ジェーンは朝早くから夕方まで学校の用務員の仕事で忙しく、日曜の教会のミサが終わった後は、体の不自由な高齢者のケアーをする教会の活動に参加しており、日曜の夕方しか時間がないそうです。2人の子どもと一緒に会いに来てくれました。
コロナ禍で3年間閉鎖していたフェルト工房の活動を、今回のケニア短期滞在中に「小規模でもスタートしよう」という所まで何とか漕ぎつけることが出来ました。
3年前まで工房はセルフヘルプ・グループとしてケニア政府に認定され、乳幼児のベビーシッターさんも含めた22人がフルに稼働していました。
でも、今は羊毛加工部門のマグダリンとユニス。アニマル製作部門のラハブとポリーン。ボランティアのエテメシさんを加えると5名でのスタートです。
病気で亡くなったママが2名。他にはサウジアラビアやカタールに出稼ぎに行ったママ。遠い田舎の実家に帰って農作業しているママ。このオンガタロンガイの町に住みながら、「他の仕事が入ったから、もうマトマイニには行けない」というママ。みんなコロナ禍の中懸命に家族を守りながら生き抜いてきたママ達です。
マグダリンとユニスとラハブは面接した時、「直ぐ来ます」と即決でした。ポリーンは週に2日入る他の仕事を続けながらの2刀流です。
大ベテランのジェーンとモニカは、まだ正式に「戻って来て」とは言えません。日雇いをしている中、やっと手に入れた学校の仕事は決して楽ではないとはいえ、勤勉な仕事ぶりを認められ正式な職員として雇用契約を結んだばかりの2人は安易に辞職する訳にはいきません。
小規模で始めてみて必ず進めて行くから、一緒に仕事をしようね。3,4ヶ月待って、との約束を私は守らなければならないのです。
モニカにピーナッツバターを注文しました。以前から自宅で作っていたのですが、今は忙しいので、注文がある時だけ作るそうです。次女と一緒に配達に来てくれました。