両チームGKが頑張った試合になった。
I神戸の方がチャンスは多かったが、浦和Lにも惜しいシーンがあった。
 
その中で、I神戸がコーナーキックからの三宅選手の得点と、
中島選手のポスト直撃からのリバウンド押し込みで勝利した。
I神戸はボールを支配しながら組み立てたり、前線へフィードしたり、
なかなかバランスの良いゲーム運び。
決定機も多く作った割にしっかりシュートを打てずで、
もう3・4点入っていても不思議では無い内容。
また、浦和GK池田選手の広い守備範囲とファインセーブにも阻まれた。
選手起用としては、鮫島選手が怪我明けで出場出来たのは良かったが、
万全とは言えないようだった。
また、先週大活躍だった仲田選手を最初から見たかった。
 
浦和Lもシュートがポストを打ったり、菅澤選手がファインセーブで防がれたり、
2・3点取れていても良い内容。
新入団の菅澤選手もフィットしているようだし、FWは去年とは違うチームになっている。
ただ、中盤は優勝した2014年には、まだほど遠く、まとまりを感じられない。
相手に自由に運ばれるシーンが目立つし、セカンドボールも回収できない。
課題が多いように思う。
 
では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく
 
 
(1)両チームのディフェンスシステム
 
両チームマンツーマン中心で、2名のゾーン固定配置。
ゾーン固定の選手を下図に示す。
 
イメージ 1
 
 
 
(2)統計
 
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
 
                  I神戸     浦和L
コーナー本数         5       1
得点(1次攻撃)        0       0
 
センタリング→シュート  2/1     0
センタリング→パス     0        0
ルーズボール         1       0
クリアー              0/1     0
キーパーパンチ       0      0/1
キーパーキャッチ      0        0
* フリー/競り合い
キックミス             0       0
ショートコーナー不発    0       0
フリーになった選手    2/3     0
   (ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む  2/0     0
   (成功/不成功)
 

(3)特記すべきプレー
 
I神戸は三宅選手がコーナーキックからヘディングで決めたが、他にもニアへ向かった選手がファーへ切り返す動きで、ピックプレーになっていた。

対する浦和Lは1本だけで、特に仕込みは無かった。
 
A.I神戸のピックプレー[5分(YouTube24:39)と39分(YouTube58:45)]
 
偶然ぽかったが、ピックプレーになっていた。
同時にニアへ走り出した「被り」を解消すべく方向転換したために、偶発的にピックプレーが発生。浦和Lの守備を混乱させ、ヘディングに成功している。
いずれも、クロス(2-4:リンク参照)に分類すべきピックプレーだった。
なお、9増矢選手がゾーン配置の9菅澤選手に絡み、無力化を試みていた。ピックは掛からなかったが、一つの戦略であった。
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
 
B.I神戸前半終了間際45分+のゴール(YouTube1:04:48)
 
浦和L13白木選手にアクシデントがあったのか?
両チームセットした時点で、5三宅選手のマークがいなくなった。
浦和Lは急いで20加藤選手を呼び戻し、対応しようとしたが、間に合わなかった。
13白木選手は後半開始から10吉良選手と交代になったのだが、
浦和Lとしては、緊急事態に対処しきれず、残念な失点だった。
I神戸はファーでボールを呼んでいた5三宅選手へ7中島選手がきっちり配球し、
フリーでヘディング、ゴールとなった。隙を見逃さないゴールだった。
 
イメージ 4
 
 
以上です。
 
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