![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/fa/f3/j/o0550041214425097379.jpg?caw=800)
今回から、紀伊半島をぐるっと回る路線、紀勢本線を数回にわたって紹介していきます。
第1回目は、三重県伊勢地方を走る区間、亀山~多気です。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/66/b3/p/o0640048014425097396.png?caw=800)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR東海・JR西日本:紀勢本線 | 亀山~新宮~和歌山市(384.2km) |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東海:紀勢本線 | 亀山~多気 | 42.5km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2001年1月 |
撮影時 | 2009年ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/7b/60/j/o0550041214425097412.jpg?caw=800)
亀山駅は単式・島式ホームあわせて3面5線の大きい駅です。伊勢線(現在の伊勢鉄道)が開業するまでは、名古屋方面から紀勢本線へ向かう列車はここ亀山駅でスイッチバックしていました。
紀勢本線の列車は駅舎からいちばん遠いホームの4番線と5番線を使用しますが、通常は5番線を中心に使用しています。
亀山を発車するとすぐに右へカーブして関西本線と分かれます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/12/a5/j/o0550041214425097423.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/b7/ad/j/o0412055014425097437.jpg?caw=800)
伊勢鉄道との接続駅で、近鉄名古屋線とも改札内で乗り換えが可能です。
三重県の県庁所在地・津市の中心駅で、日本一短い駅名の駅としても有名です。
JRの駅名標は、大きく「つ」と小さく「津」が縦に並んでいて、遠くから見ると「?」マークに見えるのも有名な話です。
JRの駅名標は、大きく「つ」と小さく「津」が縦に並んでいて、遠くから見ると「?」マークに見えるのも有名な話です。
津駅は県庁には近いものの、中心市街地からは離れています。市役所など中心市街地へは近鉄の「津新町」駅が近いです(JRには駅がありません)。
津を発車後は近鉄線と並走しながら津の市街地を南下します。安濃川を渡り、近鉄の津新町駅を過ぎると今度は岩田川を渡ります。この辺りで左へカーブし、近鉄線と分かれます。「阿漕伝説」ゆかりの地である阿漕を過ぎると次第に郊外の景色になり、さらに貨物ホーム跡が残る高茶屋を過ぎると田園地帯に変わり、雲出川を渡って松阪市に入ります。引き続き田園地帯を一直線に南下し、六軒を過ぎると近鉄山田線をアンダーパスします。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/c2/6e/j/o0550041214425097455.jpg?caw=800)
しばらく走ると右側から近づいてきた名松線と合流し、直後に道路をアンダーパスします。この道路は地元では『近鉄道路』と呼ばれていて、もとは伊勢電気鉄道の本線であった近鉄伊勢線の廃線跡を道路として整備したものです。その後は住宅地に入り、やがて左側からの近鉄山田線と並走すると市街地に入り、松阪に到着します。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/7b/60/j/o0550041214425097463.jpg?caw=800)
また、松阪駅でも近鉄と改札内でのりかえが可能です。
松阪駅は三重県のJR駅で唯一、駅弁を販売していて、松阪牛を使った「元祖特撰牛肉弁当」や「松阪名物モー太郎弁当」(ともに1,260円)などが有名です。
松阪を発車後も住宅地を近鉄線と並走しますが、近鉄の東松阪駅付近で分かれます。その後はカーブしながら進み、前述の近鉄道路を再びアンダーパスする地点に徳和駅があります。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/26/9a/j/o0550041214425097474.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/06/cf/j/o0550041214425097481.jpg?caw=800)
これより先、紀勢本線は山間部を抜けて太平洋沿いへ、紀伊半島の外周を走ります。
(つづく)
亀山~津は普通列車のみの運転で、朝ラッシュ時は毎時1~2本、その他の時間帯は概ね毎時1本の運転です。
一方、津~多気は先述の普通列車の他に快速『みえ』がデータイム以降は概ね毎時1本運転され、また特急『南紀』が1日4往復運転されています。
快速『みえ』と大半の普通列車は多気から参宮線に直通します。新宮方面へ直通する列車は少ないです。
一方、津~多気は先述の普通列車の他に快速『みえ』がデータイム以降は概ね毎時1本運転され、また特急『南紀』が1日4往復運転されています。
快速『みえ』と大半の普通列車は多気から参宮線に直通します。新宮方面へ直通する列車は少ないです。
使用車両は、特急『南紀』がキハ85系、快速『みえ』はキハ75形の4連、普通列車はキハ40系とキハ11形が使用されています。
普通列車利用でのおよその所要時間は、亀山(20分)津(25分)松阪(10分)多気です。
乗換駅 | 乗換路線 |
亀山駅 | JR東海:関西本線(名古屋方面)。JR西日本:関西本線(奈良方面) |
津駅 | 伊勢鉄道:伊勢線。近畿日本鉄道:名古屋線 |
松阪駅 | JR東海:名松線。近畿日本鉄道:山田線 |
多気駅 | JR東海:紀勢本線(新宮方面)、参宮線 |
(参考:Wikipedia)