【2022年度のご案内】講座「首都圏生きものめぐり」2022年度の開催一覧です | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

おかげさまで、関東自然探し講座

「首都圏生きものめぐり」は2年目を

迎えることとなりました。

 

2年目となる2022年度は以下の要綱で

首都圏近郊の公園・自然地などを

ご案内します。興味をお持ちいただけましたら

以下のフォームよりお申込ください。

 

 

【お申し込み・お問い合わせはこちら】

 

 

 

 

【2022年度の年間カリキュラム】

 

4月 三番瀬&谷津干潟で春の渡りのシギ・チドリを観察

 

会場/三番瀬(千葉県船橋市)または谷津干潟(千葉県習志野市)&谷津バラ園

観察対象/ミヤコドリ、チュウシャクシギ、ダイゼンなどの渡り鳥

考えること/「なぜ、街中にこんな干潟が残されたのか」「渡り鳥はどのように暮らしているのか?」

 

 

 

5月 江の島で生きものめぐり。ハヤブサが見られたらラッキー

会場/江の島(神奈川県藤沢市)

観察対象/カニやヤドカリなどの磯の生きもの、イソヒヨドリ、ハヤブサ、ホンドタヌキなど

考えること/「観光地 江の島にこれほどの生きものが暮らす理由は?」

 

 

 

6月 里山環境を活かした公園で初夏の生きものを探そう

会場/舞岡公園(神奈川県横浜市)

観察対象/オオヨシキリ、キビタキ、チョウやバッタなどの各種昆虫

考えること/「なぜ、里山環境に生きものが集まるのか?」「人と生きものは里山でどう関わってきたのか?」

 

 

 

7月 朝比奈切通から浄明寺を歩く、自然とふれあう鎌倉めぐり

会場/朝比奈切通→石窯ガーデンテラス→鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)

観察対象/ハンミョウ、ルリモンハナバチ(ブルー・ビー)、カワセミなど

考えること/「鎌倉の地形と生きものたちとの関わりは?」「なぜ、ガーデンテラスには昆虫が訪れるのか?」

 

 

 

8月 真夏の昆虫探し。幸せの青いハチはどこにいる?

会場/小山田緑地(東京都町田市)

観察対象/ルリモンハナバチ(ブルー・ビー)、クルマバッタ、オオカマキリ、トンボ類

考えること/「なぜ、日本人はこうも青いものに惹かれてしまうのか?」「虫を呼ぶには、どんな仕掛けがいいんだろうか?」

 

 

 

9月 秋の里山ガーデンと四季の森公園で生きものめぐり

会場/里山ガーデン&県立四季の森公園(神奈川県横浜市)

観察対象/オオカマキリ、オオスカシバ、ミドリヒョウモンなどの秋の昆虫

考えること/「華やかな里山ガーデンと野趣のある四季の森公園、どちらが生きものにとって心地がいいのか?」「本当に園芸植物はNG、在来種はOKという考え方でいいのか?」

 

 

 

10月 隠れた水鳥の飛来地。多摩川河口域を散策しよう

会場/六郷橋緑地~多摩川河口域(東京都大田区)

観察対象/セイタカシギ、アオアシシギ、キョウジョシギ、チョウゲンボウなど

考えること/「多摩川の環境はここ数十年でどう変わったのか?」「なぜ、渡り鳥はこんな都会の川を訪れるのか?」

 

 

 

11月 都会の清流 白子川から石神井公園へ。練馬区の生きものめぐり

会場/白子川源流~石神井公園(東京都練馬区)

観察対象/カワセミ、ウラナミシジミ、オオカマキリ、オオタカなど

考えること/「なぜ、東京の街中でこれだけ白子川の水はきれいなのか?」「街中に自然公園があることの意義とは?」

 

 

 

12月 防災と自然再生を兼ねた遊水地公園を歩き、鳥を探そう

会場/境川遊水地公園(神奈川県藤沢市ほか)

観察対象/チョウゲンボウ、タシギ、カワセミ、渡りのカモ類など

考えること/「遊水地がもたらす役割とは? 人と野生生物に何をもたらしているのか?」

 

 

 

1月 冬の里山公園で、里山ならではの鳥を探そう

会場/茅ケ崎里山公園(神奈川県茅ケ崎市)

観察対象/ノスリ、アオジ、ジョウビタキ、渡りのカモ類など

考えること/「谷戸が生きものにもたらす恩恵とは?」「なぜ、猛禽類がここに現れるのか?」

 

 

 

2月 東京・埼玉の県境、荒川沿いの公園で冬鳥探し

会場/浮間公園(東京都北区)&戸田公園(埼玉県戸田市)

観察対象/オオタカ、キンクロハジロ、カワセミ、ヨシガモなど

考えること/「なぜ、決して大きくない公園にこれほどの野鳥が集まるのか?」「なぜ、ボート練習場にヨシガモがやってくるのか?」

 

 

 

 

3月 三浦半島南西部。海沿いを歩きながら鳥を探そう

会場/長井漁港&ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)

観察対象/ウミアイサ、イソヒヨドリ、クロガモ、セッカ、磯の生きものなど

考えること/「漁港と渡り鳥の関係とは?」「なぜ、海で冬を越すカモがいるのか?」

 

 

 

 

【講座実施要領】

■開催日時/

 毎月第3日曜日(お申込が多くなりましたら土曜日も開催いたします)。

 集合時間=9:30(現地集合)

 解散時間=15:00頃

 ★初回開催は4月17日(日)に開催いたします。

■集合・解散場所/現地集合・現地解散

■もちもの/

 歩きやすい靴と服装、

 飲み物(1ℓくらいあれば安心)、

 帽子、雨具、レジャーシート、

 チャージされたSuicaかPASMO、

 タオル、お手拭き、

 昼食、カメラ(あれば)

 ※あとはその都度

 (例:海の場合はサンダルなど)

■参加料/

 ※初回体験は3000円(資料代込)

  資料代込で3500円

  (交通費・昼食代・入園料等は別途)

  ★年間会員は36,000円

   (1回3000円)※要事前振込

■雨天時の対応/翌週まで延期

 (それでも不可能の場合は中止)

■食事について/

 基本的に弁当持参

 (現地で食事処などに寄ることもあり)

 

【お申し込み・お問い合わせはこちら】

 

 

 

 

 

 

 

―――以下、講座全体の要綱―――

 

 

【講座ご案内】

都会のイメージが強い

首都圏にちりばめられた

意外なほど生きもの豊かな公園・緑地などを

まちづくりとガーデン雑誌の

編集・ライターなどを務める

自然ジャーナリストがご案内する

散策ガイドツアーです。

 

 

 

【講座のあらまし】

東京を中心とした首都圏は

「都会」のイメージが根強く、

野生の生きものに出合う機会が

極めて少ないと思われがちです。

また、環境が壊れて昔と比べて

鳥や昆虫の数が減ってしまい

自然体験の機会が少なくなったという

残念な声もよく耳にします。

 

しかし、それが首都圏の

「本当の姿」ではありません。

 

 

 

東京都内の川を訪れれば、

コバルトブルーに輝くカワセミの姿が。

電車で少し郊外に出れば、

かつての里山を思わせる公園・緑地があり

そこにはたくさんの野鳥や昆虫、

時にはタヌキなどの哺乳類も。

 

 

 

そして海岸から街中、郊外へと

毎年のように飛んでくる渡り鳥たち。

ちょっと探してみれば、あちらこちらから

生きものの「息吹」が聞こえてくる……。

首都圏では、思いのほか多くの生きものが

人々の隣で暮らしているのです。

 

 

 

そんな首都圏の生きものたちの姿を、

ぜひ首都圏にお住いの皆さんに

知っていただきたいと願い

ブログ「首都圏生きものめぐり」を

2013年に開設しました。

東京、神奈川、埼玉、千葉などの

公園や自然地に、カメラをぶら下げて

ひたすら足を運び、情報発信してきました。

出かけたスポットは100ヶ所以上。

撮影した生きものの数は800種以上です。

 

そして今回、身近な環境で生きものと出合う

面白さと感動を直接皆さんにお伝えするため

首都圏の「生きものスポット」を

私がガイドとして直接案内する

有料散策ツアーをご用意しました。

 

首都圏といっても広く、

どこでどんな生きものに出合えるのかは

図鑑やネットだけではわかりにくいもの。

そこで自然環境ジャーナリストである私が

季節ごとに魅力的な生きものに出合える所へ

年間12回の毎月連続講座でご案内します。

生きものを直接観察する「感動」を

一緒に楽しんでいただければ幸いです。

 

 

 

 

【講座『首都圏生きものめぐり』8の特徴】

1.プロの自然ジャーナリストが

  生きものの探し方と触れ合い方を

  楽しくわかりやすくお伝えします。

 

2.季節の昆虫・鳥・草花の見つけ方や

  観察の方法などをお教えします。

 

3.東京のカワセミや美しい昆虫など、

  ガイドブックでは得られない

  身近な自然から得られる感動があります。

 

4.参加者の皆様には、ガイド自ら撮影した

  写真いっぱいのテキストを毎回配布します。

  (年間12回で参加いただけますと、

  首都圏の生きもの図鑑が完成!)

 

5.野生の動植物との出合いを通じて、

  自然のありのままの姿を知り

  「自然と共にある、楽しく刺激的な暮らし」

  のヒントが得られます。

 

6.子供と楽しい休日を過ごしたい

  子育て世代の方はもちろん、

  教育者や街づくりに携わる方々も、

  楽しみながら生きものと触れ合い、

  実体験を通じて生態系について

  学ぶことができます。

 

7.四季ごとに最も多くの生きものに

  出合える場所を厳選しご案内します。

 

8.散策の中で、ガイドより

  自然についての疑問を投げかけます。

  「この生きものはどうしてこんな形なの?」

  など、生きものや自然環境について

  能動的に「考える」ことを通じて

  楽しむ自然学習を体感いただけます。

 

 


 

【講師 中村桂祐プロフィール】

1982年3月生まれ。

東京理科大学大学院 応用生物科学専攻修了。

小学生の頃に母に連れられて

こども植物園(横浜市)に出かけたり

『昆虫記(今森光彦著)』などの

図鑑を買ってもらったことから

動植物に興味を持ち、昆虫採集に没頭。

近くの空き地や通学路で

カマキリやバッタ、セミなどを捕まえ

特にカマキリの飼育に勤しみ、

エサも自分で捕獲してきた。

 

2006年にリクルート系列会社で

求人広告(リクナビNEXT)の制作に従事し

2010年に(公財)日本生態系協会職員へ。

その後2012年4月より㈱マルモ出版で

雑誌「マイガーデン」および

雑誌「ランドスケープデザイン」の

編集・ライターおよび広告営業など

多彩な仕事に携わるようになる。

2020年4月より業務委託となり、

自然環境ジャーナリストとして独立。

それまで個人で楽しんできた

『首都圏生きものめぐり』を

ツアー講座として展開し、

生きもの溢れる首都圏の魅力発信に努める。

 

2020年6月に、

マルモ出版より発行された

東京の花と緑あるスポット情報をまとめた

ガイド本『東京のまちみどりっぷ』では、

編集・ライター・撮影・デザインを務める。

 

 

 

 

【これだけは伝えておきたいこと】

野生の生きものに会いに行くとなると、

自然豊かな地方の観光地に足を運ぶのが

王道かと思われます。本講座では、

時間やお金をあまりかけなくても楽しめる

首都圏の身近な自然スポットと生きものを

紹介していきたいと考えていますが、

目指すのは「妥協」「仕方なく」でない、

本当の意味で「そこへ行きたい」と

思わせるような近場散策の提案です。

 

経済的な理由や、

新型コロナウイルス感染症予防の観点から

遠出をすることができず、

やむなく近場の公園・緑地に出かけた方は

首都圏でも多いのではないかと思います。

それ自体は決して不自然ではありませんが

「観光地に行きたかったけど仕方なく」

というどこかネガティブな気持ちでは

未練やさみしさが残ってしまいます。

 

講座『首都圏生きものめぐり』は

「近場“で”いい」ではなく

「近場“が”いい」と思わせるような旅に

皆様をご案内し、地方の観光地とはまた違う

近場ならではの満足を皆様が得られるよう

努力していきたいと考えております。

首都圏の魅力再発見と、何より皆さんが

心から「楽しい」と感じていただけるよう

講師として日々精進いたします。

 

 

【お申し込み・お問い合わせはこちら】