日本VSオーストラリア観戦記
遅くなりましたが日本VSオーストラリアについて、です。
負けちゃいましたねー。
さんぴえーるさんの分析にはほぼ同意です。
さて、試合当日。
20:15 麻布十番で仕事を終え、タクシーに飛び乗る。晩飯食う時間なし。
20:30 青山のブラジル料理店に到着。先乗りしてシュラスコ食ってた連中と合流。
20:45 遅れてさらに3人合流。まい泉(有名なトンカツ屋)でカツカレー食ってたらしい。
メンバーはシュラスコ組が・・・。
ファゴット奏者(男・27歳)・・・僕の仕事のアシスタント。クラシックオタクで自らもファゴットやチューバを奏でる。ネタが危険過ぎてテレビには出られない某芸人の元マネージャー。警察のご厄介に何度もなっている。
M2K4(男・32歳)・・・ブサメン・ワールドカツプ#1で言及したタエコちゃんの同僚。仕事はデジタル・ガテン系。
若頭(男・35歳くらいかな)・・・タエコちゃんやM2K4の上司。彼とは以前、シドニーオリンピックの予選を香港まで一緒に観に行った仲。おそらくメンバーの中で一番のサッカー通。
まい泉組が・・・。
N島P(男・年齢不明)・・・ときどき僕に仕事を振ってくれるありがたいお方。スケジュールが合わず、断ってばかりですみません。またよろしく。
音効さん(女・年齢不明)・・・初対面。大学の後輩だった。
音効さんの友人(女・年齢不明)・・・初対面。
女性二人はツネ様のネーム入りミサンガをはめてました。うーむ。
ブラジル料理店のフロアーは2面。広い方は若い連中でひしめいていました。しかしワールドカップになると涌いて出るあの手のサポーターって、どうしてああバカっぽいかな。
僕らは少し狭い方のフロアーの一角を確保。こちらは客層も大人な雰囲気。なんか青山っぽい(笑)。ゆったり観戦出来ます。
120インチのスクリーンにプロジェクターでNHK-BS1の映像が写しだされています。いいねぇ、でかい画面は。
料金は2000円で2ドリンク付き。そのあとは1ドリンク500円。つまみも数種類用意されています。
21:00にオープン。僕のドリンク券は試合開始の22:00になる頃には生ビール二杯となってすでに胃袋の中。
以後はラムをコーラで割った「キューバ・リブレ」というカクテルをがぶ飲みしながら観戦してました。
僕はパブリックビューイングとかスポーツカフェでのサッカー観戦というのは今まで避けてきました(前回のワールドカップの韓国VSドイツはソウルの市庁舎前で観たけど)。どうもあの妙な一体感が苦手というか、それに「にっぽんちゃちゃちゃ」が大嫌いなんだよね。
僕らが陣取ったフロアでも「にっぽんちゃちゃちゃ」は鳴り響いたけど、一回か二回くらい。この程度なら許容範囲です。客層が大人なので知らない客同士の距離感もいい感じに保たれています。
さて、試合開始そうそうオーストラリアの怒濤の攻撃。川口のファインセーブでなんとかしのぎます。今日は確変きてるみたい。いいぞいいぞ。
それにしても、オーストラリアのサッカーってパワープレイの連続だなぁ。負けてるチームが試合終了間際にやるような力押しのサッカーを終始続けています。ヒディンク監督のもと、もう少しオランダ風のサイド主体の攻撃で来ると思ったんだけど。でも、こういうプレイスタイルは日本の一番苦手とするところです。やっぱりヒディンク解ってるよ。これが後半、ボディブローのように効いてくるのです。
ただキューウェルが本調子ではない(キレキレの時のヤツはあんなもんじゃない)のは日本にとって好材料。警戒すべきはシブいプレーを続けるブレシアーノか。
日本はというと、なかなか自分たちの形を作れないでいます。相手のプレスも速いしね。そんな中、俊輔のクロスがそのままゴール。
会場大爆発。
リプレイで確認。あれは柳沢のキーパーチャージだろ!! ま、いいか(笑)。
ハーフタイム。ダッシュでトイレへ。案の定、すでに渋滞が始まっていました。
後半戦。
坪井が足をつって茂庭に交代。すげぇ不安(笑)。
オーストラリアはケネディ(でか!!)やらケーヒルやら攻撃的な選手をどんどん入れていきます。ジーコは・・・動かない。暑さのせいか柳沢の運動量が落ちています。ここは巻か玉田のような走れる選手を投入でしょう。でも、ジーコは・・・やっぱり動かない。
日本のディフェンス陣はオーストラリアの攻撃をなんとかしのぐんだけどやはり相手の高さに苦労してます。ただ、これはジーコが松田を切った時点でわかっていたこと。宮本もよくがんばってます。
それと日本の攻撃で問題なのはカウンター攻撃時の精度の悪さ。もちろんそれも最初から判っていることです。だから、そこをカバーするために、本来なら中盤を支配してチャンスを多く作らなければならないんだけど(下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる)、オーストラリアのパワープレーの前にそれもままなりません。
いつしか日本のディフェンス陣と中盤の間にでっかいスペースが。ヤバいなぁ。
後半30分、やっと柳沢に変えて小野投入。中盤を厚くしてきました。それはいいのだけれどなんでボランチの位置なの? 攻撃したいんだったら前目でしょう。守りたいのだったら小野ではなく稲本でしょう。結果として中田が前に出て俊輔と並ぶ形になったけど、この二人が並列でプレイするとろくな結果にならないんだよね。縦列だから二人とも生きるのに。ううむ、ジーコ采配意味不明。
結果、日本の攻撃はさらにちぐはぐなものに。不安だなぁ。
さて、悪夢の後半39分。
ロングスローに川口が飛び出しパンチング。ケネディとぶつかり、クリアできず。で、ゴール前の混戦からケーヒルに押し込まれました。ま、でも時間の問題だったよな。
大きなため息。
福西の惜しいシュートもあり、日本が盛り返すかと思われた後半44分、クリアボールを拾われケーヒルがゴール。
会場は悲鳴に包まれます。あちゃー。
ロスタイムは3分。ジーコは大黒を投入。おせーよ!!
結局前がかりにいった日本の裏をとられ、アロイージに3点目を決められちゃいました。でも、この得点はそういうリスクを負って攻撃を仕掛けてたわけだからある意味仕方ないです。
逆転負け。喉枯れちゃったよ。
以前、アテネオリンピックの予選を国立競技場に観に行った際、大久保のゴールが決まった瞬間、「うぉぉぉぉ」と両手を広げて立ち上がり、隣に座ってたヤツに裏拳くらわせたことがあります。今回は誰も殴らずにすみました(笑)。
結論。
ジーコの選手交代の下手さは今に始まったことではないので、ああいう展開になるのはある程度想定内だったけど、アジアレベルならともかく、やはりワールドカップでは致命的だね。後半の戦い方次第ではなんとか勝ち点が拾えていた試合だけに残念です。
ただ僕はジーコの選手強化策のコンセプトそのものは断固支持しています(その効果についてはまた別の話)。問題は試合に臨んだ際の指揮官ぶり。やはり、あれだね。ジーコはプロデューサー(能力は鹿島で実証済み)でディレクターじゃないんだよね。まぁ、最初から解っていたことなんだけどさ。
これでケツに火がついた日本代表。サプライズが起こるのはたいていこんな状況の時です。クロアチア戦も腐らず応援しましょう。
今更言われてもさ...
「FIFAが誤審認める~日本にPK与えるべきだった」
http://wc2006.yahoo.co.jp/hl?c=event&a=20060615-00000009-kyodo-spo
オーストラリア戦終盤、駒野がケーヒルに倒された件ですな。
確かにあそこでPKを得て決めていたら勝っていたろうけどね...
6/15 H組 チュニジア 2 - 2 サウジアラビア
6/15 A組 ドイツ 1 - 0 ポーランド
両試合ともリアルタイムでは見ていませんでしたが、チュニジアvsサウジは白熱した良い試合だったようですね。ドイツは勝ち点6、決勝トーナメント決まりかな。
さんぴえーる
14日までの結果
06/13 G組 韓国 2 - 1 トーゴ
06/14 G組 フランス 0 - 0 スイス
06/14 F組 ブラジル 1 - 0 クロアチア
06/14 H組 スペイン 4 - 0 ウクライナ
チーム内紛で揺れるトーゴに韓国が逆転勝ち。ここ一番で強いね、韓国は。
フランスがスイスに苦戦。前回大会の悪夢を思い出したのは私だけではありますまい。
ブラジルにはもう少し気合を入れてクロアチアを叩いて欲しかったのですが(笑)、ロナウドの状態があれではなぁ。オーストラリア戦にはいっそロビーニョ先発でガンガン行ってほしいよ。
スペインはウクライナに圧勝。無敵艦隊、今度こそ期待していいのか!?
さんぴえーる
日本初戦を落とす!!
おはようございます。
現在(日本時間6/13 7:00)までの結果です。
C組 セルビアモンテネグロ 0 - 1 オランダ
D組 メキシコ 3 - 1 イラン
D組 アンゴラ 0 - 1 ポルトガル
F組 オーストラリア 3 - 1 日本
E組 アメリカ 0 - 3 チェコ
E組 イタリア 2 - 0 ガーナ
日本負けてしまいました。前半入れた一点もかなりラッキーなものだったので、ほぼ完敗といって良いと思います。自分たちのサッカーをさせて貰えませんでしたね。後半失ったセットプレイからの最初の一点目は仕方ないと思うんです。問題はそこから先、引き分けでよしとするか、再逆転を狙いにいくかでフロント陣とバック、そしてベンチとの意思の疎通が取れなかったのではないか。前後に開いてしまったスペースに切り込まれ、立て続けに失点した印象があります。その前段階、柳沢の代わりに小野を入れたことも少々中途半端だったかもしれません。対するオーストラリアのヒディング監督は、上背のある選手を効果的に投入し、日本の弱点を突いてきました。サッカーに限らず、よく日本のスポーツ選手は「ベストを尽くす」「自分たちのプレイをする」という言い方を好みますが、素人考えながら私はちょっと疑問に思う時があります。個人的なタイムを磨く競技ならともかく、対峙する相手を倒さなければならない競技では、敵の弱点を効率良く突かないことには勝ちに繋げることは難しい。その点、ジーコサッカーは意識として良くも悪くも「王道」に過ぎる気がするのです。
が、今更言っても始まりません。例え三連敗しようとも、四年間やってきた成果を世界の舞台で叩き付け、通じなかったら通じなかったという「成果」を、後に続く後輩たちのために持ち帰ってほしい。我々にはそれを最後まで見届ける義務があるはずです。
他のカードは、オランダ、メキシコ、ポルトガル、チェコ、イタリアといった強豪が順当に勝ちましたね。特に今大会のイタリアはいつになく攻撃的なチームのようで楽しみです。
さんぴえーる
ブサメン・ワールドカップ#7
第7回目はイングランド代表のFW、ルーニーです。


本名 ウェイン・ルーニー
国籍 イングランド
誕生日 1985年10月24日
出身地 リヴァプール
身長 178cm
体重 78kg
所属チーム
2002-04 エバートン(イングランド)
2004- マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
ごつい。これでまだ20歳です。下の写真はおそらく17、8歳くらいのものだと思うのだけれど、それでこの貫禄。将来はどんなオッサンになるのだろう。
ルーニーは16歳でプレミア・リーグのエバートンでデビュー。17歳で代表に招集され、イングランド代表の最年少出場記録(これは今回代表に招集されたウォルコットによって破られる)、最年少得点記録を更新しました。
以後、活躍を続け、いまやイングランドの絶対的なエースストライカーに成長。
とは言うものの、今回のワールドカップには骨折したまま参加。懸命の治療を続けていますが、おそらく試合に登場するのは決勝トーナメント以降というのが大方の予想です。
ルーニーはたいへん気性が荒いことでも知られ、試合中レッドカードを受けることもしばしば。
プライベートではギャンブルで約1億4000万円もスってしまうなど、豪快なのかバカなのかよくわからない話題を提供してくれました(笑)。
また恋人のコリーン嬢(20)とのバカップルぶりも有名です。

このコリーン嬢、ルーニーが稼いだ金を際限なく使ってブランドモノを買い漁ったり、夜遊びしまくったりしてます。
そのうえルーニーにおねだりして6億円の豪邸まで建ててもらっちゃいました。
うーむ、恋人選びはもうちょっとよく考えよう。がんばれルーニー!!
ブサメン・ワールドカップ#6
第6回目はイラン代表のMF、ザンディです。
でもブサメンネタ、意外と尽きないもんだな(笑)。


本名 フェリドーン・ザンディ
国籍 イラン、ドイツ(二重国籍)
誕生日 1979年4月26日
出身地 エムデン(どこだ?)
身長 184cm
体重 80kg
所属チーム
1998-00 メッペン(ドイツ)
2000-02 フライブルク(ドイツ)
2002-04 リューベック(ドイツ)
2004- カイザースラウテルン(ドイツ)
この人はイケメンに紙一重なんだけどねぇ。なんというか邪悪な笑顔がすべてを台無しにしています。キモカッコイイと言えなくもないかな。
ザンディはドイツ人の母親とイラン人の父親の間に生まれ、ドイツで育ちました。ドイツとイラン、両方の国籍を持ち、ユース年代の時はドイツユース代表に招集されたこともあります。
しかし、イランの何千人ものファンが彼に嘆願書を出し、イランのナショナルチームでプレーするよう説得。これを受け入れたザンディは2005年のワールドカップ・アジア予選の対バーレーン戦で代表デビューします。以来、イラン代表では不動のレギュラーに。
今回のワールドカップの初戦では怪我のため不出場。メキシコに敗れてしまいました。
次の試合には出場しろよ。がんばれザンディ!!
ブサメン・ワールドカップ#5
第5回目はポルトガル代表のMF、フィーゴです。


本名 ルイス・フィリペ・マデイラ・カエイロ・フィーゴ
国籍 ポルトガル
誕生日 1972年11月4日
出身地 リスボン
身長 180cm
体重 75kg
所属チーム
1989-95 スポルティング・リスボン(ポルトガル)
1995-00 バルセロナ(スペイン)
2000-05 レアル・マドリード(スペイン)
2005- インテル(イタリア)
この人をブサメンとして取り上げるのに異を唱える人も当然いるでしょうね。でも男性フェロモンぷんぷんのこのルックスが苦手な女性も多いはず(逆に大好きな人もたくさんいそう)。
劇作家の三谷幸喜氏はフィーゴを評して「役者にしたい顔だ」と発言したことがあります。「では、どんな芝居に出したいですか?」との質問には「若林豪物語」と答えていましたが(笑)。
ま、サッカー好きでフィーゴを知らない人はいないでしょう。稀代のドリブラーでスペイン・リーグでは超スーパースター。バルセロナ時代には2000年度バロンドール(ヨーロッパ最優秀選手)に輝き、レアル・マドリードでは銀河系軍団の一員として大活躍しました。
フィーゴはポルトガルの強豪クラブ、スポルティング・リスボンでキャリアをスタート。ポルトガルのFIFAワールドユース選手権V2時(89年と91年)の主力メンバーであり、ルイ・コスタ、パウロ・ソウザ、フェルナンド・コウト、セルジオ・コンセイソン、ジョアン・ピント等と共にポルトガルの将来を担うであろう「ゴールデン・ジェネレーション(黄金の世代)」と呼ばれました。
が、しかし。その後ポルトガル代表は国際舞台ではパットした成績は残せず、フィーゴのワールドカップ初出場は2002年にまで持ち越されることになります。
僕は実際に韓国まで出かけていってグループリーグの対アメリカ戦を観ているのだけど、いやー酷かった(笑)。直前まで戦っていたUEFAチャンピオンズ・リーグの疲労のせいか生彩を欠くプレイに終始し、結局グループリーグ敗退。ま、この時はレアルのチームメイト、ジダンやラウールも酷かったけどね。
2年後のEURO2004では自国開催ということもあり準優勝と意地を見せましたが。
とにかくフィーゴにとって今回は最後のワールドカップ。ゴールデン・ジェネレーションで代表に残っているのもフィーゴだけです。がんばれフィーゴ!!
いよいよ開幕!
現在(日本時間6/11 7:00)までの結果です。
A組 ドイツ 4 - 2 コスタリカ
A組 ポーランド 0 - 2 エクアドル
B組 イングランド 1 - 0 パラグアイ
B組 トリニダードトバゴ 0 - 0 スウェーデン
C組 アルゼンチン 2 - 1 コートジボワール
開幕戦は地元ドイツの勝利で盛り上がりました。イングランドはさすがベッカム、でしたね。どのカードも「格下」のチームが善戦している印象です。
さあ、いよいよ日本の初戦も迫ってきましたよ!
さんぴえーる
ブサメン・ワールドカップ#4
第4回目はチェコ代表のFW、コレルです。


本名 ヤン・コレル(コラーという表記もあり)
国籍 チェコ
誕生日 1973年3月30日
出身地 ロホタ(どこだ?)
身長 202cm
体重 100kg
所属チーム
1991-94 ZVVZミレフスコ(チェコ)
1994-96 スパルタ・プラハ(チェコ)
1996-99 ロケレン(ベルギー)
1999-01 アンデルレヒト(ベルギー)
2001-06 ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
2006- ASモナコ (フランス)
でかい!! 怖い!! こんなのにゴール前をウロウロされたらキーバーはたまったもんじゃありません。愛称は「ディノ(恐竜の意)」。
1998-1999シーズンにはベルギー・リーグの得点王。1999年にはチェコ最優秀選手に輝いています。
また、元々ゴールキーパーであったこともあり、2002年のボルシア・ドルトムント在籍時には、退場処分となったイェンス・レーマン(現在はイングランドのアーセナル)に代わってゴールを守り、バイエルン・ミュンヘンを無失点に抑えたこともあります。
チェコには2003年度パルムドール(ヨーロッパ最優秀選手)のネドヴェドをはじめ、「フィールドのモーツァルト」こと天才ロシツキ、EURO2004得点王バロシュなどなど綺羅星のごとく優秀な選手がひしめいていますが、彼らが活きるのもコレルが前線で体を張っていればこそ。
特にバロシュとの相性は抜群。がんばれコレル!!
エドゥ式サッカー入門#2
今回はルールについてです。
サッカーのルールは全17条の項目(後述)と、これ以外の国際サッカー評議会の決定に基づく国際サッカー連盟からの通達によって構成されています。
とは言うものの、サッカーはシンプルなスポーツなので、だいたいは見てりゃわかります。
ややこしいのはオフサイドくらい。でもオフサイドとはサッカーの根幹を成すと言ってもいいくらい、とても重要なルールなんです。
要するに、サッカーにおいて創造性あふれるわくわくするプレーが見られるのも、オフサイドがあればこそ、なのです。
ではオフサイドについて解説します。●がデイフェンス側、●がオフェンス側、○がボールです。
現在、ボールは中村がキープ。柳沢には敵のDFが密着マークしているとします。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
●DF
●柳沢
○
●中村
中村は柳沢にパスを出したい。柳沢はDFを振り切って、よりゴールに近い位置でパスを受けたい。
つまり、下の図のようになりたいわけです。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
○●柳沢
●DF
↑
●中村
で、ここで問題となるのがオフサイドです。
オフサイドとは「待ち伏せ禁止」のルールで、中村がパスを出す際、柳沢の前には相手の選手が最低2人(1人はGK)いなければいけません。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
ーーーーー●DFーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●柳沢
○
●中村
要するに、中村がパスを出すときに、柳沢は赤い線(オフサイドライン)を越えて前にいてはいけないわけです。もちろん、パスが出た後なら、柳沢は自由に動いてOKです。
※あるいはパスが出る前に柳沢が赤い線(オフサイドライン)を越えていても、それ自体は反則ではありません。パスが出る瞬間までに戻ってきてればOK。
つまり、中村がパスを出したとき(足からボールが離れた瞬間)に、柳沢が赤い線(オフサイドライン)より前にいたらオフサイドの反則。
赤い線(オフサイドライン)より後ろにいたらセーフ、ということです。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
●柳沢
ーーーーー●DFーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○
↑(足から離れた瞬間)
●中村
これがオフサイド!!
オフサイドか否かをジャッジするのは主に線審です。ほら、タッチライン沿いを行ったり来たりしてる人。あれは試合中つねに移動している見えない赤い線(オフサイドライン)を追いかけているのです。
で、オフサイドと判断した場合は旗を上げてプレイを止めます。
ただ、なにしろオフサイドか否かというのは一瞬の出来事なので、ジャッジするのは大変です。実際に誤審も多いしね。よくもめ事の原因になります(笑)。
ちなみに次のような場合はオフサイドにはなりません。
1.赤い線(オフサイドライン)より前にオフェンスの選手(この場合、高原)がいたとしても、彼がプレーに関与していない場合。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
●高原
ーーーーー●DFーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●柳沢
○
↑
●中村
2.中村がドリブルで持ち込みDFより前に出てパスを出す場合
※例えば、よく三都主がサイドを深く抉ってゴールラインぎりぎりからセンターリングを上げたりしてますが、これはオフサイドではありません。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
●柳沢 ○←●中村
●DF
3.中村がパスではなく、シュートした場合。
ーーーーーゴールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●GK
○
●柳沢
ーーーーー●DFーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑
●中村
後述のルール第11条「オフサイド」も併せてご覧ください。
さて、もしオフサイドというルールがなければどうなるでしょうか。
おそらく、それぞれのゴール前にオフェンスとディフェンスの選手が団子状態に固まって、ただお互いロングボールを蹴りあうだけ、という実に単調でつまらないシロモノに成り果てるでしょう。
つまり、サッカーにおけるオフェンスとディフェンスの攻防は、オフサイドをめぐる戦いであると言い換えることもできます。オフェンス側はいかにオフサイドに引っかからずに、攻撃を展開するか。ディフェンス側はオフサイドラインをコントロールしつつ、いかに相手の攻撃を妨害するか。選手達は持てる技術・知力・体力を振り絞ってプレーするわけです。
だから、FWの柳沢、高原のポジショニングや前線での動き方、MFの中村、中田のパスを出すタイミングやコース、DFの宮本の位置取りや他のDFとの連携した動き、全てに意味があるのです。そしてオフサイドを理解していると、そのような選手達の意図がありありと読み取れるようになります。僕が#1で「オフサイドが理解出来るとサッカー観戦が100倍楽しくなりますよ」と書いたのはそういう意味です。
しかし、前回のワールドカップの時はいったい何人の女の子にオフサイドの説明をしたっけなぁ(笑)。皆ちゃんと憶えているかな。
次回は「ワールドカップ」について解説します。
サッカーのルール全17条の項目
フィールド (第1条)
フィールド
▪ 大きさ : 縦105m×横68m(国際大会)
▪ ライン : 12cm以下
▪ ゴールの大きさ : 7.32×2.44m(内側寸法)、柱12cm程度
▪ コーナーフラッグ : 高さ1.5m以上
▪ センターサークル : ゲームの開始時 (キックオフ) 、また、得点が入ったとき、ここの中心 (センターマーク) からプレイが始められる。相手側の選手がこのエリアにいるときは、キックオフすることができない。
▪ タッチライン : フィールドの長辺(側方)に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手の相手方のチームにスローインが与えられる。
▪ ゴールライン : フィールドの短辺(ゴールの接する辺)に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手が攻撃側の場合はゴールキック、守備側の場合はコーナーキックになる。
▪ ペナルティーエリア : このエリア内では、守備側のゴールキーパーがボールを手で扱える。また、守備側が直接フリーキック(FK)にあたる反則をした場合には、攻撃側にペナルティーキック (PK) が与えられる。
ボール (第2条)
サッカーのボール
▪ ボール
▪ 大きさ : 外周は68cm以上70cm以下
▪ 重さ : 410g以上450g以下(試合開始時)
▪ 空気圧 : 0.6-1.1気圧
出場人数 (第3条)
▪ 11人以下。但し、そのうち1人は必ずゴールキーパーであること。どちらかのチームが7人未満の場合は試合を行わない。
▪ FIFA、各大陸連盟、各国協会が行う公式競技会ではいかなる試合でも最大3人まで交代できる。
▪ 親善試合などでは6人までの範囲で交代枠を増やすことができる(対戦者の合意があればさらに増やすことができる場合もある)。
用具(第4条)
▪ シャツ
▪ パンツ
▪ ストッキング
▪ スパイク
▪ 脛当て(シンガード)(レガース)
▪ グローブ(キーパー用)
審判員(第5条、第6条)
審判員
フィールド上に主審が、タッチライン上に副審2名が置かれる。大きな大会ではこれ以外に第4の審判員が設置される。
試合時間 (第7条)
▪ 前後半45分の計90分。
▪ 年齢、性別により変更できる。
▪ 途中の選手交代や負傷などによる中断時間を審判員が独自に計測し、その分の余剰時間(ロスタイム)を付ける。
▪ 一定以上の規模の試合では、第4の審判員が目安となる時間をタッチラインで明示する。
▪ 時間内に決着がつかなければ次のように取り扱われる。
1 引き分け : 各国リーグではそのまま引き分けにする場合が多い。
2 延長戦 : トーナメント戦で次のラウンドに進むチームを決める場合に行われる事が多い。
3 PK戦 : 延長戦でも勝者が決しない場合に行われる。ごくまれに、延長戦を行わずにPK戦を行う場合もある
プレーの開始・再開(第8条)
キックオフ若しくはドロップボールで試合が開始、再開される。
オフサイド(第11条)
オフサイド
相手側ゴールラインより前に相手側の選手が2人(GK含む)の時に、その選手の前でボールを受けること。または、ボールに関与する動きをすること。または、相手選手を邪魔すること。
もう少し明確な説明をすると1.相手のエリアであること(センターラインから相手のゴールラインまでのエリア)、2.ボールのある位置よりゴールラインまで、3.ゴールラインから相手のプレイヤー二人目のいる位置まで、この3つの条件を同時に満たす範囲をオフサイドのゾーンと定義しタイミングとしてこのポジションで待っている選手にパスを出した時にオフサイドと判定される。(ボールが蹴られた瞬間はオフサイドでないポジションにいた選手が走りこんでオフサイドポジションでボールを受けるのはオフサイドではない。)
審判に判断をゆだねられている部分で、オフサイドポジションに味方選手がいた場合でもシュートなどでその味方選手がプレーに関与していなければオフサイドはとらない場合がある。が、シュートがGKやDFに当たったところをそのオフサイドポジションにいた選手がシュートしてしまった場合などでは、相手の脅威になったとしてさかのぼって前のプレーをオフサイドと判定するケースもある。時間にして2、3秒であるが審判の判断の難しい部分である。
ファウル及び不正行為(第12条)
イエローカード
警告を告げる際に主審が提示するカード。同一試合に2枚で退場(レッドカード)となる。
レッドカード
退場を告げる際に主審が提示するカード。
ハンドリング、ハンド
プレイヤーが手でボールを扱う反則。故意や悪質と判断されたもの、決定的な得点の機会を阻止した(例 触らなければゴールになるシュートをフィールドプレイヤーが手で阻止した)場合には、警告や退場となる。一方、たとえばプレーに伴い、体のバランスを取るために手を広げていたところに相手の蹴ったボールが偶然当たったような場合は、手に明らかに当たっていても反則を取られない。
キッキング
相手選手を蹴ること。
トリッピング
相手選手をつまずかせる行為。足、又は体を使い相手選手を倒したり、倒そうとする行為。
ジャンピングアット
相手選手に飛びかかる行為。
ストライキング
相手を殴ること。または殴ろうとする行為。
プッシング
相手選手を押すこと。
ファールチャージ
乱暴で危険な手法で相手選手にチャージする行為。または、妨害していない相手選手を背後からチャージする行為。
ファールコンタクト
ボールに触れる前に相手選手に触れること。
ホールディング
相手選手を押さえ込むこと。
スピッティング
相手選手に唾を吐きかけること。
アドバンテージ
守備側に反則があったが、その反則を取らずに流したほうが明らかに攻撃側に有利な場合 (例 守備側に後ろからのチャージがあって攻撃側選手が倒されたが、ボールがこぼれて他の攻撃側選手に渡り、得点のチャンスとなった場合等) はその時点での反則を取らないことがある。これをアドバンテージといい、主審は両手を上前方にあげるジェスチャーで示す。一方、それは反則をなかったことにするということではないので、ボールがタッチを割るなどしてプレーが切れたときに、その反則を犯した選手に警告や退場を命じることがある。
シミュレーション
相手選手との接触による転倒を模擬し、審判を欺こうとする行為。
フリーキック(第13条)
フリーキック
反則を犯したチームヘの罰として相手チームによって試合を再開させるキック。直接得点できる直接フリーキックと、ほかのプレーヤーに触れてからでないと得点できない間接フリーキックがある。フリーキックの際は、守備側選手は一定距離離れなければならないが、その距離が満たされていなくても攻撃側はキックでプレーを始めることができる。
ペナルティーキック(第14条)
ペナルティーキック
ペナルティーエリア内で反則を犯したチームヘの罰として相手チームによって試合を再開させるキック。
スローイン(第15条)
スローイン
タッチラインを割ったときに最後に触れた選手の反対のチームが、ボールが割った位置で頭上で両手を使ってボールを投げ入れて試合を再開する。直接ゴールを狙うことはできない。スローインのボールはオフサイドの対象とならない。
ゴールキック(第16条)
ゴールキック
ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が攻撃側だった場合、守備側がゴールエリア内にボールを置いてキックで再開する。直接ゴールを狙ってもよい。
コーナーキック(第17条)
コーナーキック
ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が守備側だった場合、フィールドの角を示すコーナーポストの位置から相手に邪魔されない形でキックすることができる。直接ゴールを狙ってもよい。