「議会無視の代償」ヘグセス弾劾訴追で政権に広がる『不信の連鎖』

 

米民主党が15日(現地時間)、議会の事前承認を得ないまま対イラン空爆を強行した責任などを問い、ピート・ヘグセス米国防長官に対する弾劾訴追案を連邦下院に提出すると米メディアのアクシオスが報じた。

 

 議会の事前承認なしに・・

 日本もそっくりですね、敵機攻撃能力保有とか

下院民主党議員らは、ヘグセス長官に対し、権力乱用や戦争犯罪など5つの違法行為を理由とする弾劾訴追案を提出する予定だ。

アクシオスが入手した7ページにわたる訴追案によると、民主党議員らはヘグセス長官が議会未承認の対イラン戦争によって、米軍兵士を無謀な危険にさらしたと指摘したという。

さらに、ヘグセス長官がイランで多数の民間人死傷者や民間インフラの破壊を招いた作戦を承認、黙認または阻止できなかった点も問題視した。

加えて、米軍が昨年9月、ベネズエラの麻薬運搬船とみられる船舶を撃沈した後、2度目の攻撃で生存者を殺害したことについても、武力紛争法違反であり、民間人を標的にした事例だと指摘した。

このほか、ヘグセス長官が昨年3月、米軍によるイエメンのフーシ派攻撃の際、作戦情報を関係者と共有しながら民間のチャットアプリ(シグナル)を使用したことについても、機微な軍事情報をずさんに扱ったとして弾劾理由に挙げた。

今回の弾劾訴追案はアリゾナ州選出のヤサミン・アンサリ下院議員が主導し、テネシー州選出のスティーブ・コーエン下院議員、テキサス州選出のジャスミン・クロケット下院議員ら8人が共同提出者に名を連ねた。

共和党が多数を占める現在の下院構成では、弾劾訴追案の可決は現実的には難しい。

ただし「シグナルゲート」などこれまでの論争に加え、対イラン戦争まで重なったことで、ヘグセス長官が民主党の集中攻撃対象になりつつあるとの見方も出ている。

これに対し、米国防総省のキングスリー・ウィルソン報道官は、民主党による長官弾劾推進について「国防総省がイランでトランプ大統領の目標を断固として圧倒的に達成した中で、民主党がまたしてもヘッドラインを飾ろうとしているにすぎない」と述べた。

桜井ジャーナル 2026.04.15

米海軍の駆逐艦2隻はホルムズ海峡を通過できず、イラン軍に追い返された 

 

 パキスタンのイスラマバードでアメリカとイランの代表団が協議している最中、4月11日にアメリカ海軍の駆逐艦2隻、マイケル・マーフィーとフランク・E・ピーターセン・ジュニアにホルムズ海峡を通過しようとしたが、イラン海軍に追い返された。2隻の駆逐艦はイラン海軍の巡航ミサイル・システムに捕捉され、その上空にはイランのドローンが飛行、イラン海軍から30分以内に立ち去るように警告され、その指示に従うしかなかった。その一方、4月14日には中国のタンカーがホルムズ海峡を通過している。ホルムズ海峡をコントロールしているのはイランであり、アメリカによる海上封鎖という話はハッタリにすぎない。

 

 その前、4月5日にドナルド・トランプ政権はアメリカ空軍に所属するF-15E戦闘機のパイロットと兵器担当士官を救出する作戦を成功させたと発表した。この戦闘機が撃墜された数時間後、イランのメディアは機体の垂直尾翼の残骸を撮影した画像を公開している。その残骸はイスファハンの近郊にある仮設飛行場とイランの濃縮ウラン数百ポンドの一部が保管されていると考えられているナタンツ核施設付近に散乱していた。

 

 イランのメディア、プレスTVによると、​アメリカ軍のイスラエル軍はイスファハンにある核施設の一つに潜入し、核物質を盗み出すことを計画、実行に移したのだが、イラン軍の反撃で失敗に終わった​という。破壊された航空機のある場所がイスファハンに近かったことから、こうしたことを推測する人は少なくなかった。作戦が失敗した後、トランプ大統領は発電所や橋梁を含む民間インフラを標的にするとイランを脅迫している。

 

 アメリカ軍は数日にわたる偵察飛行を行った後、数十人の特殊部隊員を乗せたC-130輸送機をイスファハン近くに着陸させたが、イラン軍は反応しない。その数分後に2機目のC-130輸送機が接近してきたところでイラン軍は攻撃を開始した。2機目の輸送機には特殊車両や数機のMH-6ヘリコプターなどが積まれていた。

 

 さらにブラックホーク・ヘリコプター2機も到着したが、これも格好の攻撃目標になった。この時、A-10攻撃機も破壊されている。後に伝えられたところによると、この作戦失敗でアメリカ陸軍のデルタフォースに所属する約20名が戦死したという。F-15戦闘機の乗員救出作戦とは、イスファハンから核物質を盗みに行った特殊部隊員を救出する作戦だった。

 

 イスファハンから核物質を盗み出す目的は「アメリカの勝利」を演出し、イランから撤退することにあったのだが、失敗、まだ撤退できずにいる。

 

 すでにアメリカやイスラエルは防空システムが機能せず、攻撃用のミサイルも枯渇。巡航ミサイルのトマホークを日本へ配備する予定が遅れるというが、つまり、日本に配備されるトマホークは同じように日本の艦船から大陸に向かって発射されるのだろうが、当然、中国から反撃される。

 

 昨年11月7日に高市早苗首相は衆院予算委員会で「台湾有事」について問われ、「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースだ」と発言した。高市首相も「ひとつの中国」を受け入れているようなので ?、中国で内戦が始まれば日本は参戦するということになる。日本が参戦すれば日本にある軍事施設だけでなく重要なインフラも破壊されると考えねばならない。







 

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