身近に存在する危険な植物-15.クリスマスローズ- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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歴史におけるクリスマスローズとは、

紀元前595年、ギリシャのデルフォイ軍とキラ軍の間で行われた第一次神聖戦争で、クリスマスローズが毒兵器として初めて使用されたと言われています。

 

デルフォイ軍は、上流でクリスマスローズを川に浸し、キラ軍の兵士たちを中毒状態にしました。

クリスマスローズの全草には、ヘレボリンという毒性のある物質が含まれています。

 

ヘレボリンは、心臓の働きを阻害したり、神経系に異常を引き起こしたりするなど、非常に危険な毒です。少量でも摂取すると、嘔吐、下痢、めまい、さらには死に至らしめる可能性があります。

その後も、中世ヨーロッパでは、クリスマスローズの毒を使って矢尻に塗ったり、ワインに混ぜて敵を暗殺したりするなど、様々な方法で利用されていました。

クリスマスローズは、ギリシャ語の「ヘレン(殺す)」「ボア(食べ物)」という意味から「ヘレボルス」とも呼ばれる、毒あり植物です。全体に毒があり、とくに根、茎は強毒。

体内に毒が入ると心臓がバクバク、めまい、吐気、腹痛などが起こり草の汁がつくだけでも、皮ふがヒリヒリしたり赤くただれたりすることもありますから、ガーデニングなどでクリスマスローズをさわるときは、手袋をして作業しましょう。

クリスマスローズと安全に共存するために、子供やペットが届かない場所に置く必要があります。

 

切手は2012年日本発行の「ふるさと切手 季節の花シリーズ 第4集 」の中の一枚で、クリスマスローズが描かれています。

 



切手は2018年日本発行の「おもてなしの花シリーズ 第11集」の中の一枚で、クリスマスローズが描かれています。

 

 

 


切手は2008年デンマーク発行の「フローラ2008」の中の一枚で、クリスマスローズが描かれています。

 



切手は1990年スウェーデン発行の「クリスマス切手1990」の中の一枚で、クリスマスローズが描かれています。