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祖母が先月２８日急逝しました。
このブログではあまり
祖母のことを綴る機会はなかったですが
時々、instagramで登場していた私の祖母。
数えで100歳、昨年は内閣総理大臣と東京都知事より
１００歳お祝い記念品も頂いていました。
家から５分とかからない場所に母の実家があり
母の弟（長男夫婦）と暮らしていた祖母。
晩年は認知症もあり
私の名前どころか母のことも
叔父のこともわからないような状態でしたが
１００歳近くになっても
会う度顔色は良く、食欲も旺盛。
お菓子（好きなモノ）も我慢せず良く食べていました。
「美肌のおばあちゃん」
とインスタでも褒められていました。
※今年のお正月明けに会ったのが最後でした。
最後に会えたこの日、
「体に痛いところがどこもない」
と言っていました。
おばあちゃんなら、
１１０歳は生きられるのではないか？
と本気で思ってました。
＊
そのお別れはあまりにも突然です。
先週末風邪を引き、
大きくこじらせていたわけでもなく
亡くなる前夜も食欲はあったそうです。
朝、叔母が朝食の時間に
呼びに行った時は
危篤状態だったといいます。
昨日、
祖母の満１００歳のお誕生日に会いに行き
昔、祖母が私にそうしてくれたように
祖母の頭に触れて
撫でながらお礼を伝えました。
感謝と愛が溢れて
流れるままに涙を流しました。
そう、私はいわゆる
おばあちゃん子だったと思います。
何度かここでも綴ったことがありますが
小学校低学年から
両親が共働き（自営）だったため
週に１回、金曜日のピアノのレッスン日は
祖母の家で過ごしていました。
祖母が大好きでしたし、
従兄弟とも仲良しで
お家で寂しく留守番しなくて済むし
金曜日は大好きな曜日でした。
そのまま夜にお泊りする日が
月に２回はあったかもしれません。
（毎週だった事もあったかな^^;）
私は次女で甘えん坊気質だったため
祖母と一緒に眠りたがり
祖母の布団で度々一緒に眠りました。
その横では祖父の鼾が聞こえてきますが
（祖父は蓄膿症で鼾がひどかったですが
なぜかこれすら子守歌で）
祖母に背中をトントンしてもらいながら
眠りにつきました。
愛猫のスヌーピーが
ここぞ、とばかりに
もぞもぞと足元の布団にもぐりこみ
祖母と愛猫と自分の体温でくるまれた
お布団のぬくもりや安心感は、
今でも忘れられません。
大人になった今でも
私のインナーチャイルドがひどく寂しがる時は
度々蘇ります。
その光景と祖母のぬくもりと共に
自分を癒すことが、これまでに
何度もありました。
私は祖母と魂レベルで
相性が良かったと思っています。
不思議なのですが、私はなぜか
うお座の女性と縁があり
友人にもうお座女性が多かったり、
仲良くさせて頂いている叔母も
そう言えばうお座ですし
さらに祖母もうお座の女性でした。
なぜ、うお座の女性に惹かれ
縁があるのかはわかりませんが
（私の太陽星座が蟹座ですので、水星座同士の
『心地良さ』が根底にあるのだ思いますが）
淋しい時や心が弱っている時に
（気付いたら）傍にいてくれる、
時に笑わせて元気づけてくれる…
うお座には、
そんな女性が多いように思いますが
祖母もそんな一人でした。
自分は、第二次成長期あたりから繊細体質になり
枕が変わると寝付けないようになったのですが
父の田舎（山形）へお盆・お正月に帰省する時は
「（皆が眠っているのに）自分だけ眠れない」
という状態に、ある時から
恐怖を感じるようになりました。
母に、眠れないよ、と起こしても
「目をつぶっていればそのうち眠れるわよぉ～Zzz」
と一言返すだけで
私に起こされてもお構いなしに
グーグー眠り続ける母でしたが 苦笑
➡母はとても大らかな人間なので
神経質とは真逆なのです。
何度か、祖母が
山形の帰省に来てくれたことがありますが
そんな時は、
「眠れない」と祖母の体をゆすり
起こした事があります。
すると祖母は
「おばあちゃんも目をつむっているだけで、
寝ていなかったのよ。おばあちゃんも
枕が変わると眠れないの」
といって、布団から一緒に抜け出し
深夜に二人、茶の間のこたつにあたりながら
眠れぬ夜を過ごした記憶があります。
そう、祖母は
表向きは明るく社交的でしたが
実は神経質で、繊細な一面もありました。
このときは
「良かった！
おばあちゃんも眠れないんだ！」
という自分と同じ感性（＝理解してもらえた）
という安心からそのあとソッコーで
眠くなり、眠れた記憶があります。笑
きっと私の寝顔を見届けたあとに、
祖母は眠りについてくれたのだと思います。
→大学生になり夜遊びをするようになった
あたりで「枕が変わると眠れない」が治りました。
そして４０代でまた再発…w
今も場所が変わると苦手です。
その後、少し成長し
１８歳の時
はじめての海外旅行も祖母とでした。
私と私の親友と、祖母と祖母の親友で参加した
９日〜１０日間ほどのアメリカツアー。
祖母は７人きょうだいで、
妹がサンフランシスコで暮らしていたため、
自由行動では祖母のきょうだい（妹夫婦）と会食をしたり
その後は
ロサンゼルス→グランドキャニオン→ラスベガス→メキシコ領（ティファナ）→ハワイと
今思えば、超贅沢な『体験型』の旅でして
行かせてくれた親には感謝しかないですが
実は繊細で神経質なのに、
ドキドキ、ウキウキ、ワクワク
刺激的なことも好きでもあった祖母と私だからこそ
実現出来たのではないか、、
やっぱり『気質が合っていたから』
が根底にあったからこそ実現できた、
そんな気がしています。
それにしても、満100歳になる前日に
逝くとは、これは偶然なのでしょうか。
母も叔母も、100歳のお誕生日に
華やかなブーケ（アレンジメント）を手配していて
亡くなった翌日（つまり3月1日の誕生日に）
続々とお花が届くような状態です。
母は、居間で過ごすときに
祖母が寒くないようにとひざ掛けの贈り物も
準備していて。
昨日の誕生日、少しの間ですが
掛けてあげることが出来たと話していました。
それと、祖母が亡くなった知らせを聞いた時は
すぐ、母を心配しました。
むしろ、
それ以外は
何も浮かばなかったかもしれません。
母は大丈夫か、
ショックで崩れ落ちてはいないか。
私にとっても、誰にとっても
母の存在は何よりも特別で
大きいものです。
母はやはり表向きは気丈でした。
これも母の気質であり、母の長所なのです。
父は
『自分はもう100年も生きたくはないよ。
これで充分』という祖母の声が聞こえるようだと
言っていましたが、、、
そうかもしれないですね。
節目の100年目は
おじいちゃんと過ごしたかったのかな。
祖父のこと『イケメンイケメン！』と
大好きでベタ惚れだったもんね。
今頃、こんな風におじいちゃんに手を引かれ
仲の良かったきょうだいたちとも会え、賑やかに
お祝いしている気がしてなりません。
*
おばあちゃん、ありがとう。
みきはおばあちゃんの事が大好きでした。
楽しいとき、寂しいとき
不思議と側にいてくれたのがおばあちゃんでした。
私は今世で、まだまだやり残していることがあるから
当面、そちらにはいけそうもありませんが
おじいちゃん、おばあちゃんに見守られていると
思うと、私は安心して喜んだり悲しんだり
楽しんだり苦しんだりが、できそうです。
どうぞ安らかにお眠りください。
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