試合を優位に進めていたI神戸が、最後にショートコーナーから、こぼれ球を京川選手が決め、このところ好調だった浦和Lを下しました。
浦和Lは2TOPの菅澤選手・吉良選手を目標にし、序盤はそこから捌けていたし、こぼれ球も拾えたが、20分頃から繋がらなくなり、攻め手を無くしていた。
31分(YouTube 47:33)にスローインから菅澤選手の反転シュートを
武仲選手に弾かれた以外は、大きなチャンスはなく、
シュート数も4:14と、点数以上に内容で劣っていた。
31分(YouTube 47:33)にスローインから菅澤選手の反転シュートを
武仲選手に弾かれた以外は、大きなチャンスはなく、
シュート数も4:14と、点数以上に内容で劣っていた。
I神戸は、日テレ戦と同じく(鮫島・守屋・三宅・高瀬)の4バック。
この試合でも高瀬選手は右SBを無難にこなした上に、
菅澤選手に対し負けない空中戦も披露した。
また、CBの守屋選手も力強かった様に思う。
ターゲットマンが明確な浦和Lに対しては、私はこの陣形に「当たり」を感じて見ていた。
この試合でも高瀬選手は右SBを無難にこなした上に、
菅澤選手に対し負けない空中戦も披露した。
また、CBの守屋選手も力強かった様に思う。
ターゲットマンが明確な浦和Lに対しては、私はこの陣形に「当たり」を感じて見ていた。
ただ、攻撃の方は今ひとつ。前線の2人(大野選手・増矢選手)が機能しない。
前半は、中盤を支配し、23分(YouTube 39:40)の京川選手、
38分(YouTube 54:40)の中島選手とゴールに迫っていたが、
後半は攻め続けている割に、77分(YouTube 1:50:38)の高瀬選手のオーバーラップ
くらいのもので、なかなかフィニッシュが形にならない。
前半は、中盤を支配し、23分(YouTube 39:40)の京川選手、
38分(YouTube 54:40)の中島選手とゴールに迫っていたが、
後半は攻め続けている割に、77分(YouTube 1:50:38)の高瀬選手のオーバーラップ
くらいのもので、なかなかフィニッシュが形にならない。
最後、京川選手がこぼれ球に、よく反応出来して決めたものです。
では、いつもの通り、コーナーキックを分析していく。
(1)両チームのディフェンスシステム
両チーム基本は、マンツーマン中心で、2名のゾーン固定配置。
浦和Lがゴール前に攻撃選手を集めてきた時も、I神戸はマンツーマン。
日テレ戦のようにゾーン守備にはしなかった。ゾーン固定の選手を下図に示す。
浦和Lがゴール前に攻撃選手を集めてきた時も、I神戸はマンツーマン。
日テレ戦のようにゾーン守備にはしなかった。ゾーン固定の選手を下図に示す。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
浦和L I神戸
コーナー本数 2 4
得点(1次攻撃) 0 1
コーナー本数 2 4
得点(1次攻撃) 0 1
センタリング→シュート 0 0/1
センタリング→パス 0 0
ルーズボール 0 0
クリアー 0 1/2
キーパーパンチ 0/2 0
キーパーキャッチ 0 0
* フリー/競り合い
キックミス 0 0
ショートコーナー不発 0 0
センタリング→パス 0 0
ルーズボール 0 0
クリアー 0 1/2
キーパーパンチ 0/2 0
キーパーキャッチ 0 0
* フリー/競り合い
キックミス 0 0
ショートコーナー不発 0 0
フリーになった選手 0/2 1/2
(ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む 0 1/0
(成功/不成功)
(ボール受け/ボール来ず)
ピックプレー:推定含む 0 1/0
(成功/不成功)
(3)特記すべきプレー
浦和Lは仕込みを見せる事があるので、特に1本目を注目していた。
しかし、仕込んでいなかったのか(企画が倒れたのか?)、特に見せ場は無かった。
しかし、仕込んでいなかったのか(企画が倒れたのか?)、特に見せ場は無かった。
I神戸は、90分(YouTube 2:02:46)最後の1本で、ショートコーナーから得点を決めた。
7中島選手のCK→13仲田選手クロス→ニアポストで16道上選手がヘッド
→GK→11高瀬選手→GK→14京川選手とこぼれ球をしつこく拾って決まった。
7中島選手のCK→13仲田選手クロス→ニアポストで16道上選手がヘッド
→GK→11高瀬選手→GK→14京川選手とこぼれ球をしつこく拾って決まった。
①最大のポイントは両チーム選手交代が有って、浦和Lは確認作業を行っていたが、
その最中に7中島選手が始めてしまったこと。
少なくとも14京川選手がノーマークになっているし、
13仲田選手へのマークは全く間に合っていない。
この試合、中島選手のコーナーキックが珍しく精度が悪かったが、
最後に戦力眼を見せつけたと思う。
その最中に7中島選手が始めてしまったこと。
少なくとも14京川選手がノーマークになっているし、
13仲田選手へのマークは全く間に合っていない。
この試合、中島選手のコーナーキックが珍しく精度が悪かったが、
最後に戦力眼を見せつけたと思う。
②16道上選手がタイミング良く走り込み、そこに偶発的なピックプレーが発生した。
一般的に ショートコーナーは、トラップや、マークを躱すフェイントなども
一般的に ショートコーナーは、トラップや、マークを躱すフェイントなども
有って、走り込む選手がタイミングを合わすのは難く、
スタンディングジャンプ合戦になることが多い。
しかし、13仲田選手が淀みなくクロスを上げられたので、
タイミングを合わせて走り出せた。
また、その16道上選手の走り出しが20福田選手の動きと一致し、
11清家選手はラッシュ&ピックB(2-3:リンク参照)でピックされ、
16道上選手を約2mフリーにしてしまっている。
スタンディングジャンプ合戦になることが多い。
しかし、13仲田選手が淀みなくクロスを上げられたので、
タイミングを合わせて走り出せた。
また、その16道上選手の走り出しが20福田選手の動きと一致し、
11清家選手はラッシュ&ピックB(2-3:リンク参照)でピックされ、
16道上選手を約2mフリーにしてしまっている。
なお、タイミング良く走り込んだ16道上選手は素晴らしかったが、
フリーだったので一発で決めてもらいたいモノだ。
フリーだったので一発で決めてもらいたいモノだ。
③11高瀬選手は3高畑選手に走り勝って、ボールに先着。
この時間帯だけに、見事な執念だと思う。
この時間帯だけに、見事な執念だと思う。
④14京川選手はフリーでゴール前に居たが、流石の反応速度だった。
浦和の守備としては人数は足りていたので、
マークをつかめていない選手が何をしていたかが問題だ。
「相手が解らなかった選手は、どこで何をするか」のチームコンセンサスが
しっかり取れていないのだと思う。
例えば「とりあえず、ゴール前から始める」ことを決めていれば、
京川選手がゴール前で自由になることは、なかったと思う。
マークをつかめていない選手が何をしていたかが問題だ。
「相手が解らなかった選手は、どこで何をするか」のチームコンセンサスが
しっかり取れていないのだと思う。
例えば「とりあえず、ゴール前から始める」ことを決めていれば、
京川選手がゴール前で自由になることは、なかったと思う。
以上です。
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