野田駅【大阪府】(阪神本線。2022年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
大阪府大阪市福島区中央部の市街地に位置する阪神本線の駅で、それぞれ駅名が違うもののOsaka Metro千日前線(野田阪神駅)やJR東西線(海老江駅)との乗換駅であり、駅北側に阪神電気鉄道の本社がある、
野田駅 (のだえき。Noda Station) です。  
 
尚、大阪環状線の野田駅とは700mほど離れています。
  
  
駅名  
野田駅 (HS 03)  
 
所在地  
大阪府大阪市福島区   
 
乗車可能路線  
阪神電気鉄道:本線  
 
隣の駅  
大阪梅田方……福島駅  
元町方…………淀川駅  
 
乗換可能駅  
Osaka Metro:千日前線……野田阪神駅まで徒歩5分  
JR西日本:JR東西線…………海老江駅まで徒歩7分  
  
訪問・撮影時  
2022年11月  
 
 
駅概要 (2023年8月現在)  
駅形態……………高架駅(1905年開業)。
駅舎………………高架下2階(1961年高架化)。1階は南北自由通路を兼ねています。
出入口……………北口、南口(いずれも駅西側にあります)。
バリアフリー……○(1階高架下~2階改札口、2階改札口~3階各ホームにエレベーター設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………○(北口はバスターミナル併設、南口は歩行者専用広場)。
 
 


北口です。上写真は地平のバスターミナルより、下写真はペデストリアンデッキより南を望む。
野田駅には高架下1階と北側2階に出入口があります。ちなみに改札口は高架下2階にあります。
1階高架下出入口は南北から利用可能で、エレベーターも併設されています。1階は南北自由通路を兼ねています。
2階出入口は北側にしかなく、阪神本社やイオン野田阪神店方面とを結ぶペデストリアンデッキに直結しています(但し階段のみでバリアフリー非対応)。
ペデストリアンデッキ下には駅前広場があり、バスターミナル(野田阪神前バス停)として使用されています。
このバスターミナルの場所には、既に廃止された軌道線の阪神国道線、北大阪線の野田駅がありました。
 
 


駅北側にはかつて阪神バスの車庫がありましたが、その跡地を再開発してビルが建てられ、西側のビルに阪神電気鉄道の本社が(上写真)、駅出入口に近い東側のビルにショッピングセンターWISTE(ウイステ。核店舗は「イオンスタイル野田阪神」)があります。これらの施設は阪神電気鉄道が所有しています。
写真は概ね北方向を望む。
 
 

野田駅と「ショッピングセンターWISTE」はペデストリアンデッキで直結しています。
但し、一般の訪問客が阪神電鉄本社へ行くにはペデストリアンデッキを渡ってから地上へ下りる必要があります。
写真は概ね北方向を望む。
 
 

北口駅前です。ペデストリアンデッキより西を望む。
左が野田駅、右が「ショッピングセンターWISTE」と阪神電気鉄道本社です。
また、正面には野田阪神北交差点があり、阪神本線をくぐって南東~北西へ延びる国道2号線と交差しています。
かつては国道2号上を阪神国道線が通っていましたが、現在は国道地下をJR東西線が通っており、野田阪神北交差点付近の国道直下には海老江駅があります。
 
駅周辺一帯は「野田阪神」と呼ばれていますが、これは先に開通していた阪神本線の野田駅前に後から大阪市電の電停ができた際、駅名を「野田阪神電車前」としたことが由来で、後に「野田阪神前」と改称されましたが、この「野田阪神」がこの付近の通称地名として定着し、現在に至ります。尚、現在に至るまで「野田阪神」が付く正式な地名・住居表示名は存在しません。
 
駅北側は住宅街で、駅前を除いて商店は少ないです。梅田から2kmも離れていませんが、一戸建て住宅の割合が高いです。
 
 


こちらは南口です。北を望む。
北口とは違い、出入口は1階のみです(出入口に段差なし)。駅の向こう側には阪神本社やウイステが見えます。
手前には歩行者専用の駅前広場があり、ロータリーを囲むような形で藤棚があります。
左手にはOsaka Metro千日前線・野田阪神駅およびJR東西線・海老江駅のエレベーター併設出入口があります。
後方には後述の野田阪神前交差点があります。
 
 

南口駅前です。ホームより南を望む。
駅前広場の南端(写真中央)には野田阪神前交差点があり、国道2号(左手前方向【曽根崎通】~右手前方向)、新なにわ筋(左奥方向)、北港通(右奥方向)が交差しています。さらに新なにわ筋上空から阪神本線南側へ向けて阪神高速3号神戸線の高架橋が延びています。
千日前線の野田阪神駅は交差点西寄り地下にあり、南北方向に設置されています。JR東西線の海老江駅は交差点端(写真右端)から国道2号地下に沿って北西方向に設置されています。
 
駅南側も住宅街ですが北側より市街地化されており、商店も北側より多いです。
写真奥、交差点南角近くからは南へ向けてアーケード商店街「新橋筋」が延びています。
約400m南西の北港通沿い北側には福島区役所があり、その南側(北港通の反対側)には大阪府警福島警察署があります。
尚、JR大阪環状線の野田駅は、野田阪神界隈には存在せず、約700m南の千日前線・玉川駅付近に存在します。環状線との乗換は1駅東の福島駅や2駅東の大阪梅田駅からの方が便利ですが、運賃を安く上げたい場合は野田駅(阪神)から野田駅(JR)まで徒歩移動も可能な距離です。
 
 

高架下1階には2階(実際は中2階レベル)改札口に通じる階段・上りエスカレーターがあり、左側にはエレベーターもあります。
階段の両側には駅舎直下(半地下レベル)にある阪神系の商業施設「野田アプラ」があります。
写真は東を望む。
 
 

上写真と同一地点より西を望む。
こちらも高架下は「野田アプラ」ですが、店舗は1階レベルの高さにあります。
奥に延びる高架下通路を進むと、野田阪神前交差点前の国道2号東側歩道に出られます。この通路は事実上の西口であるとも言えます。
 
 

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2階にある改札口です。上写真は東を、下写真は南を望む。
上写真後方・下写真右に1階出入口があり、上写真左・下写真後方に2階ペデストリアンデッキ直結出入口があります。
 
駅員配置………有人駅(無人時間帯に対応するため
       改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンあり)。
自動改札機……あり(計8通路。写真より左にも2通路あります)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内。
       交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(右から2番目の自動改札通路。点字ブロックはその左隣の通路に有)。  
有人通路………あり(窓口に面した右端通路)。
窓口……………あり(改札窓口のみ)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内コンコース(多機能トイレ併設)。 
改札外設備……コインロッカー・証明写真発行機・銀行ATM。 
改札内設備……AED・公衆電話。 
売店……………改札外北西側(上写真左後方)に「ローソンHB」あり。  
コンビニ………なし(最寄店舗は約150m西、野田阪神北交差点西側の「セブン-イレブン」)。
 
3階にある各ホームとは階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。野田駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

4番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪神の新デザインで、青地に白文字となっています。
駅ナンバリング「HS 03」も併記されています。
下部は広告スペースになっています。
 
 


駅構造……高架駅(3階。東西方向)。
配線………島式ホーム2面4線。
 
左ホーム(北)は左から1番線・2番線の順でともに上り大阪梅田方面、右ホーム(南)は左から3番線・4番線の順でともに下り元町方面です。
内側の2番線・3番線が主本線(通過線)、外側の1番線・4番線が副本線(待避線)です。
 
ホーム有効長……阪神車6両分(近鉄車6両編成は停車不可ですが、近鉄車は入線しません)。
ホームドア………なし(2022年11月時点)。
ホーム幅…………手前の元町方は広いですが、奥の大阪梅田方の端は狭いです。
上屋(屋根)………元町方の約5.5両分。6両編成は大阪梅田方の約0.5両分が上屋からはみ出します。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室。   
 
各ホームの元町寄りに改札階とを結ぶ階段・上りESがあり、各ホームの元町方の端には改札階とを結ぶEVがあります。
 
写真は2枚とも3番線より大阪梅田方を望む。
 
 


2枚とも3番線より元町方を望む。右から1番線~4番線の順です。
ホームの大阪梅田方は副本線がかーぶしていることもあり、狭くなっています。
また、各ホームにある自動販売機コーナーは、売店跡を転用していると思われます。
 
 

3番線より大阪梅田方を望む。
前方に下り線から上り線への片渡り線があります。下り3番線・4番線とも上り方への出発信号機があり、大阪梅田方面への出発が可能ですが、現在、この片渡り線を使用する営業列車は存在しません。
この先、右側を国道2号線(曽根崎通)が並行した状態で、高架区間のまま住宅街の中を東へ走りますが、やがて下り勾配になり地平レベルの高度になると大阪環状線をアンダークロスします。その後は左へカーブしながら下り勾配が続き、地下トンネルに入るとすぐに並行していた国道2号の地下を走るようになります。最後は市街地の中を東北東へ走り、地下駅である福島駅へと至ります。西側にJR東西線の新福島駅(地下駅)が隣接していますが、乗換の際は一旦地上へ出る必要があります。また、JR大阪環状線の福島駅が約200m北、京阪中之島線の中之島駅が約500m南にありますが、どちらにも地下通路が延びておらず、地上連絡となります。
 
 


2枚とも3番線より元町方を望む。各ホーム端に改札階行きのエレベーターが設置されています。
また、こちらは前方に上り線から下り線への片渡り線があります。上り1番線・2番線とも下り方への出発信号機があり、元町方面への出発が可能ですが、こちらも現在、この片渡り線を使用する営業列車は存在しません。
この先、すぐに国道2号線をオーバークロスして、左手に阪神高速3号神戸線が並走した状態で、高架区間のまま住宅街の中を西へ走ります。阪神高速は高架なので、左側車窓は望めません。そして阪神高速と一緒に右へカーブして進路を北西に変えると、淀川橋梁手前にある淀川駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2007年、2022年          
 
2007年は大阪市営地下鉄(当時)千日前線の乗りつぶしのため、そして2022年は駅訪問のため、それぞれ下車しました。島式ホーム2面4線の高架駅で、大阪梅田駅からわずか2駅ですが日常的に緩急接続が行われています。駅前は市街地で、北側にはバスターミナルや阪神電気鉄道の本社、イオン野田阪神店があります。南側には国道2号線などの幹線道路が交差する野田阪神前交差点があり、これらの道路や交差点の地下には大阪メトロ千日前線の野田阪神駅、JR東西線の海老江駅があります。駅名こそ違えど野田駅は3路線が集まる拠点駅として機能しています。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。新幹線で新大阪~在来線で大阪、阪神の急行以下に乗換。 
難波から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。大阪メトロ千日前線に乗り、野田阪神駅下車すぐ。 
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり     
飲食チェーン店・・・あり 
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。阪神本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は野田駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:阪神電気鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)