東京第3ハッキョ 新校舎建設物語 7 (学校・理事会・建設委員会の手堅いフォロー) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

毎日ブログ更新して15年かっちんブログでは全国の朝鮮学校(ウリハッキョ)情報・サッカーの速報・全国の在日同胞達の熱い活動をもっと知ってもらいたいので最新情報をアップしております。青商会時代で培ったネットワークを使って全力で発信しております

 

 

 

東京第3初級ハッキョ 新校舎建設 いよいよスタートです。 

 

東京第3ハッキョ仮校舎へ引越し (東京朝高卒業生・チソンも参加) 

 

東京第3ハッキョ引越しの様子 2 (集合写真はこちら) 

 

東京第3ハッキョ 新校舎建設物語 4 (歴代役員懇親会&地鎮祭の様子) 

 

東京第3ハッキョ 新校舎建設物語 5 (歴代役員懇親会の様子②&実行委員長と教育会会長) 

 

東京第3ハッキョ 新校舎建設物語 6 (板橋同胞フェスティバル実行委員会&現場視察①他)

 

の続き

 

 

 

 

金 日宇氏のFBより 2月5日アップ分)

 

 

 

 

母校、東京チェーサム新校舎建設物語
その35・下校時間。ツルの謎?(2月4日・月曜日)

 東京中高の校門越しに校内をのぞくと、いくつかのグループに分かれて縄跳びをする姿が飛び込んできた。
 校門右の仮校舎に入ろうとすると、児童を見守っていた姜先生に声をかけられた。
 「お待ちしていました」
 「??」。康校長に頼まれた本を届けに来たのだが、意味が分からない。
 「先生、風邪は?」。インフルエンザで、数日、「登校禁止」になったと聞いていた。
 姜先生は「독감에…」。「독감」、漢字で書くと「毒感」、なるほどインフルエンザよりもピンときた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 校舎に上がっていくと、高学年の児童が階段と廊下を雑巾で拭いていた。廊下はピカピカだ。その廊下に、なぜか折り紙で折った大きなツルが何羽も落ちているというより、整然と置かれていた。色とりどりカラフルだ。

 

 

 

 

 

 

 


 ここでも「??」だ。
 「アンニョンハセヨ」と言ってすれ違った女子児童に「これは?」と尋ねると、恥ずかしそうに「走らないように…」。
 通りかかった金先生は、「廊下を走らないように、児童たちが折ったツルを…」と。児童たちは「조심조심」歩いているようだ。

 教員室と六つの大きな教室が並んだ、旧校舎の二倍はあろう長い廊下を走りたくなる児童たちの気持ちが分かるような気がした。左右にあるトイレまでも旧校舎に比べると遠い。

 教室からは歌声や木琴を叩く音が聞こえてきた。放課後の学芸会の練習が始まったようだ。もしかしたら、縄跳びも学芸会の演目かも知れない。

 校長は不在。校長室に本を置いて帰ろうとすると、教務主任の金先生に呼び止められ、額に入った写真と茶封筒を渡された。
 姜先生が「お待ちしていました」との言葉は、康校長からこれを預かっていたようだ。
 東京中高の慎校長も不在だ。
 何人かの先生と話をして、チェーサムの仮校舎に戻ろうとすると、ランドセルを背負った児童たちが並んでいる。集団下校時間が迫っているようだ。

 

 

 

 

 

 

 


 家に戻って、茶封筒を開くと、先日の懇親会のCDと、懇親会と校舎の解体、地鎮祭の写真集が。写真集には、懇親会参加への感謝と新校舎の竣工式に招待するとのあいさつ文が添えてあった。学校・理事会・建設委員会の手堅いフォローに感服だ。

 ポストに入っていた翌二月六日付の「朝鮮新報」を広げると、三面半分が、歴代役員たちの懇親会の記事で埋まっていた。ロ・クムスン記者の写真が三枚、みんなが笑顔だ。チョン・サング記者の記事は「この日、すべての参加者に理事会からプレゼントが手渡された。新校舎が描かれた菓子だった。この日、各々の家庭では希望と確信に満ちながら新校舎についての話に花が咲いたであろうことは想像して余りある」との言葉で結ばれていた。心に残るフレーズだ。

*加筆してね『朝鮮学校のある風景』54号に掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

また情報入りましたら

 

 

 

アップしますねー