
学校給食のストロー廃止について
昨日(1月10日)から区立小中学校は3学期始業。
始業式は給食はないので、今日12日から給食開始だったのですが、今学期から給食時の牛乳のストローについて
学校によって対応が変わってきています。
昨夜、区内小学校1年と5年にお子さんのいるママから学校から来たお便りの写メが送られてきました。
始業式で次の日からの給食についてストロー廃止となるというお知らせをもらったそうで困惑して私のところに連絡が来ました。
今は「すぐーる※」(保護者が学校からのお知らせを受け取ったり、出欠連絡をするためのアプリ)のあるのだから、
廃止となる前日に紙ベースでお知らせしないで前もって知らせてほしい、と。
というのも、1年生の男の子なので上手に飲めなくてこぼしてしまうだろうから、もし廃止になるなら前もって練習するなり、ストロー持たせるなりしたかったと。ちなみに、今、区内小学校で提供されている牛乳パックはこちら↓
この連絡を受けて、区教委のほうに連絡したところ、区教委としては「中学校全学年と、小学校については5,6年生に『ストロー廃止にご協力いただきたい』という通知をだした」と。
ただ、紙パックから直飲みすることに抵抗がある・うまく飲めないといった理由で、ストローを希望する場合は渡すような柔軟な対応をしてほしいことも通知している、とのこと(でも、この友達ママの小学校は全学年一斉というやり方)
娘の小学校は?というと、同じ学年の友達ママに聞いたところ、去年12月2日の保護者会の際に校長先生からアナウンスがあったそうです。
その上で、3学期からの対応としては「5年生のみ」ストロー無を採用としたことがわかりました。
6年生(娘の学年)については、学年の先生にきいたら、6年生は牛乳アレルギーの子が多いので、従来通りストロー有にしたとのこと。
この件について思うのは、もちろん「脱プラ」にむけてアクションを起こすことや、
それを学校現場で実践すること自体は大事なことですし肯定するものでありますが、
子どもたちに給食の牛乳を直飲みさせることで、実践しなくてもいいのではないか?と率直に思います。
紙パックに口をつけて直飲みするのは、普段家庭内であれば「行儀悪いからやめなさい」と注意することも多いでしょうし、
それなのに、他方、学校では「牛乳は直飲みするもの」というのもいかがなものなのか?と。
区教委が最初に通知したように、小学校においては、せめて5,6年の高学年のみにするのが妥当な線なように思います。
今日学校から帰ってきた娘に「今日の給食ストローあった?」と聞くと、「あったよー」と。
そのあとに「でもね、私とA子ちゃんとB男くんとで、『ストローなくなりそう』て知ってから、毎回集めてきたから」というのです。
使わなかった子の分などを3人で貯めて、いざ廃止となった際には、飲みにくくて困っている子などに「1本10円だよー」といって渡すんだ!というので大変驚きました。(実際は、お財布を学校にもっていってるわけではないので、まあそういう言い方で配ると)
大人たちが、脱プラを掲げて、少しずれたというか「そこでなくても」な内容に右往左往しているのに対し、
子どもたちの方がよっぼど逞しく、頼もしいと感じた出来事でした。
給食ストローについては、やはり「学年によって」や「1人1人のニーズによって」というような柔軟な対応を求めたいと考えます(引き続き、周りの様子も聞いていきます)。
新年に思うこと。その先の世田谷へ。
あけましておめでとうございます☆
お正月も3が日終わってしまいましたが、
今年取り組みたい・実現させたい政策などに触れたいと思います。
昨年末(12月)に国が出してきた「出産・育児応援ギフト」※。
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/001030528.pdf
コロナ禍が3年続き、少子化が予想以上に進んでいることがわかってきて、「子育て世帯の負担軽減」をすることで少子化対策につなげていこうとするもの。
※少子化についての22年末の記事:
区も、この妊娠時・出産時であわせて1人あたり10万円の支給となる国の交付金を受けるべく、急きょ区議会臨時会を開いて年末に可決をしました。
私が、議員になって12年目ですが、3年前までは「国の動向とは逆行して子どもの数が増えている」世田谷で、
故になかなか解消しない待機児童問題のほうが喫緊の課題でありました(故に、待機児対策が少子化対策の一環となっていました)。
少子化対策は、私が議員を志した理由の1つでもあります。今ひとたび、このテーマについて、複眼的に課題と対策を捉えて提案したいです。
また、昨年末の議会で取り上げたDXの推進と教育改革のこと。
この2つのテーマとも、コロナ禍において、世田谷区の遅れ・弱点が露呈した分野でもあります。
いま、本庁舎建替えが着々と進んでいますが、先日、埼玉県知事が「県庁におけるDXとそれによる働き方改革がもう少し見えてこない限り、庁舎建替えには着手しない」と断言していて、ハッとさせられました。
DX以前の働き方・業務プロセスの延長でハコモノが完成しようとしている中で(3期にわけ7年間かけての工事で、工事費用総額は480憶円ほど)、今からでも軌道修正できる部分は逃さず提案したいです。
(教育改革については、長くなるのでまた別途にします^^;)
2023年の干支は「癸卯(みずのとう)」。癸卯は「終わりと始まり」の年。
なかなか進まない区のDXや教育改革については、小さな変革でもいいので「始まり」の年になるよう、いい政策提案を積み重ねます。
本年もよろしくお願いいたします。
世界のDX推進ランキングを見て思うこと
先日の幻冬舎GOldLineの記事(Yahooに掲載)を見て、タイトルからしておそらく日本のランキングは低いのだろうと想像はしていましたが、ランキングが低いこともですが、この数年ランキングが下がってきていることがさらに深刻だと思います。
↑この記事では、主に民間企業によるDXの取り組みを論点にしていますが、行政によるDXも遅々として進まないのが現状です。
当区では、今年6月に、民間IT企業にいらした方(サイボウズ)をDX担当副区長おして採用。
私も、6月以降、毎回、議会の一般質問ではDXの加速など取り上げてきました
例えば、オープンデータの活用。
オープンデータ自体はそれなりの量をHPに公開していますが、ファイル形式がPDFのものが多く。これでは二次利用は繋がらないので、まずはそこから、そういう点はすぐに改善してほしいとして議会質問で取り上げました。
横浜市では早くからオープンデータの活用が始まっており、ゆえに官民連携で地域課題を解決しやすい土壌になっています。
民間の活力をうまく利用するためにも
オープンデータの活用は活かせないですし、
活用(二次利用)できるオープンデータがあることで、企業側にとっては新たな価値の創造に繋がります。
オープンデータ以外にも、手続きのオンライン化、そして職員の働き方改革などなど。
DXの加速に繋がる取り組みについては、
来年2月の議会でもまた提案していきます。