身近に存在する危険な植物-16.シクラメン- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

血液の鉄人の医学と切手のサイト

医学関係の仕事に携わっている傍ら長年収集した医学切手を使用して、医学関係の出来事を興味深くそしてわかり易く解説いたします。

シクラメンは全草に毒性があり、特に球根部分に多く含まれる「シクラミン」というサポニン配糖体が毒成分として含まれています。

 

誤って口に入れたり食べたりすると、嘔吐や下痢、過剰な唾液の分泌などの消化器系の症状を引き起こし、体に吸収されると麻痺やけいれん、不整脈などの神経症状を引き起こす可能性があり、最悪の場合死に至ることがあります。

 

大量に摂取すると亡くなることもあります。特に人間よりも体の小さい犬や猫が口にしてしまうと大変危険なため、シクラメンの近くにペットが近づかないようにすることが大切です

"種はゴマ"と、"つぼみはオクラ"と、"葉はモロヘイヤやアシタバ"と、根はゴボウと間違えやすいので注意が必要です。。

【おまけの話】

布施明の「シクラメンのかほり」という響きに誘われて、シクラメンに鼻を近づけた人もいることでしょう。 

 

しかしシクラメンには、ほとんど香りがありません。

 

これは園芸品種として花の改良が進むうちに香りがなくなったということでしたが、 再び品種改良されて、現在では香りのあるシクラメンが作りだされています。

 

 

 

 


シクラメンの正しい和名はブタノマンジュウ(豚の饅頭)です。

 

シクラメンは地中海原産の植物で明治時代に日本に紹介されたときに、球根が饅頭をつぶしたような形をしていることから、この名がつけられた。



切手は1973年ハンガリー発行の「花切手 」の中の一枚で、シクラメンが描かれています。

 



 

切手は2012年日本発行の「ふるさと切手 季節の花シリーズ 第4集 」の中の一枚で、シクラメンが描かれています。

 



切手は2006年日本発行の「愛知の自然切手」の中の一枚で、シクラメンが描かれています。

 



切手は2007年チェコ共和国発行の「美しい花切手」の中の一枚で、シクラメンが描かれています。