健康について考えると
お米は外せない要素のひとつだと
思います。
そこでお米の歴史について
少し調べてみました。
稲作は縄文時代の終わりごろ伝わった
稲作がいつ日本に伝わったかは
正確にはわかっていないそうですが
紀元前3000年には九州北部には
伝わったとされています。
稲作を始める前は狩猟採集が主で
山菜や木の実や果物、くりやドングリ
クルミが主食で、魚や貝類の鳥や鹿など
動物性食品も食べていました。
弥生時代になると稲作が広まり
農耕社会へと繋がりますが
お米を作るためには水や土地
人手が必要になり
それによって争いも生まれました。
また日本では貴重品として
「税」や「年貢」など経済基盤としても
扱われていたため
それにより格差社会が生まれる
要因のひとつになりました。
お米は単なる食糧ではなく
「富」や「権力」でもありました。
お米は江戸時代中期ごろから広まる
お米は基本税として徴収されていたため
一部の貴族などは主食としていました。
それまで庶民は糠がのこる分つき米
「黒米」をあわやひえの雑穀を混ぜて
食べていたと言われています。
江戸時代中期ごろから白米が江戸中心に
食べられるようになりましたが
ぬかを食べなくなったことで
ビタミンB1不足による「脚気」が
増えたという歴史があります。
農村部まで白米が主食になるのは
明治以降と言われています。
お米を食べれば健康になるわけではない
一般的にお米が食べられたのは
明治以降になるので古くから
食べられていたわけではないです。
特に玄米は栄養価が高く健康食
として良く知られていますが
そこまで栄養価は高くなく
白米はさらに低いのが現状で
玄米も食べ方や農薬などの問題もあり
「これさえ食べていれば健康になる」
というものではないと思います。
お米は身体に良いもの
という考えは昔からある
お米を「富」や「権力」の象徴として
信仰していた歴史の名残が
まだ強く残っているかもしれません。
お米は健康に良い効果はありますが
お米が良く、パンや小麦が悪い
といった極端な考えにならないように
注意したほうが良いと思いました。
参考
お米の歴史とは?日本でお米が主食になった理由、現代の米問題 | 身近な疑問 | トピックス一覧 | バンダイによる、遊びと学びのココロ育むファミリーエンタメサイト (thewonder.it)
『お米はどこからやってきたの?』米作りの歴史から、さまざまな問題解決の突破口を探してみよう! | 歴史人 (rekishijin.com)
お米の歴史について知りたい!日本でお米が主食になったのはなぜ? | ごはん彩々(全米販) (gohansaisai.com)