2月12日の夜。
品川プリンス宿泊初日のこと。
願掛けを済ませ、明日からの私立大学入試に向けて意気揚々としているsadounivを悲劇が襲った。
実家から電話があった。
専門学校1年目を終えて、佐渡に帰っていた姉からだった。
sadouniv「なに?」
姉「何か、東大から封筒が届いてるよ。」
sadouniv「え、大きさは?」
姉「妙に薄っぺらいけど」
sadouniv「開けてみて」
・・・・・・
姉「不合格、だって」
sadouniv「・・・・あー・・・」
姉「2次試験の試験料、返してくれるらしいよ。返金用の紙が入っている」
sadouniv「わかった。じゃあね」
姉「がんばって」
sadounivの第一志望への挑戦は、あっけなく幕を閉じた。
これが国立大学の門前払い。いわゆる「足切り」であった。
sadounivの頭の中では、
ナインティナインの岡村が足を押さえながら「痛い痛い痛い!」と、路上でのたうち回る映像※が流れた。
※フジテレビの「めちゃめちゃイケてる!」で、岡村が挑戦した大学受験企画で、岡村がとある大学に足切りをくらった直後に、このリアクションをしていたもの。
センター試験の国語で大失敗していたので、正直出願するだけ無駄だったのだが、実際不合格を告げられると、こたえる。
しかも、明日から私立受験なのに、この出鼻くじかれ感といったら・・・。
J君は飄々としながら、
「まぁ、明日からの私大で頑張ろうや」
確かに、落ち込んでいたってしょうがない。
J君は普段から感情のブレが小さいが、この冷静なコメントには助けられた。
~~目次~~
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