キーサン日記 -4ページ目

!!!!緊急事態!!!! もさんが危篤になった 『後見人』とは、ナンなのだ いったいナニ者なのだ

!!!!緊急事態!!!!
もさんが危篤になった


『後見人』とは、ナンなのだ
いったいナニ者なのだ



もさんが、危篤となって、
岩倉病院から総合病院の、み病院へ緊急搬送となりました。
この二週間というものタイヘンでした。


今、ありがたいことに、なんとか、一命を取りとめそうです。
もさんだけで、内科の総合病院に緊急搬送になるのは今度で五度目のことです。最初は二回続けて、で、何年前だったか、ほ病院へ原因不明の高熱で、搬送されました。ボクたちが、面会に行くと、二回とも、ご家族以外の方に病状は説明できないということでした。そして、二回とも二週間ほどの入院でしたが、毎日のように代わる代わる面会に行きました。病状説明の交渉しているうちに、岩倉病院の主治医やPSWに連絡を取って、岩倉では、準家族のようにみなして、説明している、と云うことを、ほ病院に話してもらって、ナントカしました。タイヘンでした。
硬膜下血腫と、左半身の麻痺で、き病院に搬送された時は、やはり、ご家族の方以外に病状は説明できないとされ、看護や主治医と揉めるというか、交渉というかしているうちに、胃瘻造設まで行われてしまい、一体誰の責任で、胃瘻造設がなされたのか、全く説明されませんでした。後に、岩倉病院の主治医に訊くものの、最後まで、どちらの病院の誰のどのようなオーダーだったのか明確にされませんでした。

四度目は、なんと、SIADHになってしまい、意識不明の重体のまんま、お病院に緊急搬送されました。ここでも、同じような扱いをされましたが、毎日のように面会に行っているうちに、少しは病状を説明してもらえるようになり、これは、岩倉のPSWの支援が大きかったです。つまり、岩倉病院のPSWより、強く申し入れをしてもらい、その点は助かりました。しかしながら、お病院の主治医の病状説明には、うまくだまされたなぁー、と云う、想いが残りました。「ナトリウムが流れていく理由はいろいろありますからねぇーーー」と言われて、安定したとたん、岩倉に戻されました。そして、今度の、五度目の、み病院なわけです。一時、危篤状態でした。

れさんは脳梗塞で、き病院に運ばれました。この時も、病状説明ができないと、揉めました。でも、この時は、医学生時代に、友の会に遊びに来ていた、く君が、ナントここの医長になっていて、く君がその揉めているところに入ってきてくれて、ナントカなりました。
なさんも、岩倉病院で食事を喉に詰めて心肺停止で、緊急搬送されました。この時も、まるっきりの意識不明の危篤状態で、ICUに入っていました。もちろん、毎日のように面会に行くボクたちには、病状説明はできないということでした。しかし、さすがに、病棟の食堂で、食べ物を喉に詰めて心肺停止になっていたわけですから、それもあって岩倉病院の主治医から、ほ病院の主治医に、強い申し入れがあり、やすらぎの里から一名、前進友の会から一名の、二人が、みんなを代表して詳細な病状説明を受け、終末期医療の相談も受けました。意識不明のまま、半年間頑張りはりましたが、結局亡くなられ、岩倉病院の霊安室でお通夜もお葬式もやりました。岩蔵の共同墓への納骨も、ボク達が、やりました。このいきさつで一番よくおぼえているのは、意識のない、がりがりになっている、なさんへの、鼻チューブ栄養のカロリーを徹底的に下げようとする医者と、少しでもカロリーを上げようとする友の会との、交渉につぐ交渉が、あったことでした。ちょっと、酷かったなぁ、あのカロリーの減らし方は。この半年間は、ほ病院には、週三回は、みんなで、行きました。





エバッチの記憶ではこんなことが、ここ十年間に七度目の出来事です。
いままでの六回は、前進友の会やすらぎの里のナカマたちが、お見舞いに行くたびに、ご家族の方以外に病状の説明はできないという趣旨で、助かりそうかそうでないか、今、どうなっているのか、すらも教えてもらえないままということが、多々ありました。もちろん、最終的には、友の会の何人かが病状説明を受けました。というのも、ボクたちのゲンジツから言えば、家族から捨てられているわけですし、家族によって何十年精神病院にブチこまれているわけですし、なおかつ、何年にもわたる友の会みんなの部屋のセーカツ実態を話せば話すほど、やはり、そこはなんとかなってきたわけです。
もちろん、重体になって、ほとんど毎日のように面会に行くのは、友の会とやすらぎの里だけだという、搬送先の病院なりきに感じるところもあるのでしょう。
それはそれで、とても良かったと想います。
もちろん、搬送元の岩倉病院に毎週一回は面会に行き、もう一回は、食事会の送迎車両を出しているということで、搬送元の病院なりきに感じることもあるのでしょう。良かったと想っています。




ただ、今回の七度目になる、もさんのことについては、今までとは、まったく質の違う、とてつもない、非常ナル憤りを感じました。
ここ、一年半ぐらい前から、岩蔵がつけた『後見人』トイウモノガなんと、「積極的延命措置を要しない」というスタンスを取り続け、
もさんを三十年近く宇治の、ら精神病院に入れ続けてきた、そして面会にも、来たこともないような弟さんからの、なんらかのペーパーを持ち出してきて、そう言うのです。
しかも、
後見人『イワモト某』氏は、たった一本の電話で、
「法律的には友の会の方には権利はない」
「法律的にはそちらの話を聴く必要はない」
と言われた時には、怒りを通り越し、これはもはや
なんというか、
エバッチ的には「これは、もはや、人殺しである」と云う
事態に立ち至りました。





今までも、ここ、十年の間、緊急搬送は六回もあったのですが、
とにもかくにも、なかまが、岩蔵病院から内科の総合病院に緊急搬送されるたび毎に、駆けつけて、面会し続ける我々に、「家族以外の方に病状説明はできない」という事態を、その都度、乗り越えてきました。
つまり、友の会やすらぎの里のベッドに横たわっている重態のなかまを、なかまが、面会し続け、そしてそのなかまとのセーカツを 説明し続けていると、向こう側も、それなりに理解を示し、説明をしてくれるようになってきていました。そこは、危篤のなかまのまえで、ニンゲンの心情だったわけです。
そうやって、六回は、乗り越えてきたのです。


が、しかし、
今回は『後見人』なるものの
心のまったく通わない、人間味のかけらもない、
「そちらには、法的権利がない」
「法的に必要性を感じない」

と云う、一本の電話で、終わってしまいました。
本人は、一時危篤でしたから、今も、好転しつつあるものの、
予断はゆるさない、そういう状況です。
そこに、『後見人』から、総合病院の主治医への「積極的延命措置を要しない」「本人の医療状況の説明は私が受ける」と、面会にも来ないまま、電話一本で、やったようで、タイヘンな事態となりました。ただ、一度も面会に来ない『後見人』よりも、この二週間毎日面会に行き続けている友の会やすらぎの里の方に、主治医が、親近感を持ってくれたようで、ギリギリの法の範囲内で、我々に、刻々と、報せてくれ、最終的には、もしも、の場合、電話連絡は、こちらの方にするので、その時は、30分以内に駆けつけて欲しい、と云う、申し合せになりました。
ありがたいことです。
だから、この間、所長役のなかまと、えばっちの携帯電話は、
二十四時間体制の延命措置の連絡電話になっていて、タイヘンデシタ。


ほかのなかまも、イロイロな意味で、シンパイしており、そして、たくさんのなかまに、もう既に『後見人』がついていることも、分かってきました。
そもそも、我々キーサン患者会のキーサンは、ほとんどが、家族から、精神病院に捨てられてきたのです。縁が切れているのです。家族は、我々キーサン
を厄介者として精神病院に強制的に入れてきたのです。
家族は、我々を精神病院に無理やり閉じ込めてきた『敵』だったのです。
だから、この『後見人』と云う、制度が前提としている、家族が良いのだ、
ナントカ遠縁でも探してきて・・・と云う在り方とは、まったくチガウのです。
今、岩蔵と、今度の、もさん のことだけではなく、
友の会の入院中のなかまについている、『後見人』と
我々、患者会と云う、ずっとセーカツを続けてきた、
家族に捨てられたなかまとともに生きてきた我々と、
これほどまでに強い法的権限を持つ『後見人』とを
岩蔵病院で、合って話をする機会を、設けてくれと、言っているトコロです。
岩蔵のワーカーも、さすがに、ビックリしている様子でした。
医療や、福祉の現場にいるニンゲンの常識を超える『後見人』ナルモノの
腰を抜かす、「人間味のかけらもない、冷たすぎる対応」でした

もさんが、うまく、好転していったとき、このモンダイは、より深刻さをもたらすでしょう。岩蔵に入院中の高齢のたくさんのなかま、に、ついている『後見人』達と合えるかどうかも重要なモンダイになるでしょう。




そういえば我々に最も関係する法律「精神保健福祉法」では、医療保護入院という強制入院がありますが、それは今まで親か兄弟の意志で入院させられてきたのです。ところが今回の改悪でそれが、親戚一同に拡大されてしまいました。
でも、それと同時に、後見人と保佐人が医療保護入院をさせることができる実権者になったのです。
つまり、後見人なるものは、金を管理し、遠縁を探し出してきて、終末期医療に介入し、強制的に医療保護入院をさせることが、法律上できるわけです。
オソロシイことになりました。
オソロシクてたまりません。

実際のセーカツをやり続けていると
反対ウンドーどうのこうのよりも、実際のセーカツの場に、
観察法も、後見人も、自立支援法も、生活保護改悪も、精神保健福祉法も、
牙をむいて襲い掛かってくるのです。


運動ということではなく、セーカツをし続けていると、
ナカマの一人一人に関わってくる実際のセーカツ上の生きるために対して、どうしようもなく我々の前に、壁となって表れてくるのです。


だから、病者集団や全精連やハッタツ系NPOの当事者活動家なるものに、エバッチはすごく違和感どころか反感を感じるのです。セーカツ感なしになんたら委員ダノどうたら講師でやるのはいいけれども、その反対運動をしている法律や制度で、実際の暮らしているナカマのひとりひとりが、どうやられたので、どうそれにナカマとしてセーカツとして乗り越えようとしたのかが、まったく出てこない。

ナカマとともに、患者会のように、セーカツしていないからです。

だから結局、本当に一人一人の誰かがそうなったときは、弁護士だの行政だの病院だのにお任せで、ジブン達は、ナニもせずに、ドウタラ委員会やナンタラ審議会、それに、コッタラ講演会の方に、ご参加あそばされるわけなのです。
こういうのを、当事者性看板型翼賛病者運動ボスと云うのです。

だから、
リクツとしては、正しいような笠リロン、セカンド減薬ハッタツ断薬療法も、
実際の友の会みんなの部屋のセーカツの中で、
うまく、減薬がすすまないことが、まず、アルのです。
或いは減薬途上で具合が悪くなって病状を持ち崩すのを、
ジッサイにナカマの事として、感じているわけです。

ソコからしか、我々は、出発できないのです。あたりまえです。



今年の八月号から始まっている、「むすぶ」の連載は、
こういたところを、セーカツそのものを、できるだけ語りながら、
しかたちゃんのリライトにより、
えばっちの元稿を、より読みやすく して、連載されることに為っています。
エバッチの「腐った異常者の反吐」ではなくて、お金を払ってでも読みたいものに、してくれるのが、しかたちゃんの、リライト、だと、想っています。
すべては、しかたちゃんに、リライトも、連載の方式も、お任せしました。
かれは、ここ、4、5年のえばっちのすべての原稿から、時間をかけて、
じっくりリライトする、と、言っています。
こういう申し出は、初めてのことだったので、快諾して、お任せしました。

そしたら、8月と9月号は、
「原則と基盤第二巻 性と暴力と患者会と」ですよ、

と言われ、しかたちゃんは、マジだなと、カンじました。
八月号は暴力と患者会のことです。
九月号は性と患者会のことです。
十月以降は、どうなるのかは、皆目見当もつきません。
四方ちゃんのリライトと、連載の構成次第です。
エバッチ自身も、愉しみです、どうなることか。
よければ、みなさん、今後のむすぶの連載を、お楽しみに





そして、今後の、友の会と後見人たち、の、関係に、ご注目を、よろしくお願いいたします。

もさんは、九月九日、救急病棟から、一般病棟に移りました。
ほっと、一息です。


2014/8/30起稿したるもの  前進友の会 江端一起
えばっちより

差別的精神医・笠陽一郎へ 病者の怨念からえばっち『自己批判』を転載します(一)

ただいま、私の「google+」にて、美しい写真の数々を絶賛アップしております。
どうぞ、ご覧くださいませ。

https://plus.google.com/u/0/109627596197940380227/posts
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(http://rintaroshobo.zouri.jp/sonogojikohihan.html)

(追記・笠陽一郎の以下の『独語臥床』を参照せよ・替え歌や、より差別的な表現などは削除したもよう
http://dokuzetu2.ken-shin.net/l3023dokugogasyou-398.html

毒語臥床(398)

 <<近況;題名変更・・笑えよ~>>


(略)

 せっかく発達障害診断が増えたのに、統合失調症の併存とされて、大量処方は改まらず、
ジプレキサ、セロクエル、インヴェガ、サインバルタ、パキシルなど、禁忌薬は逆に伸びている。

 地獄のような減薬の日々が過ぎても、退行から蘇えらぬ人たちが、各地に残っている。
入院させると薬漬け・・今のままなら、親子心中・・
エビリファイを使いたいが、家では怖いし、主治医に言っても、試してくれない・・。

 子どもが発達系なら、親も同じタイプのことも多く、
想いが行き違って、それだけでもトラウマが再生産される。
 やっと親子が分かり合えるのが、30代以降というのも珍しくない。

 長きに渡ったトラウマと、大量処方のダメージは、数年では戻らないようだ。
セカンド医としては、何も出来ず、一緒に溜め息をついているだけである。



 僕も、電動車いすや終日臥床状態は脱したので、
雑記帖は、「毒語臥床」(元は、独語空笑)から、「毒語徘徊」に変えることにした。

 ここまで来れたのは、こんにゃく湿布と玄米餅と、セカンドの仲間の励ましのおかげである。
僕も皆さんと同じく、薬は、副作用を生んだだけで、何も効かなかった。

 弱い足元があやういが、多動症ゆえ落ち着かず、いつも、ヨチヨチ歩いている。
近所から見たら、不審な徘徊には違いない。

 さてさて、生きているうちに、「毒語快笑」に変えることが出来るだろうか?
まだまだ、闘志は健在なり☆


(2014.6.12)


(以上・引用おわり)


笠陽一郎医師、アナタ、なにを今更、ナニを言って居るんだ

嘘の上に、さらに、こんな、大事な、

患者の生命に関わることを隠していたと、いうのか、サイテーだ。

アナタセキニンを取るべきだ、医者として

こんなことが、今になって分かったことだというのか

セカンド始めて十年経ったから、初めて分かったことなのか

こんな大事なことを、イマなのか・・・・・・・・

アンナふうに、コラムに、替え歌と一緒に出すようなコトなのか

アナタの嘘に希望を抱いて、ゲンヤクに取り組んだ、取り組もうとしている

患者と母親に、コンな事を今まで、黙っていたというのか




ゲンヤクがヂゴクだと、ヤッと認めたな、そうなんだ、地獄ナンダヨ

そしてその地獄の後でも、退行から戻らない、、、とは、、、、

アナタ、患者のことなんか、ホントは、ナントも思ってないだろう。

これ、ドウイウ意味なのか、わかって言っているのか

わしらキチガイのジンセイは、どうなるんだ

アナタ、本当にサイテーだ。

ドウするんだ、セキニンとんなさいよ。



嘘言ッタンダヨ

えばっちは、その嘘を支持してシマッタ

何年セカンドヤリマシタか

八年だ

前史もあるから、八年から十年としましょう

その間に何人セカンドしたんですか

一万人から一万二千人だ

だとしたら、そのうち何人がクスリゼロになったんですか

千人から二千人だ、二千は越えない

絶句した

そしてコウ言った

りゅうさん、大多数がクスリゼロになるかのように言っていませんでしたか

そう言うた、ワシはそう言うたよ

それ嘘に為るんじゃないですか

だって、えばっち、だって、敵がいるじゃろ

それ聞いて、呆然として、これは、もうダメだと、悟った

携帯電話にぎっている手が震えたよ

おれ、なんてことに、手をかしてしもうたのかと、ね。

とりかえしがつかないことになった、と、想ったよ。

アナタね、嘘言ってセカンドゲンヤクハッタツダンヤク療法を拡めタンダヨ

それ信じて、取り組んで、

一体何人が、

ゲンヤク途上で再入院したり、

死んだりシタンダ


しかも、こんな大事なことをイマの今までダンマリか、オイ


患者をどう考えてイルンダ






笠陽一郎医師、アナタ、やっとやっとのことで、タイヘンなことに為ることも、

ハッキリと

出すようになってきたナ

オソスギル、オソスギルんだよ

もっと、もっと、チャントやってくれ

今さら、こんなカンジで言われても、オソイよ、ひどい。



しかも、

うまくいった要因は、本人の頑張りに尽きる、親子夫婦の頑張りに尽きる

って、アナタ、なんてことを、言っているんだ

じゃあ、うまくいかなかったのは、本人が、頑張らなかったからナノカ、、、、

親子、夫婦、ともに、頑張りが、足りなかったからナノカ、、、、

本人のせいで、ゲンヤクが、うまくいかなかったのか、ソウナノカ、、、、

笠医師、アナタ、なんてこと、言うのだ、言ってシマッタのだ

じゃあ、八千人以上のゲンヤクに取り組んだ

クスリゼロにならなかった患者さんたちは

頑張りが、足りなかった、とでも、そう言うのか、笠陽一郎医師よ


アナタ、患者の人生を、どう、想っているのか

ムチヤクチャやぞ、ナニを言っているんだ




しかも、さらに、しかも、だ、

ゲンヤク地獄の果てに、退行から戻らないこともアリマス、だと、、、、絶句だ

何故今まで、それを黙っていたんだ

エビリファイは使いたいが・・・ダト、クスリゼロではなかったんだ、

エビリファイ入れなきゃナンナインだ、

何故に、それをもっと、早く言わないのか、もっと徹底的に言わないのか

たとえそれが、ものすごく少ない患者さんダツタとしても、

もっともっと、言うべきだった

もっともっと、徹底的に言うべきだった

そういう患者さんは、実は、多いのではないか、と、そう想う

しかも、さらに、しかも、だ、もしもしもし、もし、だ、

エビリファイ、合わなかったら、ドウスルンダ

どちらかと言えば、エビリファイ合うことのほうが、少ない気が、、、

ドウスルンダ、いったい、ドウスルンダ




さらに、しかも、しかも、だ、

数年では戻らないようだ、、、、ダト、、、、、

数年ドコロか数十年だったら、ドウするのか

ゲンヤク地獄の果てに親子心中だと、、、、、

親子心中って、って、イッタイナニを言ってイルンダ

言われたもの身にもナッテミロ

「アンタを殺してワタシも死のうと何度想ったかシレん」と、

本当に言われた者のキモチが分かるのか


イッタイイツタイ、ナニをイッテイルンダ

アナタふざけるんじゃない、

患者の人生を弄んでいるのか、もてあそんでいるのか

うちとこのなかまが、あの独語臥床を読んで、いみじくもこう言ったよ。

こんなんだったら、ゲンヤクに取り組まないほうがマシだという、

キーサンの叫びが出てきますよ。

もうここまで来たら、悪辣な医者が自分の理論を護りたいだけの、

そんな醜い姿ですよ、
と、

そう、恒例のなぎさ公園レクのさなかに

曇天の下の琵琶湖見ながら言ってたよ。

アナタの嘘、信じて、希望を持ってとりくんでみたら、

コンナコトを今更言うのか


遅すぎるよ、遅すぎるンダヨ、本当に、ドウスルンダ

もっと早くに、もっと徹底的に言うべきダッタンダ

再入院も多い、ゼロになるのは十人に一人か二人、

ゲンヤクは地獄だ、、、、、


そして、ゼロのその後にまた、クスリ飲み始めたヒトは、

どのくらいになるのか、分かっているのか

そして、うまくいくかいかないかは、本人の頑張りに尽きる、、、、

トハ、、、、、ナントイウことナンダ、、、

ムチャクチャやないか



(つづく)


前進友の会えばっちからのメールを転載させて頂きます(医師・笠陽一郎には失望しました)

ただいま、私の「google+」にて、美しい写真の数々を絶賛アップしております。
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みなさまへホームぺージのお知らせです
BCCにてお送りしています、御無礼をごようしゃくださいませ
みなさま、体調は、いかがでしょうか。
残暑お見舞い申し上げます


いよいよ、公開されました
えばっちのホームページ
乾坤一擲
http://rintaroshobo.zouri.jp/index.html
にて
公開いたしました
是非とも、ご覧になってください
根底的な自己批判を
致しております

患者を苦しめることにツナガル
セカンド減薬
ハッタツ断薬療法
批判
其の伍『自己批判』


みなさまへ、えばっちの自己批判を
を申し上げます。お届け致します。
間違っていました。
今、本当に悔やんでいます。

五点目
1994年から2013年まで
笠陽一郎と云う精神医に
まことにベンリな当事者として鉄砲玉として
リヨウされてきてシマッタ、無自覚なママに
そう想えてならない


六点目
若干でも当事者性のアルトコロを批判するのに
笠陽一郎と云う精神医の権威と権力を
リヨウしてシマッタことはなかったか、無自覚なママに
ジブンの胸に聞くしかない


一点目
笠陽一郎医師の嘘を
支持してシマッタ

二点目
笠陽一郎医師との、
これほどの、意見の相違を、
外に、知られるのを
避けようとしてマッタ

三点目
家族会を認めてシマッタ

四点目
シマダカズコなるライターの人物を
見誤ってシマッタ



笠陽一郎医師、アナタ、なにを今更、ナニを言って居るんだ
嘘の上に、さらに、こんな、大事な、
患者の生命に関わることを隠していたと、いうのか、サイテーだ。
アナタセキニンを取るべきだ、医者として
こんなことが、今になって分かったことだというのか
セカンド始めて十年経ったから、初めて分かったことなのか
こんな大事なことを、イマなのか・・・・・・・・
アンナふうに、コラムに、替え歌と一緒に出すようなコトなのか
アナタの嘘に希望を抱いて、ゲンヤクに取り組んだ、
取り組もうとしている
患者と母親に、コンな事を今まで、黙っていたというのか


ゲンヤクがヂゴクだと、ヤッと認めたな、そうなんだ、地獄ナンダヨ
そしてその地獄の後でも、退行から戻らない、、、とは、、、、
アナタ、患者のことなんか、ホントは、ナントも思ってないだろう。
これ、ドウイウ意味なのか、わかって言っているのか
わしらキチガイのジンセイは、どうなるんだ
アナタ、本当にサイテーだ。
ドウするんだ、セキニンとんなさいよ。



前進友の会のホームページ
には、

http://yuinoumi.web.fc2.com/zenshin-index.html
病棟転換型居住系施設反対大合唱団
の方に、に対して、の方向に、
ヤットコサ、っと、反対し、ドッコイ、さっと、
ハンタイする!!!!!!!!!!
モチロン居住系施設にも、
反対なんデスよモチロンね、、、、、


掲載しています
この問題に関する
我々の立ち位置を表明致しました
ぜひとも、ご覧になってくださいませ
10秒チョットの動画もありますので
是非とも、見てください
アレは、サイコーです。
あの時から叫んでいたンデスネ
アノヒトの事は、、、
よろしくお願い致します



皿ちゃんのブログ「キーサン日記」には、
笠医師のセカンド早くやめておくれよ、
といった、
笠批判が、徹底して、描かれています。
http://ameblo.jp/sarasawa
「笠医師のセカンドは受けてはいけません、
患者・当事者の人生が破壊されます」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!という結論に!!!!!!!!!!!!!!!!!!



えばっちえばっちのGoogle+
https://plus.google.com/112534297446781097011/posts

笠陽一郎医師が、
まるで、
精神科医出身のテレビコメンテーター
のようになってしまっております。
なかまが、言ってました
まるで劣化版の香山リカみたいやな、と。
ナサケナイ話です。
しかも、毎回毎回
ロクデモない替え歌つきです。
いったい何を考えているのか
情けなくなってきます
なかまが言ってます。
「笠医師、お笑いの方に行った方がいいんじゃないか」
ナサケナイワイ。
「批判其の伍 自己批判」
のうちから、先行的に
数段落を公表していきますので、
今後ともよろしくお願いします。
片岡聡批判も、再開しております
あれらの写真は
本人のフェイスブックに掲載されているものです
いったいなにを考えているのか


一般公開しておりますモノは
グーグルのアカウントなしでも、
見られるようですので
一度ご覧になって頂けるとありがたいです




いつも、転送していただいているみなさまに、
御礼を申し上げます
いつも、いつも、転送、ほんとうに、ありがとうございます
今後とも、ドンドン転送していただけると、ありがたいです
前進友の会 えばっちより

笠陽一郎医師よ。何が病者運動の逆鱗に触れたのか、医者としてのイロハのイくらいは勉強し直せよ!!

ただいま、私の「google+」にて、美しい写真の数々を絶賛アップしております。
どうぞ、ご覧くださいませ。

https://plus.google.com/u/0/109627596197940380227/posts
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笠陽一郎医師よ。アンタは、患者会の失敗は主治医の診断を受け入れ処方を変えることが出来なかったことだと書いていたよな。よくもそんな偉そうなことを言えるモンだな。ホント驚いたよ。ハラワタ煮えくりかえるよ。

笠陽一郎医師よ。アンタは結局患者会に何を求めていたんだ。病者に主治医とケンカさせることか。自分の入院のリスクを無視して、クスリの断薬に患者会挙げてカツドーさせることか。

笠陽一郎医師よ。そんなことアンタに言われなくても、主治医の診断も処方も病者はみんな悩んで、一人一人が時間をかけて、折り合いをつけて、納得できなくても演技して、クスリもいらないものは捨てて、自分の人生が破壊されないようにやってるよ。常識だよ、ホント。

笠陽一郎医師よ。アンタが精神病院の現場で悩んだことと、オレら病者が精神病院のなかで生き延びるために悩んだこととは、全然違ったってことだよ。アタリマエだよ。どんだけ「精神病院解体」言ったってダメだよ。自己満足だよ、精神病者の想いとは全然違うよ。

笠陽一郎医師よ。アンタは結局精神病院で何を見てきたんだ。アンタの言っていた「キーサン魂」というのは、何だったんだ。結局、オレらの言っていた「キーサン」とアンタが言う「キーサン」は意味が違っていたんだね。

笠陽一郎医師よ。病者が精神病院で生き延びると言うことの本当の凄まじさを、アンタは結局解らなかったんだね。結局アンタは精神医としての立場でしか、精神病院のゲンジツヲ見なかったんだね。それは、片岡聡のアホンダラのように発達障害で生きにくいといっているヤツにも分からないことだよ。下の写真のようなことを平気で書けるんだからね、片岡聡は。



笠陽一郎医師よ。アンタは病者と付き合うのが、もう、面倒なんだろう。だから、嶋田和子のような自分のことしか考えていない、ナマヌルイ、ライター気取りの女のような腐った奴としか付き合わないんだね。片岡聡も一緒だよ。自分勝手な理論を批判しない奴とだけは付き合うのさ。ホント、ナマヌルイよ。患者会は無視して、自称ライター・嶋田和子とは付き合うなんて、ホント、情けないよ。無頼を気取っていたダケのアンタを見抜けなかった俺らも間抜けだったんだけどさ


笠陽一郎医師よ。アンタ、クスリをちゃんと飲んだこと無いだろう。精神病院に入院したことも無いだろう。医師免許持っているだけで、クスリを断薬するべきだとか、診断をハッタツに変えろだとか、それができなかったらキミは西田・岡崎・岡江と一緒だとか、偉そうなこと言うなよ。こちとら、何十年もクスリ飲んで、精神病院の閉鎖病棟でビッチリ焼きを入れられて、生活保護取って、それで生きてるんだよ。必死だよ、ホント。

笠陽一郎医師よ。オレは本当にハラが立つぞ。アンタを信じて死んでいった病者のナカマに対して責任とれよ。患者会をバカにしているのかい。このアパートで一人暮らしして、アンタを同志と信じて活動していた、若くして死んでしまった患者会のナカマに謝れよ。




笠陽一郎医師よ。アンタは独自の精神医学理論で簡単に患者を診断するようだけど、ダメだよ。精神医の独善そのものだよ。患者の人生、その診断で簡単に破壊されるよ。アンタが「正しい診断」で「正しい治療」と考えているからだよ。そんなに単純じゃないよ。早く「セカンド」やめておくれよ。


笠陽一郎医師よ。前から気になっていることだよ。生保で一人暮らしの病者で、アンタの「セカンド」受けて、いったい何人がクスリゼロになったんだよ。そして、そのゼロになった生保の患者はそのあとどうなんたんだよ。マサカ、生保と年金切られたんじゃナイダロナ。それともマサカマサカ、生保で一人暮らしの病者でクスリゼロになった当事者はゼロ人じゃないだろうな。もし、そうだったら衝撃だよ。逃げ回ってないで、オモテニ出てきてちゃんと答えなさいよ。卑怯だよ、ホント。無視するんじゃないよ。


笠陽一郎医師よ。アンタ、ほんとはものすごく元気なんだろう。毎日、沢山の文章を書いて、沢山の文献読んで、オレにはとてもできないよ。それだけのエネルギーがあるなら、えばっちと対談しなよ。これ、マジだよ、アンタにはそれをする義務があるよ。早期介入の会もアンタが始めたんだろう。えばっちも、オレも、アンタから直接頼まれて会に入ったんだよ。えばっちと対談するのは、最低限の責任だよ。オレもその対談聴きたいよ。アンタ、医者なんだから、逃げ回っちゃダメだよ。無責任だよ、ホント。身体が元気ならナオサラだよ。


笠陽一郎医師よ。アンタ、本当の病者のシンドサ分かってないだろう。外から症状だけ、症候学的に診て、リクツこね回して分かってる気になったらダメだよ。オレは大きな鬱の波がやってくると、意識混濁状態になるんだよ。そのときの恐怖と不安はアンタには分からないだろう。ナニガ恐怖か、それは、一人暮らしが破綻して、精神病院に入れられることだよ。その恐怖と闘いながら、自分と折り合いを付け納得しながら、毎日暮らしてるんだよ。病者のアイデンティティの重さを軽く考えちゃダメだよ、死人がでるよ、ホント。アンタ、患者会でナニを学んできたんだよ。


笠陽一郎医師よ。下の写真よく見てみろよ。自分の字で書いてるじゃないか。

「病」者運動の盛り上がりがたのもしい Ryu 》 とな。

自分で書いたんだから覚えているだろ。前進友の会のみんなの部屋にでかでかと飾ってあるよ。今でもな。



皿澤 剛

笠陽一郎医師よ 逃亡とは、無責任だ、えばっちと対談して違いを明らかにしなさい。

ただいま、私の「google+」にて、美しい写真の数々を絶賛アップしております。
どうぞ、ご覧くださいませ。

https://plus.google.com/u/0/109627596197940380227/posts
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えばっちの、患者を苦しめることにツナガル

「セカンド」「ゲンヤク」

「ハッタツ」批判 番外


より、抜粋します。
http://rintaroshobo.zouri.jp/hihan-bangai.html



笠陽一郎医師よ

逃亡とは、無責任だ


(・・・)


何よりも、

体調の悪化や健康問題という理由ではなく、

笠将軍が、対談から、逃げ回っていることを

ハッキリさせた方が、良い、


と、想ったからだ。




で、だ、だとしたら、

だとしたら、対談から逃げ回り、

早期介入ハンタイの会の呼びかけ人会同

を、わざわざ、開かないようにしている理由はナンナノカナァァァァーー

今や、ケッコウなみなさんが、

笠医師とえばっちとの、対談を、求めているのが、ワカラナイカネ

トウシツ一神教のみなさんもハッタツ一神教のみなさんも

そして、この間の激論をシンパイして、みてくださっているみなさんも、

そして、なにより、ゲンヤクに、取り組もう、という

みなさん、も、だよ。

ナンデ、逃げ回る、カネ、笠医師は、、、、、、

この逃亡は、笠医師の、無責任さを、表わしているよ。

しかも、健康問題ではないと、明言してしまって・・・・


本当に、酷い、ヒドいハナシだ。

しかも、何度も言っているが

この会の、賛同人、見てみなさいよ、コレダケのみなさんを募っておいて、

呼びかけ人会同も開かないママ、

ナントカ、自然消滅を狙っているようにしか

見えないがね、、、、、

本当に、ヒドいハナシだ

ナサケナいハナシだ。



酷いといえば、あまりにも、なんというか、絶句してしまった

アレホどの大事を

アンなふうに、書くのか、笠医師よ

絶句してしまった

ナニガ、退行から蘇らない、ダ

ナニガ、地獄のような減薬、ダ

ナニガ、親子心中が待っている、ダ

アナタ、こんなことを、替え歌や、

コラムのタイトルが変わる、笑ってくれ、ナンゾ、と、

一緒に書くことか

ナニを考えているんだ

ナニガ、ゲンヤクからダンヤクを提案すべきところ、ダ

ナニガ、自殺したケース、心臓麻痺で死んだケース、ダ

ナニガ、失敗例(特に自殺例)の、忘れられないケース、ダ

一体全体、ナニを考えているんだ

アナタ、ナニを書いているのか、分かっているのか

エビリファイを使いたいダト

クスリはゼロではなくて、エビリファイを使いたいんだ、ナ

ソウナンダ、な

今さらいったいナニを言ッテいるんだ

親子心中って、アナタ、こんな風に言うべきことじゃない、ヨ

地獄のようなゲンヤクの果てに、親子心中、って、

イッタイイッタイナニヲ言ってイルんだ

これは、タイヘンな事なんジャナイノカ

しかも、遅すぎる、遅すぎるよ、、、、ナントイウコトダ

十年やらなけりゃ、分からなかったことなのか、本当に

アナタ、隠していたのではないか、、、何という事ナンダ

退行から、蘇らない、とは、どういうことだ

コウイウ事を、もっと、チャント出すべきだ

徹底的に出すべきダ



いったい何人が

ゲンヤク途上で、死んだのだ

再入院になったのだ

チャント、言うべきだ

酷い、あまりに、ヒドイ、、、、

それで、コンナ言い方で、逃げてしまうツモリカ

若い方が、早く解放される、ってか、ドウシテ、今まで

ソレをちゃんと、言わないんダ


(・・・)

なんで、おれとの、対談を逃げ回るんだ

コウイウ事を、チャント、議論できる、出せる機会を失ってしまうんだゾ

それが、分からないのか、笠医師よ、分からないのか

分かっていて、逃げ回っているのか、、、、、、




この間頂いた、手紙に、こんな一節がアッタ。

ご本人の了解を得て、引用させて頂くことにした。

よく読んで貰いたいモノダ


『それと笠医師と江端さんの対談は、本当に必要だと思います。

それを望んでいる人も多いと思います。が、笠医師は、逃げるのでしょうかね。

「健康上の理由で」どうしてもだめというなら、「電話対談」をしてそれを公開する、というのは、どうでしょうか?

皆さん自分で主治医と交渉しながら「適量探し」をして、

結果的に楽になっている人が増えてきています。』




笠医師、アナタ、この手紙を、チャント読みなさいよ

健康上の問題では、ナインだね

じゃあ、ナンダッテ逃げ回るかね

対談は、しなけりゃ、ならんのや、逃げ回るな、笠陽一郎医師、よ。

逃げ回るんじゃない、笠陽一郎医師よ、、、、、

逃げ回りながらの、ハツタツ一神教の折伏カナ

強制減薬と強制断薬と云う拷問と

ハッタツ特性理解がアレば、働ける、との、

強制社会復帰と云う拷問カナ

精神科に、新しい拷問が、めでたく、誕生シタネーーー



クジラママさん家族会の新施設、

ハッタツクリエイテイヴダンヤク新精神科拷問詐欺要所に

ナラナキャいいんだが・・・・・・・


闘う相手が、増えた、ダケだよ。

強制社会復帰の、拷問だよ

ゲンヤクして、ダンヤクして、クスリゼロになって、

就職できたって、さんざん宣伝してるけど、

そんなもんは一部だろうよ

大方は、クスリゼロなんかになりやぁーせんし、

なったトシタッテ、そうそう働けやせんぞ。

結局は、殺されてしまうんじゃないか?

笠医師よ、ハッタツ特性理解があれば、

働きやすい職場が

作れるはずだって、言ってるけど、そんなに甘くはないよ。

この社会復帰圧力で、殺される障害者が、増えるだろうよ。



そもそも、笠医師

『底辺労働』の経験ないだろ

金に困ったこともないだろ

アッタとしても、『趣味で』、、、のハナシだろうよ、、、チガウかい

みんなの部屋のみんなの職歴聞いたら、びっくりするぜ

そんなに甘くはない

それは、キーサンが一番よく知っている

クスリゼロになって、ハンパ者センセイ五職になれるヤツなんて、

ほんの一部のエリート健病者に決まってる



それじゃあ、おれのアルバイトや仕事の、羅列を見てみろよ

世間様は、そんなに、甘かないぜ

まずは、自衛隊だ。

(軍隊の新兵・二等兵というヤツダ、MOSは、施設手、ツマリ工兵ということだ。銃剣道で、絞られたぜ。先任助教がよ、この道が得意だったからタイヘンだったんだ。もっというと、旧軍の士官学校出がまだまだ、幹部にたくさんいた時代だ、荒っぽかったよ、行軍と戦闘訓練が一番キツかったね。ハイポートとか云うフル装備で、自動小銃もって、走り続けるという訓練ダカ、班長助教達のイジメダカ、分かんないようなのがあって、その時は、気を失って気が付いたら班のベットで寝かされてタヨ)

東本願寺の出版部の編集助手

(坊主たちの金のハナシを聴きながら、毎日ひたすらテープおこし、坊主どもの派閥争いが凄かった。例のお東さん騒動の裁判の真っ最中だったから、廊下で誰かと立ち話するだけで、面白い話が飛び交っていた。職場内のイヂメが一番すごかったのが、この職場である。仕事の手の遅い女性事務員を坊主たちがイジメ抜いていた。自分のお寺の方で、葬式や法事ができたら、サッサと休んでしまうので、雑誌の締め切りに合わすために、むちゃくちゃな記事を作っていた)

室町の呉服問屋の丁稚

(このころは、ホントに丁稚という言葉がまだあって、内々には使われていたものだ。扱いも、ソノトウリであった。一番下っ端の丁稚の仕事は、店の前の掃除と、神棚のある部屋の掃除と、食堂の掃除と、商品の配達だった、)

消火器の詰め替え

(手が荒れてタイヘン。若干詐欺的なとこがあって、それについていけなかったら、スパッと首を言い渡された)、

京都簡易保険事務センター

(結局、ここで発狂した、ここの労組の共産党と当局の労務管理によって発狂させられた、といっても、過言ではない、人事院の公平審を闘って復職したものの、末端管理者と近畿地方郵政局からの労担達の現認体制で、おれの席がいつも十人ほどに囲まれていると云う職場だった)

シズヤのパン屋の下働き

(職人さんたちに怒鳴られないように、シャカシャカと道具を洗っていかなければならなかった。手元に洗い上がりのバットやボウルなどがないと、職人さんたちは、すぐ機嫌がワルクなって、怒鳴られた。でも、焼損ないのパンを持って帰れたのは助かった)

とある禅宗のお寺の寺男

(昼食付一日行って三千円、でも、和尚さんもお裏方も、おんなじテーブルで、おんなじものを食べさせてくれた。庭掃除、枝打ち、お寺のイベントの手伝い、穴掘り、溝掃除、なんでもやった。病院の外勤作業の一環だった。和尚さんたちとしては、お寺という場で、精神病患者さんの社会復帰に役立つのなら、、、と云う気持ちが強かったと想う、だからたまに、本堂で座禅を組ませてくれた)

ケンウッドの組立工場

(ラインの流れが速すぎて、ついて行くのにやっとだった、このライン工場は、残業もあって、とにかく、タイヘンだった。作業にやっと慣れたと想ったら、ラインの速度を上げるンだよね、ラインの真ん中に天上から電光掲示板が下がってて、完成台数が、刻々と出るもんで、気が気ではなかった。一度下痢気味の時があって、その時は、おうじょうした。機械に合わせて仕事するとは、どういうことか、オモイシッタ)

プラスチック工場

(埃と騒音と、熱がタイヘンで、単純作業の繰り返しで、リサイクル産業の実際は、すさまじい労働だと、知った)

森林組合の現場労務者

(ホントタイヘン。夏草の一番刈二番刈、縄のボッカ、枝打ち、除伐、間伐、危ない作業だった。カンカン照りの中、ヘルメット被って、刈払機での夏草刈りと云うのは、本当に過酷だった。刈払機のエンジン熱をもって、熱いなんてものじゃナカッタ。ガソリン入れるときにしくじって、一台爆発させてシマッタ。枝打ちは、あの高さまで、地下足袋装着の爪とベルトのロープで、登っていく、小型チェーンソーをたすき掛けして登っていく、、、怖い仕事だった。刈払機と、チェーンソーの事故も、何回か見たが、壮絶だった。ここのオッサンらの喧嘩は、鉈が出た。しかも、仕事が終わったら、帰りの車の中で、一升瓶が積んであって、それラッパ飲みしながら喧嘩が始まった、スズメバチとマムシは、日常茶飯事、クマにも出会ったことがある)

トアル建設会社のアルバイトという名目の、実は、立ちんぼで発掘現場

(手配師のおっちゃんらが、「あんちゃん、まだ若そうやし、工事現場やのうて発掘現場にまわしたろ」と言われて、発掘現場の飯場へ連れていかれた。飯場のおっさんらの喧嘩が大変。それと、ツルハシの担当が大変。ヤサしい刷毛ばっか持ってたら、おっちゃん等に睨まれるから、自主的にツルやら剣ズコやらを取りにいかないと、、、、アカン、、、、若いのは)

パナソニックの自動販売機の組立工場

(なんといっても、ラインだから、便所にも行けん。あの大型の自販機をラインで組み立てるんだから、動いているラインをまたいだり、乗ったりしての作業、危険だった。アスベスト作業まであったんだ、エアードライバーの騒音は凄まじかった、ラインのどの工程に配置されるかで、運命が毎日変わる、なんといっても派遣なので、ホンチャン労働者の休みの穴埋めに使われるから、タイヘン)

重度心身障害者のみなさんの通所援護事業所での介護

(七年やらしてもらえた、唯一の、とてもよかった仕事だったが、腰と膝をいわした。クスリと病状で、介護している人への責任が持てなくなると想い自主的に辞めた、この時は、本当に惜しまれて辞めたよ。クスリは、便所で隠れて飲んでいた)

とある作業所で茶団子の箱折り

(毎日あんなことしてたら、病気悪くなるに決まっていると、想った。ちなみに1日しかもたなかった。いくつか仕事をしたなかで最短記録の退職が、福祉的就労というのが、笑えると云うか、ナサケナイと云うか)



ぼくの仕事歴なんて、ほんとは、たいしたことはナインですよ

こんな程度のモンなんです、、、

友の会のなかまたちの中には、本当に想像を絶するシゴトを体験しているよ。

ホントだよ。

なかまの何人かは、精神病院と釜ヶ崎を行ったり来たりしてたんだから。



そんなに世の中甘くない

セカンドゲンヤクハツタツダンヤク療法による社会復帰圧力に、

殺される患者出てくるだろうよ

ナニガ発達特性理解があれば、働ける、ダ、そんなに甘くはない、と

想うがね

だから、キーサンは

反社会復帰を

働かない権利を

地の底から、生み出してきたのだから、、、、、

生命の底で居直り続けながら、生み出してキタンデスヨ、、、、



医療面だけ考えてても、あかんぞ。

みんなの部屋のナカマにね、こういう心配が頭から離れなくて

薬飲むという判断をせざる得ないという

悩みを抱えているナカマがいるよ。


「えばっち、もしクスリゼロになって

生活保護と年金引き剥がされたら、どうしたらいいんでしょうね。

だったら僕、クスリ飲んでもいいです」

と言ってるよ。


ナカマたちは、クスリなんか便所にすてちゃえばいいんだから、

そんなに心配なら名目だけクスリもらって、飲まなきゃいいんだよ。

と、言っているんだが、

そしたらさ、


血液検査されたら、クスリ飲んでないのが、わかっちゃうんじゃないかと、

また心配出てきちゃってさ、


クスリゼロになる可能性が出てきたナカマが

クスリゼロになりそうがゆえに悩んでるよ。


他にもたくさんいるんじゃないかな。

これがキーサン患者会の中で話されてる中身だよ。

これがキーサン患者会だよ。

悩みは深いよ。

セーカツ全体で見ていかなきゃならないよ。

飢えたことのあるナカマだから、

生活保護に関しては、このところの報道もあって

ほとんど

下手なことはできないので、もう、生保のために、クスリ飲む、って言ってるぞ。

あなたね、このナカマの不安解消してやってくれよ。

オレタチガ、ドンダケ言ってもダメなんだよ、、、

本当に大問題になりかかってるんだ。

せっかく、クスリゼロになりそうな、友の会のなかまの

声とは、こういうモンだよ

これがキーサン患者会というものだよ。

これが自立して暮らしているキーサンと云うものだよ。

(後略)


笠医師、アナタ、本当にこんな人物の言うことを真に受けたのか、ナサケなさすぎる

患者を苦しめることにツナガル

「セカンド」

「ゲンヤク」「ハッタツ」批判

其の肆



第一章

嶋田和子ライターの羽化悪

第二章

片岡聡ハッタツ博士の阿保悪

第三章

笠陽一郎医師のすり替え悪

結章

発達障害概念の害悪


嶋田和子本の四悪

その上で片岡聡博士へ

キツいお灸をすえなアカン

笠陽一郎医師には

いいかげん目を醒まさせなアカン

片岡聡を批判し、嶋田和子を批判し

笠陽一郎を徹底的に批判する

そしてそれは

ハツタツ障害概念の

根本的全否定への

苦難の船出となる

何故ならソレは精神病者に対する

忌避侮辱侮蔑差別概念だからである

キーサン患者会を亡き者に

しようとするからである

キーサンのゲンジツのセーカツを

亡き者にしようとするからである



全文は
えばっちキーサン革命ホームページ  乾坤一擲
http://rintaroshobo.zouri.jp/index.html
を読んで下さい。

また、えばっちのgoogle+もご覧ください。
https://plus.google.com/112534297446781097011/posts


非常にクルシイことです。正直、私もこんなことになるとは想っていませんでした。
しかし、患者を苦しめ、患者会を亡きものにしようとする、独善と傲慢さに対しては闘わざるをえません。

それは、もはや、リクツではありません。笠医師が、嶋田和子が、片岡聡が、どんなにリクツを捏ねて、「精神医療の荒廃」だの「発達障害」だの「向精神薬の断薬」だの主張しているとしても、我々患者会の患者を苦しめ、長い歴史のなかで病者が自立するために命を賭けて実践してきた、患者会の歴史を亡きものにしようとしている、この酷い現実のもとでは、もはや闘うことしかありません。

笠医師が嶋田和子という腐ったライターと、片岡聡という自分のことしか考えられない制度政策提言講演マスコミパネリストサポートチーム欲しい論文執筆博士というこれまた腐ったハッタツ障害当事者ウンドーボスと結託し、「セカンド」と称しやっていることは、『くじら会のママさん』たちという親・家族の息子・娘に対する、少しでも健常者に近づいて欲しい、クスリをやめて欲しい、社会復帰して少しでもまともにフツウに勉強して働いて暮らして欲しい、という醜いエゴイズムを満足させることに他なりません。

笠医師の「セカンド」が最初からそうだった訳ではありません。少なくとも初めは、抗精神病薬の大量投与、医原病、分裂病診断の乱発の告発という、非常にマトモな、臨床の現実を踏まえた地に足を付けた、リクツじゃない実践でした。

しかし、今や、笠医師にはそのような大義は失われました。
それは「診察室」という臨床を失い、「セカンド」だけをやるようになり、「発達障害」というリクツに固執するようになって、笠医師の基盤であったはずのキーサン患者会の病者の現実を無視するようになり、ウンドー好きな精神医と全く同じように「精神病院解体」だの「精神病は存在しない」だの「断薬するべきだ」だの、「自分の意見に賛成しなければ、君は岡江・岡崎・西田と同じだ」だの、『空文句』(笠医師自身の言葉・『懲りない精神医療・電パチはあかん!!』30ページ参照)を唱えるようになって、言いたいことだけを放言し、責任はとらず、親・家族のエゴにのみ寄り添い、笠医師の「セカンド」(=「断薬」)の被害者が続出しているからです。

そして、笠医師は、片岡聡や嶋田和子と付き合いだしてから、余計におかしくなりました。

私は、昨年の11月に笠医師から掛かってきた電話で、「笠さん、とにかくそんなリクツよりも、現実を、現実を、きちんと観てくださいよ。」と何度も笠医師に話しました。
えばっちが今回公表した文章の第三章には、その現実が、赤裸々に書かれています。その部分だけでも転載しようと想います。


最後に、私は、いままでこのブログで笠医師を支持していることを表明してきました。このブログや私が書いてきた文章のために、たくさんの方が笠医師の「セカンド」に関わってしまい、そして、被害を受けている患者・当事者のかたが多くいることだろうと想います。そのことを、私はここで自己批判し、そのような目に遭われている患者・当事者の方々に謝罪いたします。
そして、今回、はっきり書きます。


笠医師に「セカンド」を受けてはいけません。患者・当事者の人生が破壊されます。

そして、笠医師は、今すぐ「セカンド」から撤退しなければなりません。

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笠医師、アナタ、本当にこんな人物の言うことを真に受けたのか、ナサケなさすぎる。

営々と、積み上げてきた「青い芝の会」から、続く、「障害者ウンドー」の一つの根幹を、これだけ見事にバカにしくさった、障害当事者はいない、と、想う。想像を絶するアンポンタンだ。

「障害者ウンドー」の汚点であろう。

セキニンは取ってもらう。

ゼッタイに。



大体が、笠医師、アナタ、オカシカないかい、全家連ヤラ病者集団ヤラ全精連ヤラの制度政策提言路線、議員仲良し路線、マスコミ仲良し路線NHK路線公演全国飛び回りの講演シンポジウム路線厚生大臣呼んでイベント路線、学会参加発表学会ゴッコ路線、資格学歴ヒケラカシ路線、テナモンゼーーーンブことごとく否定してきたヨナ、ヂガウかい。発達障害支援議員連盟の前で講演会テカ、議員連盟の顔ぶれ見タラワラッチマッタよ。



いーや、嗤うだけではすまへん。大爆笑や。アナタね、片岡聡の羽化の責任取りなさいよ。今度は、法務省の矯正局長サマの依頼で、口演するらしいで。ひとムカシ前までは、法務省と厚生省がつるんでナンカシテキヨッタラ、わしら大反対したもんや。ところがよ、ハッタツ博士の片岡聡はよ、法務省の矯正局にワザワザ一本釣りされに行くとよ。アナタね、これが、ハッタツ障害当事者の翼賛運動ボスだよ。アナタが羽化させたんだよ。迷惑だよ、ほんと。



笠医師、アナタね、大体病者が背広来て歩くタラ、ギインとかマスコミとか厚生省とか学会誌に論文として書くナンテこと、アホラシイと言うてキタンは笠医師、アナタやなかったか。それが、片岡聡ハッタツ大先生は、コレ全部やっとっても、スバラシイ当事者なので、よろしい、と云うことなのか。

ナンダカ、アナタ、おかしくはないかい。

えばっちがあほやさかいにワカランのかいな。

いーーや、わかっとる、わかっているんですよ、えばっちはね。

なにもハッタツ障害路線だから

片岡聡博士を支持しているんではないんですよ、アナタはね。

笠医師、片岡のアンポンタンは、アナタに代わって、

アナタの言いたいことを当事者として、言うてまわっているから、

全部良し、に、ナルンですよ。

母親たちもそうなんですよ、アナタが言いたいことを、

代わりに言うて回っているうちは、良しなんですよ。

でも、そう、アナタの言っていることとチガウことを言い始めた時、

アナタとはチガウ意見を言い始めた時、アナタは、それを叩き潰すか、

ナントカリクツをこねまわして無効化していくか、それとも、敵側に追いやるか、

そしてサイゴは、利用価値が亡くなったと切り捨ててキタンデスよ。

その時、アナタは、

医師としての権威と権力を最大限、つこうているようですね。

でも、えばっちはチガイますよ。

ハッキリとアナタの誤りを指摘し、闘うと言い出しても、敵側に追いやることもできなければ、叩き潰すこともできなければ、無効化することも、できないんですよ。無かったこととして切り捨てたくとも、それもできやしない。

如何せん一緒に闘っていた時間が長いですからね。

アレは最終章じゃあ、狂人じゃあ、偏執狂じゃあ、

と言うたらアナタの疾病観、差別観、知られるダケデスしね。

アナタにとって、真の悪夢の始まりですよ。

笠医師、アナタ、それ、自分で分かっているでしょう。

だからね、もはや、二人で対談かナンカして、

二人の意見を、

そして意見のチガイを、

想いを広く公開する以外にナインですよ。

それ以外にないですよ。

えばっちが、怖いンデスカ。アナタ、医者なんですよ。

それが、セキニンと云うものです。

アナタね、無責任ですよ。

どれだけの患者が、

ゲンヤク途上で、再入院にナッテイルコトカ。

誰も、死んでナインデスカネ

増薬で、殺されタンデスヨ

でも、ゲンヤクでも、殺されて

は、いませんかね。

良いコトバッカリ宣伝しなさんな

しかも、その良いコトとは、資格を取っただの、看護婦になった、ダノ、医者になったダノ、大学に行っているだの、ナンカの試験に受かっただの、家庭モッたダノ、福祉スタッフになりましたダノと、とってもとっても美しいとても美しい社会復帰美談バカリじゃないか、アナタその社会復帰を批判していなかったか。

天上天下病者反撃の表紙写真を見直しなさいよ。



こっちはね、必死だよ、必死で生きてる。

しかも、本当に必死ナンダヨ、

なかまたちがドンドン死んでいってる。

ゲンジツのセーカツだよ。

高校卒業したかった、と云うので、高校二回も行って卒業できなかったなかまが、言ってますよ、りゅうさんって、いつから社会復帰路線になったんや、家族会路線になったんや、ってね。ワシらとは見てるものがヂカウんじゃないの、と、言ってますよ。

たまのレクで、豪華ホテルランチヴッフェのおいしいもの食べたって、温泉日帰りしたって、それダッテも、ニクマンで参加者の調節がイルンだよ。シンドかったからハヨウに帰りました、でもほんとは、見知らぬ人が多かったので帰りました、あの人が参加するならワテは参加できまへん、帰ります。ニクマンバクハツだよ。食事会のメニュー決めるのだってタイヘンなんだから。シェフ役だってそれは、とても手間かかりそうなのでダメ、それと、肉がダメ、透析中で、気をつけなきゃダメ、すっぱいものがダメ、辛いものがダメ、あの人が来るなら、ワシは、食事会ダメ、それが、キーサン患者会と云うものだよ。



岩蔵病院に行くたびに想うよ、どうやって退院したらいいかな、って。退院なんかしたくない、って、言ってるよ、みんな。このママでいいってさ。クスリも、減らさないでくれとさ。クスリのハナシなんて、したくないとさ。そう言ってるよ。

暴力看護士だとテッキリ想ってたら医者だった、セイシンビヨウインに必ず暴力担当の看護士がいるじゃないの、そんな雰囲気もったそんな程度のアンポンタンが、肩を揺らしながら歩いてるよ、院内を。そいつが医局長になって、ビッチリした上下セパレーツの白衣を着て患者を威圧して歩いてるよ、安成っていうヤツだが。

主治医の担当替えも頻繁すぎて、誰が誰の主治医だかわかりゃしない。クスリも多いよ、アッタリマエだ、フラフラしてるんだから。主治医誰ですかね、って聞いたって、誰だっけ、わかんない、って言うよ。

夏レクで、あんなに元気な人が、あっと云う間に50代で歩行器を使うありさま。そこに、どうやって減薬方針を持ち込むんだい、アナタ、本当に必要なところに減薬が、持ち込めないよ、なぜだか、分かるかい、アナタが力点をハツタツに入れて、精神病院に入れないからだよ、アナタが健病者の患者ばっかり診てるからだよ。基準となるお手本が、高齢の精神病院長期入院患者用にできてないんだよ。バカじゃないのか。それで踊ってヤガル。嶋田和子の本なんか、本当に糞のようなシロモノなんだよ。えばっちから見れば、ね。アマッタルイよ。



三年間被害にあいました。それは、本当にタイヘンだったと想う。最初の三年間パニックだったろう、でも、ね、親も生きとって金も学歴も高い両親中心でさ、父親結構良い給料取りでさ、専業主婦の母親中心に24時間介護して、ゲンヤク成功してます、どうだ、復職復学にも成功しているぞって言われても、どうだ凄いだろうと言われても、こちとら、三十年以上被害にあってて、年数もクスリの量も、入院回数も、桁が一桁チガウ上に、親も金もなくて、減薬に失敗してアパート追い出されて再入院になんかしたら、おそらくソノマンま退院できそうもナインだぞ。「ビョウインの子にナッテシマウ」んだぞ。アナタ達の踊りは、そういう踊りだよ。見えているモノがチガウんじゃないですかね、って言ってるなかまが、おそらく正しいね。飢えるのも、看護士にヤキいれられるのも、アパート追い出されるのも、もう、ごめんしてほしいと、さ。

本当に退院なんてできやしないよ。薬も多すぎるし、バスの乗り継ぎも複雑になった。地下鉄のきっぷの買い方がわからない、って言ってるよ。タッチパネルは感覚の鈍った指先にはむずかしいんだよ。なんであんなに、切符やバスの路線が複雑なんだ。



「母よ殺すな」ってね、単なるたとえで、だしてるワケじゃないんダヨ。本当に言われたんダヨ。アナタ分かっているのか、「おまえを殺してわたしも死のうと何度想ったことか」と言われたんダヨ、ほんとダヨ。それで、こういうハナシしてたらね、もう一人声が挙がったヨ、「アッそれ、おれも言われた」って。それでついでに「あんたはクスリに依存しているだけて、大したモンにナレルヒトなんだから・・」って言われたって、言うんダヨ。これが患者会と家族会の関係の原点だよ。リクツで言っているんじゃないよ。くじら会、絶対に子供のキバ抜きするよ。だって、本人の了解なく、徹底的なゲンヤク勧める、と云うのが、基本路線なんだから。アナタ、なんてものこしらえたかね。



おれたちの名物レクに夏レクと云うのがある。アナタも知ってるよな。まだ、その夏レクが2泊3日の海水浴をやってたころのハナシだよ。重たい病者は連れてくるな、っていうなかまからの意見が飛び出してよ、タイヘンだよ。これホントタイヘンだよ。だって、2泊3日の海水浴だから、2日目の夜から3日目の朝にかけて、ホントにしんどくなるなかまが出てきて、それはそれは結構キビシイんだよ。もう帰りたい、から始まって、同部屋の人が幻聴と会話しているからイヤだ、とか、ここには書けないけどいろいろ出てくるのさ。だから、重たい患者は連れてくるなていう声も、やはり大事なんだよ。さて、こういったモンダイ、アナタならどうするね。おれたちはそういうレクをやり続けてきたんだよ。

特に行方不明が、一番コタエルね、ってみんな言ってたよ。あるとき、帰りのバスの中で、一人足りないんだよ。大騒ぎさ。バスはそのまま京都に向かって、岩蔵病院から派遣されたバネットが、海水浴場に逆戻りさ。そこに、いはったよ。ほっとしたよ。あとでさ、同部屋の人がぽつりと言うんだよ。あんまり、良く寝てるし、眼を覚まさないんで、そこに置いてきちゃった、って。置いてかれちゃった人も、いつのまにか、誰もいなくなったんで、ずっとソコに居った、って。それ以来、えばっちの夏レクでの役割分担が、名前呼んでの点呼と最終人数確認だよ。それでもさ、この夏レクが、ずぅぅぅぅぅうーーーーっと岩蔵病院に入院しているなかまたちの、一番コトバに出る、素晴らしい想い出バナシなんだよ。



ゴミの出し方が複雑すぎて、分かんないって、言ってるよ。分別自体はイイことなんだろうが、エコロジーはキーサンのセーカツには合わないね。ごみの出し方が複雑すぎて、アパート暮らしできゃしない、分からない、って、そう言ってるよ。コレはドッチのゴミ袋に入れたらいいのかな、って言ってるよ。グチャグチャで出したらなんか言われそうで怖い、って言うんで、ただでさえもゴミ多かった部屋がゴミ出さなくなってゴミ部屋となったよ。きっかけはど分別収集だよ。

まぁゴミ位なんともないんだが、近所の眼もあるしね。どうしたらいいかねぇ。



ヘルパーさんにやってもらえばいいって、言うのかい。簡単にはいかないよ。

何人ものなかまが、ヘルパー為る他人さんが、ジブンの部屋に入ってくるのが、もうしんどくて、断っちゃうんだよ。入れたくないって言うんだよ。シンドイって言うんだよ。そこに物凄いハードルがあるわけさ。ジブンの住んでいるトコロに他人を入れるのが、もうゼッタイ嫌なんだ、シンドクなるんだって、言うんダヨ。

しかも、ヘルパーの派遣事業所のほうも、うちは普通の主婦のみなさんがヘルパーさんなので普通のお年寄りならともかく、精神病の方はやれないと想いますって言うんで断られちゃうんだよ。

でもね、みんな高齢化してきたし、友の会の支えあって生きるだけでは、もう無理がきてたんだよ。それで本人も派遣事業所のほうも説得してヘルパー入れていったんだよ。何年もかけてね。タイヘンだったよ。ヘルパーのほうも嫌がってさ、何人ものヘルパーが替わるんで、まるでわしらのところに来るヘルパーはババ抜きのババカァなんて言ってたよ。向こうでも、そう思ってただろうよ。

それでも、なんかあったときのために、「つなぎ」や「わたり」つけとくためだけに、嫌でも月1回は入れておこうって言うんで、月1回掃除だけのヘルパーを何人かが頼むことにしたんだケド、明日来るっていう前の日から、緊張するし、ヘルパーさん来てもらうの嫌だなぁって言ってるよ。ヘルパーさん来る日は緊張する、って言うんだよ。もっと増やしたらいいって、今は言われるんだけど、しんどいから嫌です、って言ってるよ。増やすどころか、月一でやってみて、シンドイからとうとう断っちゃった人もいるよ。どうしたらいいかなぁ。



もさん、退院してくることになったんだよ。本人もしたいみたいだったし、みんなも退院に挑戦しようと云う気運が盛り上がってね。なかまたちはみんな、もさんに、あと数年シャバで暮らしてもらおうって言ってたんだよ。タイヘンだったよ。病院のPSW、病棟の看護、訪問看護、ヘルパーの派遣事業所のケアマネ・サビ管・ヘルパー、福祉事務所のケースワーカー、一度みんなで集まって話ししなきゃならなかったのに、だれも責任もってやろうとしないんだよ。結局、おれたちが言い出して、みんなの部屋で、話し合いをもったんだよ。みんなも、希望者は参加と云うことだったので、とんでもない広範囲な福祉系医療系行政系スタッフとみんながいる前で打ち合わせ会だよ。みんなからも、意見出てね。この手の会議が何回もあってね、みんなが、この会議のことをナントカって言ってたんだけど、忘れちゃったよ。良いキーサン文化用語にナッタだろうに、忘れちゃったよ。シンドい会議が何度も、あの部屋で、あったんだよ。

結局、もさん、再入院になったよ。

そのときさ、男のヘルパーの腹を殴っちゃってさ、女のヘルパーの顔をはたいちゃってさ、確かにもさんのペースに合わせてくれないんだよ。なんてゆうか、神経を逆なですることばっかりするんだよね。タマンナイよ。それ以来、そこの派遣事業所は、おれたちに近づいてこないね。ソンナモノナノカナア。クスリでヨレヨレの高齢の病者の、アンナもん、たいしたことなかったんだが・・・・なんで、もさんのペースにあわせてくんないかね。どうしたらよかったんだろうね。



こさん、ごはん食べないんだよ、毒入ってるってさ。みんなで、かわるがわる、食料品差し入れていくんだけど、みんなゴミ箱行きだよ。お弁当もゴミ箱行きだよ。おれたち、弁当に毒いれたってさ、責められるんだよ。どうしたもんかなと言っているうちに、ドンドン痩せてきちゃってさ、クスリも飲んでないみたいやし、どうしたものかっていうんでさ、ほんと、痩せてきてヤバイんだよ。おれの車にむりやり乗っけて、うクリニックの外来だよ。う医師あんたがが来てくれたらこんな苦労しなくてすんだんだよ、車乗ってもらうまでが、ホントにタイヘンなんだから、往診って必要なんだけど、今は濃厚なキチガイに往診するより、ACひきこもり不登校系のハッタツ障害系の若者たちに往診が必要なもんで、こっちにまでまわってこないようや。ACTだって、ソウなんだぜ。

それで、外来行って少しはマシになるか、って、みんな期待したんだけど、ドンドン痩せていって本当に、もうヤバかった。それで嫌がるこさん、わしらなかまで岩蔵病院に強制入院だよ。強制移送だよ。手を汚すときは、なかまがやるんだよ。医療や福祉やケーサツや警備会社になんか、まかせないよ。そのとき、入れようとするなかまのほうも必死なんだから。すごいやね。未だに語り草だよ。うちゃんが叫んだんだよ、「違う、違う、それはワシの足や」。みんなで必死に抱え込んでいた足が、こさんのじゃなくて、うちゃんのだったんだよ。みんなケガしなくてよかったよ。

毎週月曜日に訪問に行くと、こさんは返事もしてくれないよ。あたりまえだよな。それでも、ずっと行きつづけててたら、このところニコニコしてジュース受け取ってくれるようになったよ。そうなったんで、こさんの様子、看護士に聞くようになったんだよ。こさん、めがねかけてたはずなんですけど、めがねはどうしたんでしょうね。え、私がここの病棟に来て以来、こさんがめがねが必要だと初めて知りました、本当にめがね必要なんですかね、って言われて、行ったなかまたちが絶句だよ。見えにくいとも、本人は言わないんだろうなぁ。クスリゼロがすべてを解決なんか、できるもんか。



さくんがさ、耳の中にゴキブリがいるって、言いだしたんだよ、おれたちも最初信じなかったんだよ。もちろん、病院の医者も看護士も信じなかったんだよ。でも本人が、耳の中にゴキブリがいるってしつこく言うもんだからさ、じゃあおれたちも、ともかく本人納得させる意味でも、岩蔵病院に耳鼻科の診察をしてくれと、言おうと云うことになったんだよ。おれたちもそうなったら、しつこく言うもんで、看護士がよ、耳鼻科に連れていくよりは自分たちで見てみよう、と云うことになったんだよ。そしたらさ、ホントにいたんだよ。やっぱり、本人の言うことはちゃんと聞くべきだよな。クスリばっかりに、診断ばっかりに、症状バッカリに眼剥いててもダメだよ。本人の言う事聞かなきゃ。



アパートも見つからないよ。そう簡単には。近くの不動産屋、我々とはハナシしないよ。どうしようもないってんで、頼み込んで、親に登場してもらったよ。ヤットコさアパート確保だよ。ナニが自立ナンダロウネ。おれたちだけじゃだめだったんだよ。うつ病の人には貸せませんて言われて、スゴスゴ帰ってきたんだよ。そこで、親の登場さな。

グループホームも病状をみて入所者決めるから、友の会の何人かは断られる始末だ。現にアパート暮らししてるなかまがグループホーム入所を断られるたぁ、どういうことだ?申し込んだときにアパートでナントか自立生活してるんだぞ。それでも、病状みて、断られたよ。本人はこう言ってるよ、アンナトコ入れントツテヤ。いくばくもなく、再入院だよ、ほんとに。最初は内科の病院だよ、ところが、そこから一番近い精神病院にいつの間にやら転院させられてたよ。しかも、閉鎖病棟の保護室の四肢拘束の五点張りと云うやつだよ。なんとか救出してきたら、キツうに看護士にヤキいれられた、怖かったわ、と言うてたよ。オレ最初に面会に行ったら、友人面会禁止です、と言われて、追い返されたよ。だもんで、次は、スタッフ役含めて行って、うちゃん所長です、やすらぎの里職員の証拠の健康保険証も持ってきました、ってんで、やっと、入れた。そこで見たのが懐かしやの五点張りだよ。五点張りなんて、キーサン用語、今や誰も知らないんじゃないか。友の会に帰って、もさん五点張りされとったと言ったら、えっ、あそこが、と言って、みんな絶句だよ。だから、ソコ見限って岩蔵病院に、なかまの入院集中させたんだよ。



生活保護が、こんだけ締め付けられてきたら、ケースワーカーの態度もワルくなってきた。いろんなことを言うもんだから、病者の側が混乱してしもて、夜眠れなくなる。そのしんどさに医者もPSWも付き合わない。だから、生活保護のケースワーカーが来るたびに、古い言葉を使わせてもらおう、ドンドン『被害妄想』出てきて、どんどん具合が悪くなる。クスリだけのモンダイじゃないんだよ。健病者のように自分で法律のことを調べたり、役所からの書類を読むこともできず、部屋の片隅に封筒のまんま積み上げてあって、わしらが気づいたときには、ナンモカンモぜーんぶ期限切れ。役所と郵便局と銀行とガス会社と電気会社と水道局まわって、頭下げて歩いて、やっと復活したと想ったら、本人がダウンして再入院や。そのまんま退院するのも怖がって、アパートに帰るのを怖がって、結局は病院暮らしよ。もうアパートには帰りたくないです、って言う。どうやって退院するんだ?薬も多い。だけど、薬だけの問題か?

わしらは、こうやって長期入院になっていくのを「病院の子になってシまう」って言っているんだよ。これだって、キーサン、キーサン患者会文化用語だよ。

「スッカリ病院の子になってしもうたなぁぁぁ、どうしたらイインヤロ」ってぇさ。

アナタね、高学歴と高収入の家族に囲まれた健病者を発達障害ダトカ言って、クスリゼロにして、医師免許取っただの、看護婦免許取っただの、どっかに就職しただの、すっかり病気良くなったダノと、踊ってる場合やないぞ。たいがいにしてくれよ。



退院を目指す、ナンテとても、言えん。この間も岩蔵行ったら、病棟で外部講師呼んで、患者さんデェイルームに集めてよ、パワーポイントで、「外出したいですか」「外出できないのはなぜですか」「退院した患者さんがうらやましいですか」なんてやってヤガル。金もかかっているだろうよ。退院促進事業かナンカの金と、それで飯食っているNPOかなんかの外部講師だろうよ、詳しくは知らん、そこで意見が出たよ「目が釣りあがって怖くてバスにも乗れんのです」とさ。クスリが多いからだよ。だけど、そんな説明は一切なく白々しく進んで行ったよ。質問したおばあちゃん、アソコから出られないと、想う。ヒドイハナシだ。ソンナNPO

ばっかり増えちゃってさ、今度はどんなのが、出来てくるかね。ハッタツ系NPOが花盛りになるだろうさね。そいで、白々しいコンナモンに群がってヤタラとヤカラなレンヂュウが、飯を喰うのさ。

と、想ってたらサ、なんと、医者なんだと。岩蔵の医者が月二回、ナントカ会と、称して、やっているんだと。アレ医者かぁぁ、まったく。

ヤレヤレ、だなぁぁぁーー、なんだって、眼の吊り上る原因教えて、ナントカしないかね・・・



おれ、ソンな病棟のデェイルーム、横目で見ながら、病院一周して、見知った人にすべてに声かけて、ジュース配って歩いているんダヨ、オレはなんとか月一か、二で、行くようにしている、毎週月曜は、なんとか、みんなで、役割分担して行ってるよ。みんなよ、クスリのハナシはいいです、このママでいいです、って、言うよ。ただ、面会に行くたんびに、エラク喜んでくれるよ。ムカシの夏レクでのハナシが、一番いいみたいだよ。毎回毎回、同じやり取りの繰り返しだよ。「夏レク愉しかったねー」もう一度行きたいですか、「行きたいけど、もういいです、あんたはゲンキでいいなぁぁー、ジュースおおきに」と、言われて、帰ってくるんだよ。帰りの車の運転が、怖いよ。疲れてるからね。危ないね。山科と岩蔵の間は、遠いよ。



金曜は、岩蔵病院から希望者募って友の会の食事会に参加してもらってるけれど、希望者は増えるどころか減ってきているよ。しかもこの取り組みが、また、ニクマンを呼ぶんだよ。そのうちそんなことも、出来なくなるだろうよ。この取り組み岩蔵病院が、本気で喜んでいると、想うかい。車だって、やすらぎの里だって、自立支援法と生活保護法改悪とで、そのうち経済的にダウンさな。あーーガソリンが高いなぁぁぁーーー

山科から岩蔵病院まで、車を運転していくのが一苦労さな。たぶん、アナタの盛り続けたクスリのせいだろうよ。そういや、道路交通法の改悪で、薬飲んでの運転厳罰化したとよ。車を運転できるなかまが、もう一人いてくれたらなぁーーと想うよ。

金だよ金、アナタ、本当のところ、お金のシンパイしたことない、オボッチャンだろう。チガウかい。車を運転できるスタッフがもう一人いたらなぁぁぁーー、カネがないやな。

それどころか、ウカウカ、ウンコもできん。浄化槽が限界なんだよ。どのくらいカネがかかるかなぁぁぁーー、アナタ、みんなの部屋に来たことあるから、どういうところか、知っているだろう。築何十年になるのか。去年は台所のパイプが詰まって下の部屋に漏れちゃってさ。今年は、浄化槽。本下水につながなきゃなんないけど、カネがない。ウンコどこでするべきか。重大問題だよ。で、このモンダイ明らかになって、ひとりのなかまが、紙をたくさん使ったワイのセイカモシレンと思い込んじゃって、タイヘンだったよ。結局浄化槽の汲み取りと清掃で、ナントカ間に合わさなイカンかもしれんナァァァァーー、と云うのが、みんなの意見だよ。来年あたりは、屋根のシンパイせにゃなるまいよ。おっとその前に、ドアを直さなきゃいけないと、言ってるよ。そんなこと言いながら、明日の食事会のメニューは、お好み焼きに決定だよ。スンナリ決まったので、ほっとするなぁ。



ここで、出合って、ここで、みんなで、ね、結婚式をみんなの部屋でやったカップルだっていたんだよ。そして、二人して新しい世界に旅立って行ったんだよ。こっちは長く連絡もなかったし、てっきりうまくいってると想ってたよ。ある時、電話がかかってきてさ、離婚しちゃって、今閉鎖病棟の保護室の中なんや、と言うんだよ。びっくり仰天して、神奈川のその病院までなんべん行ったことか。そこは行ってみてわかったけど、殺しもあったひどい病院なんだよ。ここなんとか出て京都に帰ってこないかと言っても、しんどいって言うんだよ。とても新幹線に乗れないって言うんだよ。おれたち3年かけて神奈川まで、なんべんも行ったよ。小田原攻めって、みんな部屋では、言ってたよ。そのとき、本人の気持ちと、他に、なにがモンダイだったと想うよ?カネだよ、カネ。3年間に何回行ったのかな。3人で何回行ったかな。交通費がかかったよ。今は京都で一人暮らししてるよ。でも、みんなの部屋には、ほとんど来ない。外出するのがしんどいんだろうな。神奈川の病院から岩蔵病院へ転院して、やっとこさアパート退院して、もうほとほと疲れたんだろうなと想う。薬も多かったんだよ。なんっつっても、ちょっと歩いただけで、心臓を押さえてうずくまっちゃうんだから、、、その神奈川の病院の主治医や看護士、どうやって説得したと想う?簡単だよ、カールク脅しをかけたってことさ。言葉でいくら言っても無理。この退院認めんかったら、どうなるか、、、、みたいな、こちらの決意をチラツかすんだよ。本人は、よ、最初、もうここでいいですって言ってたよ。あの時点で天涯孤独だったし、、、、、



あーーそうそう、そんな脅しも、カールイ脅しも、心神喪失者医療観察法で、想いきった抗議行動も、出来なくなるだろうよ。片岡叩きダッテ、あの程度のもんだよ。嶋田和子の口演会にカチコムなんてことも、できゃしない。ムリに決まってるやんえばっち、って、みんな言ってるよ。アナタ、ほっと、しているだろう。アナタにとって、観察法に感謝する時が、来ようとはね。



退院しようだァァァァーー、いまや、逆コースをどこまで押しとどめられるかがモンダイだよ。歳いって、いよいよとなったら、世間様は、ごくごくフツー程度の老人施設に入れてくれないよ、断られるんダカラ、キチガイの年寄りはごめんだとさ、シミンをながくやってこられたお年寄りの順番待ちも長いっていうのに、キチガイはキチガイビヨウインで、みてくれとさ。十全会病院は、どこも、大入り満杯さな。それで、次はその名も、新生十全会と銘打って、また大規模病院おっ立てたよ。それがおれの団地の裏手ダヨ。

京都市内の老人の病院でスバラシイ取り組してる有名なビヨウインが二か所もあるんだが、二か所とも、いさせてくれないよ。もさんも、れさんも、つさんも、ドコへも行くところはなかったんだよ。転院転院でタイヘンだったよ。十全会病院だけは嫌だっていう、オレたちの想い無視して、そこに転院を決めようとしやがった。だけど、別のトコロもナインだよ。それで、岩蔵病院に逆戻りさ、これでいいんよ、えばっち、ここでいいんよ、なんて言ってたよ。寝たきりになっても、気に喰わなきゃ、渾身の一撃で、配膳してきたごはんひっくり返してよ、看護婦看護士を慌てふためかしていたぜ、サイゴまでな。タイシタもんだ。去年の夏死んだよ。



観察法は、よそのハナシじやないで。友の会で、ひとりやられたよ。タイヘンだった。まさんと云うんだが、彼も退院なんかできやしないよ。おそらくね。家族が認めないよ。おれたちにとって、家族は、敵だって言ってきたろ。本当に家族認めなけりゃ退院なんてできないよ。去年は、よく保護室に逆戻りシテたよ。そうそうそれで、審判に向けて、法テラスとかいうところが派遣してきた弁護士、本当にタイヘン、ハナシが、通じやしない。それでも、補佐人研修受けてきた、この手の審判をできる弁護士だと云う、ふれこみダッタンだから・・・・まいったよ。だけど、本人は、さ、ベッピンさんの弁護士さんで良かった、警察の人も良くハナシを聞いてくれた、やさしかった、なんて言ってるよ。そうやそうや、わしがヤツたんや、と、言ってるよ。失火じゃないかと、想うんだが。失火で二件焼いちゃったよ。みんなの部屋も、焼けなきゃいいんだが・・・でもおれたちはフツーに一緒にいるぜ、ソリャチョと、と云うかケッコウ、文句も出るけど、なんやかんや言うても、まさんは、人気者じゃないのか、な、ある種。



保護室に入れらても、ナントカ面会させてくれと云う交渉も難儀だよ。ひらたく言やぁ、まぁ、看護士をチョッピリ脅すんだが・・・アナタの様な医者や弁護士は、入り安いんだろうけれど、ね。関係性を聞かれて、家族でも医者でもなく、トモダチだ、と言ったトコロが最初の関門さな。超難関大学に入るよりもムズカシイ関門だよ。医師免許やら弁護士資格やら持っているヤツラが、うらやましいよ。閉鎖病棟でも保護室でも、スィスィ入れちゃうもんな。アホが東大入ったのが自慢だ、ナん言ってヤガル、おれたちの自慢は、病者だけで、入れそうもない保護室に面会に入る、ことだよ。これが、患者会と云うものだよ。



アナタ忘れかかってる、そうでなきゃ「キーやん」だの「最終章だ」ダノ「資格が取れました」ダノ「症状がスッカリ治りました」ダノ「クスリ飲んで病気を治そうとしてる」ナンゾと気安く書けるわけはない。あてつけなのか、そうでないのか、ムズカシイところですね、って言ってるよ。最終章かどうかは、患者会の病者自身が決めることだよ。まるでどこかの精神科や心理のお気楽テレビのコメンテーターみたいだよ。社会復帰美談のさ。なおかつ、時々学会なんかに噛みついて見せたりしてさ。可笑しいよ。しかも、事件になって報道されてる人を、首相とかさ、ケンキュウリーダーとかさ、ある種診断鑑別して、論評してるんだから。そんなこといい加減やめなさいよ、みんな、言ってるよ、いつから笠陽一郎医師、テレビみたいなこと言いだしたんだ、って。テレビコメンテーター医者がトウシツだの、人格障害だの、パーソナリティーナントカだのいい加減な事喋って、その次は笠陽一郎医師が、あれはハッタツ障害でないか、てなこと、ホームページに書く、あてつけがましくね、しかも、外来診察無くなっている、そんナン見てたら、そりゃ、そう言うよ。ばかばしいったらありゃしない。



おれたち患者会のセーカツとは別世界の、異次元世界のハナシだよな。アナタ、逆だよ、みんなこう言ってるんだよ。「治るわきゃないし、今さら、なに言うんや、このマンマ病院におってクスリも飲むよ」とね、「薬飲んで治りたい」、なんて、言ってるなかまはいないよ。「もうほっといてくれ、治りもせんし、これ以上しんどいのはいやだ、だからクスリ飲む」、って言ってるんだよ。ほんとだよ。アナタ、ナニ寝ぼけたことを言っているのか。

アナタがある患者会のことを「最終章だ」って書いたとき、なかまが何人か、本当に激怒してたよ。「それは、病者自身が決めれることだ、それを公表することも病者がやるべきじやないのか」って、本当に怒っていたよ。えばっちも、本当に腹が立ったよ。アナタが言うべきことではないよ。いいかげんにしてくださいよ、おれ、本気で、怒りますよ。



みんなの部屋のみんなね、ホント、今さら、もういいって言ってるんだよ。ハッタツ障害って、なんのことやねん、ようわからんな、って言ってるんだよ。おれたちキチガイには関係ないハナシだよ、って言ってるんだよ。知的障害の人たちは、このことでどうなりそうなんや?って心配してるんだよ。知的障害の人たちが、忘れられるんじゃないかと、シンパイしてるよ。ワシはハッタツと言えば、例の養護学校義務化の時の発達保障論のことしか思い浮かばンが、それとは違うんか?と言ってるよ。誰かが言ってた、発達心理といえば、教育心理学のあのハッタツなんやろ、アレがなんで精神科に関係あるんや、って言ってた。ムカシ心理学専攻してた、どちらかと言えば学歴アル方のなかまが、そう言ってたよ。そしたら、ざちゃんが、えっ、いまの笠医師らが言っているのとは、チガウ発達ってアルンですかと、言い始めたから、よけいハナシが混乱しちゃってよ。どちらにしろ、おれたちには関係ないハナシだと言ってるよ。クスリゼロになんか、なるわけないやん、えばっち、って、そう言うんだよ。今さらもういいよ、って、みんな言ってるよ。今更、今サラ、いまさら、何言うんや、ワシらのセーカツこわさんとってくれ、って、言ってるよ。

その声、アナタには、聞こえないんだろうなぁ。

ナニガ「おまえたちの方が変わらなけりゃならん」ダヨ。

ナニガ「証明してみせる」ダヨ。

あほらしうて、屁もでんな。

アナタ「キチガイが生命の底で居直る」ということを

もう一度、患者会から、学び直しなさいよ。



こっちは、ね、生活保護減らされたって、もういいや、って言ってるんだよ。不服審査してるのは、エバッチだけだよ。みんな、へたして、ケースワーカーから睨まれたらコマルから、もういいよ、と言ってるよ。ただでさえも、ケースワーカーがヘンなこと言って分からんようになるから、もういいよ、って言ってるよ。わからない変な書類が来るのもかなわんと言ってるよ。なかま内でハナシしてて、他の人には来てるのに自分のところには来ていない書類がある、っていうのは、なんででしょうね?それだけでみんなの部屋の重大問題だよ。ニクマンになりそうだよ。

クスリだって、退院だって、生保の減額だって、今さらもういいよ、って言ってるよ。えばっが闘うって言うんなら、アリガタイし、もうそれでいいんよ、だから、エバッチ倒れんようにガンバッテや、出来る応援はするワイと言ってくれてるよ、ありがたいよ。だもんで、三障害共闘のその会議、二週間に一度のペースだけど、とても、エバッチいけないんで、会議には、行けるなかまが行ってくれてるよ。この間、そのデモで、久しぶりに友の会ヤツタよ。五人で参加できたよ。



おれたちの中に、アル中だっているよ。そのなかまが、こういってるよ。アル中の、根底に、ハッタツがある。なんて言ってるやつは、アル中の本当のコトを知らないってさ。ハッタツだからって酒飲んでいいのか? 中には、ハッタツっていうのを酒飲む言い訳にするヤツが必ず出てくるから、スリップ増えるんじゃないかな、ってシンパイしてるよ。



しかたちゃん、エバタさんの反吐は、もういいです、って言う、みんなの声を出してくださいってさ、おれだって、そうしたいよ。でも、本人の了解もなく、書けるものかね、さ。了解とるにも本人の半分くらいは、さ、もう岩蔵の共同墓の中にいるんだから、しかも、こういうことがニクマンのキッカケにナルンダよ、恐ろしいけど、今回は、オレ書いたよ。ニクマンのきっかけにならなきやいいンダが・・・だから、少し、弱めに書いたよ。アナタの間違いを指摘するために、なかまのニクマンかけて、書いたンダヨ、良く読みなさいよ。

こんなこと、本人の了解もなく、書いちゃったよ。だけど、嶋田和子とは違うよ。おれここのみんなの部屋に25年一緒にいて、一緒に泣き笑いしてきたよ。

だから、ここぐらいまではみんな許してくれると想うよ。

一応、ホームページ企画部と書記部了解の原稿だよ。



そうそう、えばっちが目が三角になってきて、あそこにカチコもう、あいつをぶち殺そうって言ってると、みんなが止めてくれるよ。片岡聡も前進友の会のみんなに感謝するんだな。スタッフ役がさ、ボクの生活手段がなくなって困りますよ、次に勤められるトコロなんて、無いんだから、職奪わないでくださいよ、って言ってるよ。ここのみんなの来る場所がなくなって困りますよ、エバタさん、やめてくださいよ、って言ってるよ。ありがたいことだ。


アナタ、キーサン革命極意奥伝なんて、読んでなかったでしょうよ。

骨身削って書いたんだが。

アナタに比べると、しかたちゃんタイシたモンナンだヨ、十年も前から、エバタサンをリヨウしてるんですよ。モノ言う当事者はベンリなんですよ、って、おれにむかって、ずっと、言い続けてキタンダカラ、ね。アナタ、片岡聡、ベンリでしょうよ。くじらの母親たちベンリでしょうよ。嶋田和子だって、ベンリなんじゃないですか。じゃあ、このおれは、えばっちは、アナタにとって、どうだったんでしょうね。94年から去年までね。トラの威を借るキツネだぁ、アナタ綺麗ごと言ったらダメだよ、ほんと。アナタ人を利用してるよ。アナタね、電話一本かけりゃあ、思いどうりにヒトが、動くと思ってないかい。二年前の秋ごろか、ヒロセ氏が電話で、くどいてたよ。電話でママさん動かして、逆らうようになってきたら、切り捨てる、と、言ってたよ。ヒロセ氏が言ってたんだよ。想えば、おれも、そうヤラれてきた、気がするよ。ヒドイハナシだ。



おれがさ、結局笠陽一郎医師も運動がしたかったんかなぁぁーーって、ボヤイたら、古いなかまがね、こう言ったよ。あの人は昔から活動家路線だったんだよ。えばっち気づかなかったのか?って言われたよ。ある種、プシ共闘の典型の一人みたいなもんなんだよ。えばっち気づかなかったのか?って言われて、おれ愕然としちゃったよ。えばっちが、あんまり笠さん笠さんって言うから黙ってたけど、あの人は昔から、とても政治的だったよ、って言われてショックを受けてるんだから、おれもナサケナイよな。もっとも、そういうこととは別に、ここの若者たちもまた「プシ共闘みたいやな」「結局この人も運動がしたかっただけなんですね」と言ってる。



自分自身は発達障害だと思うけど「笠さんには見えてるものが違うんじゃないですか?僕たちには「絶望」が、笠さんには「希望」が見えてるんじゃないですか?」って、おれのこの原稿のこの段落をタイピングしながら言ってるよ。2014年5月23日午後4時頃の本当のハナシだよ。

ああ、もちろん、おれたちみんなの部屋のなかにも、発達障害者はいるよ、もちろんだとも。本人が、決めるんだからね。まず、本人が納得して、自他ともに認める、と云うことナンだよ。で、そのなかまの、言ってること、さね。

アナタは希望を見ているらしいよ、おれたちは、絶望を見ているんダケドネ。



精神病者の現実と、「生きにくさ」という問題のすり替え

 いま、世間では、以前では考えられなかった言説が蔓延しているように想う。オレにはそう想えてならない。

 それは、精神病者の現実を、もっと言えば身体障害者や知的障害者の現実を、「生きにくさ」の問題として捉えようとする言説である。

 「生きにくさ」、それは、社会で生きている人間には多かれ少なかれみんな抱えて生きていることだろう。アタリマエのことである。それは、言ってみれば「生きにくさ」のスペクトラム(連続体)があって、人間はこの社会で生きているということである。
 正直に言って、そのような「生きにくさ」はそんなに重要なことだろうか。もちろん、(現在は)それほど「生きにくさ」を抱えずに「普通に」社会で働いて家族を持って、充実した生活が出来ている人間も多いだろう。それに対して、大きな「生きにくさ」を抱えて「普通に」社会生活を送ることができずに、働くこともできず、人間関係に苦しみ、学校にも行けず、日々文字通り「生きにくさ」に苦しめられながら生きている人間もいるだろう。

 言うまでもないことだが、精神病者も知的障害者も身体障害者も、日々「生きにくさ」に苦しめられながら生きている。それは確かにツライことである。
 しかし、人間として生きていくうえで、「生きにくさ」があるというのは、アタリマエのことなのではないだろうか。この社会はパラダイスなのではない。むしろ地獄である。たとえ、大きな「生きにくさ」を抱えていても、生きていくしかないのである。こんなこと、いまさら書くまでもなくアタリマエのことだ。

 しかし、われわれ精神病者は(そして身体障害者も知的障害者の人々も)「生きにくさ」などということを問題にしているのではない。社会で生きていくうえで「生きにくさ」が大きくあるなどということはアタリマエのことである。そんなことを問題にしているのではない。
 問題にしていることは、《生存に関わる現実》である。その現実が、なぜか、いまの世間では忘れられている気がしてならない。いや、敢えて忘れようとしている・忘れさせようとしている人間が多くなっているのかもしれない。
 だから、われわれ精神病者の現実を、「生きにくさ」のスペクトラム(連続体)のなかに位置づけ、『理解』しようとする言説が蔓延しているのではないか。それは、一見分かりやすい言説でいて、本当は非常に違和感を抱く言説である。

 われわれ精神病者の本当の現実は、文字通り《生存に関わる現実》である。それは、「よりよく生きる」などという言葉が空疎になってしまう現実である。
 われわれ精神病者は、よほど努力しないと、簡単に精神病院のなかでしか生きられなくなってしまう。親・兄弟・親戚からは縁を切られ、働くことも出来ず、生活保護を取ってアパートで一人暮らしをしなければ簡単に精神病院に捨てられる。たとえ、一人暮らしをしていても、医者にかかり、クスリを毎日飲まなければならない。病状を崩せば、簡単に一人暮らしは崩壊し、医療従事者・福祉従事者によって精神病院に入れられる。自分自身の意志などは全く考慮されない。そして、精神病院のなかは・・・・・・「普通」に日本の社会に生きている全ての人間にとって理解できない世界である。精神病院の閉鎖病棟のなかで、保護室のなかで、必死の想いで生き延びようとする努力をしなかった人間には決して分からない世界である。
 だから、《生存の問題》だと言っているのだ。それは、身体障害者・知的障害者の人々も同様である。地域で自立生活をしようとしても、親・兄弟・家族から反対され、多くの人たちが簡単に障害者施設・コロニーに追い込まれ、捨てられるのである。実際に、いま現在も、精神病院や(身体・知的の)障害者施設にそれぞれ何十万人という人々が閉じこめられているのである。
 われわれ精神病者が《地域で生きる》というのは、決して、良心的な世間の人たちの言うような「生きにくさ」の問題などではない。そんな言葉で矮小化されたくはない。本当の現実を見ろ!!と言いたい。
 また、そのような現実を実感として知らずに、とりわけ精神病院の中の本当のシビアな現実を知らずに、または医療従事者としてしか知らない人間が、観念的なリクツを振り回して精神医療について、精神病者について、アレコレ言う資格はない!!!観念的なリクツを振り回すな!!!!!
 そのような人間は、たとえ良心的であっても、救いがたく傲慢な人間である。

 オレたち患者会で、日々、なんとか地域でセーカツしている精神病者は、毎日そんな現実を観ながら、直面しながら、意識しながら、常に考えながら生きている。それは「生きにくさ」などというものは遙かに超えたセーカツである。
 だから、オレら患者会でセーカツしている精神病者・キーサンにとって、「生きにくさ」のスペクトラム(連続体)の問題に包摂されている不登校・引きこもり・性的マイノリティ・アダルトチルドレン・(「高機能自閉症」者などの)ハッタツ障害者などは決して地続きではない。
 われわれキーサンにとって地続きなのは、世間の人間には見えていない、精神病院のなかに閉じこめられている人たち、精神病院のなかでしか生きられない人たちである。そういう意味では昔ながらの知的障害を伴った重い自閉症の人々も、われわれと地続きである。


 だから、アッタリマエのことだが、東大出の臨床薬学博士で全国を講演して飛び回っている、ぬいぐるみを人前でダッコして「生きにくさ」を抱えている、と「医学が証明した」真性「高機能自閉症」ハッタツ障害者の片岡聡君とは、オレらキーサンは全く地続きではない。


 さて、今度は、『こころの科学』誌に掲載された片岡聡君の論文を、オレらキーサンの《生存に関わる現実》の問題から、根底的に批判してみようかな・・・・・・。

 
片岡聡君には責任を取ってもらおうか。


  皿澤 剛
 

『むすぶ』登場!!減薬で患者が楽になりますか?発達障害という診断で精神病を克服できますか?

 満を持して登場!!

 月刊『むすぶ』No.518(2014年3月号)、前進友の会・えばっちと光愛病院・島田能孝医師の対談、一挙14ページ掲載。

 減薬で患者が楽になりますか?
 発達障害という診断で精神病を克服できますか?


 非常に密度の濃い記事となっております、というか、
患者会運動の長い歴史の転換点となる、非常に重要な歴史的な記事となっております。

 
 ロシナンテ社四方社長自身の企画と司会で実現しました!!!

 絶賛、好評発売中であります。

 私・皿澤も対談を現場で陪席し、聴きました。 余談ですが、そのときに風邪をひいてしまい、1ヶ月苦しみました。

 内容は、みなさん、ロシナンテ社に注文し、よく熟読してください。

 ロシナンテ社の連絡先は以下の通りです。
 http://www9.big.or.jp/~musub/

 ところで、この記事のなかで、えばっちは自己批判しています。

 1点目、笠医師はウソを言った。減薬してクスリがゼロになったのは1割か2割なのに、笠医師は9割9分までクスリはゼロにできると主張してきた。そのウソをえばっちを含めて我々は支持してきてしまった。ウソを支持した人間は自己批判しなければならない。

 2点目、笠医師と我々は、それだけの意見の相違があったのにそれを外に知られないようにしてきた。

 3点目、くじら会なる家族会をえばっちは容認してしまった。それは大失敗や。


 この3点は私自身も強く自己批判しなければならないと考えています。この3点に関しては主に減薬にかかわることです。それを(意見の相違・強い違和感を敢えて隠して)無批判に支持してしまった。


 そして、発達障害について、これも笠医師が理論的支柱を与えたものだが、これについても非常にシビアな意見の相違があった。いまや、全く支持できない。

 この発達障害に関しては、全国を講演して飛び回っている、自称真性発達障害(アスペルガー)の片岡聡という東大出の薬学博士サマが、いま現在発売されている『こころの科学』に非常に許せない、信じられない論文をただ一人の当事者として掲載しています。
 私も読みました。許せません、ナニガ許せないかは、笠医師のHPに論文そのものが掲載されているので、みなさん自身の眼で読んでください。


 片岡聡君には、いつか、必ず責任を取ってもらいましょう。その責任を引き受けることが、論文なり文章なり講演なりをする人間の、最低の必要条件ですから。「ハッタツ」だからというのは理由になりません。博士号を取るぐらいの人間なら、当然、責任を引き受けられるでしょう。


 われわれ患者会の精神病者は、悲惨な精神病院のなかで、生きてここから出ようと必死に努力して、結局生きて出られなかった病者の怨念、生きて出ようと必死に生き抜いたけれども、ガン箱退院しかできなかった患者の屍を常に意識して、日々セーカツをしています。それは、私自身が入院して閉鎖病棟のなかで観てきた現実です。
 しかも、そればかりでなく、われわれ精神病者の患者会でセーカツしていれば、それは患者会の老いた《なかま》の多くの、日々直面している現実でもある。人ごとではない、まさに自分自身の老い先をリアルに観ている現実である。
 そして、いま現在も何十万人という人たちが、精神病院のなかで、忘れられ死んでいこうとしている。われわれ患者会の《なかま》は常にそのことを意識して生きている。


 笠医師はセカンドと減薬と発達障害に固執するあまり、その最も大事なことを患者会以外の人間に見えないようにし、患者会の歴史と文化を否定しようとしている。
 そして、いま現在も続く患者会の日々の苦闘と実践を無視し、ナシにしようとしている。


 絶対に許しません。


 ナニガくじら会のママさんや!!!
ナニガ嶋田和子や!!!
ナニガ片岡聡や!!!

ナニガ減薬や!!!
ナニガ発達障害や!!!



 悲惨な精神病院の男子の閉鎖病棟で散々地獄を味わってからモノ言いさらせや!!!!!

 分かったか!!!!!! フザケルナ!!!!!!!



   皿澤 剛


嶋田和子著『精神医療につながれる子どもたち』についての再度の意見(Mさんからの私信より)

 Mさんから、再度、嶋田和子著『精神医療につながれる子どもたち』についての意見が送られてきました。
 非常に説得力のある意見だと想います。私も非常に同意します。特に、
「発達障害」についての、単に診断的ではない、現実に根ざした根本的な批判が素晴らしいと想います。本当に子どもたちのおかれている現実を直視し理解し、精神医療の魔の手から逃れさせようと真剣に考えているのはどちらでしょうか。

 また、精神病院の本当の現実を「専門家」としてではなく患者の身になって知っていることからの意見であり、閉じこめられている患者への想いから生まれるリクツではない意見です。



Mさんには、掲載の承諾をいただきました。感謝します。



 皿澤さんへ

 風邪はもう治りましたか?電話ではお元気そうな様子だったので安心しましたが・・・。
ところで、皿澤さんからのご丁寧な返信をいただき、ありがとうございました。その後の意見交換も含めて大いに触発され感謝しています。私はその後も、「発達障害」概念について引っかかるところがあり、とても危機感を覚え考えるところがあるので、再度意見を述べたいと思います。


(1) 「精神医療につながれる子どもたち」は、皿澤さんの言われるように、私も、この本は出来るだけ多くの人に読まれるべきと思うし、「子どもの」深刻な薬害被害についての警鐘を鳴らしている、という意味では大いに評価しています(私は早速友人、知人に宣伝しています)。 一人でも多くの薬害被害者を救いたい、と自己犠牲的、献身的に活動されている方々の想いを大切にしなければ、と思います。誰もが出来ることではありません。実際、この本によって救われる人は、少なからずいるでしょう。だからこそ、その「想い」の内容を注意深く検討することも、同じくらいに重要と思います。何故なら、かつての精神医療の歴史を振り返れば、「精神医療を良くしよう」という「専門家」や家族の主観的意図が、結果として逆の方向に働き、より欺瞞に満ちたものに「変革」されてきているのですから。当事者としては懐疑心、警戒心を持って当然のことでしょう。それらのことを踏まえ、あくまでも「功罪両面がある」ということを前提に、批判的検討をしています。

 (2)「精神医療につながれる子どもたち」の中の、「発達障害という概念」~「発達障害の子どもが持つ感覚の特殊性」(P117~123)の部分、及びその考え方に基づいてそれぞれのケースの「説明」をしている部分について、私は、いずれも違和感を覚えて引っかかっています。

① <発達障害の人たちには「感覚の特殊性」があると言われている。感覚の特殊性とは、つまり一言でいってしまえば「感覚が過敏である」ということだ>とし、薬剤過敏をはじめ、聴覚過敏、空間認知が独特、触覚過敏、味覚過敏、臭覚過敏などをあげている部分について。

 ~私は、「一般的に子供は感覚が過敏である」(感受性が豊かである)と捉えています。小さい子供ほど人生経験が少ないので初めて経験することが多く、いろいろな出来事に戸惑いがちであり、その為感覚が過敏になることは多々あると思います。人間にせよ、動物にせよ、ひとつの生物体として本能的に生き延びようとするならば、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚などを「過敏」に働かせることによって、まず周囲の環境を鋭く察知しなければなりません。生物体としてまだ経験の浅い子供にとって、いろいろな「感覚過敏」は生き延びるために必要な防衛本能であるし、それがあって当たり前の「子供」というものでしょう。


 逆に大人はいろいろな人生経験を経てきているので、耐性ができ、ある意味鈍感でなければ生きていけないことが多々あります。(長年冤罪で刑務所に入っていた人の話を聴いたときに、「刑務所の中では出来るだけ感度を鈍くしなければとても生きていけない」と話されたことがとても印象的でした)
 
 とくに「鈍感な」大人から見れば、子供が感覚過敏に観えるのは当然のことと思います。これは私の子育ての経験から、保育園や学校でいろいろな子供を見てきた経験から(あくまでも一般論ですが)思うところです。 「感覚の特殊性」をその特徴とするなら、ほとんどの子供が「発達障害」になり、「発達特性がある」といえます。


② <たとえば、特性のため、他人とのコミュニケーションがうまくとれないことでいじめに合ったりすると子どもは自分のことをダメな人間と思うようになる。それによって抑うつ的な気分になったり、不安になったり、パニック症状に陥ったり・・・・こうしたさまざまな症状が複雑に組み合わさっている場合が多い>について。

 ~ここではいじめの原因を「特性のため」としていますが、今の学校では、誰でもいじめに合うと言われています。いじめることで自分が競争社会の孤立状況から逃れたいわけですから、相手は誰でも良いし、いじめる理由は何でも良いわけです。いじめ問題を「個人の特性」の問題にすり替えることで、学校の問題(軍隊のような)を隠蔽することになっています。こうした「すり替え」は随所に見られます。


 <○○ちゃんには次のような「特性があった」という。まず、視覚過敏があるようで、運動、とくに回転性の運動が苦手だった。・・・さらに、こだわりが強く触覚の過敏があったんか、気に入った服ばかりを着る。・・・またひどく不器用でぞうきんが絞れない。いわゆるKY(空気が読めない)という状態も強く出ていた。・・・・こうした子どもは、どうしてもいじめの対象になりやすい。>

 ~ここでもいじめの原因を個人の「特性」の問題にすり替えています。これでは「いじめられる方が悪い」という自己責任論と同じであり、ここでも学校のいじめ問題を不問に付しています。



③ 上記のような嶋田氏の考え方(「症状」を個人の「特性」や「病気」に還元する「専門家」的な考え方)は一貫しており、これでは虐待、いじめ、暴力、レイプ、差別、貧困、孤独、衝撃などの「本当の体験」とその苦悩をを理解することなどできないでしょう。

 そもそも当事者本人からでなく、家族や医師からの取材による「考察」なのです。ですから真実は解ろうはずもありません。
 
 「軍隊のような」学校に無理やり連れて行ったり、いじめられても守ってくれなかったり、恐ろしい病院に連れて行ったり、無理やり薬をのませたり(薬を抜いたり)する親を、子供は無条件に信じるでしょうか?ましてや精神科医や医療従事者はいわずもがなです。 子供は苦しい体験をしているとき、誰が助けてくれるか?誰が傷口に塩をぬるのか?を鋭く観察しています。多くの思春期の子供は、大人をほとんど信用しておりません。

 私は職業上の経験から、「発達障害」にせよ「統合失調症」にせよ、受診に至る大きなきっかけに何らかの「精神的外傷体験」があると認識しています。(勿論誤診もあれば、たんに家族のトラブルで入院させられた人もいます) 子供であれば、虐待、いじめの体験者が圧倒的に多いという印象です。


 虐待やいじめに遭った子供は、程度の差はあれ、衝撃や恐怖感、パニック、孤独感、不安感、不眠といった症状が出現し(自分の生命が脅かされるのですから、人間として当然の反応であると思います)、より一層「感覚過敏」になります。周囲の人間はそうした症状に振り回され、医師は「対症療法」(薬の調整)に終始しています。
 
 子供に現れる様々な「症状」を個人の「病気」や「特性」の問題に還元することは、家庭や学校などの社会的環境問題を解決する道を閉ざし、逆にその隠蔽に加担する役割を果たすことにもなります。
 
 そして、子供たちは理解されず、新たな偏見にさらされ、切り捨てられ、より一層苦悩を深めることになりはしないか、と、私はとても危惧しています。それは医療従事者というより、「母」としての本能的な直感や「精神的外傷体験者」(注1)として想うところが大きいです。


(3) この運動の始まりは、精神医療の「早期介入」に反対し、「子どもの」深刻な薬害被害を救いたい、という趣意であったと思います。

 早期介入は「発達障害」概念を通じて行われているにも拘わらず、学校から医療へ(学校が「合わない子」、「手に負えない子」は医療へ)という「流れ」が「発達障害概念」を通じてなされているにも拘わらず、それが何故「救済概念」になるのか理解に苦しむところです。(注2)


 そもそも昔から、「薬剤過敏」があろうがなかろうが、「精神障害者」は何十年も昔から、恐ろしく深刻な薬害被害(それは被害の一部ですが)に遭ってきたのです。

 薬による混乱も「精神症状」と見なされ増薬につぐ増薬。そして、口渇、よだれ、窒息(死)、手足や躰のふるえ、アカシジア、ジスキネジア、ジストニア、便秘、腸閉塞、尿閉、失禁、歩行困難、転倒、骨折、内科的疾患、悪性症候群・・・。そして手に負えなくなると、拘束、保護室、電気ショック・・・。それらによって 恐らく何万人もの「患者」が殺されてきたのです。

 私の病者の友人も、もう何人も亡くなりました。昨年も一人亡くなりました。みな50~60代で、です。「向精神病薬は子どもの寿命を縮める」のではなく人間の寿命を縮めるのです。薬だけではありません。精神医療そのものが、人間の寿命を縮めているのです。

 それらの被害者の想いは、今も病院に閉じ込められている被害者の想いは、どうしたら良いのでしょうか?過去の多くの被害者の気持ちを忘れては、現在の、そしてこれからの被害者を本当に「救う」ことなどできないでしょう。



(注1)私はかつて若いころ、職場で酷いいじめに遭い、「死の恐怖感」(衝撃、パニック、被害妄想、不安感、不眠)を体験したことがあります。そこで「入院」に至らなかったのは、いみじくも病院の実態を熟知しており、周囲にごく少数の理解者、共感者、支援者がいたからです。

(注2)皿澤さんも言われるように、当事者本人が、「発達障害」概念によって救われ「発達障害者」として生きる選択をするならば、それはそれで認めるべきでしょう。自分の苦悩の内容は、医療者によるラベリングでなく、当事者本人が選択し自らの言葉で表現されるべきでしよう。



 
 

嶋田和子著『精神医療につながれるこどもたち』を読みました(Mさんからの私信より)

 一つ前の記事は、Mさんから私に送られてきた上記著作についての書評に対して、私の感想をMさんにお送りし、それをこのブログに掲載したものです。

 Mさんからの書評そのものを私のブログに掲載したいとMさんにお願いしていましたが、匿名を条件に、了解していただきました。
 そこで、謹んで、Mさんの書評をこのブログに掲載させていただきます。
 Mさんには感謝いたします。

 非常に鋭い書評です。特に
「当事者本人の想い」「発達障害という概念」「現実に精神病院に閉じこめられている人々」への視点が秀逸です。ぜひ、みなさまもお読み下さい。
 また、この書評と、私の一つ前の記事を併読していただけるとありがたいです。

 以下、掲載します。





 皿澤さんへ

 前略、嶋田和子さんの「精神医療につながれる子供たち」を読了しました。私の感想を述べます。
 
 全体的にはとても良く「勉強」されており、今後更に深刻になっていくであろう「子供の」薬害被害について警鐘を鳴らすものになるだろう、という印象でした。私自身、良い意味でも悪い意味でも大いに触発されました。

 しかし、残念なのは、取材対象のほとんどが家族や医師であり、子供本人からの取材が少なく「当事者の想い」が欠落していることです。これでは正確な事実が伝えられず、家族や医師の主観による情報に基づいた記述になりかねないと思います(とくに思春期の子供は大人にすべてを話さない)。そして最も問題なのは、皿澤さんも言われたように、個人情報をこのように公にする場合の「本人の了解」をもらっているかどうか、ということです。複数の病院名や主治医の名前までも具体的に書かれていれば、個人名も特定されてしまいかねません。これはジャーナリストとしての倫理的かつ基本的な問題であろうと思います。「子供だから、病気だから本人の了解は必要ない」という考えがあるとしたら、それは「同意入院」に通じるものがあると思います。


 次に私が気になったのは、「発達障害者」への偏見が随所に見られるということです。「言語発達の障害」、「コミュニケーションの障害」、「社会性の障害」、「同一性保持行動」、「知的障害」、等々。<・・・そもそも以上のような「特性」は「病気」でもなければ「障害」でもない。それは、むしろ「個性」であり、「独特」であるということだ・・・> と述べる一方で、「感覚の特殊性」、「不適応」や「不登校」までもが「発達障害」と関連付けられて説明されていること自体、「専門家」の論調になっている(混乱している?)と思いました。
 私の経験上、「発達障害の特殊性」を持つ人の存在を否定しませんが、そしてそれらの人々の多くは暴力、虐待、衝撃、いじめ、疎外、孤立、貧困などの体験者であり何らかのケアが必要であることも否定しませんが、それが何故「発達障害」概念やラベリングにつながるのでしょうか。震災の被害者たちのように、昔は当事者同士や横のつながりで助け合い、支え合うことで「病」は癒されてきたのではないでしょうか。 国家資格を持った「専門家」の介入は、「病」の固定化や差別、「選別」による国の管理につながるものと思います。
 

 現状では、「発達障害」にせよ「統合失調症」にせよ、そのどちらの「診断」においても「精神薬の過剰投与」という実態に変わりはないのです。「薬剤過敏症」についても、そのどちらにも起こり得ていることです。年齢が若ければそれだけ感受性が豊かであり、新陳代謝が活発であり、「薬剤過敏症」にもなり得ることと思います。服薬経験が長い人ほど耐性ができて当たり前のことです。 「発達障害の人には薬剤に過敏な反応を示す人が多い」などと、しかつめらしく言うほどのことではないのです。(これを裏返せば、「統合失調症の人は薬剤に鈍感であり、薬を多く使った方が良い」という論理にもなりかねない)


 「発達障害というひとつの尺度を持っていれば、避けることのできる誤診だし、たとえ統合失調症と診断されていても、その尺度で診断を見直せば、薬漬けの治療から引っ張り出すことができるんです」、「僕が統合失調症と非統合失調症の区別にこだわるのは、やはり、生涯服薬か、そうでないかの分岐点に病名が関わり、そこに精神科医の大きな責任があるからです」(笠医師)・・・これは笠医師やごく少数の医師に限って出来ることであり、その他多くの医師はどちらにせよ、薬を多く使いたがるでしょう。
そして、いたずらに「発達障害」と「統合失調症」を区別化、差別化することで、<「発達障害」は「統合失調症」よりマシだ>、<私はあの人よりマシだ>という内部差別が起きかねません。人間を「分ける」のは昔から権力による「差別の思想」です。
 「薬害被害者を救いたい」という笠医師の主観的意図とは裏腹に、「発達障害」概念は、結局のところ、新たな「病」者をつくり、薬害被害者を増やすことにもつながると思います。
(一人当たりの毒は多少薄めても、毒をのむ人の人数は増える)


 「非定型性精神病の人は慎重な薬剤の調整によって一時的、あるいは継続的に健常者に限りなく近づく期間があり、30~40代で完全健常者になる人も多い」(P170)・・・これは完全に「健常者」目線であり「社会復帰」路線でしょう。「健常者に限りなく近づく」べきといった発想は、「病者」の否定につながる思想です。この人は結局のところ、当事者よりも家族や「専門家」にかなり影響されており、ジャーナリストというより「専門家」的発想に陥っている(毒されている)と思いました。


 そもそも、何故に「精神医療につながれる子供たち」なのでしょう。その前段階として、<精神医療につながれた、現につながれている大人(昔の子供)たち>をとりあげるべきではないでしょうか? 「昔の被害者はもう仕方がない(死ぬのを待つしかない)、今後の若い人を救わなければ」といった発想がどこかにないかどうか?・・・。
これまでの歴史的総括抜きに、精神医療や福祉が「良くなる」ことなどあり得ないでしょう。


 (後略・以上Mさんからの私信より)