★〔文化の館〕からのおしらせ★
休館日 毎週月・毎月第4木
開館時間 9時30分~18時(火・土・日)
9時30分~19時(水・木・金)
まもなく、クリスマスのまえのばん!
こんにちは、詩子です。
今朝はずいぶん冷え込みましたね。
でも、天気予報では、今年の🎄クリスマス🎄は、あまり寒くはなさそうですね。
さて、
今年は、11月の絵本の会で、
● 『クリスマスのまえのばん』
クレメント・C・ムーア/ぶん
ウィリアム・W・デンスロウ/え
わたなべしげお/やく 福音館書店
を読んだのもあり、「クリスマスのまえのばん」が来るのが、
何だか楽しみで、わくわくしています。
11月の絵本の会の準備段階で読んで、印象的だったのは、
● 『昔なつかしいクリスマス』
ワシントン・アーヴィング/著
ランドルフ・コールデコット/挿絵
齊藤昇/訳 三元社
という本です。
クリスマスの光景を描いた 5篇に、
あの、ランドルフ・コールデコットさんの挿絵
が添えられているのです!
絵本の会でも、幾度となく登場したコールデコットさん!何とも贅沢な1冊でした。
そして、もう1冊。
久々に読んで、こんなに面白かったんだ!と思ったのが、
◆ 『クリスマス・キャロル』
チャールズ・ディケンズ/作
脇明子/訳 岩波書店
です。
幽霊の訪問を受け、主人公スクルージの
生き方、クリスマスへの思いが次第に変化していきます。
まだ、うまく言葉にできないのですが、読後感の良い物語です。
2冊とも、19世紀のイギリスのクリスマスを、存分に味わえます。
🎄
みなさんは、どんな”クリスマスのまえのばん”をお過ごしになるのでしょうか。
●
◆
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さて、
次回、1月の 絵本の会 は、
2026年
1/8 (第2木曜日)
です。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 緑の天城で—あとがきにかえて
です。
2025年も残り少なくなってきました。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
それでは、また。ごきげんよう!
わたしのおふね マギーB 絵本の会2025-12
こんにちは、詩子です。
2025年12月の 絵本の会 は、
12/11 (第2木曜日)
に開催しました。
今日は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 緑の天城で—あとがきにかえて
の途中(p339~345,4行目)まで、輪読していきました。
登場した絵本作家は、アイリーン・ハースさん。
今日はこの範囲に出てきた、
ハースさんの絵本2冊+1冊 を楽しみました。
原書の出版年順に読んでいきました。
● 『わたしのおふね マギー・B』
アイリーン・ハーズ/さく・え
うちだりさこ/やく 福音館書店
● 『カーリーおばさんのふしぎなにわ』
ルース・クラフト/作 アイリーン・ハース/絵
岸田衿子/訳 あかね書房
● 『みかづきいちざのものがたり』
アイリーン・ハース/さく・え
うちだりさこ/やく 福音館書店
『わたしのおふね マギーB』は、以前から知っていて、
わりと好きだったのですが、
マギーB以外の2冊は、鯖図には所蔵が無く、
実は、今回初めて読みました。
特に、『カーリーおばさんのふしぎなにわ』は、
繊細で美しく、印象に残りました。
テキストのおかげで、今年も、
今まで知らなかった絵本に出会えて、幸運でした。
来年も、すてきな絵本との出会いがありますように!
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さて、次回は、
2026年1月の 絵本の会 は、
1/8 (第2木曜日)
の開催予定です。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 緑の天城で—あとがきにかえて
の後半です。
1月の会では、渡辺茂男さんの訳した、
アイリーン・ハースさんの絵本を読む予定です。
今年も一年、ありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
そして、新年1月の絵本の会にて、
また元気にお会いしましょう!
ごきげんよう。
時を隔てた作家たちの出会い―『クリスマスのまえのばん』いろいろ! 絵本の会2025-11
こんにちは、詩子です。
朝晩、だいぶ冷えるようになってきました。
2025年11月の 絵本の会 は、
11/13 (第2木曜日)
に開催しました。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『クリスマスのまえのばん』の復活 (p336-338)
でした。
前回の、プチ読書会で楽しんだ、
●『オズの魔法使い』
L・F・バウム/作 渡辺茂男/訳 W・W・デンスロウ/画 福音館書店
の、絵を描いていたデンスロウさんの、今回は、絵本です。
● 『クリスマスのまえのばん』
クレメント・C・ムーア/ぶん
ウィリアム・W・デンスロウ/え
わたなべしげお/やく 福音館書店
1822年に、ムーアさんが我が子のために書いた詩に、
80年の時を経て、1902年、デンスロウさんが絵を描いた絵本です。
じっくり絵を読んでいくと、なんと!
『オズの魔法使い』の、ある登場人物も描かれているのです!
画家の遊び心も感じられ、楽しい気持ちになる絵本です。
ただ、原書のレイアウトとはだいぶちがっているそうです。
原書も見てみたいなぁと思いました。
▲
●
◆
後半は、このムーアさんの詩と様々な作家の合作の絵本を読みました。
● 「クリスマスのまえのばん」(こどものとも1959年12月号)
渡辺茂男/訳 大澤昌助/画 福音館書店
●『クリスマスのまえのばん』
クレメント・C・ムーア/さく
ジェシー・W・スミス/え ごとうみやこ/やく 新世研
●『クリスマスのまえのよる』
クレメント・C・ムーア/詩
ロジャー・デュボアザン/絵 こみやゆう/訳 主婦の友社
●『クリスマスイヴのこと』
クレメント・C・ムーア/作
アニタ・ローベル/絵 松井るり子/訳 セーラー出版
●『クリスマスのまえのよる』(1999年版)
ターシャ・テューダー/絵
クレメント・C・ムーア/詩
中村妙子/訳 偕成社
同じ一つの詩に、いろいろな作家の方が絵を描くので、
いろいろ集めたくなります!と、仰る参加者の方もいらっしゃいました。
本当に、豊かなクリスマスの世界を味わえます。
読み聞かせしてもらったことで、
・思っていたより、読み聞かせでも絵が見やすい絵本
・読み聞かせより、少人数で近くで見た方が楽しめる絵本
も、分かり、とても勉強になりました。
ひと足先に、絵本の会の皆さんと一緒に、
クリスマス絵本を楽しむことができ、幸せな気持ちになりました。
これらの絵本を、子どもたちにも届けてくださいますように!
●
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さて、次回は、12月。
師走です。
2025年も、まもなく終わります。
12月の 絵本の会 は、
2025年
12/11 (第2木曜日)
の開催予定です。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 緑の天城で—あとがきにかえて
です。
まだまだ絵本は出てきます。お楽しみに!
それでは、12月の絵本の会 でお会いしましょう!
ごきげんよう。
初めまして!?『オズの魔法使い』 絵本の会2025-10
こんにちは、詩子です。
2025年10月の 絵本の会 は、
10/9 (第2木曜日)
に開催しました。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『オズの魔法使い』の魅力 (p326-335)
でした。
今回は絵本ではなく、児童文学作品!
そこで、いつも参加してくださる皆さまには、事前に、
● 『オズの魔法使い』
L・F・バウム/作
渡辺茂男/訳
W・W・デンスロウ/画 福音館書店
を読んでご参加ください!!と、ご案内しました。
私も、もちろん読み返しました!
実は、今回が読むのは2回目でした。
昨年初めて、通して読みましたが、その時は、そんなに心に残らなかったのです。
ところが、2回目の今回は、楽しく読むことができました。
今回の読書では、重要な要素である場面場面の「色」が、
目の前に迫ってくる感覚になりました。
なかなか読み進められない時は、
デンスロウさんのさし絵に助けられて、読み進めることができました。
この物語には、このさし絵
と強く思いました。
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参加してくださった皆さんも、もちろん読んできてくださいました!!
「ずっと積読にしてあったのが、この機会に、ようやく読むことができました!」
と、話してくださる方もあり、うれしくなりました。
私も、同じです
。
私も、渡辺茂男さんのテキストに出てこなければ、
読むのはまだ先だったのでは?という気がしています。
最後までちゃんと読み終えて、満足した1冊でした。
やっぱり、
勉強会の皆さんと読む
という のは、すてきですね。
楽しんで読んだ本のことを話せる仲間がいる。
本当に幸せなことだと思います。
これからも、いろいろな絵本や、時には児童文学作品も、
一緒に楽しんでいきましょう!
よろしくお願いいたします。
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さて、
次回、11月の 絵本の会 は、
2025年
11/13 (第2木曜日)
です。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『クリスマスのまえのばん』の復活 (p336-338)
です。
今回は、デンスロウさんのさし絵でしたが、次回は絵本です。
ご参加、お待ちしております。
それでは、11月の 絵本の会 まで、皆さまお元気で!
ごきげんよう。
ワンダ・ガアグのグリム。たとえば、「三人兄弟」。絵本の会2025-9
こんにちは、詩子です。
9月も上旬が過ぎました。
まだ暑いですが、朝晩は少し涼しくなってきて、ほっとしています。
2025年9月の 絵本の会 は、
9/11 (第2木曜日)
に開催いたしました。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
です。
ようやく、p325の最後の行までたどり着きました
。
今回は、ワンダさんと、グリムの昔話について、
みなさんと読んでいきました。
先ずは、
● 『しらゆきひめと七人のこびとたち』
ワンダ・ガアグ/再話・え うちだりさこ/やく 福音館書店
と、その原書
● 『SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS』
の絵を見比べることからはじめました。
(今回は時間の関係で、この絵本の読み聞かせはしませんでした。)
当然なのですが、
縦書き版 と 横書き版 では、
絵の配置がちがうので、印象も大きくちがいます。
せっかく、こんなに素敵なワンダさんの絵があるのですし、
・原書の通り、横書きで出版してもらえたら良いのに!
という声が多数ありました。
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続いて、松岡享子さんが訳された、2冊のグリム。
● 『グリムのむかしばなし Ⅰ』
● 『グリムのむかしばなし Ⅱ』
ワンダ・ガアグ/編・絵 松岡享子/訳 のら書店
2冊のうちの、『~Ⅱ』に載っている、
● 「三人兄弟」
という おはなしを 読みました。
どの辺りが、ワンダさんによる ”自由な翻訳” なのかを味わうために、
グリム童話の 第2版 を ベースに再話されている、
● 『語るためのグリム童話 6』(小峰書店)
の「三人兄弟」も読み、
聞き比べをしていただきました。
ワンダさんの”グリム”には、挿し絵があるので、
時々、絵も見ていただきながら、読んでいったのですが、
・絵がなくても、想像して楽しめた!
・ワンダさんの「三人兄弟」は、翻訳というより、”再話”。
・ワンダさんのは終わり方がすっきりしていて、よかった!
という感想がありました。
ワンダさんは、
おはなしを絵にするだけでなく、
ことばでもイメージゆたかに書ける方だということを、
より感じることができました。
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後半は、渡辺茂男さんもテキストに書かれていた、
ワンダさんの15歳から24歳までの日記をもとにした、
自伝
● 『ワンダ・ガアグ 若き日の痛みと輝き』
ワンダ・ガアグ/著 阿部公子/訳 こぐま社
も、少し見ていきました。
この本を読んでみて、特に印象に残った言葉を紹介していきました。
「一生読むことはない本なのかも…」
と思っていましたが、
読み進めるうちに、やめられなくなりました。
ワンダさんの、
絵を描いて生きていく!という、強い決意
もあれば、
芸術を志しながら、家族も養う、大変な日々への叫び
もあり、
時折、10代の女の子らしいジンクスを試す様子
なども書かれていて、
深刻になったり、楽しくなったり、感情を揺さぶられました。
そして、最後には励まされていました。
これもまた、絵本の会 のおかげで、読むことができた本です。
参加してくださる皆さまに、感謝です
。
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次回、10月の 絵本の会 は、
2025年
10/9 (第2木曜日)
です。
テキストは、久しぶりに
進みます。
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『オズの魔法使い』の魅力 (p326-335)
です。
参加してくださる皆さまには、
● 『オズの魔法使い』
L・F・バウム/作
渡辺茂男/訳
W・W・デンスロウ/画 福音館書店
で、読んできてください!!とご案内しました。
…私も、がんばって読み返します!!
それでは、次回の 絵本の会 でお会いしましょう!
ごきげんよう。