「遺伝子組み換えルーレット」登場人物
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第1章の主な登場人物  ほぼ転載 写真は元サイトで
◆ジェフリー・M・スミス、“責任ある技術者協会”創設者

当映画の監督であり、アメリカにおける遺伝子組み換え反対運動を牽引するリーダーでもある。
「遺伝子の挿入やクローン過程で重大なダメージが生じます。挿入するDNAの周囲に数千もの突然変異体が生まれ、自然の植物とは発現レベルが変わる遺伝子も生まれます。そのせいで予測不能な副作用が生じるのです」
「バイテク企業は独自の研究を行っています。わたしはそれをタバコ科学と呼んでいます。対象も検出方法も統計も誤ったものを使います。実験期間も短く、がん、生殖障害、出生異常などを確認できません。ニセ科学を科学と呼んでいるのです。」
 
◆アーデン・アンダーソン、医学博士、医師、公衆衛生学修士、『真の医療、真の健康』著者

生物物理学の視点から、免疫への影響を指摘。
「免疫システムは電磁気センサーシステムなのですが、大豆やトウモロコシなどの組み換え遺伝子の配列を感知すると、『こんな配列は見たことがない』『自然界にない異物だ』と認識して攻撃します。炎症反応を伴いながら、その配列を攻撃するのです。」
 


◆マーサ・グラウト、医師、アリゾナ先進医療センター医長
遺伝子組み換え食品が各種の炎症を引き起こし、それがさまざまな病気に発展している可能性を示唆。
「私たちが扱っている病気のほとんどが、炎症に起因しています。腸の炎症が多いです。腸はGMO食品を含むあらゆる食物と身体の接点だからです。」
 
◆マイケル・テイラー、米国食品医薬品局食料副長官、元モンサント社副社長
政府の要職にありながら、実際にはモンサント社の利益のために行動。
「安全で栄養のある食べ物の供給は政府や米国食品医薬品局(FDA)の基本的な責務です。」と建前を語りつつ、遺伝子組み換え作物の危険性と長期研究の必要性を訴える部下の科学者たちの訴えを無視。
 


◆スティーブン・M・ドラッカー、弁護士、FDA訴訟発起人、『変更された遺伝子、ねじれた真実』著者

1998年、FDAに対する訴訟を起こして膨大な量の文書を明るみに出し、FDAの嘘を暴く。
「4万4千ページの文書を読み、ショックを受けました。FDAは1992年から嘘を繰り返していたのです。『科学界の統一見解としてGMO食品は安全です』と言っていましたが、実はFDAの科学者たちの統一見解は真逆でした。」
FDA勤務の科学者たちの間で圧倒的だった意見は、遺伝子組み換え作物は従来のものと同等ではないというだけでなく、アレルギー、毒素、新しい病や栄養問題を引き起こし得るというものだった。
 
◆ニック・パスコ、ベア・フーズ・ナチュラル・マーケット オーナー
ベア・フーズ・ナチュラル・マーケットは、ワシントン州にある自然食品店&カフェ・クレープ店。
「FDA,農務省、環境保護庁は食料生産に責任があるのに、この問題を容認しています。そのやり方に怒りを抑えきれません」
 
◆ローレンス・プラムリー、医師、元環境保護庁研究開発室医学アドバイザー
 「ワシントンのやり方で一番怖いのは、自然界にない新しい異物を食べ物として認めてしまうことです。独立機関の慎重な検査も経ないで。金儲けが理由でしょう。」
 


◆ロビン・A・バーンホフト、医師、バーンホフト先進医療センター医長、米国環境医学会元会長
 「米国環境医学会はGMOに強く反対しています。調査結果が非常に悪いからです。」と断言。
医学会の動物実験では、遺伝子組み換え食品の摂取によって、不妊、免疫疾患、老化の急速化、コレステロールとインシュリンの合併症、肝臓、腎臓、脾臓、消化管系の異変などが見られる。
 
◆トム・ニューマーク、“聖なる種子”(Sacred Seeds)創設者

“聖なる種子”は世界各地における生物多様性保護のためのサンクチュアリ(聖域)のネットワーク。
「進化の構造全体を操作する力を持ってしまったら、どんなに賢い科学者でも、ノーベル賞受賞者であっても、結果を考えずにその力を行使するのは無責任です。ルーレットやサイコロで遊ぶように、遺伝子の摂理を乱す権利は誰にもありません」。