「やりたいことやると幸せになる」と教えることが多いですね。
でも、この時の「やりたいこと」というのを「衝動に従うこと」と勘違いしていると、不幸せになることがあります。
心の傷から来る衝動は、幸せにしてくれません。
むしろ、その衝動に従うと新たな問題に繋がります。
幸せにつながる「やりたい」と、問題に繋がる「やりたい」の違いを考えてみましょう。
でも、この「やりたいこと」も2種類あります。
- やりたいこと
- やらずにはいられない
の2種類です。
前の記事の「好み」と「こだわり」の違いと本質的には同じことです。
この2種類を比べてみましょう
■やりたい
幸せにつながる「やりたい」はそれを想像したり、実際にやると以下のような気持ちになります。
- しあわせな気持ちになる
- 気持ちがいい
- リラックスする
- 楽しい
■やらずにはいられない
これは依存的であったり、何かから自分を守ろうとする感覚があります。
これをすることをを想像したり実際にしてみると、以下のような感覚を伴います。
- 焦燥感
- ピリピリ
- 興奮
- 優越感
興奮や優越感を「幸せ」と勘違いしてしまうことがありますが、これらは不安や惨めさを忘れさせてくれたり、立場の安泰をしばらく感じさせてくれますが、しばらくするとすぐに不安や惨めさに襲われます。
分かりやすい言動の例としては、以下のようなものが考えられます。これらには「没頭する」「気になって仕方がない」「やらずにはいられない」そんな感覚があります。
- 仕事をしたい
- ギャンブルしたい
- あいつをやり込めたい
「愛する人にアプローチする」は、本来幸せな「やりたい」だと思いますが、「没頭する」「気になって仕方がない」「やらずにはいられない」の感覚が強くなってくると、支配したりストーカーとなって相手を苦しめることになります。
「やらずにはいられない」の下には、心の傷が関係しています。
「不満は人生を邪魔する感覚の目印」で書いた「感情の層」の中の「⑦いただけない衝動」が、この「やらずにいられない」です。
「やりたいこと」を誰かに禁止されしばらくできないところをイメージしてください。
それをイメージしたときに、強い不安や困った気持ちが湧いてくるようであれば、「やらずにはいられない」かもしれません。
その困った感じをしっかり感じ切って解放しましょう。
「愛する人へのアプローチする」というのも、「やらずにはいられない」のような切迫感がなくなった方が上手くいきます。
切迫感があると緊張したり言動が過剰になったりして、適切な対応が取れなくなるからです。
このような場合は「うまくいかない不安」「ダメな自分」などが関係しているでしょう。そういったイメージと一緒に出てくる、自分の感情を感じ切って解放しましょう。

