堺市の交通まちづくりを考える会 -57ページ目

⑭こども防災春まつり プライバシーテント

 2000年頃、堺市は避難所のコロナ対策としてパーテーションを購入した。各避難所にワンタッチパーテーションを15個、段ボールパーテーションを20個配置した。堺市には162箇所の避難所があり、各避難所となる体育館の半分くらいに広がるイメージだ。毛布はそれなりに準備しているらしいが、ベットはない。避難所に何人何家族集まることを想定しているのだろう?

 早速追加質問した。80万人市民が162箇所の避難所に行くと5,000人/避難所。根拠はわからないが、堺市の想定は1,000人/避難所。3人でパーテーション利用したとするとおよそ100人がこのパーテーションに入れる。その確率は1/10、予算の都合とはいえお粗末だ。

 

 ワンタッチパーテーションは上代3万円〜5万円、段ボールパーテーションは上代1万円ほどで販売されている。2024年4月3日に台湾花蓮で起こった地震被災者対応でみたパーテーションと同様のものだ。

 

 各避難所の体育館全面にパーテションを配置するには、追加で各40個×162避難所でおよそ2億円かかるが、毎年のSMI自動運転バスの実証実験2億5,000万円に比べたら安価に済むので早く揃えて欲しい。

↑堺市が準備したワンタッチパーテーションと段ボールパーテーション(美原区防災センターにて展示)

 

 

 

↑テレ朝Newsより

 

危機管理室 防災課(オノウエさん)

電話番号:072-228-7605

ファクス:072-222-7339

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館3階

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⑬こども防災春まつり 被災時の上下水道は?

 その9では発災時に堺市が備蓄している食料は、市民2人に1食分だと明らかにした。では水はどうなのかと考え、2024年3月25日上下水道局(アラキさん、シオザキさん)に尋ねた。

 

 堺市地域防災計画(令和4年3月)総則第3節災害の想定【ライフラインの被害】によると、以下抜粋

 

・上水道
上町断層帯地震により、府内全域で商業電源が喪失するおそれがあるため、大阪広域水道企業団の中継ポンプ場の機能が停止し、本市の受水が全て停止する。受水停止により、
市内全域が数時間程度で断水状態となる。また、南海トラフ巨大地震の被害想定は行っていないが、上町断層帯地震による被害想定内とした。復旧日数は、上町断層帯地震、南海トラフ巨大地震とも 28 日


・下水道
 下水道の被害は下記の通りである。なお、上町断層帯地震の被害及び復旧日数については、堺市下水道 BCP(業務継続計画)【管路・マンホールポンプ】地震編(第 4 版)による。下水管きょ被害率:25.0%(延長約 830km、マンホールポンプ被害 約 60基)下水処理場及びポンプ場について、被害規模は施設により異なるが、最低限必要な揚水機能及び消毒機能については大きく損なわれないと想定している。
 ただし、一部機能(水処理機能など)は損傷を受けることを見込む。南海トラフ巨大地震における被害想定については、下水管きょ被害率21.0%(延長約 690 ㎞、マンホールポンプ被害 約 50 基)。下水処理場及びポンプ場の被害想定については、地震動による被害は上町断層帯地震による被害想定内とする。ただし、津波浸水による電気系統の故障により揚水機能及び水処理機能等の機能停止が想定される

 

 つまり、配管に破損がある地域の復旧には約28日要する場合があることから、そうした地域では3日目以降、平常からローリングストックで利用している耐震性貯水槽や配水池から順次給水車で各避難所に給水するとのこと。配置図はこちら。詳細は堺市の「水道復旧の流れ」を参照。岡山市や仙台市との協定により給水車の協力を得られる。

 水に関しては、一定の安心感が得られた。

 

 

 

 

 一方で各避難所には、避難物資のコンテナ1台と食料コンテナ1台が配置されている。食料コンテナには大阪広域水道企業団の災害用備蓄水が備蓄されており、災害用備蓄水の合計は、24本入り7,776ケース。市民80万人が同時に避難すると市民5人に1本分しか当たらないので、早いもの勝ちだ。堺市危機管理室に言わせると、市民全員が避難所に行くとは考えられないので、現状備蓄で十分と判断しているそうだが、本当にそうなのか?総数では正しいかもしれないが、局所的被災地域ではこの市民5人に1本分という比率は変わりない。なぜなら津波なら臨海部、上町断層震災なら府道30号線周辺の避難者は100%に近くなるからだ。

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まとめ:(発災直後、最悪の地域では)堺市の備蓄は、食料は市民2人に1食分水は市民5人に1本分。

 

【堺市で被災すると死ぬと思え!】

 

⇑そうならないためにも自助として3日以上の備蓄は必須

 

 一方で2024年4月3日発生した台湾花蓮での震災において被災者支援が迅速で潤沢に行なわれたように、今後、備蓄を増やすなど堺市の公助共助を増強する活動が必要だと考える。

 いつかわからないけれども必ず被災する!


 

 ちなみに下水って何なの?という質問をした。下水は①雨水②汚水(炊事配水とトイレ配水)に区別される。古い下水配管では①雨水と②汚水が途中で合流するらしい。

  勉強になった。

 

 

堺市上下水道局 経営企画室
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⑫こども防災春まつり 沈む堺市消防本部

 これまで堺市消防本部に様々な疑問が湧いたので、2024年3月22日消防本部に伺った。
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 南海トラフ地震ハザードマップで水没するであろう消防本部について、3階以上にインフラを集中しているので水没に対応しているらしい。

Q1、不衛生な汚泥が1階を覆って緊急車両は活動できるのか?

Q2、災害時は美原区の本部機能を備えた総合防災センターに逃げるのか?

A1、2、緊急車両はそのスピーカーで広報しながら臨海部から東に向かって避難する。万が一、消防本部が使用不能になれば美原区の総合防災センターで119通報に対応したり、指揮ができる。

 

Q5、堺消防署の移転理由は?移転先が水没する消防本部である理由は?

A5、老朽化や男女別仮眠室などの施設が手狭を理由に堺消防署の建て替えが急務。問題の解消には3,000m²以上の用地確保が必要で、現状の大小路では不可能。湊の旧上下水道局用地の活用が適切と判断した。この立地は消防局隣接であることや堺区の消防署配置的にも好適。

 

消防年報(令和4年版)概要の消防庁舎現況と消防施設分布図から建設年日や配置がわかる。確かに堺消防署の老朽化と施設不十分であることは移転理由として理解できるが、配置的に適しているかは専門家でないので判断できない。なんとなく今の大小路にある方が均等分布には見えるけれども、、、、。

↑消防庁舎現況

 

↑消防施設分布図

 
Q6、堺消防署の移転により大小路への到着時間は何分から何分に延長されるのか?
A6、緊急自動車走行で2分追加と考えられるので、5分から7分になる。
 

Q7、消防本部の移転はあるのか?

A7、まだ新しい施設のため移転の計画はない。

 

 

【消防本部】

堺市堺区大浜南町3丁2番5号

電話番号:072-238-0119(代表)

総務課担当 消防司令 太田課長補佐

【総合防災センター】

堺美原区美原区阿弥129-4

電話番号:072-363-2225

予防部総合防災センター副所長 消防司令 梅崎課長補佐