和顔愛語

和顔愛語

人生、世の中いろいろあるけれど、和顔愛語(わがんあいご)!
なごやかな表情と親しみやすく暖かい言葉で生きていきたいなぁって思ってます。

和顔愛語~わがんあいご~
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発心の道場 徳島県を終えて、24番最御崎寺からは、修行の道場 高知県です。

室戸岬にほど近い、24番最御崎寺、25番津照寺、26番金剛頂寺は参拝を終えているので、

この日は30キロ移動して、神峯寺からのスタートです。

 

出発前の予定

 

5日目午前の予定ルート

 

5日目午後のルート

 

 

27番 神峯寺 6:49

 


神峯寺の参拝を終えて、帰ろうかなぁとも思ったのですが・・・すぐ隣に神峯神社がある様子。

せっかくだから、神社にも・・・と軽い気持ちで昇り始めたのですが・・・、なかなかの参道でした。

 

 

28番 大日寺 9:29

29番 国分寺 10:23

ちょうど、地元の小学生が団体で見学に来ていました。

それぞれにグループに分かれて、調べてきたことを他のみんなに説明してました。

 

30番 善楽寺 11:32

善楽寺は、土佐神社の別当寺。

ということで、善楽寺に参拝をしたあと、お隣の土佐神社にも参拝して来ました。

土佐国一宮、土佐神社。

31番 竹林寺 12:14

 

竹林寺で楽しみにしていたのが、庭園の美しさ。

畳の和室から庭を映した綺麗な画像を見たことがあったので、それをリアルに見たいと思っていたのです。

だけど、畳の上には赤い毛氈が敷かれていました・・・。ちょっと残念。

32番 禅師峰寺 13:31

33番 雪渓寺 14:17

雪渓寺の隣には、秦神社・西宮神社がありました。

日本全国、いろんなところで「大河ドラマ誘致」を頑張ってありますが、

こちらの秦神社も、「長宗我部元親公を主祭神と仰ぐ日本国内でただ一つの社」とのことで、署名を集めてありました。

 

坂本龍馬記念館

高知に来たら、ぜひ行きたいと思っていたのが、坂本龍馬記念館と桂浜。

ということで、早めに参拝を終えて、行って来ました。

 

漫画の「おーい龍馬!」で描かれていた世界がリアルに再現されていました。

坂本龍馬の血痕がある屏風や掛軸・・・。

建物全体の模型。

実物大の亡くなった部屋。

漫画の世界が、現実に起きた出来事だということをあらためて感じました。

 

宿泊地 えび庄 17:00

この日は、高知市内ということもあり、お手頃な道の駅も無いかなぁということで、車中泊は断念。

1泊2食付で宿を取りました。
駐車場・お風呂・洗濯、そして夕食・朝食で、5,700円だったかな。

四国遍路中に、ベッドで眠ったのはこの高知市と松本市の2回だけでした。

 

その日に頂いた御朱印や御姿などを整理して、

翌日の線香・ろうそく・納め札にお賽銭と駐車場・御朱印用の100円玉を準備して、

洗濯物を片付けて、翌日の服を準備して・・・・などなど、日々、するべきことはいろいろあります。

 

そのため、宿を取ったとはいえ、部屋でのんびりする時間もなく、部屋と駐車場を行ったり来たり・・・。

この頃は、まだいつも通りの足も腰も痛いままだったので、階段の上り下りが大変でした。

 

 

2月25日月曜日、この日は初の「ロープウェイなし」への挑戦。

そして、歩き遍路でも車遍路でも、移動距離が一番長いところです。

予定は、

 

午前中のルート

 

午後のルート

 

21 太龍寺 6:31

ロープウェイを使わずに登る太龍寺。

とはいえ、車で行けるのは途中までなので、駐車場から境内まで徒歩30分・・・。
ということで、夜明け前の6時半に駐車場に入り、そこから歩きました。

誰もいない、まだ薄暗い中をたった1人で山中を歩いて行くと、少しずつ少しずつ太陽が昇って行きました。

とはいえ、曲がりくねって少しずつ昇る山道、もうすぐ朝日が見えそうだなぁって思いつつも、歩みを進めると見えなくなってしまう・・・。

また、歩くと見えてくる朝日・・・。
明け方の徒歩30分っていうか、私の場合は休み休みで40分近くかかりましたが、辛いながらも「歩き遍路」気分を味わえる貴重な時間でした。

歩き疲れた中でたどり着いた山門。

遠くから見たら、ライトアップされているのかなぁって思ったら・・・・

朝日に照らされて輝いていました!

22 平等寺 8:27

平等寺。こちらは一番いろんな情報があってなかなか見応えがありました。

昔の車椅子のようなリヤカーのような箱車で廻ったお遍路。そしてこの寺で起きた奇跡。

日本とアメリカの交流などなど。

その場所で実際に起きた出来事を、その当時の物を実際に見ながら知ることが出来るのは、とても良かったと思います。

 

 

23 薬王寺 9:46

観光 ウミガメ産卵地 10:27

 
別格4 鯖大師本坊 11:06

途中休憩 12:00

コンビニでお弁当を買って、近くの海岸をレジのお兄さんに教えて貰いました。

快晴の中、海を見ながらのランチタイム。

ゆっくりとランチタイムで休憩した貴重な時間でした。

ほとんどは、車の中で食べながら運転してました・・・。

 

観光 夫婦岩 13:37

観光 室戸青年大師像 13:50

室戸青年大師像。拝観料を払って内部に入れるのですが、この時は時間的に不安なので外から見るだけでした。

観光 御蔵洞 13:56

弘法大師の空海の名前の由来になった場所。

今は入れないのが残念。

24 最御崎寺 14:10

25 津照寺 14:58

26 金剛頂寺 15:40

観光 再びの室戸青年大師像

宿泊地 海の駅 とろむ

車中泊の予定にしている道の駅ならぬ、海の駅 むろと。

夕焼けが綺麗そうだなぁと思いつつも、海際ということで、高い塀がぐるりと張り巡ってました・・・。

塀の切れ目を探しても、ずっと遠いような気配。

ちょうど、散歩されていた地元の方に聞いても、「塀には登れませんよ。危険ですから。ずっと向うまで行けば見えるかも・・・」との返事。

仕方なく、諦めて、車中泊でどこに駐車しようかと探していたら・・・・。

一番奥の方に塀の切れ目と階段を発見!

無事に、室戸岬に沈む夕日を見ることが出来ました!

いよいよ、この日は、最初の難所 12番焼山寺です。

というか、車遍路ではなかなかの難所だという情報は出発前のリサーチでわかってましたので、少しでもリスク軽減のために、朝1番の設定にしていました。

 

ネットの中では、

という迂回ルートも紹介されてました。

 

とはいえ、前日のスケジュール的に、

11番終了後に、17番⇒16番⇒15番⇒14番⇒13番を回っておく余裕はたぶん無いだろうとの予測から、17番井戸寺までにしてました。

 

そして、16番⇒15番⇒14番⇒13番を回ってから12番というルートも検討したのですが、

やはり、難所であることから、日中に廻るよりは朝1番が気持ち的にも時間的にも余裕があるだろうってことで、この日は12番からのスタートを予定していました。

 

朝1番であれば、納経開始の7時までにゆっくりと慎重に時間をかけて山道を通過できますから。

 

ということで、この日の予定は、こんな感じにしてました。

 

 

前日の車中泊の場所を、神山温泉にしていたのも、この12番焼山寺に少しでも近い場所ってことで選んでました。

 

前日の最後の札所を終えたあとに、翌日の札所に少しでも近い場所まで移動しておくこと。

朝1番の札所には、6時半位には到着して、7時の納経前に参拝を済ませておくこと。

っていうパターンを、できるだけ心がけていました。

 

結果的にこのパターンで行くと、時には朝5時過ぎから移動したり、夜も19時、20時まで移動することもありました。

 

12番 焼山寺 6:55

 

 

杖杉庵

遍路出発前、何を準備するか、ルートはどうするか、費用はどれくらいかかるか、などばかりを一生懸命に調べていましたが、弘法大師さまのことは、あまり調べていませんでした。

だけど、通りすがりに見かけて気になったので立ち寄った場所が、実はすごく大切な場所でした。

それが、杖杉庵。

裕福だった衛門三郎が、みすぼらしい旅僧を相手にしなかったら、

8人の子供が次々に亡くなってしまった・・・。

「あの旅僧が空海上人だったのかもしれない」ということで、お詫びするために、

20度廻っても会えず、21度目の逆回りして、やっと出会えたのがこの場所とか。

そして、大師に見守られて亡くなり、その形見の杖を墓標としたら、それが杉になったという話。

 

この衛門三郎が四国遍路・逆打ちの始まりとのことです。

 

16番 観音寺 8:57

 

15番 国分寺 9:20

 

今回の四国遍路、どこのお寺も「平成の大改修」ということで工事している場所が多かったです。

14番 常楽寺 9:42

こちらのお寺でびっくりしたのは、参道の剥き出しの石。

まさに自然のままの風景に、昔ながらの風景なんだろうなぁって思いました。

人間が歩きやすいようになんて感じに、人間優先じゃないことがすごいなぁって。

 

13番 大日寺 10:24

18番 恩山寺 12:00

19番 立江寺 12:50

オブジェ 14:00

慈眼寺に向かう山中に、突然不思議なオブジェが見えました!

思わず、Uターンしてじっくりと見学して来ました。

 

別格3番 慈眼寺 14:20

20番 鶴林寺 15:22

 

21番 太龍寺

この日の予定は、20番鶴林寺まででしたが、納経帳に御朱印を頂いている時に、

「次の太龍寺のロープウェイの最終は16時半ですよ。間に合いそうですね」

と言われました。

私は、「ロープウェイではなく、車で登ろうかなぁって思ってます。」

すると、

「あ~じゃあ、17時までに間に合えばいいから、大丈夫じゃないですか?」とのこと・・・・。

 

その会話で、つい、「ダメ元で行ってみようかな?」という欲が出ました。

時間的には20分足らずではあるけれど、曲がりくねった山道をやっと降りて、

「太龍寺こちら」の表示で一安心して進んでいた時に、歩き遍路の方とすれ違いました。

 

大きなリュックを背負って、金剛杖を付いてモクモクと歩いている方とすれ違った時に気づきました。

 

私は鶴林寺に金剛杖を忘れていたのです・・・。

 

このまま、太龍寺に向かえば、ギリギリ間に合う時間帯。

再び、山道を登り鶴林寺に戻れば、たぶん、間に合わない・・・・。

 

各寺に金剛杖の忘れ物が多いというのは、知っていますが、まだお遍路3日目。

金剛杖を諦めて、次の寺に向かうかどうか、悩んでしまいましたが・・・・戻りました。

 

元々の予定は、鶴林寺。欲をかいて目指している太龍寺。

ましてや、金剛杖は、お大師さまの代わり。

お遍路3日目で、金剛杖を手放す訳には行きませんから。

 

取りに戻りつつ思ったことは、「あの歩き遍路の方は、弘法大師さまだったのかもなぁ」ってこと。

私が欲をかこうとしていたこと、金剛杖を忘れていることを教えてくれたのかも知れません。

 

無事に、金剛杖を手にして、2往復した山道を降りて、太龍寺方面へ移動。

そして、辿り着いたロープウェイ乗り場で、参拝を終えて最後のロープウェイが戻ってくる所を見ました。

 

宿泊地

この日の宿泊地は、太龍寺へのロープウェイ乗り場でもある、「道の駅 鷲の里」

 

の予定でした。

しかし、翌日に目指す太龍寺へは、ロープウェイを使わない予定。

なぜならば・・・・ロープウェイは片道10分の往復で、運賃2,470円。

超節約お遍路の私にとっては、この出費は厳しいために、ロープウェイを使わないルートを探してました。

ロープウェイを使わずに、昇るためには、すこしでも近くで車中泊をしようと思い、

道の駅 わじき まで移動しました。

 

 

この日は、小雨が降り始めてしまい、夜は肌寒くなって来てました。

車中泊の準備を終えて、眠りに付く前に、歯磨きのためにトイレに行こうとしていたら、

歩き遍路の方二人と、私同様に車中泊予定の方が話をされていました。

 

「この近くに泊まれるところはご存じですか?」と私も聞かれたので、

「あ・・・どうでしょうね?私もわかりません・・・」と。

「そうですよね・・・」

 

そんな会話をして、私はそのまま、トイレへ。

私は歯みがきしながらも、

「あ~どうされるのかなぁ?ロープウェイ乗り場の所には宿泊場所があったような気もするなぁ」

「車で送ってあげようかなぁ」

「車中泊の準備をしてしまったから、他人を乗せれないかもなぁ」

「ちょっと片付ければ、なんとか乗れるかなぁ」

などと、私に出来ることは無いかと考えていました。

 

とりあえず、スマホで「宿泊可能かどうか」を確認すること、

せっかくの歩き遍路でありながら、「車で送って貰うことを望むかどうか」を確認すること。

などと考えて、トイレから出て来たら・・・さっきの場所には誰も居ませんでした。

 

 

 

 

 

 

無事に四国入り。

いよいよ、四国遍路の始まりです。

四国遍路 2日目 2月23日(土)の予定

 

出発前の予定の立て方としては、

Googleマップで移動時間を確認、それぞれの参拝時間を確保して合計時間を計算。

予定は未定、現地に行ったら、何が起こるかわからないので、1日ではなく、

午前と午後で予定を出しておくことで、現状把握と調整が出来るように考えてました。

 

2月23日AMの予定 1番札所から7番札所まで(別格1番 大山寺も)

1番 霊山寺 7:19

 

1番札所では、初めてってことで何かと時間がかかるのかとも思ってましたが、

白衣も、納経帳も、納札も、金剛杖も、すべて準備済み。

何か、教えて貰いたいことも、思い当たらずに、スタート。

質問したことは、「本殿はどこですか?」だけでした。

 

本当ならば、初めての四国遍路ということで、順番通りに「通し打ち」すべきなのでしょうが、Googleマップでいろいろとシュミレーションした結果に従うことにしました。

2番 極楽寺 7:46

3番 金泉寺 8:23

5番 地蔵寺 9:01

4番 大日寺 9:32

別格1番 大山寺 10:10

予想以上に大変だったのは、別格1番の大山寺。

四国遍路初の大変な山道を経験させて貰いました。

でも、辿り着いた大山寺で聞こえてきたのは、心地良い御経の声。

建物の奥から聞こえてくる声は、「××奉るは四国別格20霊場第××の御詠歌~」。

この札所の御詠歌だけでなく、他の札所の分も順番に上げられている様子。

しばらく、聞き惚れていたけれど、とりあえず、参拝。

 

納経帳に御朱印を頂いている時に、「あの流れている曲は何ですか?とても心地良いのですが、CDとか無いのでしょうか?」と質問しました。

 

最初は、「あ~どうでしょうね~確認してみますね」ってことで、奥に入られて行きました。

そして!

「ありました」ってことで、即1500円で購入!

 

この御詠歌のCDは、この四国遍路の旅で一番良い買い物でした。

四国遍路の中で、真っ暗闇の中の山道を運転している時も、

駐車場から本殿までの参道や階段など大変な時も、この御詠歌に癒されました。

 

ちなみに、その後も、いくつかの場所で御詠歌を耳にしましたが、

残念ながら、四国八十八ヶ所の御詠歌CDはありませんでした。

曲がりくねった山道を登ったからこそ、見ることが出来る風景。

登ったからには、降りていく必要があります。

6番 安楽寺 11:14

天気にも恵まれて、とても暖かく、庭に咲く花々にも癒されます。

7番 十楽寺 11:38

 

昼食

十楽寺での参拝を終えて、駐車場に戻ると、ちょうどお昼どき。

道路の向こう側には、うどん屋さんがあったので、車はそのままで道路横断。

「たらいうどん」なるものがあったので、注文してみました。

振り返ってみれば、きちんとお店に入って食べたのは、ほんと数回だけだったような・・・。

 

午後の予定は、安楽寺・十楽寺の参拝が、午前中になるか午後になるかわからない状況だったので、

遍路初日ということもあり、午後からの予定に入れてました。

 

幸い、午前中に回れたので午後は8番 熊谷寺からのスタートです。

 

 

8番 熊谷寺 12:45

9番 法輪寺 13:11

10番 切幡寺 13:44

ガイドブックでは、「駐車場から境内まで徒歩1分」とのことでしたが・・・・

山門を入った境内の中に、333段の石段がありました・・・。

この四国遍路、山門の脇に駐車できたとしても、境内まで1分だったとしても、

結構な距離を歩く必要があるお寺がいっぱいありました。

ちなみに、こちらのブログに詳細記事があります。

11番 藤井寺 14:42

 

ここは11番札所ということで、次は難所と言われる12番札所 焼山寺への道案内が出てました。
歩き遍路の場合は、8時間から9時間かかるとか・・・・。
車遍路でも、険しい道になるとの情報もあり、12番は明日の朝一番に予定しています。

別格2番 童学寺 15:40

17番 井戸寺 16:34

午後は、17時ギリギリになりましたが、無事に17番井戸寺まで参拝完了。

1日の最後は、納経帳に御朱印を頂いてから、ゆっくりと境内を散策するパターンは、

やはり、その後の定番スタイルになりました。

宿泊場所

そして、車中泊。

この四国遍路でトータル3737キロを走行しましたが、

歩き遍路で1400キロと言われていますが、

私の場合は、九州ー四国の移動(往復1000キロ)に加えて、四国別格巡りでの移動や、

車中泊のための「日帰り温泉」「道の駅」への移動があったからだと思います。

 

 

ということで、この日は、「神山温泉」を目指して移動。

この神山温泉を選んだ理由は、翌朝に予定していた最初の難所 12番焼山寺に近い場所ってことでもあります。

 

 

シャンプー・リンス・ボディソープにタオルなどは、準備済みなので、

とにかく、1000円以下の安い日帰り温泉を探してました。

そして、すぐ横の道の駅で車中泊。

 

四国遍路中に車中泊、どうかな~できるかなぁ、ゆっくりと眠れるかなぁと若干の心配はありましたが、ほぼ、良い感じに眠ることが出来ました。

というか、遍路に出る前から、肩・腰・背中の痛みが激しくて、自宅でも熟睡できずに2時間置きに目覚める生活が続いているので、「相変わらずの痛みで目覚めるだけ」ですから、自宅と同じ感覚で眠れたってことで、良かったかなぁって思いました。

 

遍路を始めたばかりのこの頃は、今まで通りに腰が痛かったり、長時間の運転で足が痛くなったりもしていたのですが・・・。
お大師さまと同行二人。
長い参道やら石段やら、読経などの効果なのか、早寝早起きの効果なのか、いつの間にか、

体調が良くなってました。

もしかしたら、これもお大師さまのご加護なのかも・・・。

 

四国遍路、2019年2月22日(金)に出発して、3月9日に帰って来ました。

 

四国八十八ヶ所+四国別格二十ヶ所=108
御礼参りとして、決願後に1番札所にそれぞれ参拝。

満願の報告のために、高野山にも。

その他、道中で気になった神社への参拝や、こんぴらさん、坂本龍馬記念館、大塚国際美術館などにも。

帰り道には、平家物語ゆかりの場所ということで、須磨寺や宮島、赤間神宮にも参拝。

ずっと行きたかった出雲大社にも。

 

ということで、走行距離は約3700キロ、高速道路料金は32,000円。

車で回った四国遍路の記録です。

 

1日目 2月22日(金)

九州から瀬戸大橋を通って四国入り。ETCの深夜割・休日割のために、金曜日に出発。

 

地元の神社へ、出発の挨拶を兼ねて参拝し、御朱印帳の1頁目に御朱印を頂きました。

高速道路に入るために、東脊振インターへ。インターに入る前に、主人の墓にも、出発の挨拶。


2月22日(金)16:39 東脊振IC 入

2月23日(土)07:08 板野IC 出

 

走行距離566キロ ETC割で9,810円

 

 

※ 出発前にhttps://www.driveplaza.com/ でいろいろ調べてました。

 

 

出発前の予定では、瀬戸大橋のど真ん中のSAで車中泊の予定にしていましたが、

やはり、初日であること、初めての長距離運転ということもあり、

こまめな休憩を入れてました。

 

この四国遍路、とにかく節約ということで、基本的には車中泊。

出発前に、「お試し車中泊」を経験していたことから、

周辺の灯りや視線を遮るための目隠しシートを、保温用アルミシートで自作してました。

中の灯りが外に漏れることを防ぐためにも、2重にして、窓サイズに合わせていたことで、

なかなか良い感じでした。

 

で、初日、初の車中泊は九州を出る前に早々と古賀SAで仮眠。

古賀SA 18:32

http://www.w-holdings.co.jp/sapa/2644.html

 

通常の交通量が多い駐車スペースの横に、ちょっと奥まった場所にも駐車出来たし、

周囲に車も少なく、眺めも良い場所だったので、ちょっと一息。

30分ほど車内で休んで、出発。

あとは、ひたすら疲れたら、SAへ入って、現在地を確認、一休みしたら出発。

美東SA 20:19

 

下松SA 21:44

福山SA 23:49

 

与島PA 01:00

結果的に、目指していた瀬戸大橋の中央、与島SAに着いたのは深夜1時頃。

http://www.jb-highway.co.jp/sapa/yoshima.php

 

札所の納経時間は朝7時から夕方17時までなので、できれば7時すぎには1番札所に行きたかったことから、睡眠時間は数時間ですが、とりあえず、ここが1泊目。

 

四国での朝!

与島PAを朝6時30分頃に出て、1番札所に向かう途中。

とっても綺麗な朝日が!

 

 

四国遍路、できれば「歩き遍路で通し打ち」を考えてました。

でも、それは2ヶ月かかり、4,50万の経費が掛かる様子・・・。

 

母の介護や、私自身のガン闘病のため、ほとんど仕事をしていなかったため、

時間は確保できても、予算が確保できない。

 

ということで、一番、経済的に出来る方法の「車遍路」、できるだけ車中泊プランに。

 

そのために準備するものは、

四国遍路のための準備、車遍路のための準備、車中泊のための準備が必要です。

とにかく、経費節約しつつも、納得できる物を準備したいので、いろいろと探しました。

 

結果的に私が準備したものは、

<四国遍路>

納経帳 2000円 

御影帳 2000円

勤行本 300円

納札  39円×2冊=78円

数珠  2100円

輪袈裟 2000円

白衣  2000円

ローソク 350円×3箱=1050円

線香  自宅にあった頂き物

巡拝の友(バック)  1700円

ライター  290円

手ぬぐい  300円

 

<車遍路>
ETC 15000円(取付工賃込)

ドラレコ 4060円

ドラレコ取付工賃 8000円

 

<車中泊>

車用バッテリー充電器 3500円

踏み台兼用BOX 1780円

段差解消用踏み台 300円×4個=1200円
ロングクッション 1500円
目隠しカーテン用材料
 保温アルミシート 100円×4枚=400円

 ガムテープ 100円

 両面テープ 100円

 強力磁石 100円

遍路グッズ保管用ケース 300円

遍路グッズ保管用BOX  100円×2=200円

 

<経費削減のために工夫したこと>

1.ETC

 九州から四国への移動で欠かせない高速道路。

 土日や夜間にETCを使えば3割引きです。

 とはいえ、ペースメーカーで母が障害者手帳を持っていたので、手帳提示で割引を想定してETCは付けていませんでした。

(車購入時も、福祉車両で割高のため、削れるものは全部外してました・・・)

 ETC利用での割引額と、ETC設置費用をはかりにかけて、ETC付けました。

 

2.ドラレコ

 昨今のあおり運転話題を見ると、今どきは必須かなぁと思いつつも、高性能な数万円の高額商品は無理。かと言って5000円以下の小さな格安品は、車内での見栄えが気になります。

価格と見栄えと車内配線と性能を、総合的に考えて、

バックカメラ付のルームミラー一体型 4,060円をネット購入。

配線も自分でやろうかと思いましたが、新車でもあり、ディーラーに依頼しました。

 

3.仮設ベッド

福祉車両じゃなければ、結構、ゆったりとシートアレンジ出来るタイプの車両ですが、

福祉車両なので、いろんな部分に以外と制約がありました。

ネット検索では、押入れラック(3000円)を利用する方法が紹介されてましたが・・・

値段的に納得できずに、他の方法を模索。
段差の高さ・広さなどを考慮し、折り畳みの踏み台(300円)と自宅にあったボードを利用しました。

 

4.目隠しカーテン

車内の目隠しカーテン(フロント・前席両サイド・後席両サイド・バック)が必要です。

カー用品ショップで探すと、やはり、それぞれ1000円~4000円。

100円ショップで探すと、日よけグッズであり、サイズ的にも今ひとつ。

そこで、自作することにしました。

ピクニックシートや、食器棚シートなどに利用する、銀色のクッション付きのアルミシート。

一重では、灯りが洩れそうなので二重にして、窓サイズに合わせてカット。

カーテンでよくある吸盤タイプは、外れやすいので、磁石で取付。

トータル1000円未満で、4ヶ所全部、作ることが出来ました。

 

<四国遍路ガイドブック>

カーナビが付いているとはいえ、四国88ヶ所に加えて、別格20ヶ所も回ろうかと考えると、

電話番号や、道路地図などが掲載されたガイドブックは必須。

書店だろうが、ネットだろうが、購入するにはそれぞれ2000円弱・・・。

どうするか悩んでましたが、予想外に解決。

Amazonプライム会員だったこともあり、ネット上で読むことが出来ました。

ということで、書籍は購入せずに、スマホにダウンロードして読むことが出来るようになりました。

 


<まとめ>

四国遍路グッズは、1番札所でも購入出来ますが、ゆっくりじっくりと選べるネット購入。

若干、お値段高めになった物もありますが、機能・デザインなどから納得です。

 

車遍路グッズは、何かと費用が高めになる部分でしたが、

ネット購入・売出期間購入を利用して値段を抑えて、取付工賃を確保することが出来ました。

 

車中泊グッズは、自宅にあるものを出来るだけ活用して、なんとか出来ないものかと

一番、頭を悩ませた部分でした。

 

ということで、母が亡くなった12月14日の夜に、四国遍路を思い立ってから2ヶ月。

すこしずつすこしずつ、準備して来ましたが、やっと準備万端になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年12月に、自宅で転んで大腿骨骨折した母。

2018年1,2月と、どんどん全身状態が悪化して、命尽きるかもって感じに。

2018年3月、長年拒否していたペースメーカーを入れることに。

2018年4月、心臓が落ち着いたことで、やっと、ただの「大腿骨骨折」の状態に。

2018年5月、要介護4の車椅子になりつつも、無事退院し、施設入居。

2018年7月、母を助手席に乗せて、ドライブに行けるように車を購入。

2018年8月、週3回のランチ外出、数時間ながら自宅にも戻れる。

2018年9,10,11月 施設入居ながら、毎日のように自由に外出。
2018年12月10日 いつものように、ランチ外出。

2018年12月11日朝 いつものように、ディサービスへ。

2018年12月11日11時、自覚症状は無いが下血確認、病院へ。「
お腹が減ったね~早く帰ってお昼食べたいね~」と話していたら、血小板が異常に減少しているため、そのまま入院。難病指定されている「特発性血小板減少性紫斑病」の発症。

絶食のまま、点滴、下血、発熱、輸血、下血、発熱、輸血・・・。

2018年12月13日、やっと食事が許可されるも、深夜に症状悪化。

2018年12月14日、14時 永眠。

 

2018年は半年近くの入院生活と、車椅子ながら、あちこちにドライブに行けたご褒美のような半年でした。

2019年になったら、1泊旅行や、孫の結婚式、新しい元号を楽しみにしてましたが・・・。

 

そんな感じだった母の看取り。

2007年には、ホスピスで夫を看取り、ホスピスが縁で知り合った友人たちを看取りました。

その後も、いろんな方々の訃報を聞く中、四国遍路に行きたいとの思いが・・・。

 

10年前から、いつか行ってみたいと思っていた「四国遍路」。

母も、旅立ったことから、やっと実行出来る時期になりました。

 

 

 

 

消化器官からの出血がやっと治まったかなぁと思ったら、今度はインフルエンザ発症…。

当初の予定では、大腿骨骨折の痛みが治まって、本格的なリハビリが始まっているはずだった入院1ヶ月目が終わろうとしています。

だけど、リハビリは数回で中止、食事もまだほとんど食べられない状態の中でインフルエンザ…。

入院2ヶ月目、どうなることか…。
成人式の頃から、食事が入らなかった母。
年末に入院した時から、骨折の痛みのために飲んでたロキソニンの影響もあり、胃が荒れた様子…。
9日火曜日には、レントゲンやCT、胃カメラなどの検査…。
その結果は…。
潰瘍とか胃穿孔とかは無いけれど、粘膜全体からジワジワと出血しているとのこと。

薬や輸血や点滴などを調整しつつも、食事は普通食…。
スープやとろみがある物だけを数口だけ…。
少しずつ回復しつつあるかなぁと思っていたら…。
夕食後の薬を飲み終わり、歯磨きしていたら、突然の吐き気!

それも、黒い塊を大量に!
一見すると、内臓をそのまま吐き出してしまったかのように見えました…。

かつて、ホスピスに居た頃も、突然の黒い嘔吐の経験がありました。
その時は大量ながらも水っぽいものばかりでした。
そして…その日から1週間後にその方は亡くなりました…。

その経験があったからこそ、「黒い塊を嘔吐」はショックでした…。

顔面蒼白、色味が無い唇、冷たい手足、見えない血管の中、絶食、輸血2パック、常時点滴、酸素吸入、心電図モニター…。

どうなることかと不安な日々が続いていました…。



献身的な母親を演じるという代理ミュンヒハウゼン症候群…。
今までは、幼児と母親のパターンが多いイメージだけど、もしかしたら、これからは高齢者と介護する子供のパターンも増えてくるかもなぁ…。

大腿骨骨折で入院中の母と、それに付き添う私の姿も、一歩間違えると、そんなふうに見えるかもなぁって…。

入院当初よりも、具合が悪くなり、食事も取れず、点滴、輸血が始まり、酸素吸入が始まる姿を、たま~に見舞いに来る人には不安に映るだろうなぁって…。

入院しているのに、付き添っているのに何故、悪化しているのか?

患者への思いが強ければ強いほどに心配になり不安になることもあるだろうなぁって。

世間では、やしきたかじんさんの妻や、高倉健さんの養子など最後に看病していた立場の人たちへの不信感を煽る記事も多い様子…。

高齢者の年金狙いで介護をするって話もよくあること…。

幼児虐待同様に、高齢者介護も、密室化しやすい状況だからこそ、いろんなことが起きてしまうし、周囲も把握し辛いだろうなぁって気がします。