ライトショアジギングをしているとルアーの届かない場所でナブラが発生。「もう少し飛距離が伸びたら釣れたかも!」って状況に出くわす事もあるはずです。
今回は誰でも簡単にライトショアジギングの飛距離を伸ばす方法を幾つかご紹介してみます。
1.タックルバランスを見直してみる
飛距離を伸ばしたくてメタルジグをどんどん重くする人も居ますが、タックルバランスが良ければ、Mパワーのシーバスロッドでも30gのメタルジグで100mは普通に飛ばせます。
どんなにキャスティング能力が高い人でも、バランスの悪いタックルでは飛距離もあまり伸びません。
飛距離100m越えの参考タックル
・ライトショアジギングタックル
ロッド コルトスナイパーS1000M
リール 14ステラ4000XG
ライン よつあみX8 PE1.0号
メタルジグ TGベイト40g
通常キャスト 70〜80m
ペンデュラムキャスト 90〜110m
・シーバスタックル
ロッド ディアルーナXR S1006M
リール 16ナスキーC5000XR
ライン PE1号
メタルジグ ムーチョルチア 30g
TGベイト 35g
・汎用タックル
ロッド ワールドシャウラ21053-3
リール 13ステラSW4000XG
ライン PE1.5号
メタルジグ TGベイト45g 110m程度
2.ラインを細くしてみる
止まっているラインを引き出す以上、停止状態から動かすためには、引っ張り出す力が必要になります。この力が多く必要なほど飛距離は低下していきます。
単純にラインの太さが半分であれば、ラインの重量も半分になりますから、より少ない力でラインが放出される事になります。
ラインは必ずスプールから出る際に外側に膨らんで放出されるため、太く重いラインの方が外側に膨らみやすく、外に大きく膨らんだラインをロッドのガイドに収める際の抵抗も大きくなりますよ。
小型青物狙いでジグウエイト20〜30gなら0.8〜
1.0号
小〜中型青物狙いでジグウエイト40〜50gなら1.0〜1.2号
中〜やや大型青物でジグウエイト50〜60gなら1.5〜2.0号
上記はあくまで飛距離重視の最低ラインです。最低限の太さで良いのかは、釣り場の環境や対象魚でよく検討して下さい。
細糸は劣化によるラインブレイクと隣り合わせですから、キャスティングの際に切れないように、小まめに確認して早めに切り詰めるようにしましょう。
価格は少し高くなりますが、8本撚りのPEラインに替えて、強度は落とさずにライン太さだけを細くする事も出来ますよ。
シーガーは安くてお勧めのPEラインですよ。
3.テーパーラインの使用
テーパーラインとはメインラインに太さの違うラインを結束してラインシステムを組む事です。
例として0.4号のPEラインに1〜1.5号のPEラインをFGノットで10m結ぶ方法。これなら飛躍的に飛距離が伸ばせますよ!。
重いジグを投げたくても細糸に限界がある場合や、キャスト切れが心拍で細糸に抵抗がある人にもおすすめの方法をです。
4.ペンデュラムキャスト/ブランコ投げでキャストしてみる
ペンデュラムキャストは遠心力を利用してジグの重さを、よりロッドに乗せる事で、ジグウエイト以上の反発力をロッドに与えキャストできます。
同じジグでもペンデュラムキャストをすると、ワンサイズ重いジグウエイトで投げている感じになりますね。
キャストの方法
ブランコのようにジグを前から後ろに振りかぶり、ジグが後ろで振り子の頂点まで達したらオーバーヘッドキャストでキャストします。
慣れればルアーを回収した勢いでルアーが後ろに移動した流れのまま次のキャストに繋げられますよ。ペンデュラムキャストは基本のキャストができているなら難しくないはずです。
後ろに人が居ないかは普段より注意して下さいね。
5.ロッドを長くしてみる
やっぱりコンスタントに100m以上投げたいなら、長いリーチで遠心力を生かせる10フィート以上のロングロッドが圧倒的に有利です。
リールもロッドバランスを考えて、よりスプール径の大きな4〜6000番を使用することにより、ラインの放出もスムーズになり総合的に飛距離も伸びやすくなりますよ。
6.大きいリールに変えてみる
スプール径が大きいとラインの巻き数が少なくて済むため、放出量でも引き出されるラインの抵抗が少なくて済みます。
3000番程度のリールを使用しているのなら、ラインの太さは変えずに4000〜5000番のリールにサイズを大きくしてみると良いですよ。
シマノなら4000番のボディにワンサイズ大きなスプールが取り付けられたC(コンパクト)シリーズも軽くてお勧めです。
4000番とC5000番だとスプールサイズが違うだけで5g程度の違いしかありません。
ショアジギングならナスキー以上のモデルを選択したいところです。
7.ロッドに最適なウエイトのジグでキャストしてみる
ルアーロッドの適切ウエイト60〜70%のメタルジグを使用します。
ジグウエイトが30〜60gの範囲のロッドなら、45〜50gのメタルジグが最大限の反発力を生かすことが出来るはずです。
最も飛距離が出せる最適な重量はメーカーによって微妙に違いはあります。
8.ラインの垂らしを長くとる
ロッドをキャストする際に、地面にジグが付かない範囲でラインの垂らしを長く取り、遠心力を最大限に利用します。
垂らしが長すぎてもジグの重みをロッドに乗せきれないので、最適な垂らしの長さはキャストして探ってみて下さい。
9.タックルを軽くしてみる
現状のタックルで余裕でフルキャストしている人には関係ありませんが、タックルが軽ければ早い速度で振り抜けるため、ジグにより大きな運動エネルギーを与える事が可能です。
力の弱い人は重いショアジギングロッドでキャストするよりも、軽く降り抜けるシーバスロッドの方が飛距離を出せる場合もありますよ。
とは言え、狙う魚や水深を参考にメタルジグを選択してタックルを用意していると思います。
とは言え、ジグとタックルを軽くするのは無理な場合も多いでしょうし、タックルの性能を変えずに重量のみ軽くしたいなら、やはり上位モデルのロッドやリールに買い換える事も必要になってきます。
10.強いタックルに変えてみる
MH〜Hクラスのロングロッドなら、60〜80gのジグを110〜120mくらいは普通に飛ばせるようになります。
飛距離の為にタックルを変えるのは不本意ですが、100m先の沖にしか釣りたい魚が居ないなら仕方ありませんね。
関東の磯でも沖に遠投出来ればカンパチやブリ、シイラ、カツオなどに出会えるチャンスも広がると思います。
ヘビータックルは使用者を選ぶので、体力、パワーがある人のみ80g以上のジグの遠投に挑戦してみて下さい。
ヘビータックルは大型魚専用のイメージがありますけど、タングステン製のジグは80gでも90mm程度とコンパクトなため、ヘビータックルでも中型青物くらいは普通に狙えます。
11.タングステン製のメタルジグを使ってみる
あと、メタルジグにも形やバランスが複数あるので、飛距離が出やすいリアバランスのメタルジグを選択するのもお勧め。
ダイワのTGベイトは飛距離も抜群でおすすめです。
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12.その他
微々たる努力かもしれないけど、飛距離を突き詰めて考えるなら少し気にしてみたいポイントを紹介。
空気抵抗を考えてみる
ムーチョルチアのような身の詰まった寸胴ジグを使ってみたり、メタルジグのフックにトリプルフックを使用しているなら、空気抵抗の少ないシングルフック1つに変更してみます。
フック2つから1つに変えるだけでも5mくらいは伸びるはず。。
ラインをコーティングしてみる
ラインの摩擦を減らすコーティング剤、PEにシュなる商品が売ってます。
ロッドには複数のガイドがあるので、ラインの摩擦を減らせば飛距離も稼げるはずです。
正直、そこまでする必要はないんですけど、突き詰めると100m分だけコーティングしておくのも効果がある方法でしょう。
コストに見合う効果があるのかは未知数ですよ💧
身体を鍛えてみる
アングラーの肉体改造も必要。家でのトレーニングが面倒な人は、実釣でとにかく投げて鍛えるしかないですね。キャストに必要な筋肉はキャストして鍛えるのが1番。夕飯にプロテインも飲んどきましょう!(笑
以上になります。
飛距離が足りなくて悔しい思いをする事があっても、タックルが出せる最大限の飛距離でも届かないのなら、今回は運がなかったと諦めが付くと個人的には考えてます。
飛距離が足りなくて後悔しないように、タックルの持つ最大限の力を出せるように頑張って下さいね!
釣れるメタルジグはこちらで紹介しています↓
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