この一年に読んできた絵本のふり返り(5)絵本の会2025-1
こんにちは、詩子です。
2025年がはじまりました。
1月の 絵本の会 は、
1/9 (第2木曜日)
とても寒い日の、でも、
読む予定の絵本にとっては、ぴったりの日の開催となりました。
絵本の会で、この一年間(2023年7月〜2024年7月)に、
テキストの
◆ 『心に緑の種をまく』
渡辺茂男/著 岩波書店
第6章「私と絵本の出会い」
p308〜315
に出てきて、読んできた絵本のふり返りの会・番外編。
今回で5回目です。
今回は、1950年代後半〜60年代前半までの絵本から、
前回からの続きで、先ずは、エッツさんの絵本を1冊。
● 『ジルベルトとかぜ』
マリー・ホール・エッツ/作
たなべいすず/やく 偕成社
読み聞かせが始まった途端、外では風の音(声?)が、
ひゅーひゅー と聞こえ出し、心に響きました。
(今回、エッツさんの絵本から読んだのは、
● 『絵本論』
瀬田貞二/著 福音館書店
で、
● 『ジルベルトとかぜ』と、
● 『あまがさ』(八島太郎)と、
● 『ゆきのひ』
の3冊を、1960年前後に出た、同じような主題の名作
と、書かれているのを読んだからです。
ふり返りの会をしている今なら、
それを感じることができるのではないか!?
と、思ったからです。)
つづいて、
エズラ・ジャック・キーツさんの、コールデコット賞関連の
2作品を読んでいきました。
キーツさんの絵本の1冊めは、
● 『ゆきのひ』
エズラ・ジャック・キーツ/ぶん・え
きじまはじめ/やく 偕成社
です。『ゆきのひ』は、1963年コールデコット賞受賞作です。
ちょうど、雪の日で、こちらも、ぴったりでした。
キーツさんの『ゆきのひ』は、
コラージュの手法での初めての絵本なのだそうです。
そして、
キーツさんにとって、
絵も文も自分で手がけた初めての絵本でもあるそうです。
さらに、1970年コールデコット賞次点の絵本
● 『ピーターのめがね』
エズラ・ジャック・キーツ/ぶん・え
きじまはじめ/やく 偕成社
も、読みました。
『ゆきのひ』の、明るいコラージュの世界とはひと味もふた味もちがう、
街の少年たちの世界を見せてもらいました。
すっかり大きく、逞しくなったピーター少年と、友だちと、犬のウィリーと、
年上の少年たちとの、ハラハラする出来事が描かれています。
まるで映画のようでした。
それにしても、
『ゆきのひ』の、あの可愛かったピーターが、背も高くなり、
本当に大きくなったこと![]()
感慨深いものがありました。
今回は、
キーツさん×コールデコット賞🏅🥈 の絵本に
注目して読んでいきましたが、
次回は、
『ゆきのひ』からはじまる、ピーターの絵本7冊を
順番に読んでみよう!と思っています。
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次回、2月の絵本の会は、
2025年
2/13 (第2木曜日)
の開催です。
テキストは、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
ですが、もう少し、番外編が続きます
。
ではまた。
ごきげんよう。
この一年に読んできた絵本のふり返り(4)絵本の会2024-12
こんにちは、詩子です。
2024年12月の 絵本の会 は、
12/19 (第3木曜日)
に開催いたしました。
蔵書点検等のため、いつもより一週おそい開催となりました。
2023年7月〜2024年7月の間に読んだ、
テキスト
◆ 『心に緑の種をまく』
渡辺茂男/著 岩波書店
第6章「私と絵本の出会い」
p308〜315
に出てきた絵本や絵本作家さんについてふり返っています。
ふり返りの会も、今回で4回目です。
今回は、1950年代後半〜60年代前半までの絵本から、
コールデコット賞受賞の作品を読みました。
今回読んだ絵本は、1960年度コールデコット賞受賞作です。
● 『クリスマスまであと九日 セシのポサダの日』
マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ/作
マリー・ホール・エッツ/画 たなべいすず/訳 冨山房
ちょうどクリスマスの時期に、この絵本を読める(読んでもらえる)なんて!
と、うれしくなりました。
すてきな偶然も起こりました。
いつも何気なく聞いているラジオで、
「メキシコのクリスマス・シーズン」のリポート
を聞くことができたのです!
メキシコンの子どもたちは現在もピニャタ割りを楽しんでいるようです。
今回ほど、絵本の会がいつもより一週おそくなって、良かった![]()
と思ったことはありません!おかげで、タイトルにも出てくる、
メキシコのクリスマス行事「ポサダ」=クリスマスまであと九日から
はじまる行事の期間中に、読めたからです。
いつもとちがうクリスマスを感じることができ、
とても幸せでした
。
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ところで、今回は、エッツさんの数ある絵本の中の、
コールデコット賞関連の作品にも注目してみました。
エッツさんの絵本で真っ先に思い浮かぶものは?と聞かれたら、
『もりのなか』という方が多いのではないかな!?と思うのですが、
その『もりのなか』は、1945年にコールデコット賞次点。
初めて色を使った絵本『わたしとあそんで』は、1957年コールデコット賞次点。
…というように見ていくと、エッツさんの作品は、
コールデコット賞次点が5度、金賞が1度です。
1940年代〜60年代までの長い期間、
質の高い絵本を作り続けた方なのだなぁと、改めて思いました。
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次回は、新年1月の開催です。
2025年
1/9 (第2木曜日)
です。
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
番外編が続きます。
偶然ですが、次回も、冬の絵本です。![]()
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楽しみです。
ではまた。
ごきげんよう。
この一年に読んできた絵本のふり返り(4)絵本の会2024-11 ➕おはなし会のご報告
こんにちは、詩子です。
2024年11月の 絵本の会 は、
11/14 (第2木曜日)
に開催いたしました。
絵本の会で、この一年間(2023年7月〜2024年7月)に、
テキストの
◆ 『心に緑の種をまく』
渡辺茂男/著 岩波書店
第6章「私と絵本の出会い」
p308〜315
に出てきて、読んできた絵本のふり返りをしています。
今回で、4回目です。
1950年代後半〜の絵本ですが、今回は番外編です。
テキストには出てこなかった絵本作家バーバラ・クーニーの絵本より、
コールデコット賞を受賞した2作品に特に注目して読んでいきました。
1冊めは、1959年度コールデコット賞受賞作。
● 『チャンティクリアときつね』
ジェフリー・チョーサー/げんさく
バーバラ・クーニー/ぶん・え ひらのけいいち/やく ほるぷ出版
こちらは、クーニーが文も絵も手がけた絵本です。
ニワトリを描きたかったからできた絵本だといいます。
中世イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーの
『カンタベリー物語』が、
ニワトリを描くのにうってつけのストーリー!となったようです。
ニワトリ小屋を借りてきて写生し、
花も草もチョーサーの生きていた時代のイギリスにあったものを
描いているそうです。
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2冊めは、他の人の物語に絵をつけた作品で、
1980年度コールデコット賞受賞作です。
● 『にぐるまひいて』
ドナルド・ホール/ぶん バーバラ・クーニー/え
もきかずこ/やく ほるぷ出版
こちらは、1830年代のアメリカの植物や風景、家具、衣服などを
綿密に調査し、正確に描いているのだそうです。
また、クーニーには、〈クリスマスに本〉も多いので、
最後に、もう1冊読みました。
● 『うまやのクリスマス』
マーガレット・ワイズ・ブラウン/ぶん バーバラ・クーニー/え
まついるりこ/やく 童話館出版
次回は、
蔵書点検の休館等がありますので、一週間遅い
第3木曜日の開催 となります!
2024年
12/19 (第3木曜日)
です。
テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
次回も、ふり返りの会(の、番外編)を予定しています。
テキストにタイトルの出てきて、読んできた、
アメリカ絵本の黄金時代の絵本のうち、
1950年代・60年代の絵本をふり返る予定です。
さて、ご報告、もう一つ。
絵本の会の前日、11/13(水曜日)10:30〜11:30 には、
〈福井おはなしの会〉さんとの共催で
「大人のためのおはなし会」
を開催いたしました。
・日本の昔話からは、「やまなしもぎ」と、「とら猫と和尚さん」。
・外国の昔話からは、「びんぼうこびと」(ウクライナ)、
「金のつなのつるべ」(朝鮮)、「魚と指輪」(イギリス)。
・創作のお話は、「かん太さまのいびき」(『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』より)
を語っていただきました!
昔話と創作を織りまぜた、すてきなプログラムで、
彩りゆたかな「おはなし」を楽しむひと時となりました。
予想を上回る40人以上の方にご参加いただき、うれしかったです。
これからも、鯖江のみなさんに、〈おはなし〉を届けていけたら良いな〜
と思いました。
おはなし会と絵本の会。自分にとって特別な2日間となりました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
ではまた。
ごきげんよう。
ブックフェスの舞台裏
こんにちは、ベル子です![]()
11月9日(土)にいよいよ
SABAE BOOK FES 2024
~本好きをくすぐれ!古書こしょフェス~
が初開催されます![]()
今回は、
はじめてのブックフェス開催に向けての
舞台裏を
ほんの一部ですが、お伝えします![]()
毎月1回、担当者会議を行いました。
10月のみ2回会議があり、画像は最後の会議の様子です。
最後の会議でようやく、会議時間が3時間を切りました![]()
毎回3時間超…初開催、あるある、ですかね![]()
はじめのうちは、このプロジェクト自体が雲をつかむような話で、開催日や名称決定が主な議題でした。
開催日は、他のイベント等との兼ね合いも考慮し、読書週間の最終日、11月9日にすべりこみ!
本のイベントですから、やはり、そこはこだわりたいですよね。
名称決定のウラ話![]()
サブタイトルの「古書こしょ」の発案者は、鯖江市の服部副市長です。
福井弁の「こちょばい」=「くすぐったい」からの「古書buy(こしょばい)」という案も出してくれました。
「古書こしょ」も、くすぐる時の「コチョコチョ」と掛けているので、「本好きをくすぐれ!」というフレーズが生まれました。
こちらはベル子発案で、光栄なことに、共作タイトルとなりました![]()
発起人Sさんによるエンタメ流広報![]()
発起人Sさんはエンタメ業界でお仕事をされてきた方で、広報の手法が独特だなあと感じました。
まずはロゴマークから発信![]()
11月がまだまだ遠い、夏頃に、ロゴマークとおおまかな内容の情報だけふわっと発信。
その後、時期を見て、第2弾、第3弾と小出しに情報開示していきます。
実際、Sさんによる精力的な出店者招致活動が日に日に実を結び、新情報が常にあるという状況になっていきました。
新情報を小出しにする広報は、
音樂フェス等で、段階をふんで
出演者を発表していくのと同じ。
これはエンタメ流広報だ!と気づきました。
この手法、開催日まで、ちょこちょこ情報をチェックして、わくわくしながら待てますよね![]()
がんばる鹿子さん![]()
デザイナー鹿子さんは、この流動的な広報活動にしっかり食らいついて、ポスター・チラシを更新していきました。
のみならず、新規のチラシ等も柔軟に作成。装飾物やグッズも作っています。
鹿子さんデザインのグッズや当日限定チラシが気になっちゃう方、会場に確かめに来てくださいね![]()
低予算の手作りフェス![]()
ここのところ、学生時代の文化祭前、みたいな状況になってます。
職員みんなで看板手作り中。
なんやかんや、楽しいです![]()
職場体験の中学生に助けられる![]()
段ボールDE看板タワーの下地貼りや、
無料配布する除籍本の廃棄印押しなど、
中学生たちの協力のおかげで
はかどった作業もあります。
当日、様子を見に来てくれたらうれしいです![]()
簡単なインフォメーション![]()
鯖江市文化の館前 交流広場では10時から
2階多目的ホールでは午後から
皆さんのご来場をお待ちしています![]()
この一年に読んできた絵本のふり返りの会(3)➕おはなし会のお知らせ 絵本の会2024-10
こんにちは、詩子です。
2024年10月の 絵本の会 は、
10/10 (第2木曜日)
に開催いたしました。
絵本の会で、この一年間(2023年7月〜2024年7月)に、
テキストの
◆ 『心に緑の種をまく』
渡辺茂男/著 岩波書店
第6章「私と絵本の出会い」
p308〜315
に出てきて、読んできた絵本をふり返っています。
今回は、3回目。
1940年代〜の絵本をふり返りました。
1940年代は、まさに、絵本の黄金時代です。
『かもさんおとおり』や、
『ちいさいおうち』など、
今後も読み継がれ、何度も出会い直すことになる絵本だと思います。
他にも、この一年に読んだ絵本、
『もりのなか』や、『サリーのこけももつみ』、『ひとまねこざるときいろいぼうし』など、
ずっと読み継いでいきたいものがたくさんあります。
さて、今月は(も?)、番外編です。
テキストには出てこなかった1940年代〜50年代の絵本を読んでみました。
1冊めは、1950年コールデコット賞受賞の、
● 『ツバメの歌』
レオ・ポリティ/文とえ 石井桃子/訳 岩波書店
という絵本です。
戦後の1953年創刊の「岩波の子どもの本」。
『ツバメの歌』は、その第4回配本の1冊として、
1954年12月に出版されています。もう1話「ロバの旅」との合本です。
まだまだ原書そのままで出版、とはいかなかった時代。
では、原書はどんな大きさだったのだろう?ということが
知りたくなり、相互貸借してみました。
(相互貸借してくださった図書館さんに、感謝です!)
計ってみると、縦26.1×横21.1㎝でした。
「岩波の子どもの本」版と比べると、だいぶ大きいので、印象も変わります。
絵の色も、原書は、桃色?赤?が強く、明るい印象でした。
この絵本も、『ちいさいおうち』のように、
原書の大きさのままで、改めて出版してもらいたいなぁと思ったのでした。
忘れがたい絵本です。
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さて、レオ・ポリティさん、やしまたろうさん、ドン・フリーマンさんという
絵本作家3人は、「カルフォルニアの3巨匠」と呼ばれていたそうです。
そこで、1950年代〜の絵本の1冊でもありますし、
● 『とんでとんでサンフランシスコ』
ドン・フリーマン/さく やましたはるお/やく BL出版
も読みました。
あまり読み聞かせしてもらうことのない絵本の1冊でしたが、
とても良かったです!
手元で見ても、細かな表情が見られて面白いのですが、
読み聞かせで少し離れて見ても、楽しめる絵本でした。
すっかり気分は、サンフランシスコに出かけた気分です。
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次回は、
2024年
11/14 (第2木曜日)
です。
テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
次回も、ふり返りの会(の、番外編)を予定しています。
テキストにタイトルの出てきて、読んできた、
アメリカ絵本の黄金時代の絵本のうち、
1950年代〜の絵本をふり返っていきたいと思っています。
そして、もうひとつお知らせがあります。![]()
来月は、絵本の会の前日にもスペシャルな会
があります!!
11/13(水曜日)10:30〜11:30
「大人のためのおはなし会」
長年、子どもたちにストーリーテリングで、物語を届ける活動をされてきた
〈福井おはなしの会〉さんとの共催です。
昔話や創作のおはなしなど、すてきなラインナップです。
おはなしって何だろう? と思われる方は、
ぜひ、この機会に、おはなしの世界を体験してみてくださいね。
ではまた。
ごきげんよう。





