぼ互角。

やや浦和有利のように見えたが、双方決定機を多くは作れなかった。
得点シーン以外では、48分(YouTube 1:22:30~)自陣から塩越選手→白木選手→塩越選手と繋いでのシュートくらいで、ゴールキーパーのファインセーブ・ポストやバーに当たるシュートなどは双方に無く、緊迫した試合だったと思う。

野球で言えば投手戦。
 


I神戸は、やはり前戦での手詰まり感が改善しない。
この6試合は高瀬選手のオーバーラップが良いアクセントになっていたが、
流石に浦和Lも対策を講じていて、対面の北川選手にそこも対応されてしまった。
先制のシーンと37分(YouTube 53:10~)の大野選手のシュートシーンくらいで
良い局面を作れない。
そんな中、守屋選手の罪の重い2失点で敗戦となった。
センターバックに入ってから、この7試合は安定感のある守備をしていたのだが。。。。
本人は夜寝られなかっただろうな。。。


浦和Lは、今シーズンI神戸戦は4試合目での初勝利で、内容的にもやや上回った。
中盤、特に守備の改善がこのところ目立つ。石原監督の戦術が浸透しつつあるのだろう。
ただ、攻撃は菅澤選手・安藤選手を生かし切れては居ない。
時間を作れる2人ではあるが、押し上げが間に合わず、孤立する。

 
また、良いハイボールをゴール前に入れられれば、
この2TOPが今のなでしこリーグでは最強だろうが、
そういう活かし方も出来ていない。
 

しかし、まだまだ、チームに余力があると言うこと。
現時点で最も日テレを倒す可能性を持っているのは、浦和Lだと思う。



では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく。



(1)両チームのディフェンスシステム

両チームともに、マンツーマン中心で、2名のゾーン固定配置。
ゾーン固定の選手のみ図にする。

イメージ 1
 

 

 

(2)統計

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。

                浦和L     I神戸
コーナー本数         1       2
得点(1次攻撃)        0       0

センタリング→シュート  0/1      0
センタリング→パス     0        0
ルーズボール         0       0
クリアー              0       0
キーパーパンチ       0      0/1
キーパーキャッチ      0       0
* フリー/競り合い
キックミス             0       0
ショートコーナー不発    0       1

フリーになった選手    0/2      0
   (ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む  1/0      0
   (成功/不成功)


(3)特記すべきプレー

この試合は両チームでコーナーキックは計3本。まれに見る少なさであった。

まず、I神戸だが、2本のコーナーキックには見るべきものは無かった。

一方浦和Lはわずか1本だったが、ピックプレーが見られた。
8猶本選手が走って、19塩越選手がブロックすると言うモノ。
逆サイドへ向かう変則的なラッシュ&ピックB(2-3:リンク参照)
ただし、8猶本選手はニアへ走るように見せかけて、外へ出た。
ミドルを狙ったのだろうか?意図がちょっと分からないプレーだった。

とは言うものの、ピックを掛けられた9増矢選手、
マークをチェンジした8杉田選手ともに相当混乱している。
ピックプレー単体の効果としては、良く効いていた。
 

イメージ 2
 
イメージ 3
 
 

6月のオランダ-なでしこ戦(4-69:リンク参照)で、菅澤選手・猶本選手でピックプレーが見られたが、今後とも浦和L、特に猶本選手の動きには注目したいと思う。

しかし、このプレーに対して更に言わせてもらうと、
そもそも、I神戸のシフト構成に問題を感じる。
ゾーン固定で配置されたのが、ヘディングに期待薄の7中島選手と6伊藤選手なのである。
そうなったのはスタートメンバーがスモールラインアップで、
ヘディングに強そうな選手が足りなかったことと、
23イエスル選手が18柴田選手のマークをしているなど、マークの対応が変だから。

浦和Lも長船選手が欠場で、ちょっと低くなっていたとは言え、
いつも以上にニアは狙い目だったはず。
しかし、キッカーの7筏井選手はゴール中央に蹴っているし、
ニアへは普通に5栗島選手が5三宅選手を連れて走っただけ。
ここは、気転を効かせて欲しいところだった。



以上です。

 
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動画リンク

INACーTV
https://www.youtube.com/watch?v=0UTUFRgbTvs