鶴見駅【神奈川県】(鶴見線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市北東部、鶴見区の中心市街地に位置する京浜東北線と鶴見線の駅で、地平部に京浜東北線のホームが、高架部に鶴見線のホームがあり、並行する東海道線・横須賀線にはホームが設置されていないものの、営業キロは設定されていて運賃計算上は駅としてカウントされている、
鶴見駅 (つるみえき。Tsurumi Station) です。
 
 
駅名
鶴見駅  
 
所在地
神奈川県横浜市鶴見区   
 
乗車可能路線・系統 
JR東日本:京浜東北線鶴見線  
(※) 東海道線横須賀線湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線、武蔵野線(武蔵野南線)にホームはありません。 
 
隣の駅
京浜東北線 (JK 15)
横浜方・大船方……新子安駅    
東京方・大宮方……川崎駅    
 
鶴見線 (JI 01)
扇町方………………国道駅  
 
乗換可能駅
京浜急行電鉄:本線……京急鶴見駅まで徒歩7分  
 
訪問・撮影時
2020年6月、11月
 
 

鶴見駅は地平駅で、東西に橋上駅舎があり、東口に駅ビルを有しています。
但し、改札外で東西を移動するには約60m北にある東西自由通路へ迂回する必要があります。
写真は東口で、大きな駅ビルがあります(JR東日本系の商業施設「CIAL鶴見(シァル鶴見)」が入居)。
「CIAL鶴見」2階相当に東口改札があり、2階との間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーター(「CIAL鶴見」の設備または東西自由通路の設備を利用)が設置されています。
駅ビルの左には「JR東日本ホテルメッツ 横浜鶴見」があります。
また、ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、ロータリーの内側に東口バスターミナルが、外側にタクシー乗り場と一般車送迎場があります。
写真は、後方にある京急鶴見駅前より西を望む。
 
 

東口駅前です。東を望む。
後方に東口駅ビルがあります。正面右側には高架の京急鶴見駅があります。
駅前は市街地でビル街になっており、商店が立ち並んでいます。
また、右側(南側)には大型複合施設「シークレイン」があり、商業施設や公共施設が入居していて、高層階は住居棟(タワーマンション「ロイヤルタワー横濱鶴見」)です。
そして、駅から離れると住宅街が広がっています。
約600m東には鶴見区役所があり、区役所から少し離れた南東側には鶴見川が流れています。
 
 

2階東側橋上部にある東口改札です。西を望む。
後方に東口出入口があり、左後方に「CIAL鶴見」への連絡口、右手に東西自由通路とを結ぶ連絡通路(西口方面)があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が8通路ありますが、幅広通路はありません。左端には車いす通行可能幅の有人通路があり、窓口に面しています。
改札口の左手前には自動券売機が、右後方には『みどりの窓口』と指定席券売機があります。改札内には自動精算機があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札の先は跨線橋で、途中には1階にある京浜東北線ホームとを結ぶ階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
跨線橋をさらに直進すると鶴見線のりかえ口があり(後述)、その手前で右へ曲がると西口改札です。東口改札外コンコースに売店・コンビニはありませんが(駅前にあります)、改札内の鶴見線のりかえ口左側にコンビニ「ニューデイズ」があります。
 
 

 

こちらは西口です。いずれも北東を望む。
西口はペデストリアンデッキ直結の2階出入口(上写真)と、1階出入口(下写真)があります。
西口改札も2階橋上部にあります。1階と2階の間は階段しかありませんが、ペデストリアンデッキにエレベーターがあります。
ちなみに、西口には駅ビルはありませんが、ペデストリアンデッキの2階出入口は西口に隣接するビル「ミナール鶴見」内にあります。「ミナール鶴見」と西口改札外コンコース、東西自由通路は繋がっているため、「ミナール鶴見」は事実上の西口駅ビルとして機能しています。
1階出入口は鶴見線ホーム高架下に隣接して設置されており、右側の高架下にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」と、スーパー「京急ストア」が入居しています。
また、西口の南側にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
そして、ペデストリアンデッキは西口と駅前の各再開発ビルやバスターミナルとの間を結んでいます。バスターミナル上空には有料駐輪場が設置されています。
 
 

西口駅前です。ペデストリアンデッキより西を望む。
駅から西へ向かう道路は歩行者専用で、両側には再開発ビルが立ち並んでいて多数の商店が入居しています。
西口側も駅前は市街地で商店が多いですが、駅から少し離れると住宅街になり、起伏に富んでいます。
また、駅南西側一帯の丘陵地には「曹洞宗大本山總持寺」があり、入口まで約500mです。入口前には鶴見大学と鶴見大学歯学部附属病院があります。
 
 

こちらは2階西側橋上部にある西口改札です。南を望む。
右手に西口1階出入口があり、後方に西口2階出入口(ペデストリアンデッキ直結。バリアフリールート)と、東西自由通路(東口方面)があります。
こちらも交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が8通路ありますが、幅広通路はありません。右端には車いす通行可能幅の有人通路があり、窓口に面しています。
改札口の右手前には自動券売機と指定席券売機があります。改札内には自動精算機があります。
但し、『みどりの窓口』はありません。ご利用の場合は東西自由通路を通って東口へお回り下さい。
トイレ・多機能トイレは西口側にはなく、跨線橋を渡って東口改札前(改札内)の設備をご利用下さい。
そして改札を通ると、すぐ右に鶴見線のりかえ口の有人通路があり、その先の右に鶴見線のりかえ口があります。突き当たりには「ニューデイズ」があり、手前で左へ曲がると京浜東北線ホームおよび東口改札方面への跨線橋です。
西口は1階出入口横(改札外)と、正面の鶴見線のりかえ口前(改札内)にそれぞれ「ニューデイズ」があります。
 
 

京浜東北線2番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。今流行りの非電照式です。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には京浜東北線のラインカラー(スカイブルー)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JK 15)。
尚、鶴見駅は特定都区市内制度における「横浜市内駅」です。右上に「浜」マークがあります。
 
 

京浜東北線は島式ホーム1面2線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
右側(東)が1番線で南行の横浜・大船方面、左側(西)が2番線で北行の東京・大宮方面です。
また、1番線の右側には線路が7本並行していて、東海道線、東海道貨物線、武蔵野線(相鉄・JR直通線が走行)が使用しています。2番線の左側には横須賀線(当駅以北は品鶴線)の複線が並走しています。これらの路線には一切ホームが設けられていませんが、運賃計算上は駅が存在する事になっているため、乗車区間によって損得が発生します。
ホーム有効長は10両分で、ホームドアが設置されています。ホーム幅は全体的に広いです。
上屋は全10両分に設置されています。手前の横浜方の支柱には木材や古レールが使用されています。
ホームには空調完備の待合室が設置されています。ベンチと飲料自動販売機は確認できませんでしたが、自動販売機は設置されていると思われます。
奥には跨線橋が見え、右側には一部の線路を跨ぐ形で東口橋上駅舎が設置されています。
写真は1番線側より東京方・大宮方を望む。
 
 

こちらは2番線側より東京方・大宮方を望む。
2番線の左側(西側)には横須賀線の複線があり、その左には鶴見線高架ホームがあります。
奥には西口橋上駅舎があり、横須賀線を覆っています。鶴見線ホームとも繋がっています。
 
ちなみに発車メロディは、
1番線……「Verde Rayo」
2番線……「Water Crown」
です。
 
 

2番線側より横浜方・大船方を望む。
すぐ先に京浜東北線用の引上線が2本あり、大宮方からの折り返しに対応しています。
また、右側には鶴見線の高架橋が並走しています。
この先、多くの系統と並走しながら市街地を南下し、左から京急本線が寄り添うと右へカーブして、鶴見線が他のJR線と京急線の全てをオーバークロスして東へ去ります。その後は住宅街の中を南西へ走りますが、京急は花月総持寺駅、生麦駅と、こまめに駅が設置されています。その生麦駅付近で東海道貨物線が地下トンネルに入ります。続いて我が京浜東北線が東海道線をオーバークロスすると同時に貨物線の高島線が左へ分かれ、ここからは京浜東北線が一番左端を走るようになります。そして首都高速神奈川7号横浜北線をアンダーパスしてすぐに神奈川区へ入ると京急線が離れ、右へカーブして住宅街の中を南西へ走ると新子安駅へと至ります。
 
 

1番線側より東京方・大宮方を望む。
この先、多くの系統と並走しながら住宅街の中を北上し、右へカーブすると鶴見川を渡ります。その後は横須賀線が左へ分かれ、武蔵野線(貨物線)も東海道線と京浜東北線をオーバークロスして左へ分かれます。その後は東海道線と東海道貨物線との三複線で住宅街の中を北東へ走りますが、やがて東海道貨物線が右へカーブすると川崎市川崎区に変わり、南武支線をアンダークロスしますが、この地点に駅は設けられていません。その後も北東へ走り続け、南武線が左から寄り添うと市街地に入って川崎駅へと至ります。
 
 

こちらは鶴見線のりかえ口です。2階跨線橋より西を望む。
尚、鶴見駅で鶴見線に乗車するには、東口または西口から入場した後、この乗換口を通る必要があります。
 
後方に京浜東北線ホームへの階段・上下ES・EVと東口があり、右手に西口があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が7通路ありますが、幅広通路はなく、有人通路もありません。
有人通路は離れた右側、西口改札の有人通路近くに設置されていて、車いす対応幅になっています。
自動改札機と有人通路の間には自動精算機があり、ICカードチャージが可能です。
尚、トイレ・多機能トイレは鶴見線改札内にはありません。後方への跨線橋を渡って東口改札前(改札内)の設備をご利用下さい。
また、改札の左手前にはコンビニ「ニューデイズ」があります。
そして、改札を通ると、そこは鶴見線3番線ホームです。反対側の4番線へは右へ進んでホーム終端部を迂回する方法(バリアフリー対応)、左へ進んで連絡通路(階段)を迂回する方法があります。
 
 

鶴見線3番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。こちらも非電照式です。
矢印の中央には鶴見線のラインカラー(黄色)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JI 01)。
鶴見線は鶴見線の起点駅であり、駅番号はトップナンバーが付与されています。
 
 

鶴見線は頭端式ホーム2面2線の高架構造で、他のJR線と並行する形で南北方向にホームが延びています。
左(東)が3番線、右(西)が4番線で、ともに下り扇町・海芝浦・大川方面です。また、3番線左側の地平部には京浜東北線ホームがあります。
普段はのりかえ口に近い3番線のみを使用し、本数が多くなるラッシュ時は4番線も使用します。
ホーム有効長は3両分で、ホームドアは未設置です。古い構造の割にはホーム幅が広いですが、先端の扇町方には狭い部分が存在します。
また、ホーム全体が屋根に覆われています。終端部(手前側)にある3番線と4番線の連絡通路には屋根が設置されています。
各ホームにはベンチがあり、3番線に面して京浜東北線のりかえ口が設置されています。
 
ちなみに発車メロディーは、
3番線……「twilight」
4番線……「スプリングボックス」
です。
 
写真は終端部より扇町方を望む。
 
 

また、各ホームの扇町寄りには、線路をくぐる形で3番線と4番線を結ぶ連絡通路が存在します。
階段のみですので、車いすやベビーカーの場合は終端部の通路へ迂回する必要があります。
この連絡通路はなかなかレトロで、昭和時代に戻った感覚に陥ります。
写真は4番線にて撮影。扇町方を望む。
 
 

3番線より扇町方を望む。すぐ先に渡り線があります。
この先、左手に京浜東北線など他路線を下に見ながら高架区間で市街地を南下します。そして右手に總持寺入口が見えてくると上下線の間隔が開きますが、1942年までは島式ホームの本山駅がありました。現在もホーム跡と階段跡が残っています(本山駅跡に関する記事はこちら)。その後は左へカーブして京浜東北線や東海道線などのJR線と京急本線をトラス橋でオーバークロスします。そして高架区間のまま左へカーブして、国道15号線(第一京浜)をオーバーパスすると昭和レトロ感満載の高架駅である国道駅へと至ります。
 
 

3番線より終端方を望む。
車止めがあり、その先には線路を回り込む形で3番線と4番線を結ぶ連絡通路が設置されています。
そして、通路の先には事務所があります。
尚、鶴見線の鶴見駅は開業時より終端構造を採用していたと思われ、これより先への延伸については構想すら存在しなかったと思われます。
 
 
あとがき
私が鶴見駅で駅の外に出たのは2009年1回、2020年2回、計3度です。2009年は京浜東北線と鶴見線を乗り換える際に時間があったので外に出ました。2020年6月は京急とJRを乗り換えるために利用しました。そして2020年11月は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。主要駅なのに京浜東北線と鶴見線にしかホームがありません。京浜東北線が地平部にあり、西口側の高架部に鶴見線のレトロなホームがあります。東口には大きな駅ビルがあり、西口にも小さな駅ビルがあります。そして駅前は東口も西口もやや雑然とした市街地といった印象でした。
 
新宿駅からですと湘南新宿ラインに乗って横浜駅まで行き、京浜東北線北行で戻れば到達できます(途中下車しない限り新宿~鶴見の運賃で横浜駅まで行けます)。あるいは山手線内回りで品川駅まで行き、京浜東北線南行きに乗り換えてもOKです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅まで行き、横浜線上り(種別不問)に乗り換えて東神奈川駅で下車します。そして京浜東北線北行に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあります。一方、飲食店も駅前に気軽に入れるチェーン店が多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。京浜東北線または鶴見線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は鶴見駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)