津山駅【岡山県】(姫新線、津山線。2010年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 

今回の【駅】コーナーは、
岡山県北東部、美作地方の中心都市である津山市の代表駅で、姫新線、津山線、因美線(起点駅は東津山駅)が集まる要衝である
津山駅 (つやまえき。Tsuyama Station) です。
 
尚、訪問後に駅前が再開発され、景観が変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名
津山駅 (駅番号なし)
 
所在地
岡山県津山市  
 
乗車可能路線
JR西日本:姫新線(姫路方面新見方面)、津山線、(因美線列車)  
 
隣の駅
姫新線 
姫路方……東津山駅 (因美線起点駅) 
新見方……院庄駅
 
津山線
岡山方……津山口駅  
 
訪問・撮影時
2010年7月・8月、2012年8月
 
 

 

津山駅は地平駅で、北側に駅舎・改札口があります。南口は存在せず、駅南側から津山駅へアクセスする場合は東西の離れた位置にある踏切へ迂回しなければなりません。
駅舎は平屋建てで古いですが、手は加えられています。
出入口に段差はありませんが改札内にエレベーターが設置されておらず、バリアフリー非対応です。車いすやベビーカーで駅を利用される場合は駅員にお問い合わせ下さい。
駅舎右側にはトイレと多機能トイレがあります。
また、駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
写真は2010年撮影で、ロータリーとバス乗り場が分離されていましたが、駅前広場が再整備されてバスターミナルが新たに設置されました。
2枚とも南を望む。
 
 

駅前の様子です。北を望む。後方に駅舎があります。
写真は2010年撮影で、駅前広場は後に再整備されています。
駅前は市街地で、商店も一定数見られますが、津山の中心市街地は約200m北を東西方向に流れる吉井川を渡った先に広がっています。
中心市街地には百貨店「天満屋」などが入居する複合ビル「アルネ・津山(駅から約600m北)」があり、津山駅から約1km北には津山城跡があります。
一方、駅南側は田園が混在した住宅地ですが、すぐ南には山地が広がっています。
  
 

改札口です。南を望む。
津山駅の改札口はこの1ヶ所のみです。後方に出入口があります。
津山駅は有人駅ですが、入場時は改札口にある印字機にきっぷを挿入して日付の印字をした上でホームへ向かう事になります。セルフサービスで、駅員がいなくても入場可能です。一方、出場時は駅員がきっぷを回収します、精算は窓口で行います。
自動改札機は未設置で、ICカード『ICOCA』のエリア外です。改札口は左の2通路が車いす対応幅です。
改札口の左には『みどりの窓口』があり、その左手前には自動券売機と空調完備の待合室が設置されています。
右側にはコンビニ『セブンイレブン』があります。改札内に売店・コンビニはありません。
トイレと多機能トイレは改札内に存在せず、コンビニの西側にあります。
そして改札を通って右へ歩くと地下道があり、各ホームに通じていますが、エレベーターは設置されていませんので、車いすやベビーカーで駅を利用される場合は駅員にお問い合わせ下さい。
尚、左側には跨線橋がありますが、閉鎖されています。
 
 

吊下式駅名標です。電照式です。
JR西日本の標準デザインで、下部はJR西日本のコーポレートカラーである青に塗られています。
但し、現在は姫新線や津山線のラインカラーに変更されているかもしれません。
尚、津山駅に乗り入れる各路線には駅ナンバリングが導入されていません。
 
 

津山駅は島式ホーム2面4線の地平構造で、東西方向にホームが延びています。
 
左ホーム(北)が左から1番のりば(因美線下り智頭・鳥取方面)、2番のりば(姫新線上り佐用・姫路方面)の順、右ホーム(南)が左から3番のりば(姫新線下り中国勝山・新見方面)、4番のりば(津山線上り岡山方面)の順です。
1番のりばの左側(駅舎寄り)には側線がありましたが、2020年に使用停止になった模様です。この側線の姫路方左側(写真左奥)にホーム跡があります。
そして4番のりばの右側にも側線があり、こちらは新見方・岡山方(写真右後方)で鉄道保存展示施設「津山まなびの鉄道館」に通じています。
 
ホーム有効長は1・2番のりばが10両分、3・4番のりばが8両分で、ホーム幅はさほど広くないです。
上屋は各ホームとも新見方・岡山方(手前側)の約5両分に設置されていて、4両以下の列車(定期列車の全列車)は全て上屋下に収まります。
各ホームにはベンチが設置されていて、1・2番のりばには待合室もあります(空調の有無は不明)。
そして各ホームの新見・岡山寄り(手前側)には駅舎・改札口とを結ぶ地下道(階段)があります。1番のりばの左側に駅舎があります。
写真は3番のりばより姫新線・姫路方、因美線・鳥取方を望む。
 
 

こちらは3番のりばより姫新線・新見方、津山線・岡山方を望む。
右から1番のりば~4番のりばの順です。
正面に跨線橋がありますが、閉鎖されています。底面が鉄骨なのでさほど古くないと思われます。将来、この跨線橋を利用してエレベーターが……どうなるでしょうか?
また、Wikipediaによると入線メロディーは、
1番・2番のりばが「いい日旅立ち+JR西日本標準メロディ」
3番・4番のりばが「線路は続くよどこまでも+JR西日本標準メロディ」
です。
 
 

また、駅の南西側には車両基地(岡山気動車区津山派出)があり、その奥に津山扇形機関車庫があります。
扇形機関車庫は現役の設備として使用されておらず、鉄道保存展示施設「津山まなびの鉄道館」の設備として第二の人生を送っています。
「津山まなびの鉄道館」の開館時間は9:00~16:00で、料金は大人310円、小中学生100円です。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です(現在は新型コロナウイルスの影響により変更あり)。
扇形機関車庫内にはSLやDL、国鉄型気動車が保存されています。 
写真は4番のりばより南西を望む。
 
 

2番のりばより姫新線・姫路方、因美線・鳥取方を望む。非電化区間なのでスッキリとした景観です。
次の東津山駅まで因美線列車も姫新線を走行します。
この先、すぐに市街地を離れて丘陵地を東へ走ります。そして吉井川を渡ると郊外の住宅地の中を東へ進み、東津山駅へと至ります。当駅で姫新線と因美線が分かれます。
 
 

3番線より姫新線・新見方、津山線・岡山方を望む。
すぐ先に構内踏切がありますが、これは乗務員用の設備です。また、右前方には中国地方に多く展開している「ホテルアルファーワン」が見えます。
 
この先、右が姫新線、左が津山線の単線並列で、左手に扇形機関車庫を見て市街地を西へ走ります。そして郊外に出ると姫新線が右へ、津山線が左へ分かれます。
 
姫新線はその後、カーブしながら住宅地の中を走り、吉井川を渡ります。その後は左へカーブして郊外の住宅地の中を西へ走り続けると院庄駅へと至ります。
 
一方、津山線は姫新線と分かれてから進路を西南西に変えると、程なくして津山口駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が津山駅で駅の外に出たのは2001年、2002年、2003年、2004年、2010年2回、2012年の計7度です。中国山地のローカル線を乗り鉄する際、乗換駅であり大概接続が悪いため、暇つぶしや買い出しのために改札を出ています。駅は国鉄の雰囲気を色濃く残していて、西側には扇形車庫も現存しています(現在は「津山まなびの鉄道館」になっています)。駅前は市街地で、旧城下町は吉井川の対岸北側になります。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で岡山駅まで行き、津山線の快速『ことぶき』または普通列車の津山行きに乗り継いで終点下車です。姫路で姫新線に乗り換えるより岡山経由の方が早いです。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:約7時間半)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線で岡山駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。普通列車の乗り継ぎでもOKですが、その場合は概ね上郡から佐用まで智頭急行を経由するルートが一番速いです(例外あり)。新幹線利用ですと余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:12時間半程度)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあり、飲食店も500m以内に「トマト&オニオン(駅前)」と「バーミヤン(約450m西)」、2つのチェーン店があります。数自体は少ないですが、地方都市にしては充実している方です。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
特に東京からの到達難易度が高いですが、姫新線、津山線、因美線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は津山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)