坂上明の気まぐれ日記
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大器 室伏広治 !

やりました。

決勝6投のうち4投が80m台!

81m.24で悲願の金メダル獲得!!

興奮と感動で、涙が出ました。



行きつけのお好み焼き屋さんで、普段からお世話になるその店のお母さんとお嬢さんと、テレビ観戦をし、「やった!やった!」と歓声を挙げ、ハイタッチをし、慶びを分けあいました。


さすが、室伏広治!!

インタビューを聞きながら、その言葉の節々に、またまた涙が出ました。

幾度の故障との戦い、年齢との戦い、それ以上に周りからの期待と、己自身との戦いの毎日だった事でしょう。



一昨日に申しました様に、世界で君臨するのは並大抵な事ではありません。

まして、日本人には限りなく不利な投てき種目で、頂点に立つ事など…。



新総理になるであろう、野田さん、是非、国民栄誉賞のご検討をお願いします。


さて、この室伏広治選手。36歳。今年度自己ベストの連発で、頂点に立ちました。

その精神力、探究心、集中力。それよりも増して、世界に誇るその〝技術〟は、父君の室伏重信氏との二人三脚で築き上げたものであります。


日本人は、元来身体が小さく、特に投てき種目では不利とされ、それを克服する為には、技術で世界の先端を行かなければ、勝負にならない事は、周知の事実であり、それを克服するべく、「アジアの鉄人」といわれた室伏重信氏が自身の夢を息子に託し、こんにちまで歩んでこられました。

室伏重信氏は、私が競技者の頃はまだ現役でご活躍であり、それはまさに雲の上の存在であり、日本体育大学時代、一度お声をかけて頂いた事がございましたが、その時の緊張は、今も覚えております。



室伏広治選手の金メダルのインタビューにも感動致しましたが、室伏重信氏の〝あの瞬間〟の〝笑顔〟に、より胸を打たれました。

残念ながら、福島千里選手は、決勝には届かなかったのですが、次回の奮起を心から期待をし、今晩はハンマーの余韻に浸りたいと存じます。



おめでとう
室伏広治選手。
そして、感動をありがとう。



申し訳ありませんが、今宵は、まだまだ〝一杯〟呑みながら、陸上競技の魅力に浸りたいと思います。

一発失格

まさかの結末でしたね。

世界中の陸上競技ファンがかたずを呑み、スタートに注目していた事でしょう。もちろん私もです。




ボルトの失格は現行のルールでは仕方ないにしても、誰が予想したでしょうか。

ボルトだったら、いかに本調子では無いとは言え、おそらく〝普通の走り〟をすれば負ける事は無いでしょうが、彼ほどの選手といえども、世界選手権の決勝ともなると、とんでもないプレッシャーなのでしょう。





フライングの現行ルールは、この日ボルトが泣いた〝一発失格〟です。かつては同一選手が2度フライングをした時点で失格でしたが、2003年に「1度フライングがあった後は、誰がフライングをしても失格」と改正されました。つまり、2度目以降のスタートで、フライングをするとその選手が1度目であっても、失格となったのです。しかし、他の選手を動揺させるのを目的として、故意に1回目にフライングをする選手が後を絶たなくなり、2010年より一発失格になったのです。

世界選手権での適用は今回が初めてですが、無常にも陸上競技ファンが最も期待していたメインレースで、メインスプリンターが痛恨の結末を迎えたのであります。



しかし、まだ200mがあります。

ボルトの極めつけのパフォーマンスを、改めて期待致しましょう。





ところで、皆様。

自身のフライングを自覚し、ランニングウェアを脱ぎ捨てたボルトでしたが、あの上半身を観られましたか。

人間は、鍛えるとあの肉体を手に入れる事が出来るのです。





さて、昨日申し上げましたが、私の期待する福島千里選手ですが、やってくれました!

日本女子初の、準決勝進出。

抜群のスタート反応から、中盤そして後半も力まず滑らかな走りで…、見事でした。

今日の走りが楽しみです。

応援を宜しくお願い致します。


















世界陸上 テグ大会開幕!

世界陸上が始まりました。

8月27日から9月4日まで、男女47種目で熱い戦いの始まりです。

私は、学生時代は陸上競技1本で過ごして参りましたので、この2年に1度の世紀の祭典が、待ち遠しくて仕方ありません。



この世界陸上。正式には、世界陸上競技選手権大会ですが、1980年のモスクワオリンピックの西側諸国のボイコットを機に新設されました。

そのモスクワオリンピック当時、私は高校生でした。日本もアメリカに気を遣ってか、不参加を表明し、当時金メダル確実と言われた柔道の山下康裕選手やレスリングの高田裕二選手、そしてマラソンの瀬古利彦選手が、涙の記者会見を行い、オリンピックへの参加を懇願された事が、脳裏に焼きついています。

「国境が無い」といわれるスポーツの世界に政治が影響を及ぼす事は、今まで幾度かありましたが、4年に1度しかないオリンピック、選手にとっては選手生命に係わるもの…。実際にそれが影響し、栄光を逸した選手は少なくありません。悲しいものです。




話しを戻します。第1回大会は、1983年にヘルシンキで開催され、当初はオリンピック同様4年ごとに開催されていましたが、1991年東京大会以降、2年ごとに開催されるようになりました。オリンピックよりも世界記録や参加国・地域も多く、文字通り陸上競技の最高峰を決める戦いです。今回で13回目を迎えるのですが、今まで数々の名ドラマが繰り広げられてきました。



あのカール・ルイス(100m.・走り幅跳び・4×100.)が華麗なるデビューをし、セブゲイ・ブブカ(棒高跳び)の鳥人伝説が始まり、女子では東ドイツ選手団がサイボーグぶりをみせつけたのも、ヘルシンキでした。



また、アジアで初めて開催された東京大会で最も注目されたのが、男子走り幅跳びでした。ルイスとマイク・パウエルの戦いです。ボブ・ビーモンの不滅の記録(m.90 メキシコ五輪)が破れるか?どちらが勝つか? が注目され、1回1回の試技ごとに国立競技場のスタンドは沈黙と喝采を繰り返したものです。勝ったパウエルは、8m.95の世界記録、残念ながら負けたルイス(2位;8m.91 追い風参考)ですが、この大会もやはり〝絵になる男〟を演じ続け、100m.は9秒86、最強チームで臨んだ4×100m.リレーで37秒50の世界記録で陸上ファンを酔わせました。


第11回大阪大会(2007)は、私も観戦しました。
タイソン・ゲイとアサファ・パウエルのライバル対決(男子100・200m.)が注目の的でしたが、まだ話題に出なかった()怪物ウサイン・ボルトが200m.で銀メダル(19秒11)を獲った大会でした。
〝大阪の暑さと湿気との戦い〟とも言われた大会でした。




前回までに日本選手が獲得したメダルは、金3、銀6、銅11の計20個。東京大会で男子マラソンの谷口浩美選手(ちなみに、私の日本体育大学の先輩です。)の金メダルが皮切りです。



さて、今回はと言いますと、私が最も注目しているのが、福島千里選手。100・200m.の日本記録保持者(11秒21・22秒89)ですが、とにかく強い。過去の日本人選手とは、ひと味もふた味も違います。まだまだ未完成の23歳ですが、どんどん外国人選手に揉まれ、夢の10秒台を目指して頂きたいものです。今日、100m.予選での走りが注目です。皆様、応援して下さい。



それにしても、ボルトは強い!

昨日の100m.予選を観られましたか?

過去にこれほど強い選手が居たでしょうか?

数々の栄光に包まれた、さすがのルイスも歯が立たないでしょう。

今後どこまで記録を伸ばすのか、世界が注目するところでしょう。



どこの世界でもそうでしょうが、スポーツ界で世界に君臨するのは、とにかくむずかしい。

トップアスリート中のトップアスリートが全世界から集結し、オリンピックなら4年に一度、365日×4の日数の中で、そのうちのたった1日の、その瞬間に『勝つ為』だけに4年間血の汗を流し、想像を絶するようなトレーニングをこなし、それに耐えるだけの精神力を身につけ、その中でもずば抜けた力と調整力・集中力を持った者だけが、頂点を極める訳であります。気の遠くなるような、過酷な日々でありましょう。



その〝極めつけの熱い戦い〟を皆様、暑い暑い〝晩夏の涼〟としてお楽しみ下さい。

































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