第1514回('22) 青春18きっぷで「きのくに線」の和歌山県中部の駅を訪問して帰宅     | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
4週目の8月6日は日帰りの日程で、『青春18きっぷ』を利用して和歌山県へ。紀勢本線【愛称・きのくに線】の駅を巡りつつ、御坊市では短距離の非電化ローカル私鉄路線・紀州鉄道線の全駅も巡りました。
 
今回は後半の内容です。
紀州鉄道線の全駅訪問を終えて御坊駅へ戻り、今度は紀勢本線【愛称・きのくに線】の御坊や有田川周辺の未訪問駅を降り鉄していきました。夕方に駅訪問を切り上げて、和歌山駅前で夕食を済ませてから阪和線→大阪環状線→JR神戸線経由で帰宅しました。
  
今回の日程  2022年8月6日  (土)   【後半】  
  
西御坊1257(紀州鉄道線)1305御坊1315(きのくに線)1317道成寺1418(下り普通)1421御坊1433(普通)1456藤並1555(普通)1559紀伊宮原1659(普通)1706初島1742(普通)1812和歌山1913(阪和線→大阪環状線・紀州路快速)2043大阪2100(JR神戸線・新快速)2154加古川    
  
【帰宅】     
  
紀州鉄道線の全駅訪問を終えて。西御坊駅12時57分発の御坊行き列車に乗って御坊駅へ戻ることにします。車両は元・信楽高原鐵道のKR205で、私は12時35分頃にオールロングシートの車内へと入り、着席してスマホを操作しながら発車を待ちました。私が乗り込んだ時点で乗客はいませんでしたが、発車間際に2人ほど乗り込んできました。
 
 

 
列車は定刻に西御坊駅を発車し、市役所前駅、紀伊御坊駅、学門駅とこまめに停車していきます。紀伊御坊駅と学門駅で1人ずつ乗車して乗客が計5人になりましたが、この乗客の少なさでは紀州鉄道線は採算が取れないでしょうね…。まぁ紀州鉄道としては不動産事業が本業なので、そちらの黒字で鉄道事業の赤字の穴埋めをしていると思われ、今のところ紀州鉄道線の存廃問題は出ていません。
学門駅を発車後は郊外に出て、13時05分に終点の御坊駅に到着しました。終始低速運転だったため、2.7kmを走破するのに8分を要しています。それでも西御坊駅~御坊駅間は大半が市街地で占められているため、自動車や原付バイクより列車の方が素早く移動できるかもしれません。
 
 

 
御坊駅では改札を出ずに、切欠ホームの0番のりばから跨線橋を渡って島式ホームの3番のりばへと移動しました。そして既に客扱いを行っている13時15分発の「きのくに線」上り普通・紀伊田辺行きに乗り継ぎました。ワンマン対応の227系1000番台2連で、今ではすっかり「きのくに線」・和歌山県南部区間の顔になりました。私はすぐに下車するため先頭車両に乗り込みましたが、オールロングシートの車内は空いていました。
 
紀伊田辺行き列車は定刻に発車しました。私は車窓風景を眺めましたが、それを楽しむ間もなく列車は次駅の道成寺駅に到着し、私はここで下車しました。
 
 

 
道成寺駅は2面2線の駅で互いのホームは跨線橋で結ばれており、北側に木造駅舎が鎮座しています。駅前は住宅地で、駅の目の前にある喫茶店は客が多かったです。
 
 

 
次の列車まで1時間ほどあり、駅や駅前を観察しましたが時間が余りました。そこで、駅の約450m北にある道成寺を参詣する事にしました。駅を出て西へ進み、少し先で右折すれば参道で、3~4分歩いてから階段を登ると本堂に到着しました。参拝客はそこそこいましたが、多くなかったです。少しだけ滞在して道成寺駅へと戻りました。
 
 

 

 
道成寺駅より先、新宮方面の和歌山県内駅は全て訪問済みなので、これより和歌山方面へ戻りつつ未訪問駅を数駅巡っていきます。道成寺駅からは14時18分発の下り普通・御坊行きに乗車。227系2連で、乗り込んだ先頭車両は空いていました。道中はしばし車窓風景を眺めて過ごし、3分の乗車で終点の御坊駅に到着しました。
 
 

 
御坊駅では同じホーム反対側に入線した、14時33分発の普通・和歌山行きに乗り継ぎました。車両は225系5000番台4連で、私は最後部車両に乗り込みました。車内はガラガラで、1人掛けの転換クロスシート窓側席に座りました。
和歌山行きは定刻に御坊駅を発車しました。道中は往路も眺めた景色をもう一度楽しみました。山越えをしてから若干賑やかな地域を走り、14時56分に到着した藤並駅で私は下車しました。
 
 

 
藤並駅は過去にも下車したことがあるのですが、写真が不足していたためリベンジ訪問しました。おそらく和歌山県最南端の橋上駅で、東西に出入口があります。駅前は住宅地が広がっています。ちなみに藤並駅では2002年まで有田鉄道線が接続していて、廃止後もしばらくホーム跡が残っていましたが、橋上化により面影が失われました。廃線跡は遊歩道として、終点だった金屋口駅の手前に設置された有田川鉄道公園まで延びています。有田鉄道線は2001年に踏破し、廃線跡は2011年にレンタサイクルで辿りました。
 
 

 
藤並駅からは15時55分発の普通・和歌山行きに乗りました。車両は223系や225系ではなく、御坊~新宮で運用されている227系の2連×2でした。和歌山駅近くにある吹田総合車両所日根野支所新在家派出所への返却回送を兼ねた運用でしょうか? 私が乗り込んだ最後部車両は空いていて、ロングシートに座って道中はしばし車窓風景を眺めました。そして私は次駅の紀伊宮原駅で下車しました。
紀伊宮原駅は住宅地の中にある小駅で、南側に古い木造駅舎が残っていますが、他駅の例から見て余命は長くないかもしれません…。駅前通りを南へ進むと土手に突き当たり、その土手を登ると有田川を見ることができました。
 
 

 


駅前散策後は駅へと戻り、休憩しましたが、結構待ちました。今は御坊~箕島の本数が少なくなってしまい、結果として紀伊宮原駅でも藤並駅でも待ち時間が長くなり、効率の悪い降り鉄になってしまいました…。
また、駅舎の西側にはトイレがあるのですが、扉が開けられた状態でノブが紐で縛られており、閉めることができなくなっていました。いたずら防止の目的でしょうか、これでは用を足すのをためらう人が多いでしょうね(特に女性)。しかし私(♂)は我慢できなかったので、ここで用を足しましたww
 
 

 

 
紀伊宮原駅では16時59分発の普通・和歌山行きに乗車しました。223系4連で、夕方の列車にもかかわらず乗り込んだ最後部車両はガラガラでした。私は1人掛け転換クロスシート窓側席に座り、道中は車窓風景を眺めて過ごしました。そして私は2020年に訪問した箕島駅をパスして、2駅目の初島駅で下車しました(17:06着)。
初島駅も住宅地の中にある駅で、カーブ地点にホームがあり、東側に木造駅舎があります。西側の離れた海沿いにはENEOS和歌山製油所がありますが、2023年には閉鎖予定との事です。
この初島駅訪問をもちまして今回の降り鉄を終了として、帰宅の途につくとします。
 
 

 

 
箕島以北は本数が増えるので初島駅での滞在時間は36分でした。初島駅からは17時42分発の普通・和歌山行きに乗車。223系4連でした。箕島始発だったこともあり最後部車両はガラガラで、今度も私は1人掛け転換クロスシート窓側席に座りました。道中は車窓風景を眺め続け、加茂郷~冷水浦~海南では海も眺められました。その海南からは駅ごとに乗客が増加し、最終的に大半の席が埋まった状態になりました。そして列車は定刻の18時12分に終点の和歌山駅に到着しました。
 
 

 
あとは帰るのみですが、腹が減ってきました。大阪までも持ちそうにないため、ここ和歌山で夕食を取る事にしましたが、私は8月に失効するDポイントが結構あったため、今回はそのDポイントを使える「マクドナルド」へ行くことにしました。駅前には無く、約500m南西の国体道路沿いにありました。結構歩きましたが、ポイントで食事をすることができました。それにしても昼は吉野家、夜はマクド(私は関西人なのでマックとは言いませんw)と、この日はファストフード漬けでしたww
 
 

 
夕食後は和歌山駅へと戻り、19時13分発の阪和線上り紀州路快速・京橋行きに乗車しました。225系4連で、始発駅だったため最後部車両の1人掛け転換クロスシート窓側席を確保できました。発車間際には2人掛けを含めてほぼ全ての窓側席が埋まりました。
 
 

 
紀州路快速は定刻に和歌山駅を発車し、日根野駅までは各駅に停車していきます。停車駅ごとに少しずつ乗降がありました。まだ明るさが残っていた和歌山県内区間は車窓風景を眺めていましたが、紀伊駅を過ぎて山越えをし、大阪府に入って和泉鳥取駅付近で平地に出るとすっかり暗くなっていました。私は車窓風景を諦めてスマホを操作していました。長滝発車時点でほぼ全席が埋まりましたが、私は1人掛け席なので相席を気にせずに済みました。そして日根野駅では前方に先着していた関空快速(225系8連)を併結して、8両編成で大阪都心部へと向かいます。8連になり、乗車客が分散したため私の車両の乗車率はほぼ横ばいでしたが、南海高野線との乗換駅である三国ヶ丘駅では乗客が増えて立客も出てきて、乗車率が高い状態になりました。しかし大阪環状線に入る天王寺駅では降車客の方が多く、車内はいくらか空いてきました(ほぼ満席状態でしたが)。大阪環状線内も快速運転を行い、定刻の20時43分に大阪駅に到着。私はここで下車しました。
 
 

 
大阪駅ではJR神戸線の新快速に乗り換えるのですが、45分発には間に合わないため、次の21時00分発に乗ることにして、トイレを済ませてからJR神戸線の5番のりばへ。列の先頭に並んでスマホを操作しながら新快速を待っていると、10分少々で21時ちょうど発の下り新快速・上郡行きがやって来ました。223系8連+4連で、私は先頭車両に乗り込みました。大阪駅で大半の乗客が入れ替わるため、先頭で並んでいた私は余裕で転換クロスシート窓側席を確保できました。大阪乗車組でほぼ全席が埋まり、私の隣席にも男性が着席しました。
新快速の道中でもスマホを操作していましたが、芦屋付近で眠くなり、三ノ宮到着前には完全に寝落ちしてしまいました…。なので、三ノ宮から先の車内の様子が分かりませんでしたw そして目が覚めたのが加古川駅到着前で、ギリギリセーフでしたww このまま目覚めなければ最悪の場合上郡駅まで連れて行かれ、戻れない事はないのですが、それでも加古川着が2時間近く遅れるところだったので、助かりました…。起きてほぼ満席の車内を見渡すと列車は加古川駅に到着し、車内にいた半数程度の客と一緒に私は無事下車できました(21:54着)。
 
 

  
『青春18きっぷ』利用だったので、加古川駅では有人通路を通って出場しました。買い物など用事もなかったため、出場後は自宅へと直行しました。
 
今回は和歌山県内の乗り鉄・降り鉄をしましたが、久々に紀州鉄道線に乗れたので楽しかったです。あとは「きのくに線」の普通列車の本数がもう少し多ければ(減便していなければ)もっと多くの駅を訪問できたのですが…。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)