![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/78/92/j/o0550041214425075438.jpg?caw=800)
今回は、かつては伊勢神宮の参詣路線として賑わいをみせた参宮線を簡単に紹介します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/b1/66/p/o0640048014425075457.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東海:参宮線 | 多気~鳥羽 | 29.1km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2002年2月 |
撮影時 | 2008年ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/07/48/j/o0550041214425075478.jpg?caw=800)
多気駅は島式ホーム2面4線の駅で、紀勢本線と参宮線の接続駅です。
かつては亀山駅~多気駅間も参宮線でしたが、紀勢本線に編入されました。
かつては亀山駅~多気駅間も参宮線でしたが、紀勢本線に編入されました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/de/39/j/o0550041214425075498.jpg?caw=800)
多気駅を発車するとすぐに紀勢本線の線路が右へ分かれ、左側の丘陵地帯と右側の田園地帯の境目を緩やかに左へカーブしながら進みます。外城田駅付近からは沿線に民家が増え、左手に田丸城跡の城山公園を望みつつ田丸駅に到着します。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/6f/8c/j/o0320024014425075516.jpg?caw=800)
田丸駅の手前では田丸城址の近くを走ります。
尚、写真手前側には戦前の複線時代の名残である線路跡の用地が残っています。
田丸駅を発車後は田園の中を走るようになり、左へカーブして北東へ進みます。そして三重県道37号線(伊勢電気鉄道本線の廃線跡、旧・参宮有料道路)をアンダーパスすると住宅地に入り、左手には工場があります。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/e4/7c/j/o0320024014425075535.jpg?caw=800)
その後、宮川駅付近で右へカーブすると築堤を上がり宮川を渡ると伊勢市街に入って築堤を下ります。
山田上口駅を過ぎると左手から近鉄山田線が寄り添ってきてしばらく並走した後、側線が広がり近鉄線が少し離れると伊勢市駅に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/a1/29/j/o0550041214425075547.jpg?caw=800)
伊勢市駅は単式・島式ホーム2面3線の駅で、伊勢車両区を挟んで反対側に近鉄山田線のホーム、北口改札(近鉄管理)があります。
JRと近鉄は中間改札無しで乗り換え可能です。三重県にはこのような形態の駅が多いです。
伊勢車両区があるため、JRと近鉄を乗り換える場合は長い跨線橋を渡る必要があります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/91/db/j/o0550041214425075563.jpg?caw=800)
また伊勢市駅は、伊勢神宮外宮の最寄駅です。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/02/8b/j/o0550041214425075577.jpg?caw=800)
伊勢市駅を発車するとすぐに近鉄山田線がオーバークロスして右側へ離れます。右側すぐの所に近鉄における伊勢市の代表駅で伊勢市の旧市名を名乗っている宇治山田駅があります。その後は市街地を脱出し田園風景の中を走り、五十鈴ヶ丘駅を過ぎ国道23号線をアンダーパスしてしばらくすると五十鈴川を渡り、旧・二見町(現在は伊勢市)に入り、二見浦(ふたみがうら)や夫婦岩観光への玄関口である二見浦(ふたみのうら)駅に着きます。沿線は再び民家が増えてきますが、右側は山地です。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/1f/d7/j/o0320024014425075592.jpg?caw=800)
二見浦駅にて。駅の規模からしてかつては賑わっていたのでしょうが、今は閑散としています。
二見浦駅を過ぎると参宮線唯一のトンネルに入ります。トンネルを抜けると沿線は山がちになります。松下駅からは国道42号線としばらく並走します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/04/b6/j/o0550041214425075604.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/65/a4/j/o0550041214425075625.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/9a/93/j/o0550041214425075644.jpg?caw=800)
山側の改札口がJRの管理で、海側の改札口は近鉄の管理ですが、どちらの改札口も自社のきっぷしか販売していないので入場時は少々不便です。
参宮線の列車は快速『みえ』と普通列車の2本立てで、データイムは概ね1時間に1本ずつ運転されています。
快速『みえ』は名古屋~伊勢市・鳥羽の運転で、車両はキハ75形の2連または4連です。基本的に参宮線内も快速運転ですが、午前中の上り列車と夕方以降の列車については、鳥羽発着列車は伊勢市駅~鳥羽駅が、伊勢市行きの下り列車は多気からの参宮線内は各駅に停まります。
また、普通列車は参宮線内から紀勢本線の亀山駅まで運転される列車が多く、参宮線内は全区間を運行する列車と、多気・紀勢線方面伊勢市駅の列車、伊勢市駅~鳥羽駅の区間列車が運転されています。車両はキハ40系とキハ11形が使用されています。
快速『みえ』は名古屋~伊勢市・鳥羽の運転で、車両はキハ75形の2連または4連です。基本的に参宮線内も快速運転ですが、午前中の上り列車と夕方以降の列車については、鳥羽発着列車は伊勢市駅~鳥羽駅が、伊勢市行きの下り列車は多気からの参宮線内は各駅に停まります。
また、普通列車は参宮線内から紀勢本線の亀山駅まで運転される列車が多く、参宮線内は全区間を運行する列車と、多気・紀勢線方面伊勢市駅の列車、伊勢市駅~鳥羽駅の区間列車が運転されています。車両はキハ40系とキハ11形が使用されています。
多気駅~鳥羽駅の所要時間は、快速『みえ』で約30分、普通列車は概ね40分~1時間程度です。
乗換駅 | 乗換路線 |
多気駅 | JR東海:紀勢本線(津・亀山方面、新宮方面) |
伊勢市駅 | 近畿日本鉄道:山田線、(宇治山田駅以東は鳥羽線) |
鳥羽駅 | 近畿日本鉄道:鳥羽線、志摩線 |
鳥羽駅 | イルカ島展望リフト (鳥羽マリンターミナルから観光船でイルカ島まで15分) |
(参考:Wikipedia)