こんばんは
社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター
づかちょ(飯塚桂輔)です。
今回は受付業務で言い争いが起こるわけについて、綴っていきます。
づかちょが最近イライラしたことをまとめて怒りの点数(10点満点、10は人生最大の怒り)を
まとめたところ
点数が低い怒りは
疲れた、眠い、お腹すいた
といったものでしたが
点数が高い怒りは
口座開設した郵便局のキャッシュカードが1か月以上受け取れなかった
ということでした。
というのも
申し込んだ郵便局の窓口で受け取れるものかと認識していたと思っていたら、郵便局側が宅配でキャッシュカードを送る手配をしていてづかちょが受けとっていなかったので、別の郵便局で保管されていた。という事態になっていました。
キャッシュカードを宅配で送ってと、お願いもしていないのになぜそんな勝手なことをするのか?
信じられない、呆れる、めんどくさい、悔しい
という気持ちが混ぜこぜになって怒りました。
結局、受け取れる日時を指定して受け取りましたが、意思の疎通ができていなかったことに後味の悪さを覚えました。
なぜ、づかちょは怒ったのか? それは
づかちょは
キャッシュカードは申し込んだ郵便局の窓口で受け取れるもの
と思っていましたが
郵便局側は
キャッシュカードは宅配でお届けするのが正しい運用
とされていたからです。
このように言い争いが起こる原因として
コア・ビリーフという個人が正しいと思っている信念や価値観の押し付け合いがいたるところで起こっています。
コア・ビリーフという言葉はわかりやすく〜であるべき、〜するべきだといった「〜べき」という言葉に置き換えられますが、こういう「〜べき」という信念や価値観を持つこと自体は悪いものではありません。
むしろ目標達成の為に必要なものでもあります。
しかし、それを押し付けることで争いが起こることがあります。
他人には他人の理想や目標があります。一方的に自分の理想を押し付けることはお互いにとってストレスですが、自分に厳しい人だったり仕事の運用で「〜べき」を他人に従わせようとすることがあります。
こういう「〜べき」は自分の育った環境や経験によって無意識に身に付いていることがほとんどです。人間関係で同じ怒りを感じることがあるならば自分の「〜べき」が関係していることが多いです。
まずはその怒りを記録して見直して見ましょう。
つづいて自分の「〜べき」に対して反論になる質問をしてみます。
このことを価値観を修正するリフレーミングと呼ばれています。
例えば受け取り方法について柔軟な対応をするべき、という価値観に対して
申し込み時に受け取り方法を確認して宅配の日時まで決めておけばよかったのでは?
と質問して
どんな企業でも運用のルールがあるから先ず知っておこう。
という新しい見解の発生を導きます。
だれでも理不尽だと思ってイライラすることはあります。しかし、いつまでもその怒りに囚われてイライラし続けていると、集中力が散漫となり、大きな失敗により更なる怒りの連鎖を引き起こします。
リフレーミングは自分の今までの価値観に縛られない多面的、中立的な考えかたを身につけていく方法です。相手の考えを自分の中で消化して受け入れることで、自分の怒りも受け入れられるように目指していきましょう。
人生主体的に楽しくいきませんか?
づかちょでした!