石清水八幡宮駅【京都府】(京阪本線。2016年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
京都府南部、八幡市北寄りの木津川沿いに広がる市街地の端に位置する京阪本線の駅で、八幡市の代表駅であり、男山山上に鎮座する石清水八幡宮への足である京阪鋼索線【石清水八幡宮参道ケーブル】の山麓駅であるケーブル八幡宮口駅との乗換駅でもある、
石清水八幡宮駅 (いわしみずはちまんぐうえき。Iwashimizu-hachimangu Station) です。
 
尚、写真は八幡市駅時代の2016年撮影で、やや古いです。現在は駅名など色々と変化が生じています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
石清水八幡宮駅 (KH 26)  
 
所在地  
京都府八幡市  
 
乗車可能路線  
京阪電気鉄道:京阪本線  
 
隣の駅  
淀屋橋方……橋本駅  
三条方………淀駅  
 
乗換可能駅  
京阪電気鉄道:鋼索線【通称:石清水八幡宮参道ケーブル】……ケーブル八幡宮口駅まで徒歩5分    
  
訪問・撮影時  
2016年12月 (八幡市駅時代)  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1910年開業)。
駅舎………………南側のみ。平屋建て。
出入口……………駅舎と同じく南側のみ。北からは約120m東or約240m西の踏切を渡って南側へ。
バリアフリー……対応(駅外~駅舎間は段差なし、改札内は地下道にエレベーターあり)。
点字ブロック……駅前広場~改札~ホームに整備済み。
駅前広場…………東側にロータリーあり。バスターミナルとタクシー乗り場を併設。
 
 

駅舎です。駅前広場より西を望む。
2011年にリニューアルされ、新しくなりました。一部2階建てに見えますが、多分平屋建てですw
後方に駅前広場があり、駅舎を通り過ぎて前方に臨時改札口(出場専用。初詣時などに開設。バリアフリー非対応)と、石清水八幡宮参道ケーブルのケーブル八幡宮口駅があります。
 
 

駅前です。東を望む。
左後方に駅舎があります。前方は駅前広場で、右側には男山がそびえています(山上に石清水八幡宮が鎮座しています)。
駅東側から男山沿いに南へかけて八幡市の中心市街地が広がっていますが、市の中心部としては規模が小さいです。
約300m南には石清水八幡宮の下院(頓宮)が鎮座しています。下院から山上の上院に向けて参道が通じていますが、上り坂が続きしんどいです。石清水八幡宮参道ケーブルを使えば楽に山上へ行けます。
また、約1.6km南東には八幡市役所があります。
 
一方、駅北側は淀川の支流である木津川との間の狭い所に住宅街が形成されています。
駅から500mほどで木津川の河川敷に到達できます。
また、木津川のすぐ北を淀川本流(宇治川)が、さらに北を桂川が流れていて、西側の橋本駅付近で三大河川が合流します。
 
 

 

改札口です。2枚とも概ね北方向を望む。
右手に駅前広場が、左手に臨時改札口とケーブル八幡宮口駅があります。
  
駅員配置………あり(有人駅)。
自動改札機……あり(5通路)。  
ICカード………『PiTaPa』のエリア内。交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードも利用OK。
有人通路………あり(窓口に面した右端通路。点字ブロック設置)。
幅広通路………あり(右から2番目)。
窓口……………あり(改札窓口)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内外(改札外は駅舎左側の観光案内所横。いずれも多機能トイレ併設)。
売店……………なし。  
コンビニ………あり(改札外右側に京阪系の「アンスリー」があります)。
 
そして、駅舎に面した3番線ホームとの間は階段とエレベーターで結ばれています。旧4番線が廃止されたため、跡地の一部を通路や後述の地下道設備に転用しています。
反対側の2番線ホームとの間は地下道で結ばれていて、階段とエレベーターが設置されています。
 
 

駅舎の西端、ケーブル八幡宮口駅に近い位置には初詣時などに使用される出場専用の臨時改札口があります(左のシャッターの中)。
有人改札になっているそうで、ICカードは簡易改札機にて対応するそうです。
改札口へは隣接する3番線ホームおよび地下道(2番線ホーム方面)から階段でアクセスする形で、バリアフリー非対応です。
写真はケーブル八幡宮口駅前より東を望む。左奥に通常の改札口があり、奥には駅前広場があります。

写真は東を望む。
 
 

駅名標です。八幡市駅時代の2016年撮影。電照式です。
京阪の新デザインで、駅ナンバリング「KH 26」が併記されています。
1910年の開業当初は「八幡駅」で、戦時中などの一時期は「石清水八幡宮前駅」に改称されましたが、戦後に「八幡町駅」へと改称され、1977年には市制施行されると同時に「八幡市駅」へと変更されました。そして2019年には現駅名の「石清水八幡宮駅」へと改称されました。
 
 

駅構造……地平駅。概ね東西方向。ホームはカーブを描いています。
配線………現在は相対式ホーム2面2線(以前は各ホーム外側にも線路があり、2面4線でした)。
 
番線の付番は2面4線時代から変更されていないため、1番線と4番線が欠番になっています。
右ホーム(北)の左が2番線で上り三条・出町柳方面です。右側は旧1番線で、2016年末の時点では設備がほぼ残っていましたが、今は線路が撤去されています。
左ホーム(南)は3番線で下り淀屋橋・中之島方面です。左側の旧4番線は2009年に撤去され、跡地には改札への通路、地下道階段・EV、トイレなどが設置されました。
   
ホーム有効長……8両分。
ホームドア………なし(2016年12月時点)。
ホーム幅…………中ほどは広く、両端は狭いです。
上屋(屋根)………2番線は全8両分、3番線は中ほど約6両分。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、待合室(空調の有無不明)、トイレ・多機能トイレ(3番のみ)。
 
また、3番線の三条寄り(左前方)に面して駅舎・改札口があり、淀屋橋寄り(左奥)に面して臨時改札口があります。
左側の森は男山です。
 
写真は2番線より淀屋橋方を望む。
 
 

こちらは2番線より三条方を望む。
左から1番線跡、2番線、3番線の順で、2016年の時点で4番線は跡形もなくなっています。
カーブ地点に駅があるため、特急などの通過列車は原則を強いられます。
また、停車列車もドアとホームの間に隙間が大きくなる箇所が発生するため、乗降の際は注意が必要です。
 
 

ホームの淀屋橋方から南を向くと、ケーブル八幡宮口駅を望めます。
石清水八幡宮駅とケーブル八幡宮口駅は別駅扱いです。京阪本線~鋼索線を乗り継ぐ場合、乗車券は通算されません。
 
 

旧1番線より淀屋橋方を望む。右側の旧1番線はレールが撤去されています。
右手(駅北側)には田園が残っています。左の森は男山です。
この先、男山の北側山裾に沿ってカーブを交えながら西へ走ります。沿線に民家は少なく、右側の離れた場所には木津川が並行しています。そして男山から離れると住宅地に入り、大きく左へカーブして南寄りへ進路を変えると橋本駅へと至ります。
 
 

2番線より三条方を望む。
ホーム端の先には構内踏切のような構造物が見られますが、以前は構内踏切があったのでしょうか?
また、左側の旧1番線は線路が撤去されています。
この先、市街地の中を大きく左へカーブして築堤へ上がると進路を北東に変え、木津川を渡ります。その後は左に田園地帯を、右に洛南浄化センターを見て築堤区間のまま左へカーブすると京滋バイパスをくぐり、進路を北北西に変えると今度は淀川(宇治川)を渡ります。淀川(宇治川)を渡り終えるとすぐに京都市伏見区に変わり、高架橋区間になって右へカーブすると地平にある淀車庫の中央を走るようになり、やがて地平へ下りると淀車庫の出入庫線が合流しますが、この付近で一瞬だけ久御山町域に入って出ます。そして府道15号線の陸橋をくぐって再び高架区間になり、淀の市街地を北東へ走って左手にある淀城跡を通り過ぎると高架駅になった淀駅へと至ります。京都競馬場のすぐ近くに駅がありますが、地平時代は淀城跡付近に駅があり、旧駅前の商店街はすっかり寂れてしまっています…。
 
 
あとがき  
私が石清水八幡宮駅で下車(乗車)したのは八幡市駅時代の1999年、2008年、2016年、計3度です。いずれも京阪鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル。当時の男山ケーブル)へ乗り換える際に利用しています。2008年訪問時までは2面4線でしたが、待避設備を淀駅で代替する形で順次廃止し、2016年12月に2面2線化されました(私の訪問時は上り待避線が廃止されてから撤去されるまでの間でした)。駅舎は南側にあり、すぐ西には石清水八幡宮参道ケーブルのケーブル八幡宮口駅があり(こちらも旧称は八幡市駅でした)、南側には山上に石清水八幡宮が鎮座する男山がそびえています。男山東側には南方向に市街地が延びています。
 
東京からですと東海道新幹線に乗車して京都駅下車。奈良線に乗り換えて1駅目の東福寺駅で下車します。そして京阪本線の大阪方面準急or普通(淀行きを除く)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと、淀屋橋~京橋間の各駅から京阪本線の準急(淀以遠行き)に乗れば乗換なしで到達できます。特急や快速急行に乗車した場合は樟葉駅で待避中または後続の普通or準急に乗り換えて下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅前に「アンスリー」があります。飲食店は駅前に少なく、気軽に入れるチェーン店は一切ありません。まぁ事前に用意しておいた方が無難です。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。
京阪本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は石清水八幡宮駅でも途中下車してみて下さい!
そして石清水八幡宮へご参拝の際はぜひ京阪本線と京阪石清水八幡宮参道ケーブルをご利用になり、石清水八幡宮駅も観察してみて下さい!
 
(参考:京阪電気鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)