ケニア便り ホープとキンキン | ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

1987年から30年続いたマトマイ二・チルドレンズ・ホーム。その卒園生達と共に、貧しさ故に子どもを困窮状態に追いやっているスラムのシングルマザーの自立援助に力を注いでいます。マトマイニ第2章の始まりです。

ラハブさんとポリーンさん姉妹は、キリンとシマウマ作りのベテランです。フェルトアニマルの中で最も売れ目のアニマルですから、この2人には「今、どういう生活をしているの?」「再開すると決めたら、戻って来れそう?」と聞いておきたかったのです。

 

子連れで来てくれました。ラハブさんの娘のホープちゃんはズンと伸びていました。

「あれっ?」ポリーンさんは小さな男の子を連れているではないですか。

「キンキンって呼んでやって」 キンキンは人見知りもせずホープちゃんと走り回わります。もうすぐ3歳とか。

 

ということは、コロナ禍で工房を閉めた2020年3月に、ポリーンさんのお腹にキンキンが居たのかな。ふむふむ。思い起こせば、当時ポリーンさんはお母さんの介護で疲れ果て、亡くなった時にはガックリと疲労困憊の様子で、よく机に臥せて気分悪そうにして、遅刻も早退もありました。その頃は生産性も落ちていました。

 

でもあれは、もしかしたら妊婦さんの辛さもあったのかもしれない!今は元気になった親子を見て納得した次第です。目下、週に3日のパートの仕事をしているとかで、空いている日は工房の機材や材料を調べるためにマトマイニに来てもらいます。キリン・シマウマ作りのママ、復帰するかも知れません。