子どもを怒るために罠をかけて見張ってないですか? | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

お疲れ様です。 学童保育生活向上研究所SAT所長のさとさんです。

 

 

子どもたちが学校から学童保育まで、歩いて帰ってくる。

その道の途中に、子どもから見えないところに支援員さんが立っている。

子どもが通りかかると、支援員が突然子どもたちの前に出てきて全員を止めた。

そして、「列が乱れてるでしょ!」と怒り始めた。

 

これはフィクションではなく、ある児童クラブでの目撃したことです。

 

 

 目的は何?

 

子どもから見えないところに立ってみている目的は?
 
元々は「列はきれいに並ぶ」ことを教えるためだったかもしれない。
 
百歩譲って、隠れて待っていたのは初めてかもしれない。
 
支援員さんは叱っているつもりかもしれない。
 
でもね…
 
怒る状況を作るためにね。
 
わざわざ見張っている。
 
列が乱れたときに、「並んでよー」と伝えるだけでいいはずです。
 
なのに、わざわざ怒っています。
 
ちゃんと並んでた子は、パニックだよね。
 
・一緒に歩いてその都度伝える
・たまたま見かけたら、その時に「はい、並んで」と声をかける
 
ほかにも方法はありそうなんだけど、これですみます。
 
実は、こういうケースはありがちです。
 
事前に伝えればいいだけなのに、わざわざ怒るような状況まで待っていること。
 

 怒る快感!?

 

 
地域からも「児童クラブの支援員が怒っている」という声が上がっているケースもあるんです。
 
最近見たyoutubeで「怒って言うことを聞かせるとドーパミンが出る」を知りました。
 

 

経験的・感覚的には分かっていたことだけど、実際にそうなんだなって思ったな。

 

怒るために、怒る状況を作り出す。

 

わざわざ怒ることで、ドーパミンを出し続けている可能性が否定できない。

 

 

 怒られやすい子

 

どの児童クラブにも、怒られやすい子がいますよね。

 

4つのタイプから言うと、黄タイプ・青タイプは怒られがちです。

 

 

 

4タイプ(コミュニケーションカラー)についての個別の説明はこちらをご覧くださいね。

 

 

 

黄タイプは興味がわくと、ルールからはみ出してしまう。

 

青タイプは、納得してから動くので、全体に合わせて行動することが苦手。

 

ここで書いていることは「怒ってはいけない」というつもりはありません。

 

怒らざる得ない時もある。

 

感情的になってしまうときもある。

 

何度言っても伝わらない時は、ついつい怒ることも分かる。

 

だけど、わざわざ怒るシチュエーションの罠を作ることがは必要だろうか?

 

 

子育てコーチング協会では、伝えるとか教えるは「叱る」のカテゴリーになる。

 

 

ここにも書いたけど、さとさん的には「怒られたと思ったら、それはもう叱るではなく怒る」なんです。

 

伝えることがあるとき、怒っても伝わらないんだな。

 

自分が受け手だったら、そうでしょ?

 

最初の列の例でいえば、罠を作ることに力を注ぐくらいなら、まっすぐ列を作るための工夫に力を入れた方がいいよね。

 

 

 タイプを知るということは

 

ここで書いた4つのタイプ。

 

これを知ると何がいいのか?

 

行動の原理が違うことが分かる。

 

 

自分の価値観とは違うことで、行動していることが分かる。

 

困らせているのではなく、違うと分かる。

 

怒らなくても、よくなるよ。

 

相手を尊重できる

ツール

 

そのうえで、どう伝えると伝わりやすいかを選べるようになりますよ。

 

 

 


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