世田谷区の保育待機児状況
今日の子ども・若者施策特別委員会にて、この4月の待機児童数の報告がありました。
※世田谷区の待機児童数(令和5年4月時点):
砧地域・玉川地域のみで、1歳児枠のところに合計で10名の待機児童数です。
要因としては、砧地域は大型マンション建設による影響(久しぶりに聞いた気がします)と、
玉川地域は区立等々力中央保育園の開園時期が8月となったため、とのことでした。
委員会では、待機児童数の報告とともに、区立・私立・小規模保育・認証における
各年齢の欠員数(空き)の報告もあり、0歳児の欠員が207名と。
今後1歳児枠の定員のほうに
振り分けしていけないか、1歳児加算※なども検討していくそうです。
今後の対策として、この定員設定の見直しとともに定期利用枠の拡充なども報告がありました。
※子ども1人あたりで設定されている公定価格に対する加算のこと。
※※ちなみに世田谷区では認証保育所に3年前から1歳児受け入れ促進のための加算を設定。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/010/d00186487_d/fil/5.txt
コロナ禍もあり「0歳児の間は育休」という傾向はすでにこの数年見えていたことだと思うので
1歳児枠のほうを増やす定員調整や1歳児加算については、この4月に向けて手を打てたのでは?という気もします。
また、区のHPには、年齢別の待機児童数のみで地域別の情報や
上述の欠員数のほうの情報など相変わらずオープンデータが少ないので、今後またブログで報告していきたいと思います。
財政見える化ボードの実現について
前期最後の一年で提案をしていた「財政見える化」の政策。
去年10月の決算委員会でDXの論点とあわせて初めて取り上げ、
その後先の予算委員会でも予算の見える化の必要性で再度取り上げ、
所管の課長からは「実現に向けて取り組む」旨の答弁をいただいていました。
提案のきっかけとなったのは、一昨年から開始となった横浜市の財政見える化ダッシュボードを拝見し、
やはり行政のもつデータのうち最も重要なデータが予算・決算といったいわゆる「税金の使われ方」の部分なので、
当区にも同様な仕組みをと提案してきました。
※横浜市財政見える化ダッシュボード:
そして、区議会議員選挙もあって確認しそびれていたのですが、先月15日に当区の「財政見える化ボード」も
リリースされたとのこと(今朝しりました汗)。
当区の見える化ボードは、MicrosodtPowerBIというアプリケーションを用いて作られています。
※世田谷区財政見える化ボード:
ワンクリックで配分が見えたり、経年トレンドなどグラフ化されることで端的に伝わるようになっており、
提案した内容が実現できたと思います(よかったです)。
ただ、、、ドリルダウンボタンに合わせて画面全体の表示が変更になるような作りになっていない部分(おそらくまだ作りこみやアップデートがこれからされていくのかとは思いますが)がいくつかあり。
例えば「民生費」の1階層下をドリルダウンボタンすると「民生費児童福祉費」「民生費社会福祉費」「民生費生活保護費」などと細目別のグラフに代わるのですが、下の用語説明が連動していないような・・・?
↓民生費をクリックすると1階層下の細目で円グラフが変わりますが、例えば、その中の「民生費児童福祉費」を選択しても
用語説明のところに表示されない?
これまで「データで公開」といっても予算書のPDFがホームページに載っているだけだったことから考えたら
大きな進歩だとは思いますし、これから、改良を加えていって職員の皆さんもですが区民の皆さんにとって知りたい情報を
常に端的に引き出せるダッシュボードになっていくといいなと思います(私からも引き続き提案していきます)。
ちいき食堂(ひとり暮らし高齢者会食サービス)の再開
先週日曜(5月7日)、GW最後でもありましたが
ちいき食堂の開催日でした。
コロナ禍の前までは、希望丘集会所にて、ボランティアスタッフが調理をし、ひとり暮らし高齢者の方たちに食事を提供してきました(区のひとり暮らし高齢者会食サービスの補助金を活用)。
コロナ禍で会食ができないとなり、また
集会所の方もワクチン会場になってしまい。
この2年間ほどは、地元の飲食店さんにお弁当を頼んで船橋まちづくりセンターで配布する形をとってきて、さらにこのところは食べて帰りたい場合にも対応できるように席を数席用意しています。
全く何もできなかった時期に認知症が進んでしまったり、歩けなくなったりする高齢者の方たちを見る中で、弁当の受け渡しだけでも
顔合わせたり少し話したりする時間の貴重さを実感してきました。
そして、来月からいよいよ、3年前の形式--8名ほどのスタッフで35人ほどの高齢者の方達の食事を作って食べて帰ってもらう形式の再開となります。
久しぶりに自前で調理してのちいき食堂。
調理室の使い方や、食材準備の段取りなど、
思い出しながら、記憶を辿りながらになりそうですが、とても楽しみです。