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A.プレーの内容
 
上の図Bのように身方攻撃選手に、マークマンをぶつける。
バスケットでは頻繁に見かける。
1-3/6 カナダW杯決勝 ピックプレーとは(一般知識)

アメフトでは原則ファールなので見かけないプレー。
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B.長所
 
①成功率が上がる。
最初の図のAは相手守備選手にマークマンをぶつけるので、目標を失い易いし、ブロックを打ってはくれないのだが、この形なら、目標は動かないし、ブロックも打ってくれる。
 
②少数の選手で企画・練習できる。
記載したように、特定の選手同士で練習すれば、習熟度は比較的早く上がる。
代表チームでは、知識と経験がある者同士なら、簡単な申し合わせをすれば可能なプレーだと思う。
 
C.短所
 
①投入戦力的に効率やや落ちる。
 身方攻撃選手にマークマンをぶつけブロックしてもらう。
 そのため、その選手がうろちょろ動くと目標を失うことになるし、
 ブロックした後すぐ動くのは難しい。
 フリーの選手を作るために、1人の犠牲をほぼ前提としている。
 
②チーム内コンセンサスが必要。
 身方攻撃選手のブロックが必要なので、独断では発動できない。
 したがって。移籍をすれば相棒を見付け、コーチの了解を得る必要が出る。
 
③難易度は幾分低下するが、やはり高い。
 身方選手にブロックしてもらうので、走り込む選手が目標が定め易くなる分
 難易度が下がる。
 しかし、依然高度なテクニック。
 
 バスケットでは、マークマンの走行線を身方ブロッカーに誘導できなかった
 場合に、ブロッカーが動いて対応してしまってファール(ムービングブロック)
 を取られるシーンをよく見かける。
 サッカーは選手に対する審判の数が少ないので、露骨すぎないと見つからない
 とは思うが、やっぱりファールなので、ブロッカーにも習熟度が要求される。
 
④ケース(相手)がタイトなマークマンに限定される。
 Aと同じで、限定される。
 
D.これまで調査した試合での出現例
 
アメリカ代表17ヒース選手と19ジョンストン選手・13モーガン選手

日本代表東アジアカップの北原選手と川村選手(4-12:リンク参照)
 
E.NFLでの例
 
NFLの公式HPに映像は現状見付けていません。見つかったらその時点でここに記載します。
なお、アメフトでは、パスレシーバーがパスプレーでスクルメージライン(ボールをセットされた位置)より前でブロックを打つことが出来ないので、ノーファールでこのプレーは原則出現しません。このプレーの応用はあり得るのでしょうが、相当難しいと思われるので、紹介することをあまり期待しないで下さい。
 
 
以上です
 
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