佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ -14ページ目

スピーキングテストの導入について思うこと

 決算委員会に追われていて、ブログ編集の途中でとまってしまい、とまっているうちに決算審議が終わってしまいましたが

振り返りながらまとめます。

 

去年くらいから周りの保護者の方からも「どうしたらいいのかな?」「入試(合否)への影響が心配」という声を聴いてきたSpeaking testのこと。

 

いよいよ来月、入試の一部として実施されるとなって、14日の決算委員会文教領域質疑では私を含め複数会派からの質疑がありました。

※Speaking test とは:

 

 

課題はあまたあると思いますが、質疑で取り上げた論点としては、現場の先生方の負担含め混乱している現状に対し、少しでも負担軽減・スムーズになるためにどうするか、という観点からの提案

今回のスピーキングテスト作成を受託しているベネッセが同じく、英語力向上のためのテストプログラムとして展開してるGTECを教室で採用することを求める質疑もありました。

 

GTEC:

 

 

 

私からは、この文教の質疑、別の論点(英語少人数クラスの意義にふれ、その要素を小学校高学年に取り入れていく※)でふれた

テンプル大学との連携。

 

テンプル大学には、小学生向けに夏休み「国内留学」として2日間の英語プログラムを提供していただいており、

先の夏も区内小中学生600名ほどの子どもたちが参加しています。

※Temple大学ジャパン(TUJ)、国内留学:

 

 

 

テンプル大学にはTESOL(Teahing English to Speakers of Other Language、英語教授法)で修士のクラスもあるくらいなので、こうした区内大学から当speaking test攻略にむけ、何か参考資料・教材を提供していただくような連携をしては?と提案しました。

※TUJ, TESOL:

 

 

これからの子どもたちにSpeakingの能力は必要と考えますが、今のやり方で、不公平が生じたり英語が嫌いになるような子がでてしまっては本末転倒なので、とにかく東京都にも課題解決を急いでもらい、区教委にも「受験対策的なことは教育委員会からはいいにくい」などといわず、Speaking能力向上というとらえ方をもって、進めて頂きたいです。

 

 

 

 

 

 

決算委員会でとりあげた少子化対策の論点

今回の決算委員会において、初日の総括質疑、4日目福祉領域質疑、そして本日の補充質疑を通して

少子化対策のことを質疑してきました。

 

議論のベースとなるデータについて様々グラフも作成しましたが、いかんせん、タブレットにデータをいれるのに投影はできなくてパネルボードに打ち出さなければならなくて断念したので、今後このブログにて共有していきたいと思います。

 

4日から始まった決算委員会の間に、明石市の泉市長の退任表明という衝撃的なできごともあり、

なおさらという想いもあって、本日の補充質疑では少子化対策について区長に見解を求めました。

 

6月議会から論点にしてきたのが、出産費用に対する負担軽減のこと。

当区は第三子出産の際にのみ、国から支給される出産一時金への上乗せ助成(6万円※)があり、そこが現状にみあっていないと主張してきました。当区の出生率、直近の2020年で0.99と1を割り込んでいるので、1人目を生んで「2人目どうしようか」となっているところに上乗せ助成をすべきでは、と

※第三子の上乗せ助成:

 

 

6月議会以降、決算委員会福祉保健領域でもこの趣旨で質疑をするも「国の出産一時金増額の方向性を注視し」て」しかるべき時期に結論」を出すとの答弁のまま。

先に述べた明石市では、子育て支援のための「5つの無償化」として打ち出しているうち、やはり1つに「2人目の保育料無償化」とあります。

※明石市・5つの無償化:

 

 

少子化対策については、どの政策がどのような効果に繋がっているのか?が測りにくいものではありますが、

以前も紹介したように「子育てに係る直接費用の軽減」というポイントはOECDの研究レポート(2008年)でも指摘をされていたものでありますし、「第二子にむけて」のところに何か負担軽減につながる政策を設けるのは、今の世田谷に必要なはず。

引き続き取り上げていきます。

 

 

世田谷区のDXについて期待すること

これまでも何度かDXについては、議会質問などで取り上げてきました。


今年6月に民間IT企業(サイボウズ)にいた方が副区長に就任されて、6月議会では多くの会派が新副区長に質問するくらいの期待ぶりでした。


私も、これを機に今度こそ加速して欲しいと思いますし、来週からの本会議でも取り上げてる予定です。

行政のdxについては論点(課題)は山積していますが、今回は庁内向けというか経営管理面の論点として「場所や時間にとらわれない働き方に向けて」の部分と「各所管のDXの取組みに対するコンサル的な機能」を問います。


働き方の部分は、「新庁舎になったら(変えられます、変えます)」的な回答になることが多く。例えば、各所管内をフリーアドレスにすること。

どこにいてもネットワークに入れるような事務端末と電話機能が1人1台貸与されれば、今でも可能なのでは?と思いますが、なかなかそうもいかないと。

来年1月から課長級には新たにPC貸与され、ネットに入れるような環境を整えるそうなので、せめてそれを貸与された人たちは「席にいないとできない」からの脱却に期待したいところ。


個人的には、席に固定された内線電話にかけないと基本、課長とかとコミュニケーションが取れないのも、なんとかならないのかなぁ、、と思います。(電話→在席でないと取り次いでもらった職員の方に「掛け直させます」とかやりとりしていて。これって1人1台携帯端末有れば要らなくなる手間だなぁ、、と)


窓口業務などもちろん区役所業務でその場でないと処理できない業務はあり続けると思いますが、一方で、区職員の方たちも時間や場所に縛られない働き方ができれば、生産性が上がるかと。


他にもデータ活用(クラウド化、オープンデータ化)やスマホで完結する手続き化など、区民サービスの向上に繋がるDXなど、半ば諦めてきたものも含め、今回の新副区長率いる推進体制で加速できるかどうか、さまざまな問いたいと思います。


オマケ:DXのツィッターアカウントを見つけました笑 https://twitter.com/setagaya_dx