新鎌ケ谷駅(新鎌ヶ谷駅)【千葉県】(東武野田線【東武アーバンパークライン】。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
千葉県鎌ケ谷市北寄り、新しい市街地に位置する東武野田線【愛称:東武アーバンパークライン】の駅で、北総鉄道北総線、京成成田スカイアクセス線、新京成電鉄新京成線との乗換駅で、多くの乗降客・乗換客で賑わう、
新鎌ケ谷駅 (しんかまがやえき。Shin-kamagaya Station) です。
 
 
駅名  
新鎌ケ谷駅 (「新鎌ヶ谷駅」の表記も使用されています。TD 30)  
 
所在地  
千葉県鎌ケ谷市 (「鎌ヶ谷市」は正式表記ではありません)  
 
乗車可能路線  
東武鉄道:野田線【愛称:東武アーバンパークライン】  
  
隣の駅  
柏方・大宮方……六実駅  
船橋方……………鎌ケ谷駅  
  
乗換可能駅  
北総鉄道:北総線…………………………………………新鎌ヶ谷駅まで徒歩6分  
京成電鉄:成田空港線【成田スカイアクセス線】……新鎌ヶ谷駅まで徒歩6分  
新京成電鉄:新京成線……………………………………新鎌ヶ谷駅まで徒歩7分  
 
訪問・撮影時  
2022年8月  
 
 
駅概要 (2022年8月時点)   
駅形態……………掘割駅(1999年開業)。
駅舎………………南側(船橋方)に橋上駅舎(地平レベルの高さ)があり、
        東西自由通路を兼ねています。
出入口……………東口、北口(西口)。他社線との乗換は北口を利用。
バリアフリー……○(出入口にスロープ有。改札~各ホーム間にエレベーター設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………東口のみ(ロータリー・バスターミナル・タクシー乗り場あり)。
 
 


正面口に相当する東口です。上2枚は西方向を、下1枚は北方向を望む。
掘割にあるホームの直上に橋上駅舎を有していますが、橋上階は地平部とほぼ同じ高さですが、若干の段差があります。
階段およびスロープで段差を解消していて、東武線の新鎌ケ谷駅はバリアフリーに対応しています。
また、東武線の駅舎は東西自由通路に面しており、反対側(西側)にある北口へ抜けられます。
そして、南側を通る北総線・京成線と新京成線の駅は北口側の高架下にあるため、駅東側からアクセスするには東武駅を通り抜ける必要があります。
そのため、東西自由通路は東武の所有ではなく鎌ケ谷市の所有と思われ、出入口の看板には東武だけでなく他社の社名も併記されています。
自由通路北側の橋上駅舎はおそらく東武鉄道の所有で、駅名と東武のロゴマークが掲げられています。
 
 

また、東口の北側にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
写真は北を望む。左側に東武駅および東西自由通路があります。
 
 

東口駅前です。東を望む。右側には北総線・京成線の高架橋が見えます。
以前より東武線と新京成線がここで交差していましたが駅は設置されておらず、周囲は農村風景が広がっていました。
平成に入り北総線の新鎌ヶ谷駅が開業すると、新京成線、東武線の順に駅が設置され、駅前の開発がにわかに進行しました。そして2010年に成田スカイアクセス線の駅が開設され、2019年には新京成線の駅が高架化されて現在に至ります。
駅前東側(写真前方)には2006年にオープンした大型商業施設「アクロスモール新鎌ヶ谷」があり、手前で右折して北総線・京成線と新京成線をくぐった先には2004年オープンの「イオン鎌ケ谷ショッピングセンター」があります。イオンの西側にもロータリーがありますが、これは将来開設する構想のある南口に対しての駅前広場と思われます。南口は新京成駅の南側に千葉県営鉄道北千葉線用の土地があるために今まで手が付けられませんでしたが、北千葉線の計画が頓挫し、2023年に駅が設置される予定だった土地の再開発が決定し、一歩前進しました。一日も早い南口の開設が望まれます(参考:乗りものニュース)。
そしてイオンの南側には鎌ケ谷市役所があります。各社の新鎌ケ谷駅が市役所への最寄駅です。
駅から離れると新興住宅地が広がっていますが、北側はさらに離れると農村風景へと変わります。
約450m東に鎌ケ谷警察署が、約900m東の北総線沿いには鎌ケ谷市制記念公園があります。約1.5km北東から北にかけての一帯には海上自衛隊下総航空基地があります。
 
 


こちらは東武駅の西側にある「北口」です。東を望む。
先に開業した北総線に合わせて「北口」と命名されているようです。
上写真の右手高架下には北総線・京成線と新京成線の駅舎があります。
北口側も駅外と東武駅舎・東西自由通路の間に若干の高低差があるため、スロープ(右)と階段(左)で段差を解消しています。
尚、北口には駅前広場がありません。
 
 


北口駅前です。西を望む。
スロープを下り切った左手高架下に北総線・京成線と新京成線の駅舎があります。
こちらの北口駅前は「駅裏」の様相を呈しており、住宅街が形成されているものの、商店は少ないです。
駅前住宅街も100m少々で途切れてしまい、その先(西方~北方)は畑や梨畑が広がっていますが、住宅街と農地の境界部には複数のコインパーキングがあり、パークアンドライドの推進に一役買っています。
 
 

こちらは東西自由通路西寄りにある、北総線・京成線と新京成線との連絡通路出入口です。南を望む。
右が北口、左が東口で、左後方に東武線の改札口があります。
この連絡通路は北総線の高架下に通じていて、高架下の商店街を通れば北口経由とは違い雨に濡れずに北総線・京成線と新京成線の改札口へと移動可能です。
高低差がありますが、スロープ・手すりが設置されています。点字ブロックも設置されているため、バリアフリーに対応しています。
ちなみに、高架下商店街には残り2店となってしまった飲食店「東京チカラめし」の店舗があります。
 
 


東西自由通路(2階相当)の北側に面して設けられている、東武線の改札口です。北方向を望む。
右が東口、左が北口(西口)で、右後方に北総線・京成線および新京成線方面への連絡通路があります。
 
駅員配置…………あり(有人駅)。
自動改札機………あり(7通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………一番左の自動改札通路が有人通路代用です。
        左端通路には固定柵があり、通り抜けることができません。
幅広通路…………あり(一番左の自動改札通路。点字ブロック設置)。
窓口………………あり(改札窓口のみ。改札内外よりアクセス可能ですが、通り抜け不可)。
自動券売機………あり(改札口の左手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(チャージ機のみ設置。

                               紙のきっぷでの乗り越しは改札窓口へ申し出て下さい)。
トイレ……………改札内(多機能トイレ併設)。
付帯設備…………「SL大樹」のモニュメント・AED(いずれも改札内)。
売店………………なし。  
コンビニ…………あり(改札外右側に「ファミリーマート」があります)。
 
そして1階相当の掘割部にある各ホームとの間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されていて、東武線の新鎌ケ谷駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

こちらは改札内コンコースより改札口を撮影。
コンコースは広々としています。中央部は天井が高いです。
 
 

下り2番線ホーム側壁に設置の駅名標です。電照式で、バックライトはLEDと思われます。
東武鉄道の標準デザインで、中央の矢印は東武アーバンパークラインのテーマカラーであるフューチャーブルーとブライトグリーンが使用されています。
駅ナンバリング「TD 30」も併記されています。
東武駅の漢字表記は「新鎌ケ谷駅」ですが、他社駅は「新鎌ヶ谷駅」になっていて、統一されていません。
また、駅名標では所在地の市名を「鎌ヶ谷市」と表記していますが、正式な市名は「鎌ケ谷市」で、「ケ」を大きく書くよう市の条例でも定められています。
まぁ大文字だろうが小文字だろうが、通じればいいと思いますが…。
そして、他の場所にはサイズが違う(写真の駅名標ほど横長ではない)駅名標もあります。
 
 

こちらはホームにある橋上駅舎支柱に設置されている縦型の駅名標です。
中国語表記や韓国語表記もあります。
 
 


駅構造……掘割駅(1階扱い)。南北方向。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
左ホーム(西)が1番線で上り柏・大宮方面、右ホーム(東)が2番線で下り船橋方面です。急行停車駅です。
  
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし(2022年8月時点)。
ホーム幅…………手前の船橋方はやや広く、中ほど~奥の大宮方はやや狭いです。
上屋(屋根)………端から端まで設置。船橋方は橋上駅舎に覆われていて薄暗いです。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、冷水器。
 
地平部(2階相当)の改札階とを結ぶ階段等は、船橋方に設置されています。
  
2枚とも1番線より大宮方を望む。
 
 

2番線より船橋方を望む。
東武線の新鎌ケ谷駅ホームは掘割構造になっていますが、それほど深くありません。
 
 


2枚とも2番線より柏方・大宮方を望む。
この先、掘割区間で住宅街の中を北上すると梨畑などに囲まれた中を走るようになり、地平区間になります。その後も北上を続けて松戸市に変わると住宅街に入り、六実駅(むつみえき)へと至ります。かつては運転上の拠点駅の一つでしたが、近年になってその役割はもう1駅先の高柳駅に取って代わられてしまいました。
 
 



3枚とも3番線より船橋方を望む。
ホームの船橋方上空には橋上駅舎があり、その先で東西自由通路や北総線・京成線と新京成線の高架橋をくぐります。
この先、掘割区間で市街地の中を南下します。しばらくすると沿線風景が住宅街に変わって地平区間になりますが、踏切1ヶ所を通過するとすぐ高架区間に変わり、緩やかに右へカーブして住宅街の中を南下していきます。そして沿線にマンションが増えてくると鎌ケ谷駅へと至ります。JTB時刻表においては鎌ケ谷駅が鎌ケ谷市の代表駅になっています。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年8月(駅訪問の為)、2022年12月(新京成線との乗換の為)。          
  
2面2線の掘割駅で、南の船橋方の地平部に橋上駅舎を有しています。駅舎の南西側には北総線・京成線と新京成線の高架駅があり、乗換が可能です。駅前は新しい市街地で、東側には複数の大型商業施設があります。一方、北西側はまだまだ開発が進んでおらず、農村風景が残っています。
  
鉄路のみで(東武線で当駅入りするルートの一例です)  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
                     中央・総武線(一部区間は快速利用可)で船橋駅まで行き、東武野田線に乗換。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
                     品川or東京まで新幹線、総武快速線で船橋駅下車。東武野田線に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (駅構内および他社駅構内(いずれも改札外)にあります)  
飲食チェーン店・・・あり (駅前に複数の店舗があります)   
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東武アーバンパークラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は新鎌ヶ谷駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)