お疲れ様です。 学童保育生活向上研究所SAT所長のさとさんです。
子どもが片付けない。
これは、児童クラブでも学校でも家でもありますよね。
児童クラブでも、こんなことを言っている支援員も多いです。
思いのほか、多くの支援員が使っている印象あるな(笑)
小難しい理屈はここではかかないけど、肯定的に伝えられるといいということは、言われなくても大人は十分に分かっているはず。
だけど、できないことが問題なんだな。
「子どもが片付けない」で困っているというより、伝えても伝えても分かってもらえない事へのイライラや不満、怒りが問題のようにも見えます。
どうやって伝えるといいの?
怒鳴らなくても片づけをしてくれるようになる3つのコツを、子育てコーチング協会の伊藤ともみマスターインストラクターが書いてくれているよ。
とっても、参考になります。
①怒鳴らずに、してほしいことを伝える
②子どもが片づけられるようにハードルを下げる
③できていることを認めてあげる
詳しくはこちらの記事を読んでくださいね。
児童クラブの支援員と子どもの関係は、親子の関係と似てはいるものの、全然違う側面もあるので、ここでは児童クラブ的方法も紹介しますね。
・見通しを立てやすくする
・するべき行動を伝える
・やっぱり認める大切
まず最初に書いておきたいこと。
片付けない子に、支援員は明確に怒って(叱って)いいと思っています。その際は、ダラダラ言わずに明確に伝える。
片付けなさい
これもありです。
そして、児童クラブは支援員が数人いるので、チーム戦です。
一方で怒らずに伝える支援員がいるといいですよ。
チームで取り組んでみましょう。
見通しを立てやすくする
児童クラブ的には、「おやつの前」「帰る時」「宿題終わり」が片付けるタイミング。
そもそも、片付けは時間がかかります。
その時間をある程度、支援員が見計らって、事前に伝えておくことをお勧めします。
例
片付けが必要な時間に、いきなり片付けなさいと言っても、切り替えが苦手な子どもは特に片付けがうまくいかない。
ちょっとしたコツは、片づけ始める時間を伝える。
「おやつの時間までに片づけて」
「50分になったら片づけるよ」
するべき行動を伝える
片付けなさいと伝えたところで、何をどうしていいか?パッとわからないのも子どもです。
よくあるのが…
・ウロウロするだけ
・持ってるものだけしまって「トイレ行ってくる」
・遊び続ける
なので、するべき行動を具体的に伝えます。
・レゴを箱に入れてね
・レゴの箱はロッカーに
・机しまうよー
・フライパンをカゴに入れてねー
・落ちてるものは拾ってー
・机の下に鉛筆あるよ
・おやつの準備をするよー(準備の内容が伝わっていれば)
言ったら逃げるような子は、名前を呼んで具体的な行動を伝えることもしますよ。
児童クラブは集団生活だから、みんなで協力しないと困るからね。
ついつい、自主的に主体的に片付けてほしいという願望を持ってしまうことがあるけど、片付けの時間は次のするべき行動に早く移れる方がいい。
なので、具体的に伝えましょう。
それを繰り返していると、上手に片付けるようになります。
片づけやすくする
片づけをしようにも、とても細かく片付けるようになっている場合もあります。
そもそもに片づけに時間がかかってしまう。
児童クラブの遊び道具は、さっと出せてさっと片づけられる工夫も支援員の仕事ですよね。
小さな箱に細かくしまうのではなくて、大きな箱(コンテナ)にがさっと入れるとかね。
箱も段ボールだと、徐々に崩れてくるから、しっかりした箱を用意できるといいですよ。
トランプは牛乳パックを切ってしまっています。蓋がないからすぐ使える。
片づけやすいと遊びやすいにつながりますよ。
やっぱり認める大切
伊藤ともみマスターインストラクター(もみちゃん)もブログで解説してくれているけど、片付けた後のコミュケーションがとても大切。
とても大切
あえて、繰り返してみた。
片付けは当たり前だとか、片付けさせた自分は支援員として優秀だとか、そんなん全然いらんから。
片付けてくれたら、まず言いましょう。
ありがとう
サンキュー
助かる
具体的にほめるのもいいよね。
などなど、片付けが終わった後しっかり伝えてください。
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