これだけ接写しても「識別」ができない件(多々良沼) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

いつも通り館林駅から多々良沼へ徒歩で向かいましたが

駅前にいつの間にかオリーブの木が列植されていました。

 

今年の早春頃、館林市内のとあるベンチャー企業が

耕作放棄地でオリーブの栽培を始動したという

タウン誌の記事がネットに上げられていましたので

もしかしたらその関係かもしれません。

 

ただ、上記のプロジェクト自体は

もう5年くらい前から動いていたようなので

もしかしたら単に私が今まで気づいていなかった

(というより意識していなかった)だけかも?

 

 

 

 

 

 

沼の近くにあるポケストップに指定されている公園

とうとう遊具の何もない空き地になってしまいました。

もっとも、錆び付いて階段の壊れた滑り台くらいしか

なかったので撤去も時間の問題だったみたいですが……。

依然としてポケストップとしては機能しているので

とりあえずアイテムだけ入手しておきます(爆)。

(最近記事にアップしないだけで、ポケGOは今でもやっています)

 

 

 

 

 

多々良沼に到着。シギ・チドリのピークシーズンには

ちょっと遅かったかなとも思っていましたが

まだそれなりには残っているようでした。

 

 

 

 

 

 

セイタカシギは2羽確認できました。

撮影ポイントを訪れた当初は蹲っていましたが

13時頃になると暖かくなってきたからか

水浴びしたり羽を伸ばしたりと活動を開始しました。

 

右写真は脚を延ばしたシーン。

頭身の比率が明らかにおかしいことがよくわかります。

 

 

 

 

 

ツルシギも3羽ほど残っており

大体セイタカシギと同じくらいのタイミングで

動き始めました。右の個体は水浴び中ですが

あまりに激し過ぎたためか、くちばしが真上を向いています。

シュノーケルというか、忍者のアレというか……。

 

 

 

 

 

おっと、コウノトリです。

2021年の訪問時にも確認していますが

脚についているリングの色が違うようなので

別の個体かと思われます。

 

 

 

 

 

遠目に見るとこんな感じ。

中央右下あたりにコウノトリがいます。

左の方にはダイサギもいるのですが

サイズ差が歴然としているのがわかりますね。

 

 

 

 

 

魚を食べるセグロカモメ

銚子漁港などとは違い群れてはおらず

1羽のみで行動していました。

 

 

 

 

 

 

水鳥は一通り撮ったので、沼以外にも目を向けてみます。

右写真の背丈の低い草原ではバッタの仲間が多く見られ

特にこの日はトノサマバッタとよく遭遇しました。

 

 

 

 

 

 

草原で見られた、季節外れのシロバナタンポポ(左)と

まだ小さいニホンカナヘビの子供(右)。

10月末にしては気温が上がっていたためでしょうか?

 

 

 

 

 

カマキリのいる……風景?

……というか遊歩道を堂々と横切っていました。

最近、都心の公園ですらこういうことがたまにあるため

うっかり踏まないように気を付けております。

実は先日の多摩川の講座でも

危うく踏んづけそうになりました。

 

 

 

 

 

上の路上を歩いていたのとは別の個体。

手のひらサイズと大きく、お腹が膨らんでいたので

産卵直前のメスのオオカマキリかと思われます。

 

この時期のカマキリは総じて気性が荒いのですが

コイツは手の甲に乗せても特に抵抗なし。

少なくとも脚の手入れをするくらいの余裕はありました(笑)

 

 

 

 

 

こちらはハラビロカマキリ

何かこの日はやたらとカマキリに会う日で

以前の訪問時にカナヘビばかりだった手摺で

自分の気づいた限りでも5匹見かけています。

 

ちなみにこの個体もムネアカハラビロカマキリではない模様。

逐一チェックしていますが、未だに遭遇していません。

このまま一生会わずに済ませたいです

 

 

 

 

 

カワセミのいる風景

はい、こちらは文句なく風景です。

なかなか絵になっている気がします。

 

 

 

 

 

当該カワセミをクローズアップ。

これも若い個体でしょうか?

バックが抜けていた&光条件が抜群だったこともあり

最近撮った中では随一の写りとなっています。

 

 

 

 

 

最後に、樹林帯を歩いていると

唐突にやや大きめの鳥が出現。

おお、これはもしや……↓

 

 

 

 


ツツドリ……でいいんですよね?(弱気)

以前にもここで撮影したことがありますし

今年も多々良沼で撮影記録があがっているので

多分間違いはないのだろうと思いますが……。

 

気になってWebで色々検索はしましたが

いずれもあまり直接会う機会がないためか

ツツドリ、カッコウ、ホトトギスの区別が

未だにちゃんとできません。orz

手持ちの図鑑はポケットサイズ故に写真の点数が少なく

個体差もあるようなので完全に信用することもできず

これだけ鮮明に撮れたにも拘らず

未だに少々モニョモニョしております。

 

正直、こういうのをその場で一瞬で識別できる

ベテランウォッチャーの皆さんは一体どういう鍛錬を

積んでこられたのか、非常に気になっております。(;^_^A

 

まあ、とりあえずこの個体につきましては

ツツドリということで自己完結しておきます(爆)

(もし違うようでしたらどなたか教えてください)

 

 

 

 

【10/31 多々良沼で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、オオバン、オナガガモ、カイツブリ、カルガモ、カワウ、カワセミ、キンクロハジロ、コウノトリ、コガモ、シジュウカラ、セイタカシギ、セグロカモメ、ダイサギ、チュウサギ、ツツドリ、ツルシギ、トビ、ヒドリガモ、マガモ、メジロ、メダイチドリ、モズ

昆虫類・・・アキアカネ、イチモンジセセリ、ウラナミシジミ、オオカマキリ、オンブバッタ、キタキチョウ、クロイトトンボ、ショウリョウバッタ、セイヨウミツバチ、セグロアシナガバチ、チャバネセセリ、ツマグロヒョウモン、トノサマバッタ、トラマルハナバチ、ナミテントウ、ハラビロカマキリ、ベニシジミ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ

その他・・・ニホンカナヘビ

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2022年12月18日(日)に開催いたします。

 行先は「境川遊水地公園」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。