ワールドカップ物語#7
ドイツ大会も終わり、歴史の1ページとなりました。僕的には正直イマイチな大会でしたが(笑)。
2006年・ドイツ大会
参加国 : 32ヶ国
開催期間 : 2006年6月9日-2006年7月9日
優勝 : イタリア
準優勝 : フランス
3位 : ドイツ
4位 : ポルトガル
得点王 : クローゼ (ドイツ)
5得点
出場国
ヨーロッパ
ドイツ(開催国&前回準優勝…14大会連続16度目、西ドイツ時代も含む)
オランダ(2大会ぶり8度目)
チェコ(4大会ぶり9度目、チェコスロヴァキア時代も含む。分裂後は初出場)
ウクライナ(初出場)
ポルトガル(2大会連続4度目)
フランス(3大会連続12度目)
スイス(3大会ぶり8度目)
イタリア(12大会連続16度目)
イングランド(3大会連続12度目)
ポーランド(2大会連続7度目)
セルビア・モンテネグロ(2大会ぶり10度目、ユーゴスラビア時代も含む)
スペイン(8大会連続12度目)
クロアチア(3大会連続3度目)
スウェーデン(2大会連続11度目)
南アメリカ
ブラジル(18大会連続18度目:前回優勝国)
アルゼンチン(9大会連続14度目)
エクアドル(2大会連続2度目)
パラグアイ(3大会連続7度目)
北中米・カリブ海
アメリカ合衆国 (5大会連続8度目)
メキシコ (4大会連続13度目)
コスタリカ (2大会連続3度目)
トリニダード・トバゴ (初出場)
アフリカ
トーゴ(初出場)
ガーナ(初出場)
コートジボワール(初出場)
アンゴラ(初出場)
チュニジア(3大会連続4度目)
アジア
サウジアラビア(4大会連続4度目)
韓国(6大会連続7度目:前回開催国)
日本(3大会連続3度目:前回開催国)
イラン(2大会ぶり3度目)
オセアニア
オーストラリア(8大会ぶり2度目)
トリビア
1.本大会は波乱が殆ど起こらない、順当な上位の顔ぶれとなりました。ベスト16のうちガーナ、メキシコ、オーストラリアを除く13チームが、更にベスト8は1998年フランス大会以来2大会ぶりに欧州と南米のみ。
前回大会8強のアメリカ合衆国、初出場ながら好選手を揃えたコートジボワールなどのダークホースと目された第三勢力はことごとく予選リーグで姿を消し、前回大会で日本、韓国が決勝トーナメントに進出したアジア勢は、出場4チーム(予選時はオセアニア所属だったオーストラリアを除く)全てが予選リーグ敗退という散々な成績に終わりました。
2.大会前は「ロナウジーニョのための大会」と言われていましたが、今大会は良くも悪くも「ジダンのための大会」であったと言えるでしょう。ジダンは今大会のMVPに選ばれています。
3.大会史上初めて、ハットトリックの達成者が出ませんでした。
4.前回大会の反省を踏まえジャッジが厳格化されたことから、結果的には前回大会をはるかに越える枚数のカードの乱発を生みました(1大会の退場者総数28人は史上最多)。審判がカード提示の記録をミスして、同一選手に3枚のイエローカードが提示された予選リーグF組のクロアチア-オーストラリア戦、W杯史上最多タイの16枚のイエローカード、最多の4枚のレッドカードが提示された決勝トーナメント1回戦のポルトガル-オランダ戦など、いくつかの試合においてはまたもその判定が物議を醸すこととなりました。
伝説となるであろう(?)決勝戦
リアルタイムで観戦していた方は、きっと自分の目を疑ったことでしょう...
ちなみに、私はいつものお二方...某E氏、某I氏とチャットでご一緒していましたが、参考資料として
<その瞬間>のライブ発言を一部抜き出してみます。
ジダンやっちゃいかんよ
おw ヒートアップw
マテラッティになにか言われたな
あーあ、ケチがついたなぁ
これでこそw
すごい展開になりました
ジダン、はげてるだけあってヘッディング強いw
引退試合でやってくれました
きっと「やーい、ハゲ、ハゲー」って言ったんだな
荒れちゃったね
なかなか素敵な、頭突きシーンでしたw 大木金太郎を彷彿とさせるw
こういうのにつけ込むのはイタリアうまいからね
ようやく目が覚めてきたw そうこなくちゃよw
.....
多くを語りますまい。延長戦後半、フランスの大黒柱ジダンが敵の挑発に乗り、暴力行為を働いて一発レッドカード退場に! 今大会の復活で再び神格化されていたジダンですが、理由は何にせよ、軽率な行動と責められても仕方ありません。結局、PK戦でイタリアが優勝しましたが、何とも後味の悪い試合になりました。ま、これもサッカーなのでしょうけどね。ジダンは文字通り「伝説の男」となりました(笑)
あまり書く気力も湧きませんが、一応...
試合は最初から波乱含みでした。開始一分、フランスのFWアンリが接触プレーで頭を打ち、あわや負傷退場かというハラハラの幕開け。七分にはジダンのPK(チップキック)でフランスが先制しますが、試合の主導権は攻撃に転じたイタリアが握る。19分にはCKからDFのマテラッツィがヘディングシュートで同点に! が、試合としては、終盤までイタリアが点を取りに仕掛ける展開の方が面白かったでしょうね。その後はともに「失点しない」サッカーに。後半11分にはフランスの攻守の要ビエラが負傷退場、ジダンも右肩を負傷し運動量が落ちていきます。試合は1-1のまま延長戦へ。フランスはFWトレゼゲを投入し前線の枚数を増やします。ジダンが決定的なヘディングシュートを放つも、イタリアGKブッフォンに阻まれてしまう。後半開始早々にはアンリが負傷交代、5分にはジダンが先にも述べたように退場処分...勝負はここで決まっていたかもしれません。
7/10 イタリア 1 - 1 フランス(PK戦でイタリアの勝利)
全体にはイタリアの守備陣、GKブッフォン、ザンブロッタ、カンナヴァーロ、マテラッツィ、グロッソ、ガットゥーゾらの堅牢さがフランスの攻撃を防ぎ切った、という感じでしょうか。しかし、これからイタリアは国内リーグの八百長疑惑の問題が...ケチがつかなきゃいいけど...
イタリアの優勝は1982年スペイン大会以来4度目です。懐かしいねぇ、私もまだあの頃は十代だったよ。ロッシが活躍した大会です。
あー、何だかイマイチな決勝戦となってしまいましたが(笑)、ようやく今夜から生活のリズムも戻りますね。
お疲れ様でした~(^.^)/~~
さんぴえーる
ゲルマン魂新時代
三位決定戦とはいえ、開催国が絡めば盛り上がりは全く違ってきます。そのドイツ、主将バラックを怪我で欠くものの、今大会は控えGKとしてずっとベンチを暖めてきた前大会MVPオリバー・カーンがいよいよ出陣です。なおこの試合、三位決定戦の審判としては日本人で初めて、上川徹主審と広嶋禎数副審が大役を担いました。
フィーゴは先発しませんでしたが、デコ、C.ロナウドら、ボールキープ力に長けたポルトガルと、クローゼ、ポドルスキという好調の2トップを擁する速い攻めのドイツ。序盤はポルトガルが優勢でしたが、次第にドイツのペースに。幾度かのFK、CKからのピンチをポルトガルGKリカルドが好セーブし、前半は無得点のまま終了。
後半も滑り出しは一進一退でしたが11分、21歳の若いMFシュバインシュタイガーが左サイドから切り込み強烈なミドルシュート、ドイツ先制! シュバインシュタイガーは16分にも敵のオウンゴールを誘うFKを放ち、33分には鮮やかなミドルを叩き込むなど、大爆発の日となりました。準決勝まで堅守を誇ってきたポルトガルも果敢に攻めに転ずるのですが、ドイツDF陣、そしてカーンの厚い壁に阻まれます。開催国チームの意地と、熱狂的な会場のムードに飲まれた部分もあったのでしょう、3点目を奪われた時にはポルトガルDFの集中力が切れていたように見えました。が、精彩の無いFWパウレタに代わり交代出場したフィーゴが、終盤の42分、右サイドから絶妙のクロスを上げ、こちらも途中出場のヌーノゴメスがダイビングヘッドで押し込み、一矢を報いました。さすがフィーゴ!
結果は..
7/09 ドイツ 3 - 1 ポルトガル
「このチームが達成したことを誇りに思っている。若い選手たちとともに成長することが目標だったし、国中から多くの支持を得たことに満足している」
試合後のドイツ監督クリンスマンの談話です。大会前のドイツは親善試合で危うく日本に負けそうになるなど、国内からの評価も低かったのですが、この日大活躍のシュバインシュタイガーら若手に経験を積ませるという、次代を見据えた戦いを貫いたのでしょう。それに比較すると..ベスト8で敗退したブラジルなどは、ベテランと若手の噛み合わせが上手くいかなかったのかもしれません。スターが多過ぎるというのも難しいものですな。
伝統のゲルマン魂を発揮しドイツが開催国のメンツを保ちました。ポルトガルには申し訳ないけど、大会としてはこの方が良かったね。
さて、いよいよ明日は決勝!
黄金のトロフィーを掲げるのはイタリアか、フランスか!?
さんぴえーる
ワールドカップ物語#6
1998年大会、ついに日本が初出場。日本人にとって、やっとワールドカップが身近な存在になりました。
1998年・フランス大会
参加国 : 32ヶ国
開催期間 : 1998年6月27日-1998年7月12日
優勝 : フランス
準優勝 : ブラジル
3位 : クロアチア
4位 : オランダ
得点王 : ダヴォール・シューケル(クロアチア)
6得点
出場国
ヨーロッパ
フランス(開催国・3大会ぶり10度目)
イタリア(前回準優勝国・10大会連続14度目)
ドイツ(12大会連続14度目、西ドイツ時代を含む。)
イングランド(2大会ぶり10度目)
スペイン(6大会連続10度目)
ベルギー(5大会連続10度目)
ユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)(2大会ぶり9度目)
スコットランド(2大会ぶり8度目)
オランダ(3大会連続7度目)
ブルガリア(2大会連続7度目)
ルーマニア(3大会ぶり7度目)
オーストリア(4大会ぶり6度目)
ノルウェー(2大会連続3度目)
デンマーク(2大会ぶり2度目)
クロアチア(初出場)
南米
ブラジル(前回優勝国・16回連続16度目)
アルゼンチン(7大会連続12度目)
チリ(4大会ぶり7度目)
パラグアイ(3大会ぶり5度目)
コロンビア(3大会連続4度目)
北中米カリブ海
メキシコ(2大会連続11度目)
アメリカ合衆国(3大会連続6度目)
ジャマイカ(初出場)
アフリカ
モロッコ(2大会連続4度目)
カメルーン(3大会連続4度目)
チュニジア(5大会ぶり2度目)
ナイジェリア(2大会連続2度目)
南アフリカ共和国(初出場)
アジア
韓国(4大会連続5度目)
イラン(5大会ぶり2度目)
サウジアラビア(2大会連続2度目)
日本(初出場)
トリビア
1.本大会前には、三浦知良(日本)・ロマーリオ(ブラジル)・ガスコイン(イングランド)らが代表に選ばれなかったことが話題に。
2.アジア勢は不振で4カ国全て一次リーグで敗退。サウジアラビアは1分2敗、韓国も1分2敗、日本は3戦全敗。イランは1勝2敗で一次リーグ敗退も、アメリカに2-1でW杯初勝利を上げました。
3.アンリ、トレゼゲ(フランス)。ベッカム、オーウェン(イングランド)。ロナウド(ブラジル)、デル・ピエロ(イタリア)。ラウル(スペイン)といった初登場の若手が活躍した大会でした。
4.とはいうもののイングランドのデビッド・ベッカムは、決勝トーナメント1回戦・対アルゼンチン戦において、シメオネのタックルで倒された際に報復行為をはたらき一発退場。チームも敗退し、大きな批判を受けました。
5.決勝戦はフランス対ブラジル。ブラジルのロナウドは試合前に突然の体調不良(痙攣を起こしたらしい)に陥りました。当時ブラジルのテクニカル・ディレクターであったジーコはロナウドの出場に猛反対しましたが、チームは強行出場(スポンサーからの圧力があったとも伝えられています)させます。
結果としてロナウドは何も出来ず、フランスのジダンに2得点を決められるなど3-0の完敗。この件がきっかけとなり、ジーコはブラジルのナショナルチームとは訣別することになります。
2002年・日本&韓国大会
参加国 : 32ヶ国
開催期間 : 2002年5月31日-2002年6月30日
優勝 : ブラジル
準優勝 : ドイツ
3位 : トルコ
4位 : 韓国
得点王 : ロナウド (ブラジル)
8得点
出場国
アジア
韓国(開催国、5大会連続6回目)
サウジアラビア(3大会連続3度目)
中国(初出場)
日本(開催国、2大会連続2回目)
アフリカ
カメルーン(4大会連続5回目)
セネガル(初出場)
チュニジア(2大会連続3回目)
ナイジェリア(3大会連続3回目)
南アフリカ共和国(2大会連続2回目)
南米
アルゼンチン(8大会連続13回目)
ウルグアイ(3大会ぶり10回目)
エクアドル(初出場)
パラグアイ(2大会連続6回目)
ブラジル(17大会連続17回目)
北中米カリブ海
アメリカ合衆国(4大会連続7回目)
コスタリカ(3大会ぶり2回目)
メキシコ(3大会連続12回目)
ヨーロッパ
アイルランド(2大会ぶり3回目)
イタリア(11大会連続15回目)
イングランド(2大会連続11回目)
クロアチア(2大会連続2回目)
スウェーデン(2大会ぶり10回目)
スペイン(7大会連続11回目)
スロベニア(初出場)
デンマーク(2大会連続3回目)
ドイツ(13大会連続16回目、西ドイツ時代を含む)
トルコ(12大会ぶり2回目)
フランス(前回優勝国、2大会連続11回目)
ベルギー(6大会連続11回目)
ポーランド(4大会ぶり6回目)
ポルトガル(4大会ぶり3回目)
ロシア(2大会連続9回目、ソビエト連邦時代を含む)
トリビア
1.大会の呼称は当初、アルファベット順で「2002 FIFA World Cup Japan/Korea」とする予定でしたが、韓国の反対で、決勝戦を日本で行うこととなった代わりという意味もあり、1996年に「2002 FIFA World Cup Korea/Japan」で決定しました。
日本語の表記は、当初「自国語の表記は自由」との合意が取れていた(日本の主張による)ということで「2002 FIFAワールドカップ日本・韓国」と表記していました。しかし2000年4月、FIFAは「2002年FIFAワールドカップ・コリア・ジャパン」と表記することを求めてきましたが、日本はこれを拒否。更にその後韓国が「日本・韓国」と表記するのは正式名称(Korea/Japan)と異なり、合意に背くとして抗議。この抗議はワールドカップ組織委員会に認められ、「韓国・日本」と表記しなければならなくなりました。但し、国名部分を省略し、「2002 FIFAワールドカップ」と表記することも認められたので、これ以降日本国内では国名省略で統一されることになりました。
また、これはあくまでも正式名称の問題であるために、日本では多くの場所で「ワールドカップ日本/韓国」という表記も見られました。
2.前回大会優勝のフランスは大会直前で負傷したジダンの穴を埋めることが出来ず、ティエリ・アンリ(イングランド・プレミアリーグ)、ダビド・トレゼゲ(イタリア・セリエA)、ジブリル・シセ(フランス・リーグアン)と3ヶ国の得点王を擁しながらグループリーグで1得点もあげられずに敗退しました。
3.チケット販売はバイロム社が一元管理し、チケットを記名式にすることで、闇売買を防ぐ仕組みを導入しました。しかし、日本ではチケット人気が沸騰し、オークションで高額で売買される事態に。また、インターネット上のチケット販売サイトはアクセスが集中し、購入できない状態が続きました。こうした状況にもかかわらず、実際の試合では大量の空席が。これはバイロム社の販売能力が低いことが原因で、チケットが試合直前まで到着しない事態も発生していました。
この件に関しては、大会後、FIFAが日本と韓国に1億円ずつ慰謝料を支払うことで決着しました。
4.本大会後、FIFA創立100周年記念の特別限定版として製作されたDVD『FIFA FEVER』ではワールドカップ100年の歴史の『10大誤審疑惑』も選定されましたが、この十大誤審の中には本大会の「韓国対スペイン戦からホアキンのセンタリングがラインを割ったという判定、モリエンテスのゴールをファールとした判定」、「韓国対イタリア戦からトッティのシミュレーション判定、イタリア側の決勝点チャンスの際のオフサイド判定」と4つもの誤審がランクに入りました。この大会の韓国絡みの誤審がランク内で最多であったことはもちろんとして、3位に入ったブラジル対ベルギー戦のベルギー先制点取り消しも含めると、一つの大会からの誤審が半分を占めることになります。これは本大会のジャッジに問題があった事を端的に示しています。
5.なお、韓国対イタリア戦の主審であったバイロン・モレノは、その後の母国で市議選に出馬しました。その際にエクアドル・リーグの試合で出馬した市に所属するチームが負けている状態で12分ものロスタイムを取ったことが原因でエクアドルの審判資格を停止されています。また、その後に詳しい理由は不明ですがFIFAから国際審判資格を剥奪され、エクアドルサッカー協会もなんら抗議をしませんでした。審判業をも廃業を余儀なくされています。
いよいよ佳境!
日曜日、びしょ濡れで地下鉄移動して以来、どうも体がだるくて...更新をさぼっちょりました。まぁ、寝不足も極まってきたしねぇ(^。^;)
まず、中田選手の引退に関して少々...
<代表>はともかく、<選手生活>から退くとは...ちょっと驚きましたね。ただ、先日も触れましたが、ブラジル戦後にピッチ上で倒れた姿...やはりあれはプロ・サッカー選手としての終焉、<死>を暗示するものだったのでしょう。半年前にドイツ杯後の引退を決めていたということは、<玉砕>する気迫でプレーしていたとも言える。実際、一次リーグ三試合を通じ攻守に渡り最も動いていたのが中田選手です。そんな彼の秘めたる決意、ポテンシャルがチームの中で機能せず、どこまでも<個の論理>で終わってしまったとしたなら、とても残念なことです。それにしても、見事な引き際でした。<惨敗>の原因追求、分析が早くも有耶無耶になりつつある中、ピッチ上で倒れた中田選手の姿だけは、我々の眼に焼き付いて残ることでしょう。将来、日本サッカーが再起し世界と対峙する時、出発点はあの場面に、あの日にこそにあったのだと想い起こせるはずです。
お疲れ様でした。
さて、ベスト4の話題に...
7/05 ドイツ 0 - 2 イタリア
7/06 ポルトガル 0 - 1 フランス
どちらも準決勝の名に相応しい好試合でした。
まずはドイツ×イタリア
前半、中盤で激しくボールを奪い合うも、全体としては個人技に勝るイタリアが押し気味に試合を進めます。が、後半に入ると少々疲れが見え始め、スピードに乗るドイツの攻撃が活性化していきます。結局、互いにゴールには繋がらず延長戦に突入、更に幾度かの決定機を逃し合う。熱戦を終結に向かわせたのは、イタリアのデル・ピエロ投入だったように思います。後半終了間際、彼が放ったコーナーキックのこぼれ球をピルロが拾い(彼の直前のミドルシュートの残像も効いていた)、最後はDFのグロッソがゴール左隅に決める! 得意のPK戦を目前にして、ドイツにとってはあまりにも痛い失点でした。残り少ない時間の中、捨て身の猛攻をかけるドイツでしたが、二点目もデル・ピエロ得意のエリアから撃ち込まれ、引導を渡されてしまいます。ちなみにこのデル・ピエロ氏、写真集が出るほどのイケメン選手として有名ですが、なぜか日本のプロレスが好きというお茶目な一面ももっています(笑)。今大会ではもっぱら控えFWですが、一世を風靡した力はまだまだ健在ですね、決勝戦でも切り札的存在となるかもしれません。自力はイタリアの方が一枚上だったと思いますが、ドイツも開催国のプライドをかけてよく粘り、主将バラックを中心に不屈のゲルマン魂を見せてくれました。試合終了後、静かに涙を流す選手、監督、サポーター達の姿がとても美しかったです。ご苦労様でした。
続いてポルトガル×フランス
前半、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド、フィーゴがサイド攻撃で揺さぶり、デコ、マニシェらが中央から狙いますが、ブラジルの攻撃をも凌いだ“レ・ブルー”(フランス代表チームの愛称)の守りは堅固そのもの。逆にフランスはジダンからリベリーと繋ぎアンリが攻めますが得点ならず。膠着気味の33分、ポルトガルDFカルバーリョがペナルティエリア内でアンリを倒してしまいます。かなり微妙な判定でしたがフランスがPKを獲得。これをジダンが冷静にゴール左隅に決めて先制! 後半に入ると互いに疲労を隠せなくなり、特に平均年齢の高いフランスの動きが鈍くなっていきます。ポルトガルは必死に反撃を試みますが、白いユニフォームの壁を崩せない。特にデコがあまり仕事をさせて貰えなかったのが痛かった。32分には中央左寄りで得たFKをC.ロナウドが直接狙いにいきます。急激に落ちたボールをフランスGKバルテズがキャッチし切れず、浮いたところをフィーゴがヘディング! が、惜しくもゴール上に外れてしまう。同点に持ち込む決定的チャンスでしたが、ボールが回転していた分とらえきれなかったのでしょう。ロスタイムにはキーパーのリカルドも前線に上がり攻撃に参加しましたが、初の決勝進出を目指すポルトガルは老練フランスの前に屈しました。互いの健闘を称え合い、ユニフォームを交換し合うジダンとフィーゴがカッコ良かった。一時代を築いた両雄の最後の対戦は、イエローカードのほとんど出ない(今大会ポルトガルの絡む試合は荒れ気味だったのにね)クリーンな試合となりました。共に34歳、日本にもこういう息の長い中核的な選手が出ないとだめだよね。それにしてもこの二人、濃いよ...本当にボクより年下なのかなぁ(爆)
三位決定戦
7/09 ドイツ×ポルトガル
決勝戦
7/10 イタリア×フランス
さんぴえーる
王国敗退
いやはや、凄いことになりましたね。
7/02 イングランド 0 - 0 ポルトガル (PK戦でポルトガル勝利)
7/02 ブラジル 0 - 1 フランス
共に<史上最強>を謳われたブラジル、イングランドが敗退しました!
これから出掛けないといけないので(睡眠時間は限りなくゼロ)、とりあえず手短に。
まずイングランド×ポルトガル戦。
前日のドイツ×アルゼンチン戦同様、前半は一進一退、膠着気味の展開でしたが、後半早々イングランドは苦しい状況に陥ります。7分に主将ベッカムが負傷交代、17分にはFWルーニーが敵を踏みつけ&どついて一発レッドカード退場! 気の荒いことで有名なルーニーくん、遂にやってくれました(^。^;) でも、ちょっと厳し過ぎる判定だったね、全体に流し気味の審判だったからよけいにそう感じました。
優位に立って攻めるポルトガル、必死に守るイングランド。双方決定機をものに出来ず、試合は延長戦、そして連夜のPK戦へ...
イングランドは一人目、今大会調子の上がらぬMFランパードが止められたのが痛かった。ポルトガルGKリカルドの読みも素晴らしかったけれど、最後まで波に乗れなかったねぇ。結局ジェラードら後続も止められ万事休す...
さて、問題のブラジルvsフランス戦。
まず、ロナウドをワントップにしてロナウジーニョをFW位置に上げたことが大きな疑問。中盤を厚くしてジダンらフランスMF陣を警戒したのだろうけど、今大会の傾向としてこういう動きを見せたチームはたいてい...
案の定、全盛期のスピードの無いロナウドにパスが通らない。ロナウジーニョも中途半端な位置で思ったように働けない。一方のフランスは輝きを取り戻した司令塔ジダンを起点に次々とチャンスを生み出していきます。マケレレ、ビエラ、マルダらMF陣が見事に機能し、特にエドゥさんのブサメンW杯でも紹介されたリベリーの運動量が凄い! 次第にブラジルは防戦一方となっていく。おいおい、はやく元に戻さないとやばいぞ、昨日のアルゼンチンみたいにベンチに戦力残したまま負けちゃうぞ、とハラハラしつつ前半終了。
でも、パレイラ監督は動かなかった...
後半開始後もブラジルはいつもの集中力がなくフランスに攻め立てられます。11分、遂にジダンのFKを敵マークを外して飛び込んだアンリが押し込む! 今大会屈指の美しいセットプレーでした。ジダン凄過ぎる...
慌てたブラジルはアドリアーノ、シシーニョ、ロビーニョを次々と投入するものの、ベテランの多いフランスの守備は強固で、最後まで得点することが出来ませんでした。W杯連勝記録は11で止められ、98年大会決勝以来の敗北、またしても相手はフランス...やはり苦手意識があったんだろうね。
実を言うと私は、トルシエ・ジャパンが2001年に親善試合でこてんぱんにやられて以来(0-5の惨敗)、フランスが嫌いになっていました。試合内容どうこうというより、地元サポーターやマスコミの反応がえらく日本を蔑んだものだったからです。なので、2002年の日韓大会でフランスが一次リーグ敗退した時には「ザマーミロ!」と嘲笑ってやりましたが(苦笑)、あらためてジダンと、彼を中心に据えたフランス・サッカーの奥の深さに敬意を表したいと思います。
さて準決勝!
ドイツvsイタリア
ポルトガルvsフランス
という全てヨーロッパ勢の顔合わせ。しかもこの4チーム、<列強>中の評価としては決して高くなかったところばかりです。彼らに共通して言えることは、本大会の連戦の中でチームとしてまとまり、仕上がってきたという点でしょうか。豊富な人材を誇りながら、最後まで成熟した動きの取れなかったイングランド、ブラジルの敗退は止む無しだったのかもしれません。
さんぴえーる
勝負の明暗
7/01 ドイツ 1 - 1 アルゼンチン (PK戦でドイツ勝利)
7/01 イタリア 3 - 0 ウクライナ
ブラジルに次ぐ優勝候補、アルゼンチンにとっては何とも後味の悪い敗戦となりました。
前半はお互いに見せ場のない展開でしたが、後半4分、リケルメの絶妙のコーナーキックをアジャラが頭で合わせてアルゼンチンが先制します。前半のボール支配率から考えても、これで断然アルゼンチン優位かと思えましたが、とんでもない落とし穴が待ち受けていました。後半25分、GKアボンダンシエリが負傷交代を余儀なくされると、アルゼンチン・ベンチは一点を守り切る算段をしたのでしょう、順に攻撃の要リケルメとクレスポを引っ込め守備的布陣をとりますが、これが流れを変えてしまう。35分、足を痛めながらも奮戦するドイツ主将バラックのクロスをボロウスキが流し、最後はこちらも足を痛めた様子のクローゼ(アボンダンシエリと衝突したのは彼)が起死回生の同点ヘディングシュート! 狂熱的な地元ファンの応援の後押しも受けて、形勢はドイツに傾いていきます。リケルメという中盤の支点を欠いたアルゼンチンは攻撃が単調になり、かといって、先に交代カードを三枚切ってしまったために、アイマール、サビオラ、メッシといったとっておきの駒を投入することが出来ません。対するドイツも点取り屋クローゼをベンチに戻さざるを得ず、互いに決め手を欠いたまま延長戦に突入、最後はPK戦でドイツが勝利を収めました。
思わぬGKのアクシデントもあり、チームの支柱リケルメを代えたアルゼンチンと、バラックを最後まで引っ張ったドイツ...結果論ではありますが、この差が出たような気がします。個々の力を見れば、アルゼンチンの勝利は動かないと思っていましたが(何しろドイツは直前の親善試合で日本に負けそうになったくらいだし..)、これぞサッカーの、勝負事の面白いところ、残酷なところですね。試合後、アルゼンチンのペケルマン監督は辞意を表明したそうです。
イタリア-ウクライナ戦は前半だけしか観ませんでしたが、まぁ、順当な結果でしょうか。イタリアがじわじわと本領を発揮してきましたね。先制すれば伝統のカテナチオ(かんぬき)できっちり守り抜きます。準決勝のドイツ戦、非常に楽しみです。
さて、いよいよ今夜はイングランド-ポルトガル、ブラジル-フランスだよ!!!
さんぴえーる
ワールドカップ物語#5
さて、1986年からいよいよマラドーナの時代が始まります。
1986年・メキシコ大会
参加国 : 24ヶ国
開催期間 : 1986年5月31日-1986年6月29日
優勝 : アルゼンチン
準優勝 : 西ドイツ
3位 : フランス
4位 : ベルギー
得点王 : ゲーリー・リネカー(イングランド)
出場国
北中米カリブ海
メキシコ(開催国・2大会ぶり9度目)
カナダ(初出場)
ヨーロッパ
イタリア(前回優勝国・7大会連続11度目)
西ドイツ(前回準優勝国・9大会連続11度目、旧ドイツ時代を含む)
ポーランド(前回3位・4大会連続5度目)
ハンガリー(3大会連続9度目)
フランス(3大会連続9度目)
イングランド(2大会連続8度目)
スペイン(3大会連続7度目)
ベルギー(2大会連続7度目)
スコットランド(4大会連続6度目)
ソビエト連邦(2大会連続6度目)
ブルガリア(3大会ぶり5度目)
北アイルランド(2大会連続3度目)
ポルトガル(5大会ぶり2度目)
デンマーク(初出場)
南米
ブラジル(13大会連続13度目)
アルゼンチン(4大会連続9度目)
ウルグアイ(3大会ぶり8度目)
パラグアイ(7大会ぶり4度目)
アフリカ
アルジェリア(2大会連続2度目)
モロッコ(4大会ぶり2度目)
アジア
韓国(8大会ぶり2度目)
イラク(初出場)
トリビア
1.大会はコロンビアで行われる予定でしたが、1983年にコロンビアの大会組織委員会がワールドカップを開くことができないと宣言したため、メキシコが代わりに主催することになりました。
2.大会の汚点としては、ポルトガル代表がストライキを起こしたことがあげられます。第1試合の対イングランド戦と第2試合の対ポーランド戦の間に練習をすることを拒み、結果モロッコに敗れ、大会を去ることになりました。
3.準々決勝のフランス-ブラジル戦は、事実上の決勝戦ともいわれた黄金カードでした。ブラジルがカレカのゴールで先制すると、フランスはプラティニの同点ゴールで追いつきます。後半も終わりに近づいた頃、会場の大歓声に迎えられてジーコが出場、ファーストタッチでの絶妙のスルーパスがPKを誘います。ところが、信じられないことにこのPKをジーコが外し、試合は延長でも決着がつかず、そのままPK戦に突入、フランスが勝利を収めました。
ところが、フランスはこの勝利で全ての精力を使い果たしてしまい、準決勝の西ドイツ戦では精彩を欠き完敗したのです。
4.この大会は、よく「マラドーナの大会」と呼ばれています。もっとも有名なのは準々決勝の対イングランド戦。マラドーナは2点を決め、チームも2対1で勝利しました。
最初のゴールは、マラドーナが後日インタビューで「神の手」と語るとおり、ヘディングを狙いにいったマラドーナの手に当たってゴールに入った得点です。審判はマラドーナのハンドを確認することができず、イングランド代表の抗議も実らず、得点は認められてしまいました。イングランドでは、この得点は逆に「悪魔の手」と呼ばれています。
2点目は、いわゆる「五人抜き」。センターライン付近からドリブルを始め、イングランド選手を次々とドリブルで抜いて決めた得点(ゴールキーパーのシルトンを含めると6人)です。
1990年・イタリア大会
参加国 : 24ヶ国
開催期間 : 1990年6月8日~7月8日
優勝 : 西ドイツ
準優勝 : アルゼンチン
3位 : イタリア
4位 : イングランド
得点王 : 6得点
サルヴァトーレ・スキッラチ (イタリア)
出場国
ヨーロッパ
イタリア(開催国・8大会連続12度目)
西ドイツ(前回準優勝国・10大会連続12度目、旧ドイツ時代を含む)
イングランド(3大会連続9度目)
スウェーデン(3大会ぶり8度目)
スペイン(4大会連続8度目)
チェコスロバキア(2大会ぶり8度目)
ベルギー(3大会連続8度目)
ユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)(2大会ぶり8度目)
オーストリア(5大会連続7度目)
スコットランド(5大会連続7度目)
ソビエト連邦(現ロシア)(3大会連続7度目)
オランダ(3大会ぶり5度目)
ルーマニア(5大会ぶり5度目)
アイルランド(初出場)
南米
アルゼンチン(前回優勝国・5大会連続10度目)
ブラジル(14回連続14度目)
ウルグアイ(2大会連続9度目)
コロンビア(7大会ぶり2度目)
北中米カリブ海
アメリカ合衆国(10大会ぶり4度目)
コスタリカ(初出場)
アフリカ
カメルーン(2大会ぶり2度目)
エジプト(12大会ぶり2度目)
アジア
アラブ首長国連邦(UAE)(初出場)
韓国(2大会連続3度目)
トリビア
1.大会は番狂わせから始まりました。大会の初戦で前回優勝国のアルゼンチンがカメルーンに1対0で破れるという大波乱。カメルーンは最終的にアフリカ勢として初めて準々決勝まで駒を進めました。
2.アルゼンチンはその後チームを建て直し、準決勝で地元イタリアと対戦しました。
会場となったのはナポリのサン・パオロ・スタジアム。当時ナポリに在籍していたマラドーナはアルゼンチンを応援するようナポリ市民に訴えますが、会場を埋め尽くしたナポリ市民は(当然)イタリアを応援しました。
3.西ドイツの監督を務めたフランツ・ベッケンバウアーは、マリオ・ザガロに次ぎ、選手と監督の両方でワールドカップ優勝を成し遂げた人物となりました。
1994年・アメリカ大会
参加国 : 24ヶ国
開催期間 : 1994年7月2日-1994年7月17日
優勝 : ブラジル
準優勝 : イタリア
3位 : スウェーデン
4位 : ブルガリア
得点王 : フリスト・ストイチコフ (ブルガリア)
オレグ・サレンコ (ロシア)
出場国
北中米カリブ海
アメリカ合衆国(開催国・2大会連続5度目)
メキシコ(2大会ぶり10度目)
ヨーロッパ
ドイツ(前回優勝国・11大会連続13度目、西ドイツを時代含む。東西統一後は初出場)
イタリア(前回3位・9大会連続13度目)
スウェーデン(2大会連続9度目)
スペイン(5大会連続9度目)
ベルギー(4大会連続9度目)
ロシア(4大会連続8度目、旧ソビエト時代を含む)
スイス(7大会ぶり7度目)
オランダ(2大会連続6度目)
ブルガリア(2大会ぶり6度目)
ルーマニア(2大会連続6度目)
アイルランド(2大会連続2度目)
ノルウェー(12大会ぶり2度目)
ギリシャ(初出場)
南米
アルゼンチン(前回準優勝国・6大会連続11度目)
ブラジル(15回連続15度目)
コロンビア(2大会連続3度目)
ボリビア(11大会ぶり3度目)
アフリカ
カメルーン(2大会連続3度目)
モロッコ(2大会ぶり3度目)
ナイジェリア(初出場)
アジア
韓国(3大会連続4度目)
サウジアラビア(初出場)
トリビア
1.1994年5月2日、ブラジル代表FWロマーリオの父親が何者かに誘拐されました。
犯人は8億円の身代金を要求。6日間に及ぶ警察の捜査もむなしく手がかりは一切つかめませんでした
ロマーリオは悩んだ挙句、メディアを通じて「父親を返してくれなければワールドカップには出場しない」と犯人に逆要求。ワールドカップ開幕直前のブラジル国内はロマーリオのこの発言に凍りつきました。
それは犯人も同様で、この発言がTVで放送された直後に父親は無事に釈放されました。
父親は「殺す気か!身代金払えよ!」と怒っていたそうですが・・・。
2.前回大会後数々のトラブルで所属クラブを解雇されながらも、何とかベストコンディションで大会に出場したマラドーナでしたが、ナイジェリア戦後のドーピング検査でエフェドリンが摘出され、無期限の出場停止で大会から追放されました。これがきっかけでアルゼンチンはベスト16で敗退しますが、初戦のギリシャ戦、ナイジェリア戦と絶大なる存在感と素晴らしいプレーでチームの勝利に大きく貢献していただけに、追放されてなければアルゼンチンの優勝も十分に有りえたと言われています。
3.アメリカ戦でオウンゴールを犯したコロンビア代表DFのエスコバル選手は、帰国後にマフィアによって射殺されました。サッカー賭博による損失への逆恨みと言われています。
ベスト8出揃う!
6/28 ブラジル 3 - 0 ガーナ
6/28 スペイン 1 - 3 フランス
一次リーグでは半分眠っていたようなブラジルですが、さすがにトーナメントに入ると(多少)気合が違って見えます。前半4分早々、W杯個人得点新記録となるメモリアルゴールをロナウドが決めてしまう。動きは全盛期に比べればまだまだだけど、やはり凄いね。運動量を抑えておき、味方からボールが出るといきなり牙を剥く。少し貫禄のついてしまった(笑)獅子の王とでも呼ぶべきか。ガーナも再三いい形は作るのだけど、いかんせんシュートの精度が低過ぎる。逆にブラジルは前半終了間際のロスタイムに、カウンターでディフェンスラインの裏を突き、こちらも本調子とは思えないアドリアーノが楽々追加点を奪う。
後半もガーナは積極的に攻めますが、ブラジルGKジーダを中心とする好守に阻まれる。結局39分にはゼロベルトにトドメの3点目を奪われ万事休す。
余力を残して勝ち上がるブラジル、チェコを倒したガーナを一蹴でございます。
さて、一方のスペインvsフランスはどうだったか(実は睡魔に襲われ意識は半ば失っていた(^。^;))、優勝候補同士の激突とはいえ、下馬評では一次リーグ三連勝で波に乗るスペイン有利、老いたるジダンの最終戦という見方がもっぱらでしたが...
サッカーの奥深さと言いますか、フランスも死んだフリをしていたと言うべきか(笑)...
それでも前半PKで先制され、41分に同点に追いついていなければ、フランスの負けは濃厚だったでしょうねぇ。が、後半スタミナ切れが危惧されていたフランスの方が、若手の多いスペインを徐々に追い詰めていく。38分、ジダンのFKから最後はビエラがヘッドで押し込み逆転。スペインも猛然と攻めに転じるものの、逆にロスタイムにジダンに追加点を奪われてしまう。このジダンのゴールの素晴らしいこと! 34歳でこれだけやれるのだから、日本の<黄金世代>にも希望を持ちましょう。スペインは...やっぱり今回もスペインだった!(爆)
さあ、いよいよベスト8が揃い踏み!
組み合わせは..
ドイツ - アルゼンチン
イタリア - ウクライナ
イングランド - ポルトガル
ブラジル - フランス
ウクライナはやや意外ですが(笑)、あとは残るべくして残った顔触れと言って良いでしょう。ここからが真のW杯かもね。
さんぴえーる
接戦続く
あまり時間が無いので簡単に...
6/26 イングランド 1 - 0 エクアドル
6/26 ポルトガル 1 - 0 オランダ
6/27 イタリア 1 - 0 オーストラリア
6/27 スイス 0 - 0 ウクライナ(PK戦でウクライナ勝利)
得点だけ見ると平凡な気がしますが、どれも内容の濃い、それぞれチームカラーの出た熱戦が続きました。
オーウェンを欠くイングランドはルーニーのワントップで望むも苦戦、4-1-4-1の新布陣が微妙に空回りしていたようです。FWが不足する一方で豊富なMF陣を生かそうというシステムですが、素直にクラウチを出した方が良いでしょうねぇ。長身な分、怪我が怖いから温存したのだろうけど。試合を決したのはベッカムさまぁあ~のフリーキック! プレスには何やかや書かれていますが、決めるところで決めるのはさすがです。エクアドルは先制出来ていればイングランドが本調子でないだけに面白い展開に持ち込めたでしょうね。
ポルトガルとオランダの試合は...もうみなさんご存知でしょうが、イエローカード計16枚、両チーム2人ずつ計4人が退場処分という、歴史に残る大荒れの試合でした(笑)。今大会通じて言えることですが、審判の判定にムラがあるのも事実です。ラフプレーを戒めるために厳しくとるのは良いけれど、試合の流れを損ねるケースも増えている気がします。消耗戦になると勝っても後々響くのは確実で、ポルトガルは準々決勝イングランド戦をチームの要MFデコ抜きで闘わねばならなくなりました。が、何しろここの監督は四年前の日韓大会でブラジルを優勝させた名将フェリペ・スコラーリですからね。真価を問われる戦いになりそうです。
日韓大会以来の因縁の対決...イタリアvsヒディング(笑)。イタリアはデルピエロを先発起用し先制逃げ切りを図りますが、後半開始早々DFマテラッツィをレッドカードで失うとオーストラリアの反撃に遭います。が、後半29分で温存していたトッティを送り込むのがイタリアの底力。ロスタイムに得たペナルティ・キックを彼が決め決勝点に。トッテイといいベッカムといい、人気も実力も備えたプレイヤーがきちんと見せ場で機能するあたり、チームの層の厚さ、歴史の厚さというものでしょうか。日本を痛めつけてくれたから言うわけではありませんが、オーストラリアのようなスタイルがこれ以上上に行かないでちょっとホッとしました(笑)
スイスとウクライナ戦は後半しか観ませんでしたが、地味だけど良い試合だったようですね、イエローが出たのは一枚のみ。PK戦でスイスが負けたのは何とも惜しい、今大会失点ゼロで敗退だもんねぇ。ウクライナはよくここまで残ったよ。
さて、準々決勝の組み合わせは
イングランドvsポルトガル
イタリアvsウクライナ
となりました。メンツに相応した力を発揮出来ていないイングランドに満身創痍のポルトガルがどう戦うか楽しみです。国内リーグの八百長問題(笑)で揺れるイタリアは、世論の信頼を取り戻すためにも出来るだけ上に登りたいところですな。
トーナメント表はこちらを参考に
http://wc2006.yahoo.co.jp/schedule/final.html
さんぴえーる
