ABC BUNNY と ”ないない”。絵本の会2025-8
こんにちは、詩子です。
2025年8月の 絵本の会 は、
8/14 (第2木曜日)
に開催いたしました。
(お盆の時期にもかかわらず、ご参加くださり、
ありがとうございました!)
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
です。
8月も、前回に引きつづき、
『100まんびきのねこ』以外の、ワンダ・ガアグさんの絵本を読む(2)
です。
1冊目は、赤が印象的な絵本、
● 『ABCうさぎ』
ワンダ・ガアグ/文・絵 戸澤柊/訳 文遊社
でした。
吉田新一さんの本
『アメリカの絵本』(朝倉書店)に、
楽譜についての記述があり、気になったので、
原書を相互貸借し、読み比べしました。
原書
● 『THE ABC BUNNY』
原書では、アルファベットのAやBなど、
大文字のみが赤で、とても印象的でした。
また、大きさも、日本語版は小さいことや、
原書には、ワンダさんのテキストに
妹さんが曲をつけた楽譜があることも
知りました。
文字と単語を結び合わせて描いただけでなく、
ちゃんとストーリーのある、ABC絵本。
ワンダさんだからこその発想なのかもしれないなぁと思いました。
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後半は、『NOTHING AT ALL』という絵本。
日本語訳は2種類ありました。
絵本
● 『なんにもないない』
ワンダ・ガアグ/作・絵 村中李衣/訳 ブックグローブ社
※鯖図、未所蔵。
● 『みえないこいぬぽっち』
ワンダ・ガアグ/作 こみやゆう/訳 好学社
今回は、鯖図に所蔵の無い、むらなかさん訳の、
『なんにもないない』
の方で、読み聞かせしました。
今回読んだ2冊には色がついていました。
ワンダさんの絵本は、「黒」で描かれている印象があるので、新鮮でした。
6月から3回に渡って、ワンダさんの”創作絵本”5冊を味わいました。
これまで、『100まんびきのねこ』以外の絵本を読む機会はあまりなかったので、良い学びの時間となりました
。
しかも、ワンダさんの創作の絵本はこの5冊だけのようです。
今回、それらの絵本を、(たまたまですが
)出版された順番で読んでいたことに気がつき、うれしくなりました。
次回、9月の 絵本の会 は、
2025年。
9/11 (第2木曜日)
です。テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
です。
9月の絵本の会の頃には、少しは暑さが収まっていますように。
ではまた。
ごきげんよう。
へんなどうつぶ&すにっぴいとすなっぴい 絵本の会2025-7
こんにちは、詩子です。
2025年7月の 絵本の会 は、
7/10 (第2木曜日)
に開催いたしました。
輪読の範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
です。
今回は、
『100まんびきのねこ』以外の、ワンダ・ガアグさんの絵本を読む(1)
ということで、2冊読みました。
絵本
● 『へんなどうつぶ』
ワンダ・ガアグ/文と絵 わたなべしげお/訳 瑞雲舎
絵本
● 『すにっぴいとすなっぴい』
ワンダ・ガアグ/文・絵 わたなべしげお/訳 岩波書店
※鯖図、未所蔵。
の 2冊 です。
お恥ずかしいことですが、
『SNIPPY AND SNAPPY』の、
渡辺茂男さんの訳の存在を、
実は、先週半ばまで知らず💦、慌てて相互貸借しました。
せっかく渡辺茂男さんの本をテキストに読んでいるので、
できる限り、渡辺茂男さん訳で読みたいからです。
さて、2冊 読んでみての、みなさんの感想は、
〇表紙は知っていたけど、実は、ちゃんと読んだことはなかった。
〇「ぼかあ」や「どうつぶ」という訳を聞いて、
『もりのへなそうる』 (渡辺茂男さん作の幼年童話)を思い出した!
などでした。
子どもたちに何度も話しながらおはなしを練っていったという、ワンダさん。
図書館員として子どもたちに向けて読み、
我が子に向けて絵本や物語を創作してこられた、渡辺茂男さん。
ワンダさんと渡辺さんの、語りの文体とユーモアが融合した、
楽しい作品だなぁと感じました。
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次回、8月の 絵本の会 は、
2025年
8/14 (第2木曜日)
の 開催予定です。
(お盆ですが、あります!)
テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私
です。
『100まんびきのねこ』以外の、ワンダ・ガアグさんの絵本を読む(2)
として、『ABCうさぎ』など、何冊かを読んでいく予定です。
ではまた。
ごきげんよう。
『100まんびきのねこ』 絵本の会2025-6
こんにちは、詩子です。
2025年6月の 絵本の会 は、
6/12 (第2木曜日)
に開催いたしました。
範囲は、引き続き、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
です。
今回は、1920年代の近い時期に描かれた
絵本と、幼年童話を読みました。
絵本
● 『100まんびきのねこ』
ワンダ・ガアグ/文・絵 石井桃子/訳 福音館書店
幼年童話『けしつぶクッキー』より、
● 『けしつぶクッキーとアンドルーシク』
マージェリー・クラーク/作
モウドとミスカ・ピーターシャム/絵 渡辺茂男/訳 童話館出版
※鯖図、未所蔵。
の 2冊 です。
実は、絵本の会 で、大人のみなさんと読む前に、
6/11 に、五歳児(年長)さんと、
『100まんびきのねこ』を読む機会があったのです。
実は、ふだん、
子どもたちに読み聞かせする機会はあまりないのですが、
今回は、「本との素敵な出会い」で、
各園の子どもたちをお招きする時期に重なったので、
読むことができたのです。
子どもたち、実によく聞いてくれました~
。
なるべく絵が見えやすいように座ってもらい、読んでいきましたが、
ねこのだいぎょうれつのところなどで、声があがり、
楽しんでくれていることが伝わって来ました。
良き聞き手の子どもたちに、感謝です。
『けしつぶクッキーとアンドルーシク』も、とても面白く、
これら2作品とも、90年~100年以上前に描かれていますが、
今も、やっぱり面白いなぁと思いました。
この先も、子どもたちが、
これらの絵本や物語を楽しめるように、
私たち大人は、子どもたちに読むことで、
ちゃんとバトンを渡していかなくては!とも思ったのでした。
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次回、7月の 絵本の会 は、
2025年
7/10 (第2木曜日)
の 開催予定です。
テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私
です。
『100まんびきのねこ』以外の、ワンダ・ガアグさんの絵本を
読んでいきたいと思っています。
ではまた。
ごきげんよう。
かしこい!おりこう! Clever Bill!! 絵本の会2025-5
こんにちは、詩子です。
2025年5月の 絵本の会 は、西山公園の桜も満開の、
5/8 (第2木曜日)
に開催いたしました。
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
を引き続き読んでいます。
今回は、4月の会で反響のあった、『かしこいビル』の
作家ウィリアム・ニコルソンをもう少し詳しく見ていくことにしました。
今回の主な参考文献は、
●『絵本論』(瀬田貞二/著 福音館書店)
と、
●『絵本の魅力』(吉田新一/著 日本エディタースクール出版部)
です。
先ずは、子どもの本ではないのですが、
ニコルソン絵の、
◇ 『真っ四角な動物絵本』
アーサー・ウォー/ぶん
ウィリアム・ニコルソン/え
ゆらきみよし/やく ほるぷ出版
を読んでみました。
それから、
◇ 『ビロードうさぎ』
マージョリィ・ウィリアムズ/ぶん
いしいももこ/やく
ウィリアム・ニコルソン/え 童話館出版
と、洋書
◇ 『The Velveteen Rabbit Or How Toys Become Real』
by Margery Williams With Illustrations by William Nicholson
HEINEMANN1922・1995 ※福井県立図書館より相互貸借。
そして、満を持して
◆ 『かしこいビル』
(ウィリアム・ニコルソン/さく まつおかきょうこ よしだしんいち/やく ペンギン社)
◆ 『おりこうなビル』
(ウィリアム・ニコルソン/ぶん・え つばきはらななこ/やく 童話館出版)
◆ 『Clever Bill』(William Nicholson Faber and Faber 1979)
の3種類の読み比べをしていきました。
主役は、
◆ 『かしこいビル』
ウィリアム・ニコルソン/さく
まつおかきょうこ よしだしんいち/やく ペンギン社
です。
まずは、4月に、小学1年生さんに読み聞かせをされた方から、
子どもたちの様子についてお話していただきました。
子どもたち、しっかり楽しんでくれたようです。
2つの小学校で、それぞれ1年生に読み聞かせ。
30人くらいで聞いた子どもたちからは、
ビルが涙の中から決然と立ち上がって走り出すあたりから、
「おぉ!」と声が上がったそうです。
もう一つの学校さんは、18人くらいで、
静かに、食い入るように、絵を見ていたそうです。
出版がほぼ100年前であっても、良い絵本の価値は変わらず、
やはり子どもたちに愛されているのが分かりました。
羨ましいです!
私も子どもたちと『かしこいビル』読みたいです!
今回、衝撃?だったのは、
『Clever Bill』では、メリーの手紙がタイプでうってあることです。
瀬田さんは『絵本論』で、
メリーの手紙がタイプで書かれていることに触れておられますが、
原書を見るまでは気づいていませんでした。
最後に、
◆ 『ふたごのかいぞく』
ウィリアム・ニコルソン/作 谷川俊太郎/訳 復刊ドットコム
を読みました。こちらも、すてきな絵本!
おとなのみなさんと共に、
ウィリアム・ニコルソン、再発見!の会
となりました。
良い絵本は、何度出会いなおしても、良いものだなぁと思いました。
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次回、6月の 絵本の会 は、
2025年
6/12 (第2木曜日)
の 開催予定です。
テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私
です。
ではまた。
ごきげんよう。
かしこいビル!! 絵本の会2025-4
こんにちは、詩子です。
2025年4月の 絵本の会 は、西山公園の桜も満開の、
4/10 (第2木曜日)
に開催いたしました。
先月から、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)
を読みはじめています。
さて、3月の会では、家庭文庫研究会さん出版の6冊の絵本を読みましたが、
今回は、その補足から。
家庭文庫研究会さんの活動については、
◆ 『新編子どもの図書館』(石井桃子コレクションⅢ)
石井桃子/著 岩波書店
家庭文庫研究会さんの「会報」については、
◆ 『新しいおとな』
石井桃子/著 河出書房新社
から、6冊の絵本出版に関連する箇所を読んでいきました。
読んでいくと、1961年1月、『100まんびきのねこ』という絵本が出版されたことは、
どうやら、その後の日本の絵本の「形」も変えていったようです。
そこで、今度は、6冊を出版した松居直さんの本で見ていくことにしました。
◆ 『絵本とは何か』
松居直/著 日本エディタースクール出版部
◆ 『松居直と《こどものとも》創刊号から149号まで』
松居直/著 ミネルヴァ書房
これらの本には、その「形」の具体例が!! それは、
こどものとも1961年7月号
『とらっく とらっく とらっく』(渡辺茂男/さく 山本忠敬/え 福音館書店)
です!
この号から、これまでのタテ長の絵本から、ヨコ長の絵本に「形」を変えたのです。
鯖図にあるのは復刻版ですが、1961年7月号 のウラには、
「絵本のかたち」と題された、決意表明とも思える文章がありました。
今は当たり前に出版されている、横書き・ヨコ長の絵本。
その始まりは、『100まんびきのねこ』だったのですね~。
石井さんや松居さんの、子どもたちにより良い絵本を届けたいという思いは、
絵本の「形」も大きく変えたのです。
少し脱線して、こどものともの復刻版から、
『のろまなローラー』(小出正吾/さく 山本忠敬/え 福音館書店)
についても、寄り道しました。
『のろまなローラー』は、「こどものとも」で、
最初(1960年9月号)は、タテ版、
改訂版(1965年8月号)で、ヨコ版になったこと
を、復刻版をめくりながら、絵のちがいや、
横長であることの効果を感じながら、見ていきました。
さらに、
『ごきげんならいおん』(ルイーズ・ファティオ/文 ロジャー・デュボアザン/絵 村岡花子/訳 福音館書店)
から学んだという、『ちいさなねこ』(石井桃子/さく 横内襄/え 福音館書店)の表紙・裏表紙を、
2冊を並べて見て、感心したりなど、楽しみました。
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後半は、テキストの輪読にもどりました。
今回は、 p318 10行目からp319 14行目まで を読んでいきました。
この範囲に出てきたのが、『かしこいビル』という絵本。
『100まんびきのねこ』の作者ワンダ・ガアグが、
「表現形式のモデル」にするよう言われたという絵本です。
◆ 『かしこいビル』
ウィリアム・ニコルソン/さく
まつおかきょうこ よしだしんいち/やく ペンギン社
読み聞かせ の あとに、
「実は、まもなく出版されてから100年(1926年出版)の絵本なんですよ!」
とお伝えすると、みなさんからは、驚きの声が上がりました。
実は私も、読み聞かせしてもらったのは初めてかも!?な絵本です。
とてもよかったです。
「ぜんぜん、古くない!」
「表紙は知っていたんだけど、こんなに面白いの!?」
というご感想も。
「この春、小学校で、低学年さんに読んでみます
」
という、うれしいお声もありました。
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子どもたち、楽しんでくれるとうれしいです。
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次回、5月の 絵本の会 は、
2025年
5/8 (第2木曜日)
の 開催予定です。
テキストの範囲は、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第6章「私と絵本の出会い」
『100まんびきのねこ』と私
です。
ではまた。
ごきげんよう。