皆様こんばんは。なかなか更新ペースが一定しない管理人です(挨拶

 

さて、令和3年、2021年の連載記事2本が無事に終了いたしました。お礼申し上げます。

そして3本目…ということになりますが、今年は名鉄の「パノラマカー」登場60周年という記念すべき節目の年でもあり、パノラマカー、あるいは前面展望を得られる車両を中心に取り上げようかと考えておりました。

しかし、昨年延期になった東京五輪・パラリンピックが今年開催され、無観客という残念な措置が取られたにせよ、概ね成功裡に終わったこと、昨年の延期を受けて当ブログの連載テーマも延期したことで、今回は

 

五輪と鉄道

 

でいこうかと思います。

 

前回の昭和39(1964)年に開催された東京五輪を機に、東海道新幹線を筆頭とした鉄道インフラ、とりわけ首都圏を中心としたそれが大きな変貌を遂げたのは周知の事実ですが、実は戦前の昭和15(1940)年にも東京は五輪招致に成功し、開催が計画されていました。

そして東京五輪の8年後に開催された札幌冬季五輪も然り。このときは札幌市営地下鉄の開業が注目されました。

さらにその後は、平成10(1998)年の長野冬季五輪、そして今年の東京五輪・パラリンピック。そのいずれの大会においても、鉄道インフラは大きく変貌してきました。

つまり、このテーマにおいては、五輪を機に鉄道インフラがいかなる変貌を遂げたかということを描き出していこうという狙いがあります。

 

具体的な内容は以下のとおりといたします。なお、進行に伴って回数の増減がありますことはご承知おき願います。


1 幻に終わった1940年東京五輪~山手・京浜線の「色見本電車」(№5603.)
2 1964年東京五輪①~東海道新幹線(№5611.)
3 1964年東京五輪②~東京モノレール(№5621.)
4 1964年東京五輪③~地下鉄網の整備(№5625.)
5 1964年東京五輪④~東急玉川線と東急バス、京王線地下化(№5632.)
6 1972年札幌五輪~地下鉄の建設など(№5636.)
7 国鉄を走った2つの「オリンピア」(№5657.)
8 五輪招致の蹉跌~1988年名古屋と2008年大阪(№5658.)
9 1998年長野五輪~動いた整備新幹線計画と「長電」(№5669.)
10 2020年東京五輪①~東京メトロの新駅とJR東日本の駅設備改良(№5670.)
11 2020年東京五輪②~晴海通りLRT整備計画は何故潰えたのか(№5679.)

12 2030年札幌五輪(招致できれば)~北海道新幹線が貢献?(№5680.)

13 まとめ~五輪と鉄道インフラ整備の関係(№5691.)

 

本当はこのテーマを先に取り上げ、その後185系やAGTを取り上げればよかったのでしょうが、185系に関する連載の終了時点では、まだ東京五輪・パラリンピックの開催に関しては流動的であったため、AGTを先に取り上げました。

 

これで年末まで参ります。どうぞお楽しみに。