背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

今回は、前回に続いて猫背のことをもう少しお伝えしたいと思います。

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#010 猫背の根本的な改善に必要なこと】

 

 

 

猫背の改善には脊柱起立筋という背中の筋力がとても大事ですよとお伝えさせていただきました。

 

ちょっとこの内容を深掘りしていこうと思います。

 

 

**********

 

 

第2回目の「背骨コンディショニングの3つの理論」という放送で代償姿勢についてお伝えさせていただいたと思うんですけれども、これが今回のポイントです。

 

 

猫背という姿勢を皆さんも想像してみてほしいです。

 

 

猫背になると背中が丸いのは当然ですけれども、それと一緒に腰が丸まったり膝が少し曲がっていたり

 

あとは肩も前に巻き込んで頭の位置も前の方にズレてるような状態だと思います。

 

 

猫背だと背中が丸まっているイメージですけれども、下半身も曲がってしまう、特に腰が丸くなっていることが一つポイントです。

 

 

上半身が歪んでいると下半身も歪みます。

 

逆に下半身の歪みがあると上半身も歪みやすくなる。

 

 

つまり、猫背の改善には

背中の筋力だけ鍛えればいいということではありません!

 

 

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ではどうしたらいいかというお話ですが、ここでのポイントは仙骨ですね。

 

 

普段から背骨コンディショニングに取り組んでる方ならわかると思いますけれども、仙骨は背骨の土台です。

 

 

 

この背骨の土台が歪むことで、その上に乗っている腰や背中までも丸くなってしまう。

 

それで猫背になりやすくなります。

 

 

先ほど「上半身が歪むと下半身も歪んで…」とお伝えしましたけども、猫背の根本的な改善には背中の筋力は当然鍛えます。

 

それに加えて仙骨の位置をしっかりと整えてあげる。

 

 

つまり

 

仙骨を支えられる筋力をつける

 

というのがとても大事になります。

 

 

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では、仙骨を支える筋力は何か?それは

 

大殿筋(お尻の筋肉)です。

 

 

 

 

この大殿筋をしっかりと鍛えること、そして一緒に脊柱起立筋を鍛える。

 

この両方ともとても大事です。

 

 

大殿筋を鍛えておくと、猫背の改善だけではなくて腰とか膝ですとかの痛みについても予防できたり、また改善できたりします。

 

大殿筋を鍛えると本当に良いことしかありません。

 

 

 

大殿筋を鍛える種目としてはバックキックをお勧めしています。

 

 

 

猫背が気になる方は、脊柱起立筋をしっかり鍛えることに加えて大殿筋を鍛える必要があると頭に入れて、筋トレに取り組んでいただければと思います。

 

※大殿筋のトレーニング方法の動画はこちら

→「バックキック」

 

 

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今回は猫背について、前回の内容から深掘りしてお伝えしました。

 

姿勢の改善には筋トレが大事です。

 

筋トレというのは本当にコツコツ週2回、それも年単位で継続していくことで少しずつ筋肉がついていくものです。

 

 

なかなかすぐに結果が出なくて大変だったりしますけれども、しっかりと継続すると体の調子が良くなって姿勢も改善していきます。

 

ぜひご自身のできるところからしっかりと筋トレに取り組んでみてください。 

 

 

**********

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#010 猫背の根本的な改善に必要なこと】

 

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背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

今回は

 

猫背は遺伝なのか?

 

というテーマでお伝えしていこうと思います。

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#009 猫背は遺伝なのか?】

 

 

**********

 

 

結論を先に言ってしまうと、遺伝ではなくて

 

筋力の問題です

 

 

でも猫背って聞くと、よく

・親も兄弟も猫背です

・私は生まれつき猫背です

 

というような方がいらっしゃるんですけど、正しく言うと「生まれつき」ということではなくて、

 

背中の筋力が弱い

 

ということが一番の原因になっていることがほとんどです。

 

 

「ご家族皆さん猫背だよ」というのは「ご家族皆さん筋力が弱かった」ということですね。

 

 

 

皆さんは意識して背筋を鍛えたことはあるでしょうか?

 

 

普段の生活でなかなか背中を意識していない、背筋していないということであれば、猫背は生まれつきとかではなく背筋の筋力が弱くなってるよっていうお話です。

 

 

**********

 

 

現代の生活は特に猫背になりやすい、「猫背・巻き肩」というような姿勢になりやすい生活だと思います。

 

 

パソコン使っていたり、スマートフォンで色々SNSを見たりネットショッピングしたり…

または車の運転を長時間される方もいると思います。

 

そういう方は、背中を意識していないとどんどん弱くなってしまいます。

 

 

このあたりは7回目の放送でお伝えした通りですけれども、筋肉っていうのは使わなければ退化・萎縮してしまいます。

 

でも逆に、使えば発達していくものですので、どうしても現代の生活で「猫背・巻き肩」というような姿勢になりやすい方は、この便利な生活を続けていきながら

 

背筋を鍛えましょう!

 

ということに尽きます。

 

 

 

そこで大事になってくるのが

 

脊柱起立筋

 

 

この筋肉の名前は聞いたことあるでしょうか?

 

 

脊柱起立筋というのは、頭蓋骨から背骨の土台の仙骨まで縦に長くつながっている筋肉の総称です。

 

↑体を後ろ側から見たイラスト

 

 

この脊柱起立筋が、座ってる時とか立っている時、歩いてる時に重力に対して無意識に姿勢を支えてくれる筋肉です。

 

 

無意識なので、皆さんは特に脊柱起立筋に力入れて座ったりとか立ったり歩いたりっていうことはされていないと思います。

 

でも逆に、無意識なので鍛えていないと重力に対して身体を保持するのが出来なくなってしまって、それで段々と背中や腰が丸まる姿勢になってしまいます。

 

 

**********

 

 

じゃあこれをどう解決していくのか。

 

筋力トレーニングとしては「ローワーバック(バックエクステンション)」という背筋の種目を背骨コンディショニングではお伝えしています。

 

image

 

 

※トレーニング方法の動画はこちら

→「ローワーバック」

 

 

このローワーバック(バックエクステンション)という種目でコツコツ週2回背筋を鍛えていく、これに尽きます。

 

 

私も以前は背中が丸くて肩も巻き込んで、頭も前に行くような姿勢をとっていましたので、肩や背中がいつも凝っていた記憶があります。

 

でもこの姿勢の悪さが背筋の筋力の問題だということをしっかり理解して、コツコツ筋力トレーニングを継続しています。

 

 

今だと、初めて会ったお客様とかにも「すごい姿勢が綺麗ですね」って言われたり、昔から知っている背骨コンディショニングのインストラクターの方にも「すごい背が伸びましたね」っていうようなことも言われました。

※実際に身長が伸びたわけではありません(笑)

 

 

とにかく

週2回の筋トレ!

 

こちらをコツコツ継続することが必要ということです。

 

 

猫背は「昔からそうだから…」という形で捉えてしまってる方が本当に多いなと感じますけれども、背中の筋トレをコツコツ続けていくと改善できます。

 

何歳からでも筋肉は発達していきますので、姿勢もしっかりと改善することができます。

 

 

猫背で悩んでいる方にはこの内容を参考にして、筋力トレーニングに取り組んでいただければ嬉しいです。 

 

 

**********

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#009 猫背は遺伝なのか?】

 

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背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

今回は膝の痛みについて背骨コンディショニングではどう考えてるのか?ということをお伝えしていきます。

 

 

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#008 膝の痛みの原因は膝に無い!?】

 

 

**********

 

 

膝が痛い時に、やっぱり膝に原因があると考えると思います。

 

 

まず結論をお伝えすると

 

膝に原因はありません!?

 

 

もちろんこれは靭帯の損傷とか骨折とかの怪我や明らかな病気を除く場合ですね。

 

その可能性がないのに膝が痛い場合においては、膝に原因はないと考えられます。

 

 

 

じゃあ一体どんな原因で膝が痛むのかということですけれども、まず注目したいのは

 

骨神経

 

です。

 

 

↑骨盤のあたりを後ろから見たイラスト。黄色く太い束が坐骨神経

 

 

皆さん、坐骨神経を聞いたことはありますか?

 

坐骨神経というのは腰から出てきて足先まで繋がっている大きな神経ですけれども、そちらの坐骨神経の流れが悪くなることで膝の滑液(油)に異常が起きると考えます。

 

 

↑腰から出てきた坐骨神経が膝裏(赤丸部分)を通っていきます

 

 

例えば滑液が不足しますと、動かすたびに膝の関節が擦れてしまって、その結果で関節を保護してる軟骨がすり減ったりですとか炎症が起きたりですとか、もちろん痛みを生じるということですね。

 

 

よく膝が痛いと「軟骨がすり減ってるから痛い」とか「変形してしまってるから痛い」と考える方は多いかもしれません。

 

でも、それは原因ではなくて結果ですね。

 

 

坐骨神経の流れに異常が起きて、その異常がある状態で膝を使い続けて、その結果として軟骨がすり減ったり変形したり痛みが出ると捉えていただければと思います。

 

 

**********

 

 

なんで坐骨神経の異常が起きるのか?

 

背骨コンディショニングでは、背骨の歪みで神経が引っ張られて異常を起こし身体の不調に繋がると考えています。

 

 

先ほどお伝えしたように、坐骨神経というのは仙骨(背骨の土台)と、その上の腰椎4番・5番から出てきます。 

 

仙骨と腰椎が歪むことで坐骨神経の流れに異常を起こし、その結果として痛みが出るというふうに考えています。

 

 

その坐骨神経が腰から出てくるんですけども、もう一つ大事なところが股関節です。

 

股関節は坐骨神経の通り道と考えていただければ良いかと思います。

 

 

腰の骨から出てきた神経が、股関節を通って膝に向かって、それがふくらはぎや足先まで繋がっています。

 

その膝に向かうまでの通過点である股関節の歪みによっても、坐骨神経の流れが異常を起こして膝の痛みにつながると考えています。

 

 

**********

 

 

ここでちょっと整理すると、膝に痛みが出るのは坐骨神経の

 

・出処の(仙骨と腰椎)

・通り道の股関節

 

これら腰と股関節の歪みによって坐骨神経の流れに異常が起きて、その結果として膝に痛みが出るという考えです。

 

 

ではどうやって膝の痛みを改善したら良いのか、もしくは予防したら良いのかということですが、膝の痛みで一番大事なのは

 

お尻(大殿筋)の筋力トレーニング

 

です。

 

 

 

 

こちらは以前、腰の痛みについての配信でもお伝えしていますが、トレーニングバンドを使用して「バックキック」という種目をお勧めしています。

 

 

 

 

こちらのバックキックをコツコツ継続することで、お尻の筋肉が少しずつ鍛えられていきます。 

 

お尻の筋肉がしっかりついてくると、背骨の土台である仙骨の位置が安定し、股関節もしっかりと外側から支えられるようになります。

 

 

すると坐骨神経の流れが改善して本来の膝の油(滑液)の状態が維持できますので、歩いたりしゃがんだりしても膝関節への負担が軽減されて痛みは出なくなります。

 

 

**********

 

 

やっぱり膝に痛みがあると、どうしても痛い場所に着目しがちです。

 

たしかに膝が痛い時に病院でしっかり検査を受けて、骨折とか靭帯の損傷といったケガの可能性がないか、何かしらの病気がないかを確認することはとても大事です。

 

 

ただ、病院の検査では「骨に異常ありません」とか「病気はありません」ということをしっかりと確認してもらえたら、膝に原因はありません。

 

腰や股関節の歪みによって坐骨神経の異常が起きている状態と考えます。

 

 

それを改善していくため、もしくは予防するためにはお尻の筋力をしっかりと鍛えるということがとても重要になってきます。

 

 

先程お伝えした「バックキック」という種目ですけれども、やり方についての動画リンクを貼っておきます。

 

ぜひご自身でも実践していただけると嬉しいです。

 

→大殿筋のトレーニング種目「バックキック」

 

 

**********

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#008 膝の痛みの原因は膝に無い!?】

 

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背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

今回はトレーニングを継続していくうえで、ぜひとも知っておきたい基本的な法則についてお伝えします。

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#007 トレーニングの基本的な法則を知ろう!】

 

 

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【ルーの法則】

というものを聞いたことはあるでしょうか。

 

 

ルーの法則というのは

「体の機能や器官は適度に使うと発達し、使わなければ退化・萎縮し、過度に使えば障害を起こす」

 

というものです。

 

 

この法則については昔から言われているトレーニングの基本の法則ですが、もちろん年齢に関わりなく同じことが言えます。

 

高齢者の方でも適度に使えば筋肉も発達しますし、逆に使わないと萎縮してしまいます。

 

 

よく耳にする

「年だから筋肉がつかない」

というのは間違いです。

 

 

 

 

**********

 

 

実際に背骨コンディショニングでお伝えしているもので、筋肉の「超回復」というものがあります。

 

この超回復は筋肉が回復する過程ですけれども、簡単にいうと筋トレで筋肉の線維を傷つけて、それがまた再合成と言ってブチブチ切れた線維がまた繋がっていきます。

 

 

再合成には時間が必要なんですけれども、その繋がっていく過程を超回復と言います。

 

超回復して筋肉の線維が繋がると、筋トレ前と比べて筋力がアップしている状態になります。 

 

 

この超回復に必要な時間っていうのは大きい筋肉であればあるほど長い時間必要になります。

 

大きい筋肉というと、背骨コンディショニングでよくお勧めしているバックキックという方法で鍛える大殿筋(お尻の筋肉)があります。

 

 

大殿筋は背骨の土台である仙骨と股関節を安定させてくれますが、しっかり筋トレした後に超回復には大体100時間ぐらい必要と言われています。

 

 

この超回復のことを無視してしまって、強い負荷をかけているのにも関わらず毎日毎日同じような場所ばかり鍛えていくと、筋肉が傷つきすぎて壊れていきます。

 

最悪、筋肉が完全に断裂してしまうという状態を引き起こす可能性もあります。

 

 

ですので、しっかりとこのような身体の基本的な法則を知ったうえでトレーニングするという事が大事です。

 

 

この内容を理解したうえで考えると、やはり筋トレは週に2回(もしくは週3回)が最適です。

 

大殿筋ですと週2回、背中の菱形筋は週2~3回鍛えるのがルーの法則でいう「適度に使う」に当てはまると言えると思います。

 

 

そうすると筋肉が徐々に発達して、背骨や関節を安定してくれるようになります。

 

 

**********

 

 

筋トレを「週2回おこなう」というものですが、習慣にしてしまうのがベストです。

 

そのために、筋トレする曜日を決めましょう。

 

 

私でいうと

・バックキック(お尻の筋トレ)は火曜日と金曜日

・ハイエルボーローイング(背中の筋トレ)は月曜日と木曜日

 

このように決まっています。

 

私の場合は仕事に行く前、朝のうちに筋トレを済ませてしまうという形です。

 

筋トレする曜日を決めて、さらに時間まで決めると習慣になりやすいと思います。

 

 

 

そうは言っても忙しいとか大変だとか辛いとか、皆さんそれぞれあると思います。

 

ですが、やっぱり筋トレは身体を健康に保つためには欠かせないものだと思います。

 

 

そんな時は、筋トレを

 

まずやる!

 

と決めましょう。

 

 

 

 

やると決めたら

 

・曜日を決める

・時間も決めておく

 

そうするとスケジュールの中でもやるべきものが決まってきますので、あとはそれを実行するだけです。

 

 

口で言うのは簡単なんですけれども、そのように曜日とか時間とかを決めておくと本当に習慣になりやすいと思います。

 

私のパーソナルで背骨矯正しているお客様にも、同じく曜日を決めていただいて習慣になってる方が本当に多いんです。

 

 

でも、習慣にしていくために「ルーの法則」ですとか筋肉の「超回復」のことについて、しっかりと理解したうえで習慣にして、筋トレを継続していただけたら嬉しいです。

 

 

 

今回はトレーニングの基本的な法則についてお伝えさせていただきました。

 

参考にして日頃のトレーニングに取り組んでみてくださいね。

 

 

**********

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#007 トレーニングの基本的な法則を知ろう!】

 

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背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#006 肩こりは背中の筋肉を鍛えて改善しよう!】

 

 

 

今回は、日本人の不調でも特に女性に最も多いと言われる「肩こり」についてお伝えしていきます。

 

 

**********

 

 

皆さんは肩こりを感じていますか?

 

私も昔、高校生の時とかはよく肩がこって自分でもんだり、親にもんでもらっていたという経験もありますけれども、肩こりについてやっぱり筋肉が凝ってるから揉むというようなイメージをされてる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

まず最初にお伝えしたいのは、肩こりを感じている時に筋肉をもんでしまうと

 

余計にどんどん硬くなってしまう

 

ということです。

 

 

 

 

確かに一時的にラクになったり気持ちよく感じたりすると思うんですけれども、あくまでそれは一時的な効果ですね。

 

それをどんどん続けてしまうと、筋肉の奥の方にある神経までもみ潰されてしまいます。

 

グリグリもむと神経までもみ潰されて縮こまってしまって、そのせいで感覚が鈍麻して逆に何も感じなくなってしまいます。 

 

 

そうなると、すごく肩が丸まっていたりとか明らかに筋肉がパンパンに張ったりしていても、「自分は肩こり全然ないです」っていうように

 

肩がこってる感覚が麻痺してしまう

 

ケースもあります。

 

 

 

実際に背骨コンディショニングで肩こりはどう捉えているかというと、肩こりの筋肉といわれる「僧帽筋」という筋肉があるんですけれども、その奥を首の7番目(頚椎の7番)から出る尺骨神経という神経が通っています。

 

↑黄色の線が尺骨神経

(※私がフリーハンドで線を引いてズレはあると思うので、あくまで参考程度にお願いします)

 

 

よく肘をどこかにぶつけてビリビリと腕がしびれた経験がある方も多いと思いますが、それが尺骨神経です。

 

 

その首の7番から出てくる尺骨神経が、僧帽筋の奥を通ってて肩から腕から指先(小指側)まで伸びています。

 

首の7番の歪みによって、あとは肩の巻き込みがあって尺骨神経の流れが異常を起こすことで、それを肩こりと感じている。

 

 

 

肩こりというのは筋肉のコリではなくて神経の異常、つまり

 

「神経痛」を表面の筋肉がコリとして感知している

 

と考えています。

 

 

「猫背・巻き肩」という姿勢をとっている人を見たことがあると思いますが、それは背中の丸みと一緒にこの首の7番が後ろや左右にずれてしまって、尺骨神経の異常が起きているというように考えていただければと思います。

 

 

**********

 

 

ではどうやって解消したらいいのかというと、先ほどお伝えしたように首の7番がずれてしまった人はほとんどの場合、背中が丸まっています。

 

特に肩甲骨の間の

 

菱形筋

 

という筋肉が弱くなることで肩甲骨が外にひらいて肩が巻き込み、「猫背・巻き肩」の姿勢をとってしまうことが一番の原因と考えています。

 

 

↑菱形筋には「大菱形筋」と「小菱形筋」があります

 

 

この菱形筋なんですけれども、皆さん聞いたことある方は少ないと思います。

 

デスクワークが多かったりするとグッと背中を伸ばしたくなることがあると思いますが、なかなか菱形筋を単独で鍛えたことがある方は少ないんじゃないでしょうか。

 

 

この菱形筋をしっかりと鍛えることで肩甲骨が背骨の方に正しい位置に引き寄せられて、そうすると肩の巻き込みが防げて首の歪みも抑えられる。

 

そして尺骨神経の異常を防いで、肩こりも改善できるようになると考えています。

 

 

 

肩こりというのは揉んでほぐして良くするよりも

 

しっかりと背中を鍛える

 

そして

 

の筋力も鍛える

 

こうするとより効果的です。

 

 

**********

 

 

前々回の放送で腰の痛みについての捉え方と改善に必要なことについてお伝えさせていただきましたけれども、いずれにしても

 

体の後ろ側の筋肉を鍛える

 

 

今回の肩こりについては

 

背中の筋肉を鍛える

 

 

つまり筋トレすることで身体の不調や痛みを改善していくというのが背骨コンディショニングでの基本的な考え方です。

 

 

 

最初にお伝えしたように、筋肉をもんだりほぐしたりすると一時的には確かにラクになります。

 

ただそれはあくまで一時的です。

 

 

一時的にラクにしたとしても、根本的な原因が解決されていなければまた症状を繰り返してしまいます。

 

それを放っておくと段々痛みも強くなってしまいますし、日常生活に支障が出てしまう方もいらっしゃいます。

 

 

今回の肩こりについては、背中の筋肉を鍛えることが大事ですと覚えていただけたら嬉しいです。

 

 

 

菱形筋のトレーニングについては「ハイエルボーローイング」という種目を背骨コンディショニングではお勧めしています。

 

 

 

詳しいやり方については下記のリンクから動画を確認してみてください。

 

※菱形筋のトレーニング方法

→「ハイエルボーローイング」

 

 

**********

 

 

※音声で理解したい方はこちら

→【#006 肩こりは背中の筋肉を鍛えて改善しよう!】

 

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