高田本山駅【三重県】(近鉄名古屋線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
三重県中部、県庁所在地である津市の北部郊外住宅地に位置する近鉄名古屋線の駅で、近鉄における高田本山専修寺への最寄駅である、
高田本山駅 (たかだほんざんえき。Takadahonzan Station) です。
 
 
駅名  
高田本山駅 (E 37)  
 
所在地  
三重県津市   
 
乗車可能路線  
近畿日本鉄道:名古屋線  
 
隣の駅  
近鉄名古屋方……白塚駅   
伊勢中川方………江戸橋駅  
 
訪問・撮影時  
2020年12月
 
 

 

高田本山駅は地平駅で、西側の名古屋方(北寄り)に駅舎があります。
東側に駅舎・改札口はなく、東側から駅へアクセスするにはすぐ北側にある踏切を渡って西側へ回る必要があります。
 
駅舎は三角屋根が特徴的で、新しいのか古いのかわかりません。ただ、近年になってリニューアルされています。
出入口に扉はなく、段差はありません。出入口右側には飲料自動販売機があります。
手前には小さな駅前広場があります。しかし、バス停留所はありません。手前を左右方向に延びる駅前道路沿いにバス停があります(写真右側)。
また、左側には踏切があり、駅前広場の西側道路寄り(上写真右)には郵便ポストと電話ボックスがあります。
写真は2枚とも南方向を望む。
 
 

駅前です。西北西を望む。左手に駅舎があり、後方に踏切があります。
駅周辺は住宅地で、商店は少ないです。駅から離れると田園も多数残っています。
また、約600m北西には伊勢鉄道伊勢線の東一身田駅があり、約1.4km西北西には高田本山専修寺があります。専修寺のさらに約400m西北西にはJR紀勢本線の一身田駅(いしんでんえき)があります。専修寺への最寄駅は一身田駅になります。
そして、専修寺の北隣には高田中学校・高等学校があり、近鉄で通学している生徒も存在すると思われます。
尚、昔の高田本山駅は東一身田駅東側にありましたが、線路改良により現在地へと移転しました。旧駅跡には現在、中部電力の変電所があります。
 
 

駅前です。東南東を望む。踏切の手前右側に駅舎があります。
駅東側も住宅街で、田園も混在しています。こちらも商店は少ないです。
踏切の先の右手には「志登茂園」と呼ばれる住宅団地があります。
そして駅前道路を250mほど進むと、津市北部を縦貫する志登茂川を渡ります。志登茂川の対岸も住宅地で、国道23号線が南北方向に通っています。23号線沿いにはロードサイド店舗が見られます。
 
 

 

改札口です。
上写真は東を、下写真は南を望む。北側に出入口があります。
高田本山駅は無人駅で、2013年に無人化されました。窓口は閉鎖されており、代わりに改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が2通路設置されています。閉鎖された窓口に面した右が幅広通路で、点字ブロックが設置されています。
改札口の右手前には出札窓口(現在は閉鎖されています)と自動券売機があり、改札内に自動精算機があります(いずれもICカードのチャージが可能)。
トイレは改札を入ってすぐ右手にあります(多機能トイレはありません)。
そして改札を通って構内踏切を渡り、右へ曲がってスロープを登ると下り1番線ホーム、構内踏切の手前で右へ曲がってスロープを登ると上り1番線ホーム方面です。スロープは傾斜がややきついですが、手すりと点字ブロックが設置されており、バリアフリー対応です。
尚、駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りの店舗は約850m東の国道23号沿いにある「ファミリーマート」になります。
 
 

下り1番線に設置されている吊下式駅名標です。非電照式です。
近鉄の新デザインで、駅ナンバリング「E 37」が大きく書かれています。
駅ナンバリングは名古屋線のラインカラーである青地に白文字です。
ほかに建植式駅名標もあります。
 
 

 

高田本山駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、北北東~南南西方向にホームが延びています。
左ホーム(東)が1番線で下り伊勢中川・宇治山田・大阪方面、右ホーム(西)が2番線で上り近鉄四日市・近鉄名古屋方面です。
ホーム有効長は4両分で、ホームドアはありません。ホーム幅はあまり広くなく、伊勢中川方の端(奥)はかなり狭くなっています。
上屋は近鉄名古屋方(手前側)の2両分に設置されています。雨天時に当駅で下車される場合は近鉄名古屋方の車両にご乗車になって下さい。
各ホームにはベンチ・待合室(空調の有無は不明)が設置されています。
そして各ホームの名古屋方の端(上写真後方)には構内踏切があり、2番線側(右側)には駅舎と改札口があります。
上写真は構内踏切より、下写真は2番線より、いずれも伊勢中川方を望む。
 
 

2番線より近鉄名古屋方を望む。
各ホームの伊勢中川方の端(手前側)は後に延伸された部分で、かなり幅が狭いです。
また、近鉄駅では珍しく(?)、ホームを囲んでいるのはブロック塀ではなくコンクリート製の柵です。
 
 

2番線より近鉄名古屋方を望む。
ホーム端にスロープと構内踏切があり、構内踏切の左(西)には駅舎・改札口があります。
この先、右へカーブしながら住宅地の中を走ると志登茂川を渡り、田園地帯に出ます。その後は県道410号線をアンダーパスして横川を渡り、しばらく北東へ進むと国道23号をアンダーパスします。その後、左へカーブして右手に住宅地が現れると進路を北北東に変え、津市道をアンダーパスして右手に側線が並走するようになると白塚駅へと至ります。車両基地の明星検車区白塚車庫が併設されています。
 
 

2番線より伊勢中川方を望む。
この先、左手に志登茂園団地を見ながら田園風景の中を南下し、左へカーブして養魚場の中を進むと毛無川を渡ります。その後は住宅地の中を走るようになり、急行停車駅である江戸橋駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が高田本山駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。近鉄を乗り鉄時に下車しました。子供の頃に津市に住んでいたのですが、下車したのは2020年が初めてでした。2面2線の小駅で、無人駅でした。ホーム有効長が4両分と、短かったです。駅前は住宅地ですが、すぐ近くに田園も見られます。一身田の高田本山専修寺は約1.5km北東で、当駅からはやや遠いです(最寄駅はJR紀勢本線の一身田駅です)。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する近鉄名古屋駅から近鉄名古屋線の名阪乙特急or名伊乙特急or急行に乗り換えて白子駅で下車。さらに普通電車に乗り換えて当駅下車です。特急で津駅まで行って戻るルートもありますが、津~高田本山の運賃が別途必要です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪難波駅、大阪上本町駅、鶴橋駅から近鉄名阪特急(甲乙不問)に乗り、津駅で後続の普通に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りのコンビニは約850m東の国道23号沿いにある「ファミリーマート」、最寄のスーパーは約300m南東の「スーパーニシイ」、最寄りの飲食チェーン店は約650m東の国道23号沿いにある「餃子の王将」になります。必ず事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度がやや高いですが、近鉄名古屋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は高田本山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:近畿日本鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)