in media/deadman
1. lunch box
2. in media
2001年に3,000枚限定で発表されたdeadmanのシングル。
メンバーチェンジを踏まえ、DEADMANからdeadmanに表記を変更。
シースルーのジャケットに、シースルーの盤面。
デザイン重視で歌詞は帯の裏に表記されているという仕様がお洒落でした。
収録曲はどちらも、後にリリースされたフルアルバム「no alternative」にて再録。
再始動後も「dead reminiscence」でリメイクされているので、網羅性の観点では無理に入手する必要はないのかもしれません。
ただし、短いスパンで再録されたことも踏まえて、オリジナルヴァージョンは貴重。
音質は直近の音源を聴いているだけに、劣化して聞こえてしまう部分はあるのですが、そのくぐもったサウンドもアングラ性を高めていたと言えるでしょう。
特に違いがわかりやすいのは「lunch box」。
初期deadmanのカオティックなサウンドワークと、シングル曲らしい鋭さ、キャッチーさを兼ね備えていて、聴きやすさを強調しています。
その中で、注目すべきは1サビの後のCメロ部分。
浮遊感のあるメロディとラップをごちゃまぜにしたような独特な展開なのですが、アルバムでは台詞調に差し替えられているので、事実上封印されたような形になっていました。
「dead reminiscence」ではメロディに戻されたもののアレンジが大幅に変わったことで、やはりオリジナルとは別モノ感。
ザラザラした質感とマッチしているので、こちらはこちらで聴きたくなるのですよね。
ジャジーな表題曲「in media」も、ライブでの定番曲。
マイナーチェンジの変遷を辿ってみるのも面白いのでは。
<過去のdeadman(DEADMAN)に関するレビュー>
「I am here」「I am here-disc 2-」
in the direction of sunrise and night light
701125+2
雨降りの向日葵
no alternative