先日、長女がインターナショナル・スクールで劇をしました。
「あなたは○○役ですから、衣装をおうちで作ってくださいね。
提出は1週間後ですよ。」
というお便りを、学校から持ち帰ってきました。
…間に合わねーよ!!
星一徹のごとく、ちゃぶ台をひっくり返したくなりましたが、
ボイコットしたところで娘がかわいそうなだけなので、準備することに。
私はお裁縫が苦手です。
被服の授業でスカートを作ったときには、布に申し訳ないとは思いつつも
学校帰りに捨てました。成績は体育と同じ、10段階中の6か5だったかしら...。
はーこ妊娠中の時こそ、母子手帳ケースやふとんを手縫いで作ってみたりしましたが
保育園の備品作りは、ミシンが得意な母に丸投げでした。
衣装...もうどうしたらいいのかわかんなーい
アイデアすら思い浮かばなーい
はーこ本人も、自分がどんな役なのか、動くのか動かないのか
よくわかっていないので、どうしたものかさっぱり...。
でも、救いの神はちゃんといるものです
泣き言を言っていたら、近所の日本人ママがさささっと設計図を描いてくれて
ダイソーで素材を買うのにもつきあってくださいました
他のママたちが、服を貸してくれました
そうしてなんとか、お花が仕上がりました
提出1週間後にもう本番です。
あああ、お花がくたっとなっている!(もちろん私の腕のせい)
でも、頭に花かんむりを載せているだけの子もいる中で
花びらの真ん中に顔を出すタイプを考えてくれた友人のおかげで
ステージ上ではそれなりに目立っておりました。
はーこは歌うだけでしたが、ステージの真ん中で長いセリフを言う子たちもいて
5歳、すごいなー!と感動しました。
音響はすべてWindowsから出していたのですが、最後の一幕で
Windowsの更新が始まり、歌の途中で音楽が止まるというトラブルが…。
子どもたち、一瞬戸惑ったのですが、
その後、音楽なしでひとりふたりと歌い始め、合唱になりました
親たちが感動して拍手したところで、もう一回音楽が最初から始まり
結局もう一度歌い直しになって、先生からのアナウンスも特にない
(日本だったら、先生がマイクを取ってひと言いいそうなところですよね?)
のが、インターナショナルスクールらしくて笑えました。
教室に戻って、クラスのみんなで写真をパチリ。
カエル、お花、ちょうちょ役の子がいます。
おうちで衣装を作った子、買ってきた子と様々ですが、
衣装を買った人たちは、提出日の前日に「どうしよう!?」と
What's app(LINEみたいなチャットアプリ)で会話していて、
さすがのんびりだな~と、大焦りした自分に笑ってしまいました。
イギリス人のママが「明日ドラゴンマートに衣装を買いにいくわよ!」と言うと
インド人のママ2人が「私たちのも買ってきてくれる?」と応じます。
日本人にはできない遠慮のなさ!
この2人、子どもの名前がアーヤンとアージュンと言いました。
ふたりともカエルの役です。
やばそうだな...と思っていたら、その日の夜
イギリス人ママから「カエルの衣装1着買ってきたわよ!」とメッセージが。
あああ割って入ってあげればよかったか...。
インド人ママ2人「私たちふたりなんだけど?」と返し、チャットはしばらく沈黙。
翌朝「ごめん、一着しか買ってないの。今日の午前中もう一度買いにいくわ」とイギリス人ママが発言しました。
いやいや、そんなそんな…と傍で思っていたら
インド人ママたち
「本当?お願いします」
…おおさすが…。
やっぱりこれ、気づいたなら交通整理してあげるべきでしたね
次女・つーこも、先週の木曜日がおゆうぎ会の日でした。
恐竜がテーマだったようなのですが、このところ毎日
「crunch、crunch、crunch、munch、munch、munch、○×★◇dinosaur~♪」
と足踏みしながら歌っていて、日々萌えていたのです
つーこが英語でうたってる~
たどたどしい「まんちまんちまんち」はなんとも可愛いです
つーこのきょうりゅうさん、楽しみだね~
と言っていたのですが...
月曜日からのお熱が下がらず、断念
ちなみに、ナーサリーでは先生が衣装を作ってくれるので、40AED(≒1200円)を払うという仕組みでした。
衣装見たかったな~。
つーこの便は相変わらず緑色ですが、検査した結果、
感染は認められず、特に異常な物質も検出されず…。謎ばかりです
さて、私はドバイの中でも、日本人駐在員の多い場所で暮らしています。
衣装作りでは、悩みをいえばさっと解決してくださる
優秀なママ友にお手伝いいただいたのですが
周りには強く賢く気遣い上手の女性がいっぱいで、日々助けられています。
先日はみんなで話していて、恥ずかしながら涙してしまいました。
はーこを甘やかして育てすぎだとよく夫に言われていて
私なりには「これでいいんだ!」と思いながらも確固たる自信は持てず…。
そんな中、小学生のお母さんたちの話を聞いていたら、小学生でもまだ甘えん坊なんだな、と。
思わず悩みを打ち明けたら、大丈夫大丈夫!と優しく励ましていただいて 、思わず、ね。
狭い日本人コミュニティで起こる様々な問題…は
他の方のブログや、同じく駐妻だった母の話で見聞きしていますが
日本にいたら、自分の子と同い年か、せいぜい1学年前後のお友達のママとばかり付き合っていて
先輩ママと語らうことってそうそうなかったよな…。
中高生の頃の生活は、自分記憶がまだ辿れるとしても(それでも20年前…)
小学生の子どもがどんなかって、自分の娘が小学校に上がるまで
きっとイメージできていなかったと思います。
これは狭いコミュニティだからこその利点ですよね。
そう思うとありがたいな、駐妻生活。
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