銚子駅【千葉県】(総武本線、成田線。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県東端部、銚子市の中心市街地に位置する総武本線の終着駅で、銚子電気鉄道線と改札内で接続している、
銚子駅 (ちょうしえき。Choshi Station) です。
 
尚、写真は2011年撮影で古いです。現在は駅舎などが変化しています。ご了承下さい。
また、銚子電気鉄道線の銚子駅【愛称:絶対にあきらめない 銚子】の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら。  
 
 
駅名  
銚子駅 (駅番号なし)  
 
所在地  
千葉県銚子市    
 
乗車可能路線  
JR東日本:総武本線、(成田線列車)  
   
隣の駅  
東京方・お茶の水方・佐倉方……松岸駅  
 
乗換可能駅  
銚子電気鉄道:銚子電気鉄道線……銚子駅【愛称:絶対にあきらめない 銚子】まで1分~3分        
 
訪問・撮影時  
2011年6月  
 
 

銚子駅は地平駅で、北側のみに駅舎と改札口があります。
南側に出入口や改札口はありません。南側から駅へアクセスするにはすぐ東側(写真左前方外)にある自由通路(跨線橋。階段のみ)または約220m西の踏切を通って北側へ回る必要があります。
2011年当時は旧海軍・香取航空基地の飛行機格納庫を転用した木造駅舎が使用されていましたが、2018年には新しい駅舎へと改築されました。
当時も今も駅舎出入口に段差はなく、銚子駅はバリアフリーに対応しています。
また、ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
写真は南を望む。
 
 

 

駅前です。上写真は駅舎出入口前より、下写真はロータリー内より、いずれも北を望む。
駅北側は銚子市の中心市街地で、ビルや商店が多いです。駅から離れると住宅街が広がっています。
駅から北(奥)へ延びるシンボルロードを直進すると、700mほどで利根川の河岸に到達します。利根川の対岸は茨城県神栖市波崎地区の町並みが広がっています。
 
一方、駅南側は郊外の住宅街が広がっています。商店は少ないです。
そして、駅周辺の市街地にはヤマサ醤油やヒゲタ醤油など醤油醸造業の工場が点在しています。銚子市は同じ千葉県の野田市とともに醸造業が盛んな都市です。
 
 

旧駅舎時代の改札口です。出入口前より南を望む。
銚子駅は当時も今も有人駅です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が4通路並んでおり、右から3番目が幅広通路です。窓口に面した左端は有人通路です。
改札口の左手前には『みどりの窓口』(現在の営業時間・6:30~18:40)があり、さらに左手前にはJRと銚子電気鉄道の自動券売機があります。
尚、銚子電気鉄道線はICカードが利用できません。一日乗車券である「弧廻手形」などの企画乗車券はJR線改札で販売していませんので、有人改札でその旨を説明して改札を通してもらって下さい。そして銚子電鉄の乗車列車の車掌から購入して下さい。
また、現在は駅舎内改札外に空調完備の待合室、観光案内所、JR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」、駅レンタカー営業所、ストリートピアノがあります。改札内に売店・コンビニはありません。
トイレと多機能トイレは改札内外にあります。
そして改札口の先は1番線ホームです。1番線に出て右手には2・3番線および銚子電鉄線ホームに通じる跨線橋があり、階段とエレベーターが併設されていてバリアフリーに対応しています。
 
 

見づらいですが、左側が駅名標です。非電照式です。改札前には吊下式かつ電照式の駅名標があります。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には総武本線のラインカラーである黄色が表示されています。
隣駅は当然ながらJRの駅(松岸駅)のみが表示されており、銚子電気鉄道線の仲ノ町駅は表示されていません。
尚、JRの銚子駅に駅ナンバリングは導入されていません。
右側には名所案内があります。
 
 

JR線の銚子駅は単式ホーム・島式ホームとも各1面、計2面3線の地平構造で、東西方向にホームが延びています。
右(北)の単式ホームが1番線で総武本線上り千葉・東京方面および成田線上り成田経由佐倉・千葉方面です。総武本線特急『しおさい』は1番線に発着します。
左(南)の島式ホームは右が2番線で総武本線上り千葉方面(主に普通列車が使用)、左が3番線で成田線上り成田経由佐倉・千葉方面です(大半の列車が使用)。
2・3番線の終端方にはホーム上に銚子電気鉄道線の駅舎があり、その後方、2番線を切り欠いた形で銚子電気鉄道線ホームがあります。
3番線の左側(南)には側線・留置線が数本あります。尚、現在は貨物営業をしていません。
また、1番線終端方の右側(写真右外)には貨物側線がありましたがすでに撤去され、跡地にはマンションが建っています。
ホーム有効長は1番線と2番線が9両分、3番線が11両分です。2番線の切欠部にある銚子電鉄ホームは2両分のホーム有効長です。
ホーム幅は全体的に広いですが、2・3番線の東京方の端(奥)と3番線の終端方(後方。反対側に切欠構造の銚子電鉄ホームがあるため)は狭くなっています。
上屋は1番線が9両分(両端の一部に雨ざらし部分あり)、2・3番線が中ほどの3両弱分に設置されています。特に2・3番線に発着する普通列車において、雨天時の乗降は要注意です。
少なくとも1番線にはベンチがあり、2・3番線には冷暖房完備の待合室があります。
両ホーム中ほどには跨線橋があり(EV併設)、1番線の終端方に面して駅舎・改札口があります。
写真は2番線より東京方を望む。
 
 

1番線より終端方を望む。右が2・3番線で、さらに右側には留置線があります。
特急列車が発着する1番線は上屋が延伸されていて、雨に濡れずに乗降できます(異常気象時を除く)。
 
 

1番線より東京方を望む。
1番線は東京方でホームがカーブしています。ホームの先にも本線の右側(北)に留置線が数本あります。
成田線は1駅先の松岸駅で分岐するため、銚子~松岸の1区間は成田線列車も総武本線上を走行します。
また、総武本線はこの先、成田線と再合流する佐倉駅まで単線区間が延々と続きます。
この先、住宅街の中を西へ走ります。左手にヒゲタ醤油の工場が見えてくると右へカーブして進路を西北西に変え、左手には田畑も目立ってきます。しばらくすると左側も住宅地に戻り、松岸駅へと至ります。松岸駅の先で成田線が右へ分岐します。尚、成田線列車は全て銚子駅まで乗り入れます。
 
 

1番線より終端方を望む。
すぐ先で2番線と合流しますが、草が生い茂っており見えづらいです。もう使用していないのでしょう。さらに先で銚子電鉄線と合流していますが、架線電圧が異なるため(JR…直流1,500V、銚子電鉄…直流600V)、現状は電車の直通運転は不可能です。
2番線の右前方には銚子電鉄ホームが見えます。
尚、1978年以前は0.8km先(東北東)の市街地に貨物駅の新生駅(あらおいえき)が設置されており、この駅が総武本線の終着駅でした。跡地は公園になっています。そして、新生駅手前で北へ分岐して利根川沿いにある銚子漁港へ至る千葉県所有の専用線(臨港線)も存在していました(1959年休止、1968年頃までに線路を撤去)。
ちなみに新生駅までの貨物線は銚子駅の先で銚子電鉄線に一旦合流してから仲ノ町駅前で左へ分岐していました。貨物線は非電化だったため、貨物列車が架線電圧直流600Vの銚子電鉄線を運行するのに支障ありませんでした。
 
 

3番線より終端方を望む。
右側に留置線があり、前方で収束します。さらに先で銚子電鉄線に合流しますが、前述の理由で電車は相手先の線路へ入れません。
2・3番線の終端方には銚子電気鉄道線の駅舎とホームがあり、駅舎の手前にはJRが設置した乗換改札があります。
この乗換改札は無人で、ICカード専用です。簡易Suica改札機が設置されています。
銚子電気鉄道線はICカードが使えないため、改札を出ずにJRから銚子電鉄に乗り換える際はここで出場用の改札機にカードをタッチします。逆に銚子電鉄からJRに乗り換える際はここで入場用の改札機にカードをタッチします。
また、磁気券や『青春18きっぷ』でJRから改札を出ずに銚子電鉄線に乗り換える際は、そのまま銚子電鉄線ホームへと向かって下さい。そして、銚子電鉄線の乗車券は車掌から購入して下さい。逆に磁気券で銚子電鉄からJRへ乗り換える際は下車時に銚子駅の乗車駅証明書をもらえますので、JR線の下車駅の有人改札または乗車列車の車掌に提示の上で精算して下さい。
 
 
あとがき  
私がJR東日本の銚子駅で下車(乗車)したのは2004年、2011年の計2度です。2004年は銚子電気鉄道線を乗りつぶした際に、2011年は銚子電気鉄道線の車窓風景を撮影した際に、JRの終着駅ゆえ、乗換時間を利用して駅の外に出ていました。駅は2面3線で側線があり、終端方には銚子電鉄の駅が併設されています。三角屋根の古い駅舎は工場のようないでたちでしたが、訪問後の2016年~2018年にかけて建て替えられて、現在は平屋根の白い駅舎になっています。駅前は銚子市の中心市街地が広がっています。
   
東京からですと東京駅総武地下ホームから総武本線特急『しおさい』に乗り終点下車です。但し、『しおさい』は本数が少ないため、快速と普通の乗り継ぎでも到達できます。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:14時間弱)。
一方、大阪からですと新大阪駅から東海道新幹線で東京駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。尚、東海道新幹線と総武線快速(横須賀線)との乗換は品川駅の方が楽です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:7時間少々)。
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあります。一方、飲食店は数が少なく、チェーン店は駅前の「マクドナルド」と約450m北東の「ガスト」「モスバーガー」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
特に大阪からの到達難易度が高いですが、総武本線および成田線を乗り鉄の際は、銚子駅ですぐに乗り換えたり折り返したりせずに、一度は駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)