今日から第19回ショパンコンクールが始まる。
10月中はブログ内容も予選の演奏について
記事中心になる予定。
第17回、第18回と記録として、私のブログに
参加者の方々の演奏プログラムや演奏動画を載せて
私自身がそれを見て聴いて楽しんできたので、
第19回もまたそうしようと思っている。
ピアノコンクール、特にショパンコンクールは
楽器のファッションショーのような側面もある。
2次予選、3次予選、最終選まで、どこの楽器が
多く使われたのか、優勝、準優勝に導いたのかも
評価されているところがあると思う。
この第19回で最も驚いたことは、
初日セッション午前8名、午後9名の合計17名が
演奏予定のうち、ヤマハを使用して演奏する
参加者は1名だけだった。
今日の参加者の使用楽器
スタインウェイ 9人
シゲルカワイ 5人
ファツィオリ 2人
ヤマハ 1人
今日演奏する日本人でヤマハを使用する人はいない。
何がいえるかといえば、、
日本の一流製造楽器会社の老舗ヤマハの信用が落ちた。
なぜこのようなことになってしまったのかといえば、
第18回のコンクールでは、ヤマハを使用した人は
2次予選までで全員脱落したから。
3次予選に進む人がいなかったのが原因のように思う。
好きな楽器を使用したくても、ヤマハを使うと
最後まで残れず敗退するリスクがあると
判断する人が多かったのかなと残念に思った。
私見ではあるけれども・・
今年5月の予選の時に、スタインウェイが華やかで
大袈裟に聴こえることがあった。
ヤマハを使用した参加者の演奏に落ち着きがあり、
美しい音色で、心地よい響きに感じられて、
遜色はないように思っただけに、蓋を開けてみれば
ヤマハを使用する人がいなかったことに驚いて、
ショックを受けた。
4年前の2次予選でヤマハ使用者全員敗退の結果が
4年後の今に大きな影響を受けて痛手を被っている。
コンクールでの楽器メーカーの実績は、末端の消費者に
直結していて、楽器販売の低迷、音楽教室の生徒減少
から楽器店の縮小、サービスの廃止などが起きる。
ヤマハ離れにつながるので無関係ではないと感じる。
初日は日本時間3日午後5時からモーニングセッション
翌4日午前0時からイブニングセッションが行われる。
日本人参加者の出演順
10月3日午後5時モーニングセッション
3番目 午後6時牛田智大さん
10月4日午前0時イブニングセッション
4番目.午前1時30分山縣美季 さん
5番目.午前2時00分山﨑亮汰さん
上の動画の演奏プログラム
Chopin: Polonaise in A major, Op. 40 No. 1
(orchestral version by Grzegorz Fitelberg )
13:47
Bruce Liu ファツィオリ
Saint-Saens: Piano Concerto No. 5
I. 21:18
II. 31:34
III. 41:36
スタインウェイとシゲルカワイ(2台のピアノ)
Yulianna Avdeeva and Garrick Ohlsson
Poulenc: Concerto for Two Pianos and Orchestra
I. 1:17:01
II. 1:25:16
III. 1:31:18
Bruce Liu, ファツィオリ
Yulianna Avdeeva,スタインウェイ
Garrick Ohlsson ヤマハ
Dang Thai Son シゲルカワイ
(4台のピアノ)
-J.S. Bach: Concerto for 4 Harpsichords
I. 1:53:33
II. 1:57:38
III. 2:00:24